名古屋大学
名古屋大学は、愛知県名古屋市千種区不老町に本部を置く日本の国立大学である。1939年に設置された。大学の略称は名大(めいだい)。
概観[編集]
大学全体[編集]
名古屋大学は、1939年に創設された名古屋帝国大学を直接の母体とする国立大学である。前身の名古屋帝国大学は9番目(内地では7番目)に設立され、内地・外地を通じて「最後の帝国大学」であった。名古屋帝国大学創設当初は医学部と理工学部の2学部のみを設置していたが、1942年には理工学部を理学部と工学部に分離した。第二次世界大戦後の旧制学制残滓期間内には、法経学部と文学部の2学部を設置した。新制名古屋大学となった後も教育学部、農学部、情報文化学部等の学部や大学院研究科および附属研究教育施設を順次設置し続け、2014年現在、9学部・14研究科・3附置研究所を擁している。
大学の略称は「名大」であり、「めいだい」と発音する。この「名大」という略称は商標登録(登録商標日本第4861457号ほか)もされている。明治大学の略称である明大(めいだい)と発音が同じであるため、一部では「なだい」や「なごだい(名古大)」と発音する人もいるが、商標登録第4861457号の参考情報として付随している称呼が「メーダイ」であることから、公式には「めいだい」が正しい。なお、明治大学の方は愛知県周辺では「明治」と呼ばれ、区別されている。
ノーベル賞[編集]
2015年現在、関係者に6名のノーベル賞受賞者がいる。そのうち、名古屋大学を主たる研究教育の場として授与された者が3名(野依良治、赤崎勇、天野浩)、名古屋大学より博士号が授与され、後年ノーベル賞を受賞した者は5名(下村脩、小林誠、益川敏英、赤崎勇、天野浩)で国内最多、名古屋大学より学士号が授与された卒業生で、後年ノーベル賞を受賞した者は3名(小林誠、益川敏英、天野浩)となっており、いずれの研究者も2015年現在名古屋大学に教授や特別教授という形で、教員として籍を置いている。
学術憲章[編集]
学風および特色[編集]
現在は、「自由・闊達・進取」を学風・特色としている。名古屋帝国大学が出来たばかりの頃は、初代総長が十七条憲法の一節で、自身の座右の銘であった「以和為貴」を大学全体の基本精神としていた。現在は「名古屋大学学術憲章」を定め、それを元に「名古屋大学運営の基本姿勢」を公表している。
沿革[編集]
略歴[編集]
尾張藩種痘所取締であった伊藤圭介・石井隆庵ら3名が、版籍奉還後の名古屋藩庁に提出した建議書を基に廃藩置県直後の1871年8月9日、「仮病院・仮医学校」が開設された。以後仮病院・仮医学校は名古屋県の行政運営上の事情や財政難から廃復興の繰り返しの後、公立病院・医学講習所というかたちで存続。その後1903年の専門学校令に基づき愛知県立医学専門学校となり、1920年には大学令に基づき大学に昇格し、県立愛知医科大学と改称する。1931年には国へ移管され官立名古屋医科大学となった。この官立大学誕生を契機として、同医科大の前身学校時代から既に同学校内及び愛知県政財界を中心に展開されていた帝大誘致・設立運動が結実、1939年に官立名古屋医科大学を吸収させるかたちで名古屋帝国大学が創設される。同時に官立名古屋医科大学は名古屋帝国大学医学部へ改組された。但し名古屋帝国大学の創設資金900万円(当時)は、地元愛知県が国庫へ全額寄付するという形での設立となった。なお、名古屋帝国大学は、創設時には文科系学部は存在せず、理工学部と医学部のみの学部編成であった。
第二次世界大戦後、まず帝国大学令等の旧制度廃止直前の1948年に「(旧制)名古屋(帝国)大学」のもと法経・文の2学部が設置されたことで、文科系理科系の両系統学部群が揃うこととなった。その上で、教育制度改革に伴う高等教育機関の一本化という行政施策に伴って、愛知県各地域に散在していた旧制官立学校が新制名古屋大学へ包括されて合流する。名古屋高等商業学校は法経学部経済経営両学科、第八高等学校の一部は文学部、第八高等学校の一部および岡崎高等師範学校は旧教養部、それぞれ設立母体となった。
大学院は、名古屋帝国大学各学部に大学令に基づいた研究科が置かれた時点からの歴史がある。第二次世界大戦後、学校教育法に基づき新制大学院制度が発足すると1953年から1955年にかけて理学、工学、法学、経済学、文学、教育学、医学、農学の8研究科が設置される。しかし大学への予算配分や教官配置の基礎は学部内の講座 (chair) 制に置かれていた。1991年に当時の文部省が示した大学設置基準の大綱化をもとに大学院の部局化を本格化する。これは事実上の大学院重点化であった。具体的には独立大学院の設置と教養部廃止を前提に大学院研究科を大学における研究・教育の基軸として再編するという2つの施策を実施している。前者は、1991年の国際開発研究科、1992年人間情報学研究科(後述する教養部改組措置を兼ねた研究科として誕生)、1995年多元数理科学研究科、1998年の国際言語文化研究科の各研究科設置という形で実現した。また、後者は教養部を改組の上、前述した人間情報学研究科と情報文化学部(1993年)を創設、1993年に教養部を廃止すると全学一貫教育体制に移行した上で1996年に理、1997年に工、1999年に法、医、生命農学、2000年文、教、経済と各学問分野において大学院重点化を完了させることで実現している。
