「新機動戦記ガンダムW」の版間の差分

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'''新機動戦記ガンダムW'''(しんきどうせんき がんだむういんぐ)は、「ガンダムシリーズ」1995年4月7日から1996年3月29日まで放送されたTV作品。全49話。
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|タイトル=新機動戦記ガンダムW
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|説明=
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|ジャンル=[[ロボットアニメ]]
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|監督=[[池田成]]<br/>[[高松信司]](代行/クレジットなし)
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|アニメーション制作=[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]
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|製作=[[テレビ朝日]]<br/>サンライズ
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|放送局= テレビ朝日
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|放送開始=[[1995年]][[4月7日]]
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|放送終了=[[1996年]][[3月29日]]
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|話数=全49話
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|コピーライト=[[創通]]・サンライズ
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'''新機動戦記ガンダムW'''』(しんきどうせんきガンダムウイング NEW MOBILE REPORT GUNDAM WING)は、「[[ガンダムシリーズ]]」[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]製作の[[テレビアニメ]]で、[[1995年]](平成7年)[[4月7日]]から[[1996年]](平成8年)[[3月29日]]まで全49話が[[テレビ朝日]]系列で毎週金曜日17:00 - 17:30にて放送された。ガンダムシリーズの中で最初にアメリカで放送された作品でもある。
  
==視点==
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{{ネタバレ}}
:ガンダムシリーズの中で初めて女性にも受けいられるよう作られた作品。建前上の主人公はヒイロ・ユイであるが、実際の主人公はリリーナ・ピースクラフトである。
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:リリーナは作品世界の中では外交官の娘であり、お嬢様、そしてどこへ行っても異性問わず慕われ敬られる存在。そして王国の王女であり、兄はOZのエースパイロットである様に、作品内では常に有利な立場にいる。さらに彼女にはガンダムのパイロットというナイトが5人もいる(実際リリーナを守ろうという明確な意思を持っているのはヒイロのみであり、あとの4人はそれぞれの考え方により、結果的にリリーナの敵と戦っているわけなのだが)
+
  
:作品の作り方は物語、世界観、筋の通るストーリー、という物ではなく主にキャラ重視であり、その魅力で観客を酔わせる作り方をしてるのが特徴。そのため異常キャラが多数登場する(例としてヒイロは高層ビルから転落しても大事にはならず、ピンピンしていたり骨折した足の骨を無理やりくっつけたりしている。)
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== 物語 ==
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宇宙開発が始まった年を[[アフターコロニー]](A.C.)歴1年と定め、人類は[[スペースコロニー|宇宙コロニー]]の開発を始めた。しかし地上・宇宙での紛争や様々な疾病、技術的な問題もあり、[[ラグランジュ点|L1]]にてコロニーが初めて完成するまで100年を要した。地上の紛争は収まらず、宇宙ではコロニーが武力を背景とした地球圏統一連合に従属する形での支配が続いた。
  
:このような作品の作り方は後の[[機動戦士ガンダムSEED]]に継承される。ただしSEEDとは異なり異常というキャラクターでも感情面、行動パターンなどのキャラ設定に一貫性があり、SEEDの様に脚本家の都合でキャラ設定がコロコロ変わるような事はない。
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[[アフターコロニー|A.C.]]165年、コロニーの住民は連合に常に反発を抱いており、この問題を調停するための機関は'''ヒイロ・ユイ'''を代表に選出した。彼は非暴力・非武装の主義をコロニーや地上の各国に説いてまわり、賛同者が多数に上るもA.C.175年に暗殺される。彼の死によりコロニー側は混乱、連合は治安維持のためスペシャルズ<ref>後の[[OZ (新機動戦記ガンダムW)|OZ]]。</ref>を各地に派遣。その後、サンクキングダムらの完全平和主義提唱も連合の武力によって壊滅させられてしまった。
:そのため世界観、物語性を重視するガンダム作品の中でキャラ重視の作品にも関わらず非難される事は少なかった。とはいえ、ガンダムをいわゆる腐女子向け作品になるようにしてしまったのではないかと批判されることもある。
+
  
