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、あお)は寒色の一つで、瑠璃のような。470nm程度の単独の波長の光線でこの色を表すことができる。他の色と対比したり、熟語となる時には、“blue”の場合は「藍色」(らんしょく)、“green”の場合は「緑色」(りょくしょく)となる。このように、日本語や漢字の「あお」は“blue”と“green”が混同されている。この区別については後述する。

青は下のような色をしている。


光の三原色でブルーと呼ぶときには、次の色である。


絵の具の三原色での青はシアンと呼ばれ、次のような色である。


また、を「あお」に含めることがあるが、一般的でなくなってきている。


「青い空」「青い水」というときには、空色、水色と呼ばれる薄い青(藍)である。


信号の「青()」は、緑が通常であるが、紅緑色弱を考えて藍緑色が使われる事もある。


また、本項で定義している「青」とは別に、藍色が定義されている。なお、藍色水色についても本項で扱う。

“blue”と“green”の区別[編集]

(→ の項目も参照のこと)

日本語や漢字の「」「」「あお」は、“blue”と“green”が混同されている。漢字や中国語の「青」も、実際は「」を意味する語が多い(例:青梗菜、青果、青春)。現代の中国語では、“blue”を「」、“green”を「」と表記して区別する。例:青々とした(稲田)→油油。青々とした(海)→汪汪。青葉→葉。青空→天。

本項目では、「青」は、ことわりがなければ、基本的に“blue”()について表す。

なお、馬の毛色における「青毛」は、正しくは「」である。

青の色材[編集]

古来高級絵画などで、美しい藍色を出す顔料には宝石ラピスラズリの粉を用いた。これは海のかなたから運ばれてきたのでウルトラマリンと呼ばれ珍重された。その後科学が発達し合成色素・合成顔料が生産されるようになったが、1704年ドイツで作られた紺青(プルシアンブルー:プロシャの藍)は合成顔料の第一号と言われている。紺青はやや紅みの藍色顔料として今でも生産されている。藍色顔料として現在最も多用されるのは、葉緑素に似た化学構造を持つフタロシアニンブルーである。→上記シアンに相当。なお藍色より明るい青色の顔料としてはコバルトブルーやセルリアンブルーがあり、青いセラミック顔料としては紺青 (セラミック顔料)ターコイズブルーがある。

緑としての「青」[編集]

古代日本語やマヤ文明ではに該当する言葉がなかった。その名残で、現代でも日本語では、緑を「青」「あお」という例がある。

  • 例1 信号機の進行は「青」と表現されるが、実際はである。これは当時新聞が「青は進め」と発表してしまったからである。
  • 例2 「青々とした葉っぱ」:これは昔の日本での色は、あか()・あお()・しろ()・くろ() の四色だけだったことによる。
  • 幼い、若い、あるいは未熟であることを日本では「青い」という。例:「青二才」

青に関する事項[編集]

自然界の青[編集]

  • 大量の湖沼プールなど)や、晴れている日の昼間のは、青く見える。
    • の青さは、レイリー散乱によるものである。
    • の青さも、ほぼこれによる。
    • これらの「青」には「蒼」や「碧」の字が使われることもある。

青に関する風習[編集]

  • 青はのイメージから、「希望」「冷静」のイメージを伴う事がある。例:“Blue Bird”(希望の鳥)
  • 工員や技術職を象徴する。例:「ブルーカラー」(藍襟) ⇔
  • ヨーロッパでは15世紀ごろまで青は寒色ではなく暖色だった。
  • ロマン主義以降憂鬱な心境を「ブルー」と呼ぶことがある。
    • 「寒冷」「冷淡」「陰気」の象徴として、専ら青が使われる事が多い。地図上においても、寒帯は青で示される。 ⇔
  • 暦において、半休土曜日)は青で記される。 ⇔
  • トイレを示すピクトグラムなどでは、男性を表す色として使われることが多い(黒の場合もある) ⇔
  • 知性、高尚、インテリや貴族を象徴する色に、青が多用される。例:「藍い血を引く(=貴族階級である)」「ブルーリボン賞」 ⇔
  • 五行思想では「」を表し、東方を指す。青春という言葉もここから来ている。(ただし表現上のものであり、実際の見た目はを指す。)
  • 日本の新左翼の中で革労協がヘルメットの色を青にしていた。
  • ヨーロッパでは、保守主義政党(特にキリスト教民主党系列)が青を用いることが多い。 ⇔
  • 仏教では、青色は「修羅」の世界の色として考えられている。

交通に関する事柄[編集]

道路に関する青[編集]

  • NEXCO西日本 - 社名ロゴの色に青を採用している。
  • 「強制」を表す際に、青が使われることがある。例えば、道路標識の「矢印の方向にだけ進め」は、青地に白の矢印で示される。
  • 日本のナンバープレートで、地名表示が1文字だった時代、「青」が地名表示として使われていた。現在の「青森」にあたる。

鉄道に関する青[編集]

物語に関する事柄[編集]

  • アーノルド・ローベル絵本『いろいろへんないろのはじまり』では、一番最初の灰色だった世界で、魔法使いが最初に作った色が青色である。

人物・キャラクターに関する事柄[編集]

  • パブロ・ピカソ1901年以降、友人の死をきっかけに「青の時代」と呼ばれる哀愁あふれる作品群を発表している。
  • 「インターナショナル・クライン・ブルー」はフランスの画家、イヴ・クライン1957年に開発し特許を取得した青の色名である。彼はこの色を用いた単色の作品群を多く発表している。
  • 長嶋茂雄の字を「魚へんにブルー」と説明したという。ちなみに彼のようにひげの剃り跡が目立つことを「青々とした剃り跡」という。
  • 手話において青は頬をなでるしぐさで表される。由来はひげの剃り跡を表したもの、あるいは病人の青ざめた顔を表したものとされる。
  • スーパー戦隊シリーズではと並び必ず使われる色である。赤の「熱血」に対し「冷静」のイメージがある。大体は男性に使われるが、稀に女性に使われることもある。
  • アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するジオン公国軍のキャラクター「ランバ・ラル」のパーソナルカラー。彼は搭乗する機体が青いことから「青い巨星」と呼ばれることもある。
  • 小説「戯言シリーズ」に登場するキャラクター「玖渚友」の毛髪・瞳の色。
  • 三遊亭圓楽 (5代目)笑点の大喜利での着物の色。

ドラクエのスライム 葵慎吾。キャプテン翼(アニメではJ)の登場人物 ロックマン

企業などに関する事柄[編集]

青(藍・ブルー)を含む言葉[編集]

(緑としての「青」は、 の項目を参照のこと)

ブルーアイズホワイトドラゴン。遊戯王のモンスター。海馬が良く使用した 葵。鬼太郎の登場人物。名前は葵だが雪女

青と他の色を混ぜると[編集]

  • 黄色+青で
  • 赤+青で
  • 紫+青で紺。
  • 緑+青で若竹色
  • 青+黒で藍色
  • 青+白で水色
  • 青+灰色で藤色

近似色[編集]

関連項目[編集]


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