2001年に表明された文部科学省の方針に基づき、2004年に国立大学法人名古屋大学が発足し、名古屋大学は同法人が設置する大学となる。また同年、法科大学院として法学研究科に実務法曹養成専攻を設置している。
年表[編集]
- 1869年〜1870年頃(詳細年月日不明) 尾張藩元奥医師等、「洋学医庠」設立建議書を名古屋藩庁に提出。
- 1871年8月9日 仮病院(名古屋県)・仮医学校開設。
- 1878年 公立医学校となる。
- 1881年 愛知医学校となる。
- 1901年 愛知県立医学校となる。
- 1903年 専門学校令に基づき愛知県立医学専門学校となる。
- 1908年 高等学校令に基づき第八高等学校が設立される。
- 1920年 大学令に基づき、愛知県立医学専門学校が愛知県立愛知医科大学となり3年制の予科を創設。専門学校令に基づき名古屋高等商業学校が設立される。
- 1922年 県立愛知医科大学本科を設置。
- 1931年5月1日 県立愛知医科大学が、官立移管され名古屋医科大学と改称。
- 1939年4月1日 帝国大学令及び名古屋帝国大学官制に基づいた名古屋帝国大学が創設され、名古屋医科大学を同帝大医学部に改組。
- 1940年 理工学部を新設。
- 1942年 理工学部を理学部と工学部に分離。
- 1943年 航空医学研究所を附置。
- 1945年 師範教育令に基づき官立岡崎高等師範学校が設立される。航空医学研究所を廃止。
- 1946年 環境医学研究所を附置。
- 1947年 帝国大学令は国立総合大学令に改称され、大学名も名古屋大学と改称される。
- 1948年 法経学部、文学部を設置。
- 1949年 国立学校設置法に基づき(旧制)名古屋大学、同大学付属医学専門部、第八高等学校、名古屋経済専門学校(名古屋高等商業学校の後身)、岡崎高等師範学校を包括、教育学部を増設した(新制)名古屋大学が誕生する。空電研究所を附置。教養部を設置(学内措置)。
- 1950年 法経学部を法学部と経済学部に分離。
- 1951年 農学部を設置。
- 1953年 新制大学院発足。文学、教育学、法学、経済学、理学、工学の各研究科を設置。
- 1955年 医学研究科、農学研究科を設置。
- 1961年 プラズマ研究所を附置。
- 1963年 教養部を正式に設置。
- 1966年 農学部移転で、東山キャンパスへの統合移転完了。
- 1971年 大型計算機センターを設置。
- 1973年 水圏科学研究所を附置。
- 1977年 医学部附属の看護学校等を改組、医療技術短期大学部を設置。
- 1989年 プラズマ研究所を核融合科学研究所に改組し、大学共同利用機関に移行。
- 1990年 空電研究所と理学部附属宇宙線望遠鏡研究施設を統合改組し、太陽地球環境研究所を附置。
- 1991年 国際開発研究科を設置。
- 1992年 人間情報学研究科を設置(教養部の改組措置)。
- 1993年 情報文化学部を設置(教養部の改組措置)。教養部を廃止。水圏科学研究所を改組し、大気水圏科学研究所を附置。
- 1995年 多元数理科学研究科を設置。
- 1997年 農学研究科を生命農学研究科と改称。
- 1998年 医療技術短期大学部を改組し、医学部保健学科を設置。国際言語文化研究科を設置。
- 2000年 教育学研究科を教育発達科学研究科と改称。
- 2001年 大気水圏科学研究所を廃止。環境学研究科、地球水循環研究センターを設置。
- 2002年 医学研究科を医学系研究科と改称。大型計算機センターおよび関連施設を改組し、情報連携基盤センターを設置。
- 2003年 人間情報学研究科と工学研究科情報工学専攻を統合改組して情報科学研究科を設置。
- 2004年 国立大学法人法に基づき国立大学法人名古屋大学が設置する大学となる。法科大学院、エコトピア科学研究機構を設置。
- 2005年 エコトピア科学研究機構を改組し、エコトピア科学研究所を設置(学内措置)。
- 2006年 エコトピア科学研究所を正式に附置。
- 2009年 情報基盤センターを設置
- 2010年 素粒子宇宙起源研究機構を設置
- 2012年 創薬科学研究科を設置
- 2013年 トランスフォーマティブ生命分子研究所を設置
- 2014年 大内万里亜による殺人事件が発生。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 東山キャンパス(愛知県名古屋市千種区)
- 鶴舞キャンパス(愛知県名古屋市昭和区)
- 大幸キャンパス(愛知県名古屋市東区)
- 豊川キャンパス(愛知県豊川市穂ノ原)
象徴[編集]
シンボルマーク[編集]
シンボルマークは、Nagoya University の頭文字「nu」に篆書体の「名大」を合成したもので、通称「NUマーク」である。名古屋大学学章規程により正式に定められている。1958年に教養部2年の学生によるデザインが学内公募により選定され、それを基に作成された。
