大網駅
大網駅(おおあみえき)は、千葉県山武郡大網白里町南玉にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
利用可能な鉄道路線[編集]
駅構造[編集]
外房線の相対式ホーム2面2線と、東金線の島式ホーム1面2線の計3面4線で構成される高架駅で、両線のホームは離れている。
外房線ホームは全体がカーブしており、列車とホームとの隙間が広くなっている箇所がある。
東金線ホームの3番線は線路がホーム先端で途切れているため、線内折り返し列車の発着に使用されている。夜間は翌朝の普通列車成東行に使用される201系4両編成[1]が3番線に留置される。4番線は外房線上り始発列車と東金線から京葉線・外房線に直通する列車が発着する。なお、3・4番線にはかつて行先をランプで知らせる案内表示器が設置されていたが撤去され、各ホームと駅構内にLED式の発車標が設置された。
みどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:00)・自動改札機設置駅。
のりば[編集]
1 | ■外房線(上り) | 蘇我・千葉・海浜幕張・東京方面 |
---|---|---|
2 | ■外房線(下り) | 茂原・上総一ノ宮・勝浦・安房鴨川方面 |
3 | ■東金線 | 東金・成東方面(始発) |
4 | ■東金線 | 東金・成東方面 |
■外房線(上り) | 蘇我・千葉・東京方面 |
利用状況[編集]
- 2009年度の1日平均乗車人員は11,004人である。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 8,365 |
1991年 | 9,452 |
1992年 | 10,162 |
1993年 | 10,558 |
1994年 | 10,946 |
1995年 | 11,000 |
1996年 | 11,143 |
1997年 | 11,085 |
1998年 | 11,203 |
1999年 | 11,301 |
2000年 | 11,315 |
2001年 | 11,404 |
2002年 | 11,307 |
2003年 | 11,306 |
2004年 | 11,319 |
2005年 | 11,427 |
2006年 | 11,490 |
2007年 | 11,440 |
2008年 | 11,328 |
2009年 | 11,004 |
2010年 | 10,938 |
2011年 | 10,693 |
2012年 | 10,722 |
駅周辺[編集]
周辺は大網白里町の中心部である。町役場は駅の東側、700メートル程のところにある。新興住宅団地も近接しており、東京や千葉市のベッドタウンとなっている。
- 千葉県立大網高等学校
- 大網白里町立大網中学校
- 大網白里町立大網小学校
- 本國寺
- 大網郵便局
- 日本郵便 大網支店
- 大網みずほ台郵便局
- 千葉銀行
- 京葉銀行
- ジャスコ
- 神戸屋
- ファミリーマート
- デイリーヤマザキ
バス路線[編集]
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大網駅 | 1 | 柿餅・白里海岸 | サンライズ九十九里 | 小湊鐵道 | ||
柿餅・白里海岸 | 白子車庫 | 小湊鐵道 | ||||
柿餅 | 弥幾野 | 小湊鐵道 | 平日のみ | |||
2 | 東京駅 | 潮見駅 | 小湊鐵道 京成バス |
|||
3 | 山辺 | 季美の森 | 小湊鐵道 | 朝のみ | ||
山辺・南五丁目 | 季美の森 | 小湊鐵道 | ||||
大綱中学校・南五丁目 | 季美の森 | 小湊鐵道 | 平日のみ | |||
みずほ台三丁目・駒込(内回り) | 大網駅 | 小湊鐵道 | 平日のみ | |||
駒込・みずほ台三丁目(外回り) | 大網駅 | 小湊鐵道 | 平日のみ | |||
4 | 大綱中学校 | みどりが丘第五 | 小湊鐵道 | |||
永田駅入口・本納駅入口 | 茂原駅南口 | 小湊鐵道 | 平日のみ | |||
大綱線 | 大網下宿・福俵駅入口 | 東金駅 | 九十九里鉄道 | 平日1本のみ | ||
A | 快速 | 昭和の森・土気駅・鎌取駅 | 千葉駅 | 千葉中央バス | 土休日1本のみ | |
昭和の森・土気駅 | 鎌取駅 | 千葉中央バス | ||||
羽田空港 | 千葉中央バス 東京空港交通 |
|||||
マイタウンライナー | 銀座駅 | 東京駅 | 平和交通 | 平日朝のみ | ||
大網駅入口 | 深夜急行 | 南センター前 | 山田インター入口 | 平和交通 | 平日深夜のみ |
- のりば = 大網駅: 駅前の交通広場
歴史[編集]
当初は東金駅方面から千葉駅方面と安房鴨川駅方面に分岐する線形となっており、房総東線(現・外房線)はスイッチバックが必要であった。その一方、1968年4月の千葉駅移転後は(これも大網駅とまったく同じ問題で、三方向からのY字分岐配線をずらしたものである)、房総東線と西線を一周しても蘇我駅で車両の前後の向きが変わらないという利点もあった。1972年に駅と房総東線の線路が移設されて現行の形態となる。反面、房総東線と西線を一周すると蘇我駅で車両の前後の向きが逆転するため、房総半島を循環する列車の設定が困難になった。かつての房総東線線路は貨物列車用として1997年まで残っていたが、現在も跡地の確認は可能である。
- 1896年(明治29年)1月20日 - 房総鉄道の駅として開業。旅客・貨物の取り扱いを開始。
- 1897年(明治30年)4月17日 - 当駅 - 一ノ宮(現・上総一ノ宮)間延伸開業。
- 1900年(明治33年)6月30日 - 当駅 - 東金間延伸開業。
- 1907年(明治40年)9月1日 - 房総鉄道が買収され、国有鉄道の駅となる。
- 1971年(昭和46年)7月1日 - 貨物扱いを廃止。
- 1972年(昭和47年)5月27日 - 現在の場所へ移転し、スイッチバックを解消。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1997年(平成9年)3月 - 新茂原駅での貨物取り扱い廃止に伴い、構内短絡線を廃止。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2009年(平成21年)2月 - 改札と各ホームにLED式発車標を設置。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 成東到着後、京葉線経由通勤快速(休日は快速)東京行として折り返す。