:また敵モビルスーツのデザインが逸脱であることでも有名であり、作品に批判的な意見を持つ人の中にもこのことについては評価している人も少なくない。少なくともパクリしかなかったSEEDよりかはマシといわれている。
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[[アフターコロニー|A.C.]]195年、コロニー側は「'''[[オペレーション・メテオ]]'''」を発動。宇宙コロニーの居住者達の一部は強引な武力支配を続ける地球圏統一連合とそこに潜む軍事秘密結社[[OZ (新機動戦記ガンダムW)|OZ]]に対し、開発した5機のMS([[モビルスーツ]])にそれぞれ反抗の意思を示す「ガンダム」の名を冠して地球へ送り込み、世界各所で[[OZ (新機動戦記ガンダムW)|OZ]]への破壊行動を図った。
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物語はここから始まり、この5機のガンダムの内の1機に搭乗するパイロットの[[ヒイロ・ユイ]]<ref>前述の人物とは別人。</ref>を主人公に進んでいく。
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== 作品解説 ==
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前作の人気の中心が低年齢層であったのに対し、本作ではガンダムのパイロットを始めとする主要キャラクター全員を[[美少年]]に設定した事で、結果的に多くの女性ファンを獲得した。
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シリーズ構成の[[隅沢克之]]によれば、「アニメおたくや雑誌編集者などが絶対についてこられないホン(脚本)」を目指したという<ref>ムービック『新機動戦記ガンダムW設定記録集PART-』(1995)のインタビュー。</ref>。他のガンダムシリーズ同様、物語の主軸は戦争であるが、その中でも本作では特に戦略や人間性についての様々なジレンマが描かれている。また、古今東西の軍人、思想家の思想や言葉が多数引用されているのも本作の特徴の一つである。
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監督は『[[鎧伝サムライトルーパー]]』の[[池田成]]、キャラクターデザインは[[村瀬修功]]が担当した。しかし、半年ほど経った時点で池田監督が降板する事態となり、『[[黄金勇者ゴルドラン]]』の監督である[[高松信司]]が『ゴルドラン』と同時進行で番組後半を担当した<ref>ただしクレジットはされていない。</ref>。
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平成ガンダムと呼ばれる作品<ref>『Gガンダム』、『ガンダムW』、『ガンダムX』の3作品。『[[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]』は富野由悠季が監督を務めている点や宇宙世紀を舞台にしている点から、平成ガンダムとして扱われない。</ref>の中でも人気が高い作品のひとつであり、翌年には[[OVA]]『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』が発売、そして劇場版の公開など多数のメディア展開へと発展した。
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本作はガンダム史上、初めてアメリカで放映された作品である。サンライズの海外営業部次長の渡辺靖夫によると「世界的に受けるキャラクターやドラマを持つ作品」としている。本作はアメリカ以外でも国際的に放映され、ガンダム史上最も放映された国が多い作品である。
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このため世界的に見ると本作を「原点」とする向きが強く、宇宙世紀ガンダムは日本国内ほど地位が高くない。これは宇宙世紀ガンダムにとっては不利なことだが、本作に近い作風を持った『[[機動戦士ガンダムSEED]]』や『[[機動戦士ガンダム00]]』などでは追い風である。しかし今のところ本作ほど国際的に成功したガンダムはいない。
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== タイトルロゴ ==
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本作品のタイトルロゴは複数の種類が存在する。
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* 一つは「新機動戦記ガンダム<ruby><rb>W</rb><rp>(</rp><rt>ウイング</rt><rp>)</rp></ruby>」というもの。
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** 主にTVのOPやDVDのジャケット等に使われている。
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* 二つ目は「新機動戦記ガンダムW NEW MOBILE REPORT GUNDAM WING」([[日本語]]表記の下に[[英語]]表記がされている。)というもの。
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** 主に音楽関係の商品等に使われている。
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* 三つ目は「ガンダムW」とだけ表記されているものである。
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** これはゲーム、[[機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム|ガンダムVS.ガンダム]]の公式サイト内の参戦作品一覧のページで使われている。このサイトのバックは各作品のタイトルロゴで作成されているが、その中では二つ目の英語表記もされている物が、MS・パイロット一覧のページでは一つ目の物が使われている。
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== 主要登場人物 ==
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* [[ヒイロ・ユイ]]([[声優|声]]:[[緑川光]])
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* [[デュオ・マックスウェル]](声:[[関俊彦]])
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* [[トロワ・バートン]](声:[[中原茂]])
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* [[カトル・ラバーバ・ウィナー]](声:[[折笠愛]])
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* [[張五飛]](チャン・ウーフェイ)(声:[[石野竜三]])
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* [[リリーナ・ドーリアン]](リリーナ・ピースクラフト)(声:[[矢島晶子]])
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* [[ゼクス・マーキス]](ミリアルド・ピースクラフト)(声:[[子安武人]])
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* [[トレーズ・クシュリナーダ]](声:[[置鮎龍太郎]])
 +
* [[ルクレツィア・ノイン]](声:[[横山智佐]])
 +
* [[レディ・アン]](声:[[紗ゆり]])
 +
* サリィ・ポォ(声:[[冬馬由美]])
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* [[ドロシー・カタロニア]](声:[[松井菜桜子]])
 +
* ヒルデ・シュバイカー(声:[[荒木香恵]])
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* キャスリン・ブルーム(声:[[杉本沙織]])
 +
* ドクターJ(声:[[稲葉実]])
 +
* ナレーション(声:[[大塚明夫]])
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 +
登場人物の名前は数に由来しているものが多い。特にメインのガンダムパイロットである5人の名前は1から5にそれぞれ対応している。
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* '''ヒイ'''ロ・'''ユイ'''=1([[日本語]])
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* レディ・'''アン'''=1([[フランス語]] un)
 +
* '''デュオ'''・マックスウェル=2([[ラテン語]] duo の英語読み)
 +
* '''トロワ'''・バートン=3(フランス語 trois)
 +
* '''カトル'''・ラバーバ・ウィナー=4(フランス語 quatre)
 +
* 張 '''五'''飛=5([[中国語]])
 +
* '''ゼクス'''・マーキス=6([[ドイツ語]] sechs)
 +
* '''セプテム'''=7([[ラテン語]] septem)
 +
* '''アハト'''、'''オットー'''=8((前者はドイツ語 acht, 後者はイタリア語 otto)
 +
* ルクレツィア・'''ノイン'''=9(ドイツ語 neun)
 +
* '''デキム'''・バートン=10(ラテン語 decim)
 +
* '''ツバロフ'''=12(ドイツ語 zwölf)
 +
* '''トレーズ'''・クシュリナーダ=13(フランス語 treize)
 +
* '''カーンズ'''=15(フランス語 quinze)
 +
* '''セディッチ'''=16(イタリア語 sedici)
 +
* '''ベンディ'''=20(イタリア語 venti)
 +
* '''トラント'''=30(フランス語 trente)
 +
* '''ノベンタ'''=90([[イタリア語]] noventa)
 +
* '''ミリアルド'''=10億(フランス語 milliard)、など
 +
 