スクールカラー[編集]
スクールカラーは濃緑である。『濃緑』は、名古屋大学体育会の機関紙の名称にもなっている。その機関紙によると、「濃は不屈・永遠を表し、緑は若さを表す」とされている。
学生歌等[編集]
名古屋大学には正式な校歌や大学歌は存在しないが、以下に示す歌が存在する。
- 学生歌
- 『若き我等』(1956年制定)
- 『若草もゆる』(1954年制定)
- 現在主に歌われるのは前者である。
- 応援歌
- 『天にとどろく』
- 『大空に光はみてり』(1955年制定)
- 『この旗の下に』
- 寮歌
- 上記の他、運動部等の行事でよく歌われるものに、第八高等学校寮歌『伊吹おろし』がある。第八高等学校は名古屋大学の前身校の一つである。
教育および研究[編集]
組織[編集]
学部[編集]
- 情報文化学部
- 自然情報学科
- 複雑システム系
- 数理情報系
- 環境システム系
- 注:3年次に教育系に配属
- 社会システム情報学科
- 環境法経システム系
- 社会地域環境系
- 心理システム系
- メディア社会系
- 注:3年次に教育系に配属
- 自然情報学科
大学院[編集]
以下、特記していない専攻は博士前期課程・博士後期課程である。
- 文学研究科
- 人文学専攻[1]
- 総合人文学コース
- 専門:文化人類学・宗教学・日本思想史、日本文化学
- 基層人間学コース
- 専門:哲学、西洋古典学、言語学、中国哲学、中国文学、インド文化学
- 歴史文化学コース
- 専門:日本史学、東洋史学、西洋史学、美学美術史学、考古学
- 文芸言語学コース
- 専門:日本文学、日本語学、英米文学、フランス文学、ドイツ文学、英語学
- 総合人文学コース
- 人文学専攻[1]
- 教育発達科学研究科
- 教育科学専攻
- 講座:生涯発達教育学講座、学校情報環境学講座、相関教育科学講座、高等教育学講座(協力講座)、生涯スポーツ科学講座(協力講座)
- 高度専門職業人養成コース(前期課程) - 職業経験や社会活動の経験がある者が対象
- 生涯学習研究コース(生涯開発教育分野、学校科学臨床分野、高等教育マネジメント分野、生涯スポーツ科学分野)
- 教育マネジメントコース(後期課程) - 社会人や社会経験のある学生が対象
- 領域:生涯学習マネジメント、学校教育マネジメント、高等教育マネジメント
- 心理発達科学専攻
- 講座:心理社会行動科学講座、精神発達臨床科学講座、スポーツ行動科学講座(協力講座)
- 高度専門職業人養成コース(前期課程)
- 心理開発研究コース(心理行動科学分野、スポーツ行動科学分野)
- 心理臨床研究コース(心理臨床科学分野)
- 心理危機マネジメントコース(後期課程) - 社会人や社会経験のある学生が対象
- 教育科学専攻
- 経済学研究科
- 社会経済システム専攻
- 産業経営システム専攻
- 理学研究科
- 素粒子宇宙物理学専攻
- 素粒子宇宙物理系
- 宇宙地球物理系
- 物質理学専攻
- 物理系
- 化学系
- 生命理学専攻
- 素粒子宇宙物理学専攻
- 医学系研究科
- 医科学専攻(修士課程)
- 総合医学専攻
- 基礎医学領域
- 講座:生物化学、微生物・免疫学、先端応用医学(協力講座)、実験動物科学(協力講座)、老化基礎科学(連携講座)、免疫不全統御学(連携講座)、細胞科学、神経科学(協力講座)、腫瘍病態学(協力講座)、高次神経統御学(協力講座)、器官系機能調節学(協力講座)、分子・細胞適応学(協力講座)、神経生化学(連携講座)、機能形態学、病理病態学<、発生・再生医学(協力講座)、細胞工学(連携講座)、社会生命科学、健康増進医学(協力講座)、疫学(連携講座)
- 臨床医学領域
- 講座:病態内科学、高次医用科学、脳神経病態制御学、頭頸部・感覚器外科学、病態外科学、運動・形態外科学、生体管理医学、病態医療学(協力講座)、発育・加齢医学、周産母子医学(協力講座)、親と子どもの精神医学(協力講座)、総合管理医学(協力講座)
- 統合医薬学領域
- 講座:分子医薬学、臨床医薬学、医薬品開発学(連携講座)、医薬品管理学(連携講座)
- 基礎医学領域
- 看護学専攻
- 講座:基礎・臨床看護学、健康発達看護学
- 医療技術学専攻
- 講座:医用量子科学、病態解析学、脳とこころの科学(協力講座等)
- リハビリテーション療法学専攻
- 講座:理学療法学、作業療法学
- 工学研究科
- 領域専攻群
- 化学・生物工学専攻
- 応用化学分野
- 分子化学工学分野
- 生物機能工学分野
- マテリアル理工学専攻
- 材料工学分野
- 応用物理学分野
- 量子エネルギー工学分野
- 電子情報システム専攻
- 電気工学分野
- 電子工学分野
- 情報・通信工学分野
- 機械理工学専攻
- 機械科学分野
- 機械情報システム工学分野
- 電子機械工学分野
- 航空宇宙工学専攻
- 航空宇宙工学分野
- 社会基盤工学専攻
- 社会基盤工学分野
- 化学・生物工学専攻
- 複合専攻群
