コスプレ
この項目では、について説明しています。アダルト用語としてのコスプレについては「性的ロールプレイ」をご覧ください。 |
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コスプレはコスチューム・プレイを語源とする和製英語で、仮装の意。狭義では、アニメなどの登場人物のキャラクターに扮する行為を指す。
多くのコスプレサイトで、コスプレを英語表記する際、語源を意識してCosplayと記述したため、綴りとしてはCosplayが用いられる事が多い。これはそのまま英語圏にも逆輸出され、英語圏においてもCosplayで通用する。
またコスプレ行為を行う人の事をコスプレイヤー (Cosplayer) と呼ぶ。愛好者内の俗称ではレイヤーと略して呼ばれる事もある。
目次
定義
アニメ、漫画、ゲーム、歌手等の愛好者が、気に入ったキャラクターの着ている衣装を真似て作った服を着て、そのキャラクターになりきること。またはその格好のこと。それらのジャンルの愛好者や同人サークルが集まるコミックマーケット等同人誌即売会を始めとする各種イベント、また、特に所謂ビジュアル系バンド等に於いてはライブ会場等の場所で多く見かけられる。
歴史的な展開
コスプレの起こり
古くからハロウィンで仮装する伝統があるアメリカでは、1960年代後半からSF大会等のイベントにおいて、『スタートレック』等のSF作品に登場する人物の仮装大会 (masquerade) を行なっていた[1]。日本においてもアメリカで主に開かれる世界SF大会ワールドコンの影響を強く受けた日本SF大会で1960年代末から1970年代に既にコスチューム・ショーとしてプログラムの中に取り入れられていた[2][3]。日本SF大会におけるコスプレは、1974年の京都大会からショウアップが行なわれて、翌年から定着したという[2] 。1978年に神奈川県芦ノ湖で開催された第17回日本SF大会の仮装パーティーに於いて、SF評論家の小谷真理が、エドガー・ライス・バローズの『火星の秘密兵器』(創元SF文庫)の表紙イラスト(武部本一郎によるもの)を真似た格好で参加[4]。要出典しかし、他の参加者がその姿を見てアニメ『海のトリトン』の仮装だと勘違いし、本人も強く否定しなかったことから、いつの間にかトリトンが日本のコスプレ第1号と言われるようになったという。その後も日本SF大会ではコスプレのコンテストが行なわれた[5]。
一方、同人誌の即売会等でもコスプレは行なわれており、単にアニメの仮装と呼ばれていたマンガやアニメの扮装をすることをコスチュームプレイと呼ぶようになったのは、同人誌即売会コミックマーケット(コミケット、コミケ)代表者の米澤嘉博を中心したメンバーだった[6]。米澤によれば、元は少女マンガの同人作家やファンがコミケをお祭りの場として派手な格好をしていた中からアニメのキャラクターの扮装をする者が現われ、それが徐々にコスプレをする者が増えていったという[7]。アニメやマンガのコスプレが登場する以前のコミケでは自分がファンのロック系の衣装に身を包むのが主流であったが、1977年になってコミケにアニメ『海のトリトン』の衣装をした少女が登場して注目を集め、その次の回には『科学忍者隊ガッチャマン』のコスプレが登場して、そうして徐々にコスプレが広まっていた[2] 。
日本のメディアではアニメ雑誌等が同人誌即売会に関連してコスプレを少しずつ取り上げ始めたが、特に大きく取り扱ったのは、ラポート発行の『ファンロード』1980年8月号(創刊号)であった。同誌は、当時原宿を席巻していたタケノコ族を捩り、原宿にコスプレ集団「トミノコ族」が現われたとする「特集記事」を掲載した。「トミノコ」は『機動戦士ガンダム』の富野由悠季監督に由来するもので、記事には『機動戦士ガンダム』の登場人物やモビルスーツ・ガンダムの仮装をした人々が踊っている写真が掲載された。実際には当時そのような風俗は存在せず、これは報道記事の体裁を採った映画宣伝のための仕込みをした企画記事だった。しかし、この記事がアニメファン等に「コスプレ」というものを広く知らしめ、流行を後押ししたと言われる[2]。
放送メディアではコスプレという言葉が一般化する以前から、ラジオ番組『mamiのRADIかるコミュニケーション』(東海ラジオ他、1984年 -)のイベントで、アシスタントパーソナリティのミンキー・ヤスが『魔法のプリンセスミンキーモモ』の主人公ミンキーモモのコスプレをしていたのが最初かと思われる。以後、同番組のイベントではコスプレコンテストを開催するようになった。