 +
{{main|新機動戦記ガンダムWの登場人物}}
 +
 
 +
== 主要登場兵器 ==
 +
{{main|アフターコロニーの機動兵器}}
 +
* [[ウイングガンダム|XXXG-01W ウイングガンダム]]
 +
* [[ガンダムデスサイズ|XXXG-01D ガンダムデスサイズ]]
 +
* [[ガンダムヘビーアームズ|XXXG-01H ガンダムヘビーアームズ]]
 +
* [[ガンダムサンドロック|XXXG-01SR ガンダムサンドロック]]
 +
* [[シェンロンガンダム|XXXG-01S シェンロンガンダム]]
 +
* [[トールギス|OZ-00MS トールギス]]
 +
* [[ヴァイエイト|OZ-13MSX1 ヴァイエイト]]
 +
* [[メリクリウス|OZ-13MSX2 メリクリウス]]
 +
* [[ガンダムデスサイズヘル|XXXG-01D2 ガンダムデスサイズヘル]]
 +
* [[アルトロンガンダム|XXXG-01S2 アルトロンガンダム]]
 +
* [[ウイングガンダムゼロ|XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ]]
 +
* [[ガンダムエピオン|OZ-13MS ガンダムエピオン]]<br/>
 +
* [[黄道十二星座|黄道十二(/十三)星座]]名に由来するもの
 +
** [[おうし座|牡羊座]] [[アフターコロニーの機動兵器#エアリーズ|OZ-07AMS エアリーズ]]
 +
** [[おうし座|牡牛座]] [[トーラス (新機動戦記ガンダムW)|OZ-12SMS トーラス/OZ-01MD トーラス]]
 +
** [[ふたご座|双子座]] [[ガンダムジェミナス|OZX-GU01A ジェミニ(ガンダムジェミナス)]]
 +
** [[かに座|蟹 座]] [[アフターコロニーの機動兵器#キャンサー|OZ-08MMS キャンサー]]
 +
** [[しし座|獅子座]] [[リーオー|OZ-06MS リーオー/OZ-06SMS リーオー]]
 +
** [[おとめ座|乙女座]] [[ビルゴ|OZ-02MD ビルゴ/OZ-03MD ビルゴII]]
 +
** [[てんびん座|天秤座]] [[リーブラ|<small>ピースミリオン級宇宙戦艦</small> リーブラ]]
 +
** [[さそり座|蠍 座]] [[アフターコロニーの機動兵器#スコーピオ|OZ-16MSX-D スコーピオ]]
 +
** [[へびつかい座|蛇遣座]] [[アフターコロニーの機動兵器#サーペント|MMS-01 サーペント]]
 +
** [[いて座|射手座]] -
 +
** [[やぎ座|山羊座]] [[アフターコロニーの機動兵器#トラゴス|OZ-07MS トラゴス]]
 +
** [[みずがめ座|水瓶座]] [[ガンダムエピオン#ガンダムアクエリアス|OZ-14MS ガンダムアクエリアス]]
 +
** [[うお座|魚 座]] [[アフターコロニーの機動兵器#パイシーズ|OZ-09MMS パイシーズ]]
 +
* 中東軍MS
 +
** [[アフターコロニーの機動兵器#マグアナック|WMS-03 マグアナック]]
 +
** [[アフターコロニーの機動兵器#オリファント|WMS-04 オリファント]]<br/>
 +
* 航空機・艦船その他{{main|アフターコロニーの兵器}}
 +
** [[アフターコロニーの兵器#宇宙機雷|宇宙機雷]]
 +
** OZスーパーソニックトランスポーター(SST)
 +
** 統一連合軍 空母
 +
** OZ潜水MS母艦
 +
** OZ双胴戦闘母艦
 +
** MS輸送機
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** [[アフターコロニーの兵器#宇宙要塞バルジ|宇宙要塞バルジ]]
 +
** MS支援輸送艇
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** リーオー母艦
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** ビルゴ輸送艇
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** [[アフターコロニーの兵器#トーラスクルーザー|トーラスクルーザー(トーラスキャリアー)]]
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** [[アフターコロニーの兵器#ピースミリオン|<small>ピースミリオン級宇宙戦艦</small> ピースミリオン]]
 +
** 高速戦闘艦
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== スタッフ ==
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=== シリーズスタッフ ===
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* 企画:[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]
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* 原作:[[矢立肇]]、[[富野由悠季]](『[[機動戦士ガンダム]]』より)
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* 監督:[[池田成]]→[[高松信司]](クレジットなし)
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* シリーズ構成:隅沢克之
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* [[キャラクターデザイン]]:[[村瀬修功]]
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* 衣装デザイン協力:[[出渕裕]]
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* [[メカニックデザイン|メカニカルデザイン]]:[[大河原邦男]]、[[カトキハジメ]]、[[石垣純哉]]
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* 動画チェック:大谷美樹、富岡美穂、平出幸代
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* 色彩設定:池さゆり
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* 特殊効果:千葉豊
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* 美術設定:平沢晃弘
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* 美術監督:竹田悠介、佐藤勝
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* 撮影監督:大神洋一
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* 音響監督:[[浦上靖夫]]
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* 音楽:[[大谷幸]]
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* 背景:獏プロダクション、スタジオ・イースター、スタジオ美峰
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* 撮影:旭プロダクション
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* 編集:辺見俊夫、山森重之
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* 効果:松田昭彦
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* 整音:大城久典
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* 文芸:高橋哲子
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* 色指定:佐藤美由紀、末永康子、福岡世樹子、橋本朋美
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* タイトル:[[マキ・プロ]]
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* 企画担当:中山浩太郎
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* 設定制作:竹内崇
 +
* 演出助手:岡本英樹
 +
* 仕上処理:前林文恵
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* 制作デスク:渡辺洋一
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* 制作協力:[[電通]]、[[創通]](当時・創通エージェンシー)
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* プロデューサー:小泉美明、植田益朗、富岡秀行
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* 制作:[[テレビ朝日]]、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]
 +
 