- 結晶材料工学専攻
- エネルギー理工学専攻
- 量子工学専攻
- マイクロ・ナノシステム工学専攻
- 物質制御工学専攻
- 計算理工学専攻
- 領域専攻群
- 生命農学研究科
- 生物圏資源学専攻
- 講座:循環資源学、資源生産生態学、地域資源管理学、生物材料科学、生態システム保全学
- 生物機構・機能科学専攻
- 講座:バイオダイナミクス、分子細胞機構学、生物機能分化学、資源生物機能学
- 応用分子生命科学専攻
- 講座:バイオモデリング、生命機能化学、応用生命化学、応用遺伝・生理学
- 生命技術科学専攻
- 講座:生物機能技術科学、生命技術社会システム学、生物生産技術科学、植物機能開発学、分子細胞機能学、生命技術国際協力学、生命機能システム学(理化学研究所環境資源科学研究センターとの連携講座、後期のみ)
- 生物圏資源学専攻
- 国際開発研究科
- 博士前期課程
- 国際開発協力コース
- 国際開発専攻
- 経済開発政策と開発マネジメント」プログラム
- 「農村・地域開発マネジメント」プログラム
- 「教育・人材開発」プログラム
- 国際協力専攻
- 「ガバナンスと法」プログラム
- 「平和構築」プログラム
- 「社会開発と文化」プログラム
- 国際開発専攻
- 国際コミュニケーションコース
- 国際コミュニケーション専攻
- 「人の移動と異文化理解」プログラム
- 「言語教育と言語情報」プログラム
- 国際コミュニケーション専攻
- 国際開発協力コース
- 博士後期課程
- 国際開発専攻
- 国際協力専攻
- 国際コミュニケーション専攻
- 教員組織
- 国際開発専攻
- 基幹講座:国際開発講座
- 協力講座:開発政策講座、経営開発講座、教育発展史講座
- 国際協力専攻
- 基幹講座:国際協力講座
- 協力講座:比較国際法政システム講座、国際文化協力講座
- 国際コミュニケーション専攻
- 基幹講座:国際コミュニケーション講座、言語情報システム講座、言語教育科学講座、際言語文化学講座、コミュニケーション科学講座
- 国際開発専攻
- 博士前期課程
- 多元数理科学研究科
- 多元数理科学専攻
- 国際言語文化研究科
- 日本言語文化専攻
- 講座:日本言語文化学講座、日本語教育学講座、応用言語学講座、比較日本文化学講座、現代日本語学講座(協力講座等)、日本語教育方法論講座(協力講座等)
- 国際多元文化専攻
- 講座:多元文化論講座、先端文化論講座、アメリカ言語文化講座、東アジア言語文化講座、ヨーロッパ言語文化講座、ジェンダー論講座、メディアプロフェッショナル論
- コース:メディアプロフェッショナルコース(定員は国際多元文化専攻の定員に含まれる)、英語高度専門職業人コース(前期のみ。定員は国際多元文化専攻の定員に含まれる)、比較言語文化プログラム(前期のみ。留学生向け)
- 日本言語文化専攻
- 環境学研究科
- 地球環境科学専攻
- 地球惑星科学系
- 講座:地球環境システム学講座、地質・地球生物学講座、地球化学講座、地球惑星物理学講座、地球惑星ダイナミクス講座(協力講座)、地球史学講座(協力講座)
- 大気水圏科学系
- 講座:地球環境変動論講座、気候科学講座、物質循環科学講座、放射線・生命環境科学講座(協力講座)、地球水循環科学講座(協力講座)
- 地球惑星科学系
- 都市環境学専攻
- 空間・物質系
- 講座:都市持続発展論講座、環境機能物質学講座、物質環境構造学講座、地圏空間環境学講座、地域・都市マネジメント講座
- 建築学系
- 講座:環境・安全マネジメント講座、建築・環境デザイン講座、建築構造システム講座
- 空間・物質系
- 社会環境学専攻
- 講座:環境政策論講座、経済環境論講座、環境法政論講座、社会学講座、心理学講座、地理学講座
- 地球環境科学専攻
- 情報科学研究科
- 計算機数理科学専攻
- 講座:情報数理基礎論講座、情報数理モデル論講座、計算論講座
- 情報システム学専攻
- 講座:情報プラットフォーム論講座、ソフトウェア論講座、情報ネットワークシステム論講座(情報基盤センターとの協力講座)
- メディア科学専攻
- 講座:音声映像科学講座、知能メディア工学講座、認知情報論講座、情報メディア空間構成論講座(情報基盤センターとの協力講座)
- 複雑系科学専攻
- 講座:多自由度システム情報論講座、物質情報論講座、生命情報論講座、創発システム論講座、複雑系計算論講座、情報可視化論講座(エコトピア科学研究所、名古屋大学博物館との協力講座)
- 社会システム情報学専攻
- 講座:知識社会システム論、電子社会設計論、情報創造論、情報社会基盤環境論(情報基盤センターとの協力講座)
- 計算機数理科学専攻
- 創薬科学研究科
- 基盤創薬学専攻(前期課程のみ。後期課程は2014年度に設置)
- 講座:創薬有機化学講座(天然物化学分野、有機合成化学分野、分子設計化学分野)、創薬生物科学講座(分子微生物学分野、細胞生化学分野、細胞分子情報学分野、細胞薬効解析学)、創薬分子構造学講座(構造分子薬理学分野、構造生理学分野)、実践創薬科学講座(産学協同研究講座)