1985年になると、TBSがテレビ番組でコミケを取材して、多くのコスプレーヤーに取材を行なった [2]。テレビでは1989年になって、テレビ番組『はなきんデータランド』(テレビ朝日系、1989年 - 1995年)が、アニメランキング特集を行った際にコスプレランキングも発表していた。
1985年頃には、同人誌界で人気だった『キャプテン翼』のコスプレが、Tシャツを改造したりユニフォームショップに注文するだけの手軽さから拡大する。1986年からは集団で行なうコスプレが発生したと言われる。同時期にはコスプレを撮影するアマチュアのカメラ小僧と言われる人々が現れる。[8]。
一方、1988年頃から、同人誌即売会でのコスプレは、混雑やマナー、露出のエスカレートの問題や揉め事などから、コスプレを禁止するイベントも増えていった[2] 。
アメリカでは、1970年代後半にSF映画『スター・ウォーズ』の人気によりコスプレはポピュラーとなり、日本のアニメ人気によりアメリカ全土で行なわれるようになったアニメコンベンションなどのイベントでは日本の漫画やアニメのキャラクターに扮する光景が見られるようになっている。そこでは従来の masquerade ではなく、和製英語由来の cosplay の名称で呼ばれている[9]。
1990年代での発展
1990年代にコスプレの人口は増大し、コミケのコスプレイヤーは1991年には約200人、1994年に約6000人、1997年には約8000人を数えた[2]、
コスプレという用語が広く人口に膾炙する様になるのは、1990年代中頃からである要出典。この頃アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の大流行等により、今まであまり取り上げられなかったサブカルチャーに付いて注目が集まるようになり、コスプレという用語・行為も普及した。
その頃から商業資本もコスプレに着目するようになった。従来コスプレ衣装はコスプレイヤーによる自家製によるものしかなかったが、それらを既製服として製作・販売する業者「コスチュームパラダイス」(現・コスパ)が現れた。これは製作者の技術に出来が左右される自家製の物に対して、一定レベル以上の品質を保っていたために人気を集め、「コスパは本物のコスプレ衣装」というブランドを確立している。コスパの成功以後、こうしたコスプレ衣装製作業社が増えた事で更に市場は拡大していった。
イベントについても、それまではコミックマーケットを始めとする同人誌即売会や、ワンダーフェスティバル、日本SF大会等において付随的に行われていた状態から、コスプレ単独のイベントも開催されるようになった。基本形として以下の2つ、若しくは2つの融合型イベントが挙げられる。
- 思い思いのコスプレをしてダンスミュージックやアニメソングに合わせて踊るダンスパーティー形式のもの(→「コスプレダンスパーティー(ダンパ)」)
- 会場に集まってコスプレイヤー同士が交流を図ったり、互いに撮影し合ったり、アマチュアカメラマン(俗に言う「カメラ小僧(カメコ)」)に撮影してもらったりする形式のもの
イベント会場も、東京ファッションタウン(TFTホール)や大田区産業プラザ(Pio)といった各種展示会場等が使われている事が多いが、ダンスパーティー形式に於いてはディスコやクラブ等が使われる事が多く、また、後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)がハロウィンの仮装イベントとして始めたコスプレイベントが切っ掛けとなって、各種遊園地・テーマパークでもイベントが行われるようになった。これとは別に、「東京ゲームショウ」や「Chara-Fes」、「DreamParty」等といったコスプレが可能な展示会等の各種イベントも開催されるようになっている。更に「コスチュームカフェ」という制服専門の同人誌即売会・コスプレイベントや、特定のジャンル(少年漫画系、ギャルゲー系、メイド系等)のコスプレに限定したイベントも開催される等、コスプレイベントの内容も細分化傾向にある。