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=== 各話スタッフ ===
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* 脚本:[[隅沢克之]]、[[面出明美]]、[[千葉克彦]]、[[川瀬敏文]]、[[池田成]]
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* 絵コンテ:[[池田成]]、[[西森章]]、[[川瀬敏文]]、[[貞光紳也]]、[[於地紘仁|越智浩仁]]、[[千明孝一]]、渡邊哲哉、湊屋夢吉、浜津守、[[森邦宏]]、[[日高政光]]、[[高松信司]]、[[渡辺信一郎 (アニメ監督) |渡辺信一郎]]、武井良幸、[[青木康直]]、[[杉島邦久]]、[[谷口悟朗]]
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* 演出:[[青木康直]]、原田奈奈、湊屋夢吉、渡邊哲哉、[[森邦宏]]、吉本毅、[[土器手司]]
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* 作画監督:西村誠芳、佐久間信一、藁谷均、[[重田敦司]]、阿部邦博、[[土器手司]]
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* キャラ作画監督:菱沼義仁
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* メカ作画監督:筱雅律
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== 主題歌 ==
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* 前期オープニングテーマ:『[[JUST COMMUNICATION]]』(第1話~第40話)
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** 作詞・作曲・編曲<ref>クレジット上はTWO-MIXとなっているが、JUST COMMUNICATIONの作詞は[[永野椎菜]]、作曲は[[馬飼野康二]]が担当。</ref>・唄:[[TWO-MIX]]([[キングレコード]])
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* 後期オープニングテーマ:『[[RHYTHM EMOTION]]』(第41話~第49話)
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** 作詞・作曲・編曲・唄:TWO-MIX(キングレコード)
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* エンディングテーマ:『It's Just Love』(第1話~第49話)
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** 作詞:松本花奈 作曲:小泉誠司 編曲:多田光裕 唄:大石ルミ(アポロン)
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※後期OPテーマの『RHYTHM EMOTION』は、シリーズ中盤頃に新OPテーマとしてすでにCDが発売されていたにも関わらず、オンエアが終盤に入っても使用されず、劇中挿入歌<ref>『JUST COMMUNICATION』も3話で挿入されている。</ref>として先行使用されるという異例の事態となった。結局OPテーマとして使用されたのは終盤の2ヶ月だけで、しかもOP用の高水準作画のフィルムは使われず、大部分本編のバンクシーンを編集したフィルムが流された(ビデオソフト化の際はOP専用の作画に差し替えられている)。なぜここまで新OPテーマの使用が遅れたのかは不明。この事に関して、作詞者の[[永野椎菜]]は、後にTWO-MIXのベストアルバム『BPM "BEST FILES"』のライナーノーツで「今でこそ笑えるが当時は胃が痛んだ」と語っている。また、TVオンエアにおいて、前期オープニングテーマ『JUST COMMUNICATION』のOPフィルムは、第1話〜17話までは劇中のバンクシーンを一部共用したもの、18話からは新作画になった。しかし、ビデオソフトでは17話からフィルムのみ新作画に差し替えられ音源が旧作画用のままだったため、ビデオ版の17話のOPは音源と絵の動きが一致していない(ガンダムデスザイズ、ガンダムヘビーアームズの場面に旧作画のウイングガンダムの変形動作音が入ってしまっている)。また、再放送時は新作画になってもしばらくは音源が古い物が使われていた。
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== 放送リスト ==
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{| class="wikitable" style="text-align:center"
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|-
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! 話数 !! サブタイトル !! 脚本 !! 演出 !! 絵コンテ !! 作画監督
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|-
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| 1 || 少女が見た流星 || rowspan="5"|隅沢克之 || 青木康直 || rowspan="4"|池田成 || 西村誠芳
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| 2 || 死神と呼ばれる<ruby><rb>G</rb><rp>(</rp><rt>ガンダム</rt><rp>)</rp></ruby> || 原田奈奈 || 佐久間信一<br/>藁谷均
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|-
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| 3 || ガンダム5機確認 || 湊屋夢吉 || 西村誠芳
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|-
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| 4 || 悪夢のビクトリア || 渡邊哲哉 || 重田敦司
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|-
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| 5 || リリーナの秘密 || 青木康直 || 西森章 || 佐久間信一<br/>藁谷均
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|-
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| 6 || パーティー・ナイト || 面出明美 || 原田奈奈 || 川瀬敏文 || 菱沼義仁<br/>筱雅律
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|-
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| 7 || 流血へのシナリオ || 千葉克彦 || 森邦宏 || 貞光紳也 || 西村誠芳
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|-
 +
| 8 || トレーズ暗殺 || 隅沢克之 || 吉本毅 || 越智浩仁 || 佐久間信一<br/>藁谷均
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|-
 +
| 9 || 亡国の肖像 || 面出明美 || 青木康直 || 千明孝一 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 10 || ヒイロ閃光に散る || 千葉克彦 || 原田奈奈 || rowspan="2"|池田成 || 佐久間信一<br/>藁谷均
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|-
 +
| 11 || 幸福の行方 || 面出明美 || 森邦宏 || 西村誠芳
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|-
 +
| 12 || 迷える戦士達 || 千葉克彦 || colspan="2"|渡邊哲哉 || 安部邦博<br/>西村誠芳<br/>土器手司
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|-
 +
| 13 || キャスリンの涙 || 隅沢克之 || 吉本毅 || 湊屋夢吉 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 14 || 01爆破指令 || 面出明美 || 青木康直 || 池田成 || 西村誠芳
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|-
 +
| 15 || 決戦の場所南極へ || 川瀬敏文 || 土器手司 || 千明孝一 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 16 || 悲しき決戦 || 隅沢克之 || 森邦宏 || 湊屋夢吉 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 17 || 裏切りの遠き故郷 || 千葉克彦 || 渡邊哲哉 || 池田成 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 18 || トールギス破壊 || 川瀬敏文 || 青木康直 || 川瀬敏文 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 19 || バルジ強襲 || 面出明美 || 吉本毅 || 千明孝一 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 20 || 潜入、月面基地 || 千葉克彦 || 森邦宏 || 池田成 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 21 || 悲しみのカトル || 面出明美 || 渡邊哲哉 || 湊屋夢吉 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 22 || 独立を巡る戦い || 千葉克彦 || 青木康直 || 西森章<br/>池田成 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 23 || 死神に戻るデュオ || 隅沢克之 || 吉本毅 || 湊屋夢吉 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 24 || ゼロと呼ばれた<ruby><rb>G</rb><rp>(</rp><rt>ガンダム</rt><rp>)</rp></ruby> || 川瀬敏文 || 森邦宏 || 浜津守 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 25 || カトルVSヒイロ || 池田成<br/>面出明美 || 渡邊哲哉 || rowspan="2"|池田成 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 26 || 燃えつきない流星 || 池田成<br/>隅沢克之 || 青木康直 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 27 || 勝利と敗北の軌跡 || rowspan="2"|隅沢克之 || 青木康直<br/>森邦宏 || rowspan="2"|森邦宏 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 28 || すれ違う運命 || 森邦宏 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 29 || 戦場のヒロイン || 池田成 || 吉本毅 || 池田成 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 30 || リリーナとの再会 || 千葉克彦 || 森邦宏 || 湊屋夢吉 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 31 || ガラスの<ruby><rb>王国</rb><rp>(</rp><rt>サンクキングダム</rt><rp>)</rp></ruby> || 隅沢克之 || 原田奈奈 || 西森章 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 32 || 死神とゼロの対決 || 千葉克彦 || 青木康直 || 湊屋夢吉 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 33 || 孤独な戦場 || 面出明美 || 渡邊哲哉 || 日高政光<br/>渡邊哲哉 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 34 || その名はエピオン || rowspan="2"|隅沢克之 || 吉本毅 || 高松信司<br/>渡辺信一郎 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 35 || ウーフェイ再び || 森邦宏 || 湊屋夢吉<br/>森邦宏 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 36 || <ruby><rb>王国</rb><rp>(</rp><rt>サンクキングダム</rt><rp>)</rp></ruby>崩壊 || 千葉克彦 || 青木康直 || 武井良幸<br/>日高政光 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 37 || ゼロVSエピオン || 隅沢克之 || 渡邊哲哉 || 西森章<br/>渡邊哲哉 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 38 || <ruby><rb>女王</rb><rp>(</rp><rt>クイーン</rt><rp>)</rp></ruby>リリーナ誕生 || 面出明美 || 吉本毅 || 日高政光<br/>青木康直 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 39 || トロワ戦場へ帰る || 隅沢克之 || 森邦宏 || 湊屋夢吉<br/>森邦宏 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 40 || 新たなる指導者 || 千葉克彦 || 青木康直 || 青木康直<br/>西森章 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 41 || バルジ攻防戦 || 面出明美 || 渡邊哲哉 || 日高政光<br/>渡邊哲哉 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 42 || リーブラ発進 || 隅沢克之 || 原田奈奈 || 谷口悟朗<br/>杉島邦久 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 43 || 地上を撃つ<ruby><rb>巨光</rb><rp>(</rp><rt>[[オーロラ]]</rt><rp>)</rp></ruby> || 面出明美 || 吉本毅 || 湊屋夢吉<br/>吉本毅 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 44 || 出撃Gチーム || 千葉克彦 || 森邦宏 || 西森章<br/>森邦宏 || 西村誠芳
 +
|-
 +
| 45 || 決戦の予感 || 面出明美 || 青木康直 || 青木康直<br/>日高政光 || 佐久間信一<br/>藁谷均
 +
|-
 +
| 46 || ミリアルドの決断 || 隅沢克之 || 渡邊哲哉 || 谷口悟朗<br/>杉島邦久 || 西村誠芳
 +
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== 再放送 ==
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[[2007年]][[5月]]より[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]と[[ビーエス・アイ|BS-i]]で放送された。[[光過敏性発作]]対策として、動きの激しいシーンは殆どに残像処理が施されている。
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[[2008年]][[2月]]より[[とちぎテレビ]]でも放送された。
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== 放映ネット局 ==
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* 東京都、関東広域圏 ANB〔現:EX〕 [[テレビ朝日]] ※金曜17:00-17:30
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* 大阪府、近畿広域圏 ABC [[朝日放送]] 金曜16:30-17:00
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* 愛媛県 EAT [[愛媛朝日テレビ]] 金曜17:00-17:30
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== 前後テレビ番組の変遷 ==
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== 関連作品 ==
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本作品はTVシリーズを中核として、様々な派生作品が[[メディアミックス]]手法の下製作されている。
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ガンダムシリーズのうち、一つの作品のみでTV放送、OVA化、劇場公開、ラジオドラマ化、CDドラマ化、小説化、オリジナルのコミック化、ゲーム化されたガンダム作品は、本作が初にして唯一である。
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* [[小説化|ノベライズ]]、[[漫画家|コミカライズ]]
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: アニメの内容をほぼ踏襲した形の小説版(全5巻)と低年齢向けにアレンジされた漫画版(全3巻)<ref>ただし、どちらも最後はヒイロ達がテラ・フォーミングのために[[火星]]へ行くところで終わり、その後の物語に繋がらないが、2003年に発売された漫画の[[講談社プラチナコミックス|KPC]]版では、ラストでヒイロたちが火星に行く部分が全く別の新作に差し替えられている。</ref>
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* 新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO
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: 本編での時間(アフターコロニー195年)の十数年前においての、本作での主要登場人物達の前史が描かれている。これは元々はアニメで使用されるストーリーだったが、スケジュールの都合上、棚上げ状態となっていた内容を漫画化したものである。
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* [[新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST]]
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: TVシリーズとOVAの間を描く漫画
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* [[新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET]]
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: TVシリーズとOVAの間を描く[[ラジオドラマ]]及びその漫画化
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* [[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]
 +
: TVシリーズの舞台となった年から1年後、真のオペレーション・メテオを実行せんとするデキム・バートンとマリーメイア軍が反乱を描いた[[OVA]]、詳細は該当の項目を参照。
 +
:ノベライズではEPISODE ZEROの内容を詳細に描いた節がある。また、巻末に『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の後日談『PREVENTER 5(サンク)』が掲載されている。
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 +
* ゲーム
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: TVシリーズ放送終了日である1996年3月29日に[[スーパーファミコン]]用[[対戦型格闘ゲーム]]『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』が[[バンダイ]]から発売された。登場MSはガンダム前半機の5機とウイングガンダムゼロ、トールギス、ヴァイエイト、メリクリウス、そしてラストボスがガンダムエピオンである。このゲームは前作『機動武闘伝Gガンダム』の格闘ゲームと違い、他の作品にはあまり見られないような独特のシステムを採用している。ボタン同時押しと十字キーの組み合わせで、ガードしながらのダッシュや、空中ダッシュ、ジャンプ後の落下速度の減少といった特殊アクションが可能で、これらの操作を使いこなすと大変スピーディーなゲーム展開となる。2年前に[[カプコン]]からリリースされた『[[X-MEN Children of The Atom|X-MEN]]』の影響を強く受けており、多くの共通したシステムを持っている。
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* 新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~
 +
: [[皆川ゆか]]による小説、時系列などを本編と整合をとらずパラレルワールド的作品として扱われる。
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 +
これら全ては<ref>『新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~』及び主作品に付随する小説版等の作品を除く。</ref>密接に繋がっており、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の小説版においてはその繋がりを意図的に含めた内容となっている。
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 +
* [[新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT]]
 +
: 本作の外伝的作品として、[[プラモデル]]を中心とした企画。漫画版は本編のコミカライズを担当した[[ときた洸一]]が作画を、モビルスーツデザインを後の『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』シリーズのデザイナーである阿久津潤一が担当している。
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* [[新機動戦記ガンダムW ~ティエルの衝動~]]
 +
: プラモデルの販促を核とした単発の冊子『新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ最強プレイングブック』掲載の外伝。
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* アンソロジーコミック
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** [[学習研究社]]のノーラコミックスぽっけシリーズより全5巻。描き下ろし作品と『月刊コミックPocke』本誌で連載されていたもので構成されている。
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** [[メディアワークス]]より刊行
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 +
* [[VHS]]・[[レーザーディスク|LD]]・[[DVD]]
 +
** VHSは全13巻、その他にEVEN NUMBERS・ODD NUMBERS(総集編)の4巻が[[1995年]]に順に発売された。翌々年の[[1997年]]には続編である[[OVA]]、EndlessWaltzが全3巻で順に発売された。さらに[[1999年]]にはEndlessWaltz特別編(劇場版)が発売された。
 +
** LDは全7巻。また、それらをまとめたBOXが発売された。EndlessWaltz(OVA版)もVHSと同じく全3巻で発売された。
 +
** DVDはCOLLECTION NUMBERIからVまでの5巻が[[2000年]]に順に発売された。このうちVは総集編であるEVEN NUMBERS・ODD NUMBERSとEndlessWaltzで構成されている。[[2001年]]にはEndlessWaltz特別編、[[2007年]]には映像にHDリマスターを施した全12巻と総集編2本とEndlessWaltzのDVD、及びそれらをまとめた3つのDVDメモリアルボックスが発売された。この内BOXIには1巻~6巻まで。BOXIIには7巻~12巻まで。BOXIIIには総集編2巻とEndlessWaltz(OVA版)が入っている。このボックスにはEndlessWaltz特別編は入っていない。
 +
 