- 基盤創薬学専攻(前期課程のみ。後期課程は2014年度に設置)
附属機関[編集]
- 附属図書館
- 中央図書館
- 医学部分館
- 附置研究所
- 環境医学研究所
- ストレス受容・応答研究部門
- 神経系分野I(大学院医学系研究科協力講座:視覚神経科学)
- 神経系分野II(大学院医学系研究科協力講座:神経性調節学)
- 病態神経科学分野(大学院医学系研究科協力講座:病態神経科学)
- 免疫系分野(大学院医学系研究科協力講座:神経免疫学)
- 生体適応・防御研究部門
- 脳機能分野(大学院医学系研究科協力講座:薬物動態解析学)
- 発生・遺伝分野(大学院医学系研究科協力講座:発生・遺伝学)
- 心・血管分野(大学院医学系研究科協力講座:心・血管学)
- ゲノム動態制御分野(大学院医学系研究科協力講座:分子機能薬学)
- 附属近未来環境シミュレーションセンター
- ストレス受容・応答研究部門
- 太陽地球環境研究所
- エコトピア科学研究所
- 基幹研究部門
- ナノマテリアル科学研究部門
- エネルギー科学研究部門
- 環境システム・リサイクル科学研究部門
- 情報・通信科学研究部門
- 融合プロジェクト研究部門
- エネルギーシステム寄附研究部門(中部電力の寄付)
- 超高圧電子顕微鏡施設
- 先端技術共同研究施設
- 基幹研究部門
- 全国共同利用施設
- 地球水循環研究センター
- 研究部門:局域水循環過程、広域水循環変動
- 情報基盤センター
- 研究部門:学術情報開発研究部門、情報基盤ネットワーク研究部門、大規模計算支援環境研究部門、教育情報メディア研究部門
- 学内共同教育研究施設等
- アイソトープ総合センター
- 遺伝子実験施設
- 研究分野:遺伝子解析、植物ゲノム解析
- 物質科学国際研究センター
- 研究組織:有機物質合成研究分野、無機物質合成研究分野、物質機能研究分野、生命物質研究分野、分子触媒研究分野、共同研究分野
- 高等教育研究センター
- 農学国際教育協力研究センター
- 年代測定総合研究センター
- 博物館
- 発達心理精神科学教育研究センター
- 研究組織:母子関係援助分野、児童精神医学分野、学校カウンセリング分野
- 法政国際教育研究研究センター
- 生物機能開発利用研究センター
- 研究部門:基盤・育成部門、開発・展開部門
- シンクロトロン光研究センター
- 研究部門:光源部門、ビームライン部門、計測・分析部門
- 基礎理論研究センター(素粒子宇宙起源研究機構)
- 素粒子論部門
- 宇宙理論部門
- 弦理論・数理構造部門
- 理論計算物理室
- 現象解析研究センター(素粒子宇宙起源研究機構)
- フレーバー物理学部門
- タウレプトン物理グループ
- 宇宙素粒子起源グループ
- 時空構造起源部門
- 天体観測グループ
- 時空理論解析グループ
- タウレプトンデータ解析室
- 実験観測機器開発室
- フレーバー物理学部門
- グリーンモビリティ連携研究センター
- 研究教育組織:研究開発部門、人材育成部門
- 減災連携研究センター
- 研究教育組織:研究連携部門、社会連携部門
- 細胞生理学研究センター
- 研究教育組織:基礎生物学研究部門、連携創薬研究部門。連携医学研究部門、産学連携部門
- 脳とこころの研究センター
- 研究教育組織:基盤整備部門、研究開発部門
- ナショナルコンポジットセンター
- 研究教育組織:研究開発部門、産学官連携部門
- 学生相談総合センター
- 学部・研究科附属機関
- 文学研究科
- 附属「アジアの中の日本文化」研究センター
- 附属人類文化遺産テクスト学研究センター
- 教育学部
- 附属高等学校
- 附属中学校
- 法学研究科
- 附属法情報研究センター
- 経済学研究科
- 附属国際経済政策研究センター
- 研究部門:アジア経済・地域連携研究部門、企業戦略・マネジメント研究部門、資源・環境政策研究部門、政策情報研究室
- 附属国際経済政策研究センター
- 理学研究科
- 附属臨海実験所
- 菅島臨海実験所(三重県鳥羽市)
- 臨海実験所東山分室
- 附属南半球宇宙観測研究センター
- 研究組織:サブミリ波研究部門、高エネルギー研究部門、地球・惑星系研究部門
- 附属構造生物学研究センター
- 教育研究組織:構造動態学部門、構造機能学部門、構造細胞学部門
- 附属タウ・レプトン物理研究センター
- 研究組織:タウ・レプトン物理部門、LHC物理部門、理論部門
- 附属臨海実験所
- 工学研究科
- 附属プラズマナノ工学研究センター
- 教育研究組織:基幹研究部門、産学連携研究部門
- 附属材料バックキャストテクノロジー研究センター
- 教育研究組織:産学連携部門、物質知略部門、エネルギー知略部門、プロセス知略部門、安全性知略部門
- 附属計算科学連携教育研究センター
- 教育研究組織:データベース部門、超並列計算部門、流体力学部門、物性物理部門、生体科学部門、アルゴリズム部門、計算化学部門
- 附属マイクロ・ナノメカトロニクス研究センター
- 研究部門:ナノ制御学、ナノ計測学、ナノ設計・製造学、ナノ材料学