また、当時の同人誌即売会やコスプレイベントは草の根的であった為、全国のこれらイベント情報を集めた情報誌が同人誌として毎月発売されるようになった。これが『C-NET』である。インターネットの普及以後は情報サイト『ケットコム』も登場し、『C-NET』と共に広範囲に情報提供がなされるようになった。
テレビや雑誌など各メディアでも頻繁に取り上げられるようになったのも、1990年代に入ってからだと言える。特にアニメ・ゲーム系雑誌に於いてはコスプレに関するページも組まれる程になり、一般誌やニュース・情報番組、バラエティ番組でも特集が組まれるようになった。更にはコスプレ専門のムック・雑誌も発行されるまでになった[10](2007年現在では『COSMODE』(インフォレスト)、『電撃Layers』(メディアワークス)、『CosCure』(livedoor Cure・双葉社)などがある)。
広がりを見せるコスプレ
1990年代末以降になると、店員がコスプレ衣装を着用してサービスを提供する飲食店(コスプレ系飲食店)や風俗店等が続々と登場し、また女優がアニメやゲームキャラの衣装を着用して登場するアダルトビデオ等も数多く販売され、キャットファイトDVDでもメイドやレースクイーン、その他制服物衣装を着用される様になった。
1990年代末 - 2000年代以降になると、インターネットの普及でコスプレイヤー各自がホームページを作成するようになり、ネットアイドル的要素を包含するようになる。更には自主制作・同人レベルでコスプレ写真集やCD-ROM写真集を作成、同人誌・同人ソフトとしてコミックマーケット等で直接、若しくは同人誌専門店を通じて頒布するコスプレイヤーやカメラマンも出るようになった。
撮影の場も、各種イベントだけではなく、コスプレイヤーやカメラマンが自主的に主催する個人撮影会、イベント会社やモデル事務所がコスプレイヤーと契約する形で、写真撮影会が行われる事も多くなった。最近では秋葉原の歩行者天国でコスプレ系飲食店や各種ゲーム等の宣伝活動を行っている店員・コスプレイヤーを撮影する事例も増えてきている。
これとは別に、アニメやゲーム等の宣伝要員として、人気のあるコスプレイヤーを「公式コスプレイヤー」として起用する例も見られるようになる。セガが始めた「MMB(まろん、めろん、びとら)」がその先駆けだと言えよう。近年では、無名でも、公式コスプレイヤーになる事で人気コスプレイヤーになる場合もある(月宮うさぎ等)。
また、人気コスプレイヤーの中には芸能事務所に所属し、タレントや俳優(AV女優含む)(村上綾歌、平石一美(びとら)、ちゃぷ、きこうでんみさ、綾川ゆんまお、小林千津(新舞りあす)、野水伊織、天野亜衣(恵美奈マコ)等)、イベントコンパニオンやレースクイーン、キャンペーンガール(かとうはなえ(まろん)、晴菜あい、河上智子(レースクイーンオブザイヤー2003)、並木しほ等)、ファッションモデルを始めとするとするモデル業(竹之内玲未等)、声優(森永理科、真堂圭、若月Riko、蓮香等)等として本格的に活動する者も出て来ている。
その一方でアイドルやタレント、声優等がイベントやプロモーションで、若しくはグラビア写真上でコスプレをする事例も多くなった(深田恭子、小倉優子、中川翔子、加藤夏希、桃井はるこ、栗林みな実、井上喜久子、田中理恵等)。こうした芸能人や声優の中には、中川翔子や加藤夏希などのように、仕事ではなく趣味としてコスプレをしている場合もある。
2003年からはテレビ愛知(テレビ東京系)が主催となって、名古屋市内を会場とし、世界各地の著名なコスプレイヤーを日本に招いて「世界コスプレサミット」を開催するようになった。コスプレサミットは2005年は名古屋市内だけではなく愛・地球博会場でも行われ、ネット関連でライブドア(世界最大のコスプレコミュニティサイト「Cure」を傘下に持つ)の協力を得ており、2006年は大須夏まつりにて開催され、外務省・国土交通省の後援を得るなど、年を追う毎に大規模化している。
NHKなどの複数のメディアが報じた処によると、2005年11月15日に紀宮清子内親王が黒田慶樹と結婚した際に、結婚披露宴で着用したウェディングドレスは、『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロインであり、劇中に登場するカリオストロ公国大公家の継承者であるクラリス姫のウェディングドレスを模したものであった。この事を「皇女による王女のコスプレ」として話題にしたブロガーが居た。