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== ネットラジオ ==
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HDリマスターDVDボックスの販促として[[BEAT☆Net Radio!]]にて『新機動戦記ガンダムW 緑川光の任務、了解』が配信された。全10回。
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ゲスト
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* 関俊彦(3回、4回)
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* 置鮎龍太郎(6回、7回、9回、10回)
 +
* 折笠愛(9回、10回)
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<div class="references-small"><references/></div>
 +
 
 +
== 関連項目 ==
 +
* [[ガンダムシリーズ]]
 +
* [[ガンダムシリーズ一覧]]
 +
* [[ガンダムシリーズの登場人物一覧]]
 +
* [[ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧]]
 +
* [[ガンダムシリーズの登場艦船及びその他の兵器一覧]]
 +
* [[ガンダムシリーズ関連用語一覧]]
 +
 
 +
== 外部リンク ==
 +
* [http://www.b-ch.com/cgi-bin/contents/ttl/det.cgi?ttl_c=113 バンダイチャンネル]
 +
* [http://www.gundam-w.jp/ 新機動戦記ガンダムW]
 +
 
 +
{{ガンダムシリーズ}}
 +
{{DEFAULTSORT:しんきとうせんきかんたむういんく}}
 +
 
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[[Category:ガンダムシリーズ|W]]
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[[Category:テレビ朝日系アニメ]]
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[[Category:アニメ作品 し|んきとうせんきかんたむういんく]]
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[[Category:1995年のテレビアニメ]]
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[[Category:コミックボンボン]]
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[[Category:ドラマCD]]
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[[de:Gundam Wing]]
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[[en:Mobile Suit Gundam Wing]]
 +
[[es:Gundam Wing]]
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[[fr:Gundam Wing]]
 +
[[it:Gundam Wing]]
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[[ko:신기동전기 건담W]]
 +
[[ms:Gundam Wing]]
 +
[[nl:Gundam Wing]]
 +
[[pl:Gundam Wing]]
 +
[[pt:New Mobile Report Gundam Wing]]
 +
[[th:กันดั้มวิง]]
 +
[[zh:新機動戰記GUNDAM W]]