- 附属プラズマナノ工学研究センター
- 生命農学研究科
- 附属フィールド科学教育研究センター
- 教育研究組織:森林科学部門、植物生産科学部門、動物生産科学部門
- 附属鳥類バイオサイエンス研究センター
- 附属フィールド科学教育研究センター
- 環境学研究科
- 附属地震火山研究センター
- 研究分野:地殻活動機構研究分野、地殻活動予測研究分野、観測手法開発研究分野
- 附属持続的共発展教育研究センター
- 教育研究組織:交通・都市国際研究部門、臨床環境学コンサルティングファーム部門
- 附属地震火山研究センター
- 情報科学研究科
- 附属組込みシステム研究センター
- 医学部・医学系研究科
- 医学系研究科附属医学教育研究支援センター
- 教育研究支援組織:実験動物部門、分析機器部門、先端領域支援部門、特任研究部門
- 医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター
- 研究組織:腫瘍病態統御部門、神経疾患病態統御部門、先端応用医学部門
- 医学部附属病院(名大病院)
- 医学系研究科附属医学教育研究支援センター
- その他
- 教養教育院
- 教養教育推進室
- 高等研究院
- トランスフォーマティブ生命分子研究所
- 総合保健体育科学センター
- 未来社会創造機構
- 人とモビリティ社会の研究開発センター
- 研究組織:モビリティ部門、情報基盤部門、サステナブル部門、くらし・健康基盤部門
- 人とモビリティ社会の研究開発センター
- 素粒子宇宙起源研究機構
エコトピア科学研究所[編集]
理工科学総合研究センター、高効率エネルギー変換研究センター、難処理人工物研究センター、環境量子リサイクル研究センターを統合して2004年に設置されたエコトピア科学研究機構を前身とし、2005年に設置された研究所である。これは学内措置による設置であったが、文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会の審議を経た2006年、文部科学大臣により中期目標の変更が提示され、正式に附置研究所と定められた。エコトピア (EcoTopia) とは、ecology と utopia の合成語で、環境に配慮した理想郷、環境調和型社会といったような意味である。材料技術、エネルギー技術、廃棄物処理技術、情報・通信技術などを研究している。理系研究科の教員に加えて、文系研究科の教員も参画しており、文理融合した研究が行われている。
附属図書館[編集]
附属図書館は中央館、医学部分館、34の部局図書室がある。総蔵書数は約293万冊(2008年4月現在)。年間利用者は中央館のみで延べ約70万9千人、貸出冊数は約13万3千冊(2007年度)である。
名古屋大学博物館[編集]
名古屋大学博物館は、2000年4月に日本の大学が設置する5番目。
名古屋大学出版会[編集]
名古屋大学出版会 は、財団法人。正確には附属機関ではなく独立採算制を執る独立した機関であるが、名大東山キャンパス大学広報プラザ内に事務所があることや理事長は名大教授であり、名古屋大学はじめ中部地区大学関係者の書籍を発行することを目的としているため、本節にまとめた。主に学術書や大学の講義で使う教科書などを出している。 ※名大生協の印刷・情報サービス部[[1]]とは別組織。なお設立の際人員の移籍があった。
研究[編集]
21世紀COEプログラム[編集]
21世紀COEプログラムとして、14件のプロジェクトが採択された。
- 2002年
- 生命科学
- システム生命科学:分子シグナル系の統合
- 新世紀の食を担う植物バイオサイエンス
- 化学・材料科学
- 物質科学の拠点形成:分子機能の解明と創造
- 自然に学ぶ材料プロセッシングの創成
- 情報・電気・電子
- 先端プラズマ科学が拓くナノ情報デバイス
- 社会情報基盤のための音声映像の知的統合
- 人文科学
- 統合テクスト科学の構築
- 2003年
- 医学系
- 神経疾患・腫瘍の統合分子医学の拠点形成
- 数学・物理学・地球科学
- 宇宙と物質の起源:宇宙史の物理学的解読
- 等式が生む数学の新概念(2005年9月に辞退)
- 太陽・地球・生命圏相互作用系の変動学
- 機械・土木・建築・その他工学
- 情報社会を担うマイクロナノメカトロニクス
- 学際・複合・新領域
- 同位体が拓く未来―同位体科学の基盤から応用まで―
- 2004年
- 革新的な学術分野
- 計算科学フロンティア
グローバルCOEプログラム[編集]
グローバルCOEプログラムとして、7件のプロジェクトが採択されている。
- 2007年
- 生命科学
- システム生命科学の展開:生命機能の設計
- 化学・材料科学
- 分子性機能物質科学の国際教育研究拠点形成
- 人文科学
- テクスト布置の解釈学的研究と教育
- 2008年
- 医学系
- 機能分子医学への神経疾患・腫瘍の融合拠点
- 数学、物理学、地球科学
- 宇宙基礎原理の探求
- 機械、土木、建築、その他工学
- マイクロ・ナノメカトロニクス教育研究拠点