テレビでも「萌え」「アキバ系」が注目されるようになり、特にメイド喫茶等、コスプレに関する出来事がこれまで以上にワイドショー等の情報番組やバラエティ番組で取り上げられるようになった。前述の世界コスプレサミットも、テレビ東京系列でない局の情報番組で多数取り上げられている。更に2005年12月8日にはテレビ東京系『TVチャンピオン』で「コスプレ王選手権」を放送するまでになった。
また、2007年8月には衣装製作会社などが非営利法人「日本コスチューム協会」の設立準備委員会を発足、参加企業を募った上で、年内に正式に協会を発足すると発表した。同協会では日本のコスチューム文化の啓蒙や健全な発展を目的とし、定期的なイベントやコンテストの開催、SNSサイトなどを通じてのコスプレイヤーやコスプレファンの情報交換の場の提供、コスチューム製品の品質維持・消費者保護体制の確立・市場統計調査、PR活動・認知活動などを行っていくとしている。
コスプレをめぐる問題点
風紀的な問題などから、近年は会場や主催者によっては肌を露出した衣装や女装を禁止し、またコミックマーケットなどにおいては、防犯上・安全上の理由から武器状のもの(モデルガン、模造刀、鋭利な装飾など)、棒を始めとする全長の長い物、等各種小道具の持込が禁止される事が多くなった。特にコミックマーケットにおいてはコスプレに対する規制が多く(後述のように一部業種のコスプレが禁じられている)、コミケ基準に準ずるというイベントもあるほど徹底がなされている。
写真撮影に関しても、盗撮やコスプレイヤーに対する肖像権侵害(写真投稿雑誌への無断投稿、インターネットへのアップロードなど)といった各種の問題を防ぐ意味合いから、開催当日若しくは事前申込という形で参加登録を義務付けている事が多くなっている他、主催者によっては使用するカメラやレンズ、撮影機材に制限を設ける場合が多くなり、批判と規制の色合いが強まりつつある。こうした、盗撮による写真投稿雑誌などの無断投稿、インターネットへのアップロードが顕著になり過ぎたため、近年ではコミックマーケットにおけるコスプレの存在意義が問われており、コミックマーケットにおけるコスプレそのものを規制しようという検討すらなされている。
これ以外では、コスプレ状態での来場・帰宅、トイレなど更衣室と指定されていない場所での着替えやメイク、会場によっては血糊などの使用が禁止されているにも関わらず、こうした禁止事項を守らないコスプレイヤーが後を絶たず、マナー違反によるモラルハザードも指摘されていることなどから、一部には「コスプレイヤー=マナーを守れない反社会的存在」とまで言われる原因になっている(一般人、近隣住民、会場関係者などの苦情)。
その他、屋外型博物館である博物館明治村において一部の悪質なコスプレイヤーが行った行為が問題となり、大きな議論を巻き起こすまでに至った例もある(→【ご入村・営業に関するご質問】Q6 特殊な衣装を身につけて入村できますか?)。
日本国外でのコスプレ
欧米諸国を始め、東アジア諸国では韓国・中国・台湾・香港、さらに東南アジア諸国等でコスプレを行なう層が増えている。
欧米の場合は、おたくの項にも考察があるように、日本のように否定的な捉え方(おたく文化の一分野から来る否定的な先入観、「コスプレ」=「性的な物」という固定された印象)ではなく、「日本発の新たなる文化」として受容している場合が多い。元々欧米ではハロウィンの様に仮装する行事が行われている慣習・文化的土壌が有り、その延長線上としておたく文化と融合したと考えられる。ただし、流血等の過激な格好は眉を潜められる傾向にある事に代わりはない。また、発祥が日本という事で、外国の異文化に対して差別的な思想を持つ者にとっては、やはり好ましいものとは映らない。各種コンベンションではアメリカン・コミックスや『スター・トレック』、『スター・ウォーズ』のような自国の作品のみならず、日本で産み出され海外で人気を博した作品のコスプレも行なう場合が多い。
また中国では、日本の漫画やアニメを愛好する若者が爆発的に急増しており、同時にコスプレ(角色扮演)を行う若者が急増している。これを受けて中国政府が、危機意識やビジネスチャンスなどを踏まえた上で、国家事業としてコスプレイベントの全国大会である角色扮演嘉年華(コスプレカーニバル)を毎年主催するまでに至っている。日本のコスプレと異なるのは、中国のコスプレ(角色扮演)は、まず同好会を作って数人でキャラに扮して寸劇を行うことをさす。そもそも中国には、様々な題材で仮装して劇を行う文化が全土にあり、若者の場合は日本の漫画やアニメが寸劇の題材となっているのである。[1]