2008年8月4日 (月) 01:15時点における版

新機動戦記ガンダムW
[[Image:|0|]]
ジャンル ロボットアニメ
テレビアニメ:
原作
総監督
監督 池田成
高松信司(代行/クレジットなし)
シリーズディレクター
チーフディレクター
企画
シリーズ構成
脚本
キャラクターデザイン
メカニックデザイン
音楽
アニメーション制作 サンライズ
製作 テレビ朝日
サンライズ
放送局 テレビ朝日
放送期間 1995年4月7日 - 1996年3月29日
話数 全49話
その他
コピーライト表記 ©創通・サンライズ
テンプレート使用方法 ノート

新機動戦記ガンダムW』(しんきどうせんきガンダムウイング NEW MOBILE REPORT GUNDAM WING)は、「ガンダムシリーズサンライズ製作のテレビアニメで、1995年(平成7年)4月7日から1996年(平成8年)3月29日まで全49話がテレビ朝日系列で毎週金曜日17:00 - 17:30にて放送された。ガンダムシリーズの中で最初にアメリカで放送された作品でもある。


注意以降に核心部分が記述されています。

物語

宇宙開発が始まった年をアフターコロニー(A.C.)歴1年と定め、人類は宇宙コロニーの開発を始めた。しかし地上・宇宙での紛争や様々な疾病、技術的な問題もあり、L1にてコロニーが初めて完成するまで100年を要した。地上の紛争は収まらず、宇宙ではコロニーが武力を背景とした地球圏統一連合に従属する形での支配が続いた。

A.C.165年、コロニーの住民は連合に常に反発を抱いており、この問題を調停するための機関はヒイロ・ユイを代表に選出した。彼は非暴力・非武装の主義をコロニーや地上の各国に説いてまわり、賛同者が多数に上るもA.C.175年に暗殺される。彼の死によりコロニー側は混乱、連合は治安維持のためスペシャルズ[1]を各地に派遣。その後、サンクキングダムらの完全平和主義提唱も連合の武力によって壊滅させられてしまった。

A.C.195年、コロニー側は「オペレーション・メテオ」を発動。宇宙コロニーの居住者達の一部は強引な武力支配を続ける地球圏統一連合とそこに潜む軍事秘密結社OZに対し、開発した5機のMS(モビルスーツ)にそれぞれ反抗の意思を示す「ガンダム」の名を冠して地球へ送り込み、世界各所でOZへの破壊行動を図った。

物語はここから始まり、この5機のガンダムの内の1機に搭乗するパイロットのヒイロ・ユイ[2]を主人公に進んでいく。

作品解説

前作の人気の中心が低年齢層であったのに対し、本作ではガンダムのパイロットを始めとする主要キャラクター全員を美少年に設定した事で、結果的に多くの女性ファンを獲得した。

シリーズ構成の隅沢克之によれば、「アニメおたくや雑誌編集者などが絶対についてこられないホン(脚本)」を目指したという[3]。他のガンダムシリーズ同様、物語の主軸は戦争であるが、その中でも本作では特に戦略や人間性についての様々なジレンマが描かれている。また、古今東西の軍人、思想家の思想や言葉が多数引用されているのも本作の特徴の一つである。

監督は『鎧伝サムライトルーパー』の池田成、キャラクターデザインは村瀬修功が担当した。しかし、半年ほど経った時点で池田監督が降板する事態となり、『黄金勇者ゴルドラン』の監督である高松信司が『ゴルドラン』と同時進行で番組後半を担当した[4]

平成ガンダムと呼ばれる作品[5]の中でも人気が高い作品のひとつであり、翌年にはOVA新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』が発売、そして劇場版の公開など多数のメディア展開へと発展した。

本作はガンダム史上、初めてアメリカで放映された作品である。サンライズの海外営業部次長の渡辺靖夫によると「世界的に受けるキャラクターやドラマを持つ作品」としている。本作はアメリカ以外でも国際的に放映され、ガンダム史上最も放映された国が多い作品である。

このため世界的に見ると本作を「原点」とする向きが強く、宇宙世紀ガンダムは日本国内ほど地位が高くない。これは宇宙世紀ガンダムにとっては不利なことだが、本作に近い作風を持った『機動戦士ガンダムSEED』や『機動戦士ガンダム00』などでは追い風である。しかし今のところ本作ほど国際的に成功したガンダムはいない。

タイトルロゴ

本作品のタイトルロゴは複数の種類が存在する。

  • 一つは「新機動戦記ガンダムWウイング」というもの。
    • 主にTVのOPやDVDのジャケット等に使われている。
  • 二つ目は「新機動戦記ガンダムW NEW MOBILE REPORT GUNDAM WING」(日本語表記の下に英語表記がされている。)というもの。
    • 主に音楽関係の商品等に使われている。
  • 三つ目は「ガンダムW」とだけ表記されているものである。
    • これはゲーム、ガンダムVS.ガンダムの公式サイト内の参戦作品一覧のページで使われている。このサイトのバックは各作品のタイトルロゴで作成されているが、その中では二つ目の英語表記もされている物が、MS・パイロット一覧のページでは一つ目の物が使われている。

主要登場人物

登場人物の名前は数に由来しているものが多い。特にメインのガンダムパイロットである5人の名前は1から5にそれぞれ対応している。

  • ヒイロ・ユイ=1(日本語
  • レディ・アン=1(フランス語 un)
  • デュオ・マックスウェル=2(ラテン語 duo の英語読み)
  • トロワ・バートン=3(フランス語 trois)
  • カトル・ラバーバ・ウィナー=4(フランス語 quatre)
  • 飛=5(中国語
  • ゼクス・マーキス=6(ドイツ語 sechs)
  • セプテム=7(ラテン語 septem)
  • アハトオットー=8((前者はドイツ語 acht, 後者はイタリア語 otto)
  • ルクレツィア・ノイン=9(ドイツ語 neun)
  • デキム・バートン=10(ラテン語 decim)
  • ツバロフ=12(ドイツ語 zwölf)
  • トレーズ・クシュリナーダ=13(フランス語 treize)
  • カーンズ=15(フランス語 quinze)
  • セディッチ=16(イタリア語 sedici)
  • ベンディ=20(イタリア語 venti)
  • トラント=30(フランス語 trente)
  • ノベンタ=90(イタリア語 noventa)
  • ミリアルド=10億(フランス語 milliard)、など
詳細は 新機動戦記ガンダムWの登場人物 を参照

主要登場兵器

詳細は アフターコロニーの機動兵器 を参照

スタッフ

シリーズスタッフ

各話スタッフ

主題歌

  • 前期オープニングテーマ:『JUST COMMUNICATION』(第1話~第40話)
  • 後期オープニングテーマ:『RHYTHM EMOTION』(第41話~第49話)
    • 作詞・作曲・編曲・唄:TWO-MIX(キングレコード)
  • エンディングテーマ:『It's Just Love』(第1話~第49話)
    • 作詞:松本花奈 作曲:小泉誠司 編曲:多田光裕 唄:大石ルミ(アポロン)