- 2009年
- 学際、複合、新領域
- 地球学から基礎・臨床環境学への展開
教育[編集]
学生生活[編集]
大学祭[編集]
大学祭は「名大祭」と呼ばれ、1960年から毎年、6月の第1木曜日から次の日曜日に掛けての4日間開催される。また、近年は秋季にも「秋革祭(しゅうかくさい)」と呼ばれるやや小規模なイベントも行われている。一般的には、大学祭は秋季に行われることが多いが、「名大祭」はその第一回開催時に伊勢湾台風の影響で延期となり、翌年の6月に第一回が行われたため、その後も6月に行われることとなった。
当時の名古屋大学は多くのキャンパスが市内や周辺市域に分散していた蛸足大学だったため、大学全体としての学生の結束が弱いとされた。しかしキャンパスが東山地区に統合されるとともに、安保闘争や伊勢湾台風復興を契機に学生運動が高揚すると、大学祭開催への機運が高まり、1960年に第一回名大祭の開催を見た。しかし各学部の学生団体がそれぞれ企画を催すなどのばらつきも見られた。
現在では教養部を除く各学部の団体が統合された名大祭本部実行委員会と呼ばれる団体が6月の名大祭を主催し、教養部の団体の名残である名大祭一・二年生実行委員会が秋季の秋革祭を主催している。とくに名大祭は多くの研究室・部活・サークルの成果の発表の場として、また全学学生の団結力を示す場として位置付けられている。来場者は毎年約5万人程度であり、その規模は東海地方で最大を誇る。またバリアフリーとごみの再資源化に早くから取り組んでいる。
2008年に開催された第49回名大祭の模擬店において、大規模な食中毒が発生した。翌年の第50回名大祭においては原因調査と再発防止体制確立のため、飲食物を取り扱う企画の自粛対応がなされたが、第51回からは体制が整ったとして飲食物を取り扱う企画が再開された。
スポーツ[編集]
1956年に名古屋大学体育会が結成され、1961年に大学公認を受けている。同会に所属する部の中には、陸上競技部や漕艇部など旧愛知医学校や第八高等学校からの歴史がある部も存在する。また、全国の旧帝国大学と共に全国七大学総合体育大会に参加している。また、大阪大学との対抗戦として名古屋大学・大阪大学対抗競技大会(名阪戦)を行っている。
1964年からは毎年11月下旬に須賀杯争奪駅伝競走大会が開催されている。これは名古屋大学教授で陸上部顧問(当時)を務めていた須賀太郎が、1963年に豊田工業高等専門学校の初代校長に就任し、同校のスポーツ振興に力を注いだことに由来する。大学と高専が共催するスポーツ大会は日本国内では珍しい。
アメリカンフットボール部の愛称はグランパスである。名古屋グランパス創設以前から歴史があり、名古屋グランパスの関係者がグランパスの名前を使用する許可を求めて同部を訪れた逸話がある。
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
大学関係者一覧[編集]
施設[編集]
キャンパス[編集]
東山キャンパス[編集]
- 使用学部:文学部、教育学部、法学部、経済学部、情報文化学部、理学部、工学部、農学部
- 使用研究科:文学研究科、教育発達科学研究科、法学研究科、経済学研究科、理学研究科、工学研究科、生命農学研究科、国際開発研究科、多元数理科学研究科、国際言語文化研究科、環境学研究科、情報科学研究科
- 使用附属施設:環境医学研究所、太陽地球環境研究所、エコトピア科学研究所、地球水循環研究センター、情報基盤センター
- 交通アクセス:名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅、名古屋市営バス名古屋大学バス停
東山キャンパスは東西に長い長方形のような形をしており、キャンパスのほぼ中央を南北に貫く公道(山手グリーンロード)によって西地区と東地区に分けられる。そのためかこのキャンパスには正門が存在しない。キャンパスの中心にはグリーンベルト(緑地帯)が東西に走っており、西地区のグリーンベルトには中央図書館、東地区のグリーンベルトには豊田講堂がある。西地区の南側が文系地区となっており、西地区の北側は工学研究科を中心とした理系地区および教育学部附属中学校・高等学校となっている。東地区は理系地区および野球場、サッカー兼陸上競技場、テニスコートなどのスポーツ施設などとなっている。また、大学を東西に貫くグリーンベルトは若宮大通(100メートル道路)の延長線上にある。名古屋市の都市計画では、若宮大通の東端を名古屋大学東山キャンパスへ接続するという想定が存在していたことが影響していたのではないという説がある。
町区画[編集]
東山キャンパスは、地図上では名古屋市千種区にある複数の町区画にまたがっているが、郵便物を速く確実に届けるために郵便の宛先は「名古屋市千種区不老町」に統一され、構内各所に学内住所番号を割り振っている。(本部の所在地は、地図上では千種区仁座町。不老町は図書館や工学部1号館、2号館、3号館、7号館などがある場所)。不老町以外にも東山キャンパス内に完全に含まれるため郵便の宛先とする個所が存在しなくなった町がいくつかある。また、現在の千種区と昭和区の区界は大学のキャンパスに沿って引かれているが、この線引きのために区をまたいで分断され、両区にまたがって存在する町名もある。