他の東アジア諸国でも、比較的日本文化に憧憬がある台湾や、日本との文化交流が多くなっている韓国等では、日本で行われているような同人誌即売会やコスプレイベントが開催されている。日本作品のコスプレを積極的に行っている層が多く見られるのも特徴と言えるだろう。
さらに、国の枠を超えて、インターネットを通じた交流も著しい。海外のコスプレイヤーでも自らウェブサイトを立ち上げ、あらゆる国からアクセスされている事も多い。代表的なコスプレイヤーとして、イタリアのフランチェスカ・ダニ(Francesca Dani)等が挙げられる。
こうした海外でのコスプレ人気を受けて、前述した「世界コスプレサミット」も開催されるに至った。2005年は欧米及び中国の6国で、2006年には更にタイやブラジルでも予選が行われており、今後予選開催国も増えていくものと思われる。
コスプレの分類
コスプレの定義にあるように、本来は「そのキャラクターになりきること」を目的としているため、その漫画・アニメ・ゲーム他の分類とコスプレの分類も一致するが、昨今は「見せる為のコスプレ」という側面から、様々な派生組も登場している。また、元の作品で扱う内容が比較的現実的なものである場合、現実に即したコスチュームが作中に出る等、分類的にも複数の分類に跨る事も考慮する必要がある。同様に、特定の職種や固有の制服を有する団体・企業のコスプレ分類も多く見られる。
以下、大まかな代表的分類である。
漫画・アニメ・ゲーム系
- 魔法少女(おジャ魔女どれみ、セーラームーン、カードキャプターさくら、プリキュアシリーズ、魔法少女リリカルなのはなど)
- SF・軍事アニメ系(ガンダム、銀河英雄伝説、FSSなど)
- ジャンプ系(テニスの王子様、遊☆戯☆王、銀魂、BLEACH、家庭教師ヒットマンREBORN!、アイシールド21、D.Gray-manなど)
- その他少年漫画系(魔法先生ネギま!、エア・ギア、犬夜叉、おおきく振りかぶってなど)
- 格闘ゲーム系(KOF、ストリートファイターシリーズ、DOAシリーズ、GUILTY GEARシリーズなど)
- 3Dアクションゲーム系(三国無双、戦国無双、戦国BASARAなど)
- RPG系(ファイナルファンタジーシリーズ、ドラゴンクエストシリーズ、テイルズオブシリーズなど)
- 乙女ゲーム系(アンジェリーク、遙かなる時空の中で、金色のコルダ、緋色の欠片など)
- アダルトゲーム(またはギャルゲー)系(ときめきメモリアル、To Heart、Kanon、Fateなど)
- ボーイズラブゲーム系(好きなものは好きだからしょうがない!!、学園ヘブン、咎狗の血など)
- オンラインゲーム系(ラグナロクオンライン、PSO、FFXIなど)
- 特撮系(スーパー戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズ、仮面ライダーシリーズなど)
- アーケードゲーム系(アイドルマスター、ポップンミュージック、クイズマジックアカデミーなど)
- 少女漫画系(きらりん☆レボリューション、NANA、紳士同盟†、ヴァンパイア騎士など)
- ディズニー系(シンデレラ、不思議の国のアリスなど)
制服系
- 職業制服
- ウェイトレス(アンナミラーズ、ブロンズパロット、神戸屋レストラン、馬車道など)
- 交通系(鉄道・バス等の運転士・車掌・バスガイド等、船舶の船員、航空機のパイロットやキャビンアテンダントなど)
- バニーガール
- レースクイーン・キャンギャル
- 巫女装束
- 修道女(シスター)
- ナース、医者、
- なお、V系バンドのファンの中には医療系と呼ばれるコスプレイヤーが存在する。ホスピタル・ホラーをイメージした血糊・包帯などを多用し、しばしばゴス系ファッションと混同されやすい。