※後期OPテーマの『RHYTHM EMOTION』は、シリーズ中盤頃に新OPテーマとしてすでにCDが発売されていたにも関わらず、オンエアが終盤に入っても使用されず、劇中挿入歌[7]として先行使用されるという異例の事態となった。結局OPテーマとして使用されたのは終盤の2ヶ月だけで、しかもOP用の高水準作画のフィルムは使われず、大部分本編のバンクシーンを編集したフィルムが流された(ビデオソフト化の際はOP専用の作画に差し替えられている)。なぜここまで新OPテーマの使用が遅れたのかは不明。この事に関して、作詞者の永野椎菜は、後にTWO-MIXのベストアルバム『BPM "BEST FILES"』のライナーノーツで「今でこそ笑えるが当時は胃が痛んだ」と語っている。また、TVオンエアにおいて、前期オープニングテーマ『JUST COMMUNICATION』のOPフィルムは、第1話〜17話までは劇中のバンクシーンを一部共用したもの、18話からは新作画になった。しかし、ビデオソフトでは17話からフィルムのみ新作画に差し替えられ音源が旧作画用のままだったため、ビデオ版の17話のOPは音源と絵の動きが一致していない(ガンダムデスザイズ、ガンダムヘビーアームズの場面に旧作画のウイングガンダムの変形動作音が入ってしまっている)。また、再放送時は新作画になってもしばらくは音源が古い物が使われていた。

放送リスト

話数 サブタイトル 脚本 演出 絵コンテ 作画監督
1 少女が見た流星 隅沢克之 青木康直 池田成 西村誠芳
2 死神と呼ばれるG(ガンダム) 原田奈奈 佐久間信一
藁谷均
3 ガンダム5機確認 湊屋夢吉 西村誠芳
4 悪夢のビクトリア 渡邊哲哉 重田敦司
5 リリーナの秘密 青木康直 西森章 佐久間信一
藁谷均
6 パーティー・ナイト 面出明美 原田奈奈 川瀬敏文 菱沼義仁
筱雅律
7 流血へのシナリオ 千葉克彦 森邦宏 貞光紳也 西村誠芳
8 トレーズ暗殺 隅沢克之 吉本毅 越智浩仁 佐久間信一
藁谷均
9 亡国の肖像 面出明美 青木康直 千明孝一 西村誠芳
10 ヒイロ閃光に散る 千葉克彦 原田奈奈 池田成 佐久間信一
藁谷均
11 幸福の行方 面出明美 森邦宏 西村誠芳
12 迷える戦士達 千葉克彦 渡邊哲哉 安部邦博
西村誠芳
土器手司
13 キャスリンの涙 隅沢克之 吉本毅 湊屋夢吉 佐久間信一
藁谷均
14 01爆破指令 面出明美 青木康直 池田成 西村誠芳
15 決戦の場所南極へ 川瀬敏文 土器手司 千明孝一 佐久間信一
藁谷均
16 悲しき決戦 隅沢克之 森邦宏 湊屋夢吉 西村誠芳
17 裏切りの遠き故郷 千葉克彦 渡邊哲哉 池田成 佐久間信一
藁谷均
18 トールギス破壊 川瀬敏文 青木康直 川瀬敏文 西村誠芳
19 バルジ強襲 面出明美 吉本毅 千明孝一 佐久間信一
藁谷均
20 潜入、月面基地 千葉克彦 森邦宏 池田成 西村誠芳
21 悲しみのカトル 面出明美 渡邊哲哉 湊屋夢吉 佐久間信一
藁谷均
22 独立を巡る戦い 千葉克彦 青木康直 西森章
池田成
西村誠芳
23 死神に戻るデュオ 隅沢克之 吉本毅 湊屋夢吉 佐久間信一
藁谷均
24 ゼロと呼ばれたG(ガンダム) 川瀬敏文 森邦宏 浜津守 西村誠芳
25 カトルVSヒイロ 池田成
面出明美
渡邊哲哉 池田成 佐久間信一
藁谷均
26 燃えつきない流星 池田成
隅沢克之
青木康直 西村誠芳
27 勝利と敗北の軌跡 隅沢克之 青木康直
森邦宏
森邦宏 佐久間信一
藁谷均
28 すれ違う運命 森邦宏 西村誠芳
29 戦場のヒロイン 池田成 吉本毅 池田成 佐久間信一
藁谷均
30 リリーナとの再会 千葉克彦 森邦宏 湊屋夢吉 西村誠芳
31 ガラスの王国(サンクキングダム) 隅沢克之 原田奈奈 西森章 佐久間信一
藁谷均
32 死神とゼロの対決 千葉克彦 青木康直 湊屋夢吉 西村誠芳
33 孤独な戦場 面出明美 渡邊哲哉 日高政光
渡邊哲哉
佐久間信一
藁谷均
34 その名はエピオン 隅沢克之 吉本毅 高松信司
渡辺信一郎
西村誠芳
35 ウーフェイ再び 森邦宏 湊屋夢吉
森邦宏
佐久間信一
藁谷均
36 王国(サンクキングダム)崩壊 千葉克彦 青木康直 武井良幸
日高政光
西村誠芳
37 ゼロVSエピオン 隅沢克之 渡邊哲哉 西森章
渡邊哲哉
佐久間信一
藁谷均
38 女王(クイーン)リリーナ誕生 面出明美 吉本毅 日高政光
青木康直
西村誠芳
39 トロワ戦場へ帰る 隅沢克之 森邦宏 湊屋夢吉
森邦宏
佐久間信一
藁谷均
40 新たなる指導者 千葉克彦 青木康直 青木康直
西森章
西村誠芳
41 バルジ攻防戦 面出明美 渡邊哲哉 日高政光
渡邊哲哉
佐久間信一
藁谷均
42 リーブラ発進 隅沢克之 原田奈奈 谷口悟朗
杉島邦久
西村誠芳
43 地上を撃つ巨光(オーロラ) 面出明美 吉本毅 湊屋夢吉
吉本毅
佐久間信一
藁谷均
44 出撃Gチーム 千葉克彦 森邦宏 西森章
森邦宏
西村誠芳
45 決戦の予感 面出明美 青木康直 青木康直
日高政光
佐久間信一
藁谷均
46 ミリアルドの決断 隅沢克之 渡邊哲哉 谷口悟朗
杉島邦久
西村誠芳
47 激突する宇宙 千葉克彦 原田奈奈 日高政光 佐久間信一
藁谷均
48 混迷への出撃 隅沢克之 吉本毅 西森章 西村誠芳
49 最後の勝利者 青木康直 青木康直
渡邊哲哉
佐久間信一
藁谷均