- 注:公的に極めて重要な職責を有する職業の制服(例・警察官・消防吏員・自衛官・警備員・看護師など)のコスプレは、偽物の制服を着用しても軽犯罪法違反に問われる可能性があることと、事件などが発生した際、本物とコスプレの区別ができなくなる可能性もあり、思わぬトラブルの原因にもなるため、コミックマーケットを始めとした大規模なイベントで禁止されていることが多い(ミニスカポリスのような、極度に非現実的な制服であれば黙認されることが多い。また、小規模でジャンルが限定されているイベント(例として軍装コスプレパーティー、またラジオライフの『ペディション』)などでは普通に着用されているが、そのようなイベントにおいてはコスプレしたままで会場外へ出ないよう、参加者に事前注意がされているのが通常である)。
- 「軍装」とも呼ばれ、戦闘服のほか、礼服も対象となっている。迷彩模様やカーゴパンツといったアイテムをファッションに取り込んだ「ミリタリールック」とは区別される。史実上で使用された軍服のコスプレを行う場合、き章や細かな装備品などの小物類を考証し、いかに正しく再現するかということがステータスとなることも多く、古物として販売される実物を装着することもある。またサバイバルゲームにおいて、特定のエアソフトガンに軍用品のレプリカや放出品、民間向け販売品を組み合わせて軍隊の戦闘装備を再現することも、広義には軍服コスプレに含まれるといっていい。特に後者の場合、迷彩服や装備品の種類によってはテロリストや武装工作員に誤認される危険性を持つため、上記の公務員制服同様の注意が必要となる。
- 学生服系
- 注:ブルセラ(コスプレ (性風俗用語) )との区分が曖昧なため、コスプレと呼称されることへの強い反感も多い。
その他
- 映画・ドラマ系(ハリー・ポッターシリーズ、ロード・オブ・ザ・リングなど)
- 歴史・時代劇系(三国志など)
- 甲冑
- 芸能系
- 擬人化
- ドーラー(Doller)
- アニメキャラを模した仮面とコスプレ衣装を着用したもの
- 純粋にロボットや動物系キャラクターなどの着ぐるみを装着、もしくは特撮ヒーローのスーツを着用したもの
脚注
- ↑ 堀淵清治『萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』日経BP社、2006年、p234
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 篠宮亜紀「二十分で分かる!コスプレの超常識」『別冊宝島358 私をコミケにつれてって!』宝島社、1998年、p56
- ↑ 武田康廣『のーてんき通信 エヴァンゲリオンを創った男たち』ワニブックス、2002年、p102.
- ↑ 同大会では小谷真理だけがコスプレをしたのではない。後にガイナックス取締役となる武田康廣もSF映画『スター・ウォーズ』のキャラクターに扮したことを自著で語っている(武田康廣『のーてんき通信 エヴァンゲリオンを創った男たち』ワニブックス、2002年、p34)
- ↑ 1980年の第19回日本SF大会では「コスチューム・コンテスト」と称するプログラムが行なわれた。『スーパーマン』『時をかける少女』『鉄腕アトム』『復活の日』などが登場した(小松左京『小松左京のSFセミナー』集英社・集英社文庫、1982年、p31)
- ↑ 篠宮亜紀「二十分で分かる!コスプレの超常識」『別冊宝島358 私をコミケにつれてって!』宝島社、1998年、p55
- ↑ 「マンガ・アニメの解放区、コミケって何? 米沢嘉博氏インタビュー」『別冊宝島358 私をコミケにつれてって!』宝島社、1998年、p20
- ↑ みのうら「第十講 コスプレ史」『国際おたく大学 1998年最前線からの研究報告』岡田斗司夫編著、光文社、1998年、p228 - p232
- ↑ 堀淵清治『萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』日経BP社、2006年、p233 - p234
- ↑ 増田晶文「コスプレ・マニアックワールド」『別冊宝島358 私をコミケにつれてって!』宝島社、1998年
関連項目
外部リンク
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- コスチューム用語集 - コスプレ衣装用語集
- 世界コスプレサミット2007 - テレビ愛知公式サイト内
- 秋桜人(コスモスト) コスプレイヤーのためのコスプレSNSコミュニティサイト - 日本コスチューム協会準備委員会の設置したSNS
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