各話のタイトルが表示されるときの音楽と、後半開始時(CM後)の音楽は第1話、第2話、第39話、第47話~第50話(1話、2話を除き、いずれもサブタイトル表示時のみ)だけ独自のものになっている。この内1(後半開始時のみ)、47~50話は共通の音楽である。27話と28話はそれぞれ総集編となっている。

再放送

2007年5月よりTOKYO MXBS-iで放送された。光過敏性発作対策として、動きの激しいシーンは殆どに残像処理が施されている。

2008年2月よりとちぎテレビでも放送された。

放映ネット局

前後テレビ番組の変遷

地上波VHF局

テレビ朝日系 金曜17:00台前半
前番組新機動戦記ガンダムW次番組
機動武闘伝Gガンダム機動新世紀ガンダムX

地上波UHF局&BS

TOKYO MX アニメの神様22:29枠(2007年5月8日-)
前番組新機動戦記ガンダムW次番組
機動戦士ガンダム 第08MS小隊SDガンダムフォース サイコー!!! セレクション
BS-i 日曜10:30枠(2007年5月20日-9月30日)
前番組新機動戦記ガンダムW次番組
機動戦士ガンダム 第08MS小隊ラブ★コン(枠交換)
BS-i 日曜11:00枠(2007年10月7日-2008年4月20日)
ラブ★コン(枠交換)新機動戦記ガンダムWSDガンダムフォース サイコー!!! セレクション
とちぎテレビ(2008年2月14日)- 木曜17:00枠
前番組新機動戦記ガンダムW次番組
機動武闘伝Gガンダム

関連作品

本作品はTVシリーズを中核として、様々な派生作品がメディアミックス手法の下製作されている。 ガンダムシリーズのうち、一つの作品のみでTV放送、OVA化、劇場公開、ラジオドラマ化、CDドラマ化、小説化、オリジナルのコミック化、ゲーム化されたガンダム作品は、本作が初にして唯一である。

アニメの内容をほぼ踏襲した形の小説版(全5巻)と低年齢向けにアレンジされた漫画版(全3巻)[8]
  • 新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO
本編での時間(アフターコロニー195年)の十数年前においての、本作での主要登場人物達の前史が描かれている。これは元々はアニメで使用されるストーリーだったが、スケジュールの都合上、棚上げ状態となっていた内容を漫画化したものである。
TVシリーズとOVAの間を描く漫画
TVシリーズとOVAの間を描くラジオドラマ及びその漫画化
TVシリーズの舞台となった年から1年後、真のオペレーション・メテオを実行せんとするデキム・バートンとマリーメイア軍が反乱を描いたOVA、詳細は該当の項目を参照。
ノベライズではEPISODE ZEROの内容を詳細に描いた節がある。また、巻末に『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の後日談『PREVENTER 5(サンク)』が掲載されている。
  • ゲーム
TVシリーズ放送終了日である1996年3月29日にスーパーファミコン対戦型格闘ゲーム『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』がバンダイから発売された。登場MSはガンダム前半機の5機とウイングガンダムゼロ、トールギス、ヴァイエイト、メリクリウス、そしてラストボスがガンダムエピオンである。このゲームは前作『機動武闘伝Gガンダム』の格闘ゲームと違い、他の作品にはあまり見られないような独特のシステムを採用している。ボタン同時押しと十字キーの組み合わせで、ガードしながらのダッシュや、空中ダッシュ、ジャンプ後の落下速度の減少といった特殊アクションが可能で、これらの操作を使いこなすと大変スピーディーなゲーム展開となる。2年前にカプコンからリリースされた『X-MEN』の影響を強く受けており、多くの共通したシステムを持っている。
  • 新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~
皆川ゆかによる小説、時系列などを本編と整合をとらずパラレルワールド的作品として扱われる。

これら全ては[9]密接に繋がっており、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の小説版においてはその繋がりを意図的に含めた内容となっている。

本作の外伝的作品として、プラモデルを中心とした企画。漫画版は本編のコミカライズを担当したときた洸一が作画を、モビルスーツデザインを後の『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズのデザイナーである阿久津潤一が担当している。
プラモデルの販促を核とした単発の冊子『新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ最強プレイングブック』掲載の外伝。
  • アンソロジーコミック
    • 学習研究社のノーラコミックスぽっけシリーズより全5巻。描き下ろし作品と『月刊コミックPocke』本誌で連載されていたもので構成されている。
    • メディアワークスより刊行
  • VHSLDDVD
    • VHSは全13巻、その他にEVEN NUMBERS・ODD NUMBERS(総集編)の4巻が1995年に順に発売された。翌々年の1997年には続編であるOVA、EndlessWaltzが全3巻で順に発売された。さらに1999年にはEndlessWaltz特別編(劇場版)が発売された。
    • LDは全7巻。また、それらをまとめたBOXが発売された。EndlessWaltz(OVA版)もVHSと同じく全3巻で発売された。
    • DVDはCOLLECTION NUMBERIからVまでの5巻が2000年に順に発売された。このうちVは総集編であるEVEN NUMBERS・ODD NUMBERSとEndlessWaltzで構成されている。2001年にはEndlessWaltz特別編、2007年には映像にHDリマスターを施した全12巻と総集編2本とEndlessWaltzのDVD、及びそれらをまとめた3つのDVDメモリアルボックスが発売された。この内BOXIには1巻~6巻まで。BOXIIには7巻~12巻まで。BOXIIIには総集編2巻とEndlessWaltz(OVA版)が入っている。このボックスにはEndlessWaltz特別編は入っていない。

ネットラジオ

HDリマスターDVDボックスの販促としてBEAT☆Net Radio!にて『新機動戦記ガンダムW 緑川光の任務、了解』が配信された。全10回。

ゲスト

  • 関俊彦(3回、4回)
  • 置鮎龍太郎(6回、7回、9回、10回)
  • 折笠愛(9回、10回)

脚注

  1. 後のOZ
  2. 前述の人物とは別人。
  3. ムービック『新機動戦記ガンダムW設定記録集PART-』(1995)のインタビュー。
  4. ただしクレジットはされていない。
  5. 『Gガンダム』、『ガンダムW』、『ガンダムX』の3作品。『Vガンダム』は富野由悠季が監督を務めている点や宇宙世紀を舞台にしている点から、平成ガンダムとして扱われない。
  6. クレジット上はTWO-MIXとなっているが、JUST COMMUNICATIONの作詞は永野椎菜、作曲は馬飼野康二が担当。
  7. 『JUST COMMUNICATION』も3話で挿入されている。
  8. ただし、どちらも最後はヒイロ達がテラ・フォーミングのために火星へ行くところで終わり、その後の物語に繋がらないが、2003年に発売された漫画のKPC版では、ラストでヒイロたちが火星に行く部分が全く別の新作に差し替えられている。
  9. 『新機動戦記ガンダムW外伝 ~右手に鎌を左手に君を~』及び主作品に付随する小説版等の作品を除く。

関連項目

外部リンク


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