地下鉄[編集]
キャンパスの真下に名古屋市営地下鉄名城線が通過しており、キャンパス内に名古屋大学駅がある。地下鉄の建設工事に伴い、精密測定機器の精度を守るために一部施設が東山キャンパス外に移転するなどした。今後、更に、東山キャンパス内を東西に通る地下鉄の新線(東部線)の構想もある。
FOREST[編集]
FOREST(フォレスト)は、東山キャンパス北東部(理系地区)の理系中華食堂・理系カフェテリアを全面改築・改修して作られた、名大生協運営の福利厚生施設の総称。理系専門書店の Books Fronte、カフェの Cafe Fronte、食堂の Dining Forest から構成される。FOREST というネーミングは一般公募の結果、名大生協事務員の案が採用された。「FOREST」は「For Eat Study Talk」という意味が込められている。
理系中華食堂は2005年夏に取り壊され、新たに Fronte(フロンテ)が建てられた。この建物はこれまでの生協の剰余金(いわゆる利益)のみを利用して建設された。2006年5月に今まで理系書を取り扱ってきた北部書籍が移転する形で、Books Fronte、そして建物内で隣接する Cafe Fronte がオープンした。Books Fronte は2006年5月現在、日本の大学生協では最大の書籍を陳列している理系専門書店である。カフェにはパソコンを利用するスペースがあり、名古屋大学無線ネットワーク実証実験 (nuwnet) を利用してインターネットへ接続することも可能となっている。
理系カフェテリアは2006年の夏季長期休暇中を中心に改修され、Dining Forestとして10月2日にオープンした。
鶴舞キャンパス[編集]
鶴舞キャンパスは昭和区鶴舞町と千種区花田町にまたがっており、東山キャンパスの8分の1程度の広さを持つ。北部には研究棟や図書館の医学部分館などがあり、南部には附属病院(名大病院)の病棟や診療棟などがある。また、キャンパスの東側には名古屋工業大学、南側には名古屋市公会堂などがある鶴舞公園が隣接しており、北側は若宮大通に面している。なお、鶴舞キャンパスにはローソンが3店舗存在する。
大幸キャンパス[編集]
- 使用学部:医学部保健学科
- 使用研究科:医学系研究科
- 使用附属施設:大幸医療センター
- 交通アクセス:名古屋市営地下鉄名城線ナゴヤドーム前 矢田駅・砂田橋駅、ゆとり~とラインナゴヤドーム前矢田駅・砂田橋駅、JR中央本線大曽根駅、名古屋市営バス大幸三丁目バス停
大幸キャンパスは東区大幸南にあり、鶴舞キャンパスの半分強の広さを持つ。北部には保健学科本館・南館・別館、中心部には大幸医療センター、南部には運動場などがある。また、キャンパスの東には愛知教育大学附属名古屋小学校・愛知教育大学附属名古屋中学校、南西にはナゴヤドームがある。
豊川キャンパス[編集]
学生食堂[編集]
東山キャンパスには生協の運営する北部食堂・南部食堂・フレンドリィ南部・Dining Forest・レストラン花の木・Cafe Fronte・IBカフェと、外部業者の運営するユニバーサルクラブなどがある。さらに2010年、中央図書館2Fにスターバックスがオープンした。鶴舞キャンパスには医学部食堂が、大幸キャンパスには大幸食堂があり、いずれも生協の運営である。
購買・書籍[編集]
東山キャンパスには北部購買・南部購買・南部書籍・NU(にゅー)だが屋・プランゾ・Books Fronte・理系ショップ・ラボショップが、鶴舞キャンパスには医学部購買・医学部書籍が、大幸キャンパスには大幸購買書籍があり、いずれも生協の運営である。
ファミリーマート名古屋大学店[編集]
東山キャンパスに2006年7月24日開店したファミリーマート名古屋大学店は、日本初となるコンビニエンスストアと国立大学の産学連携の試みの一環として設置された。店内では通常のコンビニエンスストアとしての機能を持つほか、研究発表用の「マルチスタディールーム」が設けられている。
講堂[編集]
寮[編集]
- 国際嚶鳴館(名古屋市昭和区高峯町165-1)- 日本人学生と留学生が共用(日本人用232室、留学生用60室)。全個室。名古屋高等商業学校に起源を持つ「嚶鳴寮」に代わり、2002年に建設された
- 留学生会館(名古屋市昭和区陶生町2‐23、留学生専用)
- インターナショナルレジデンス東山(名古屋市千種区不老町、留学生専用)
- インターナショナルレジデンス山手(名古屋市昭和区高峯町165-1、留学生専用)
- 石田記念名古屋大学インターナショナルレジデンス妙見(名古屋市昭和区妙見町40、留学生専用)
附属学校[編集]
脚注[編集]
- ↑ コースと専門は「名古屋大学大学院文学研究科規程」による。また、2014年度後期から前期課程に、グローバル30(G30)プログラムの英語コースである「アジアの中の日本文化」を設置する。なお、「名古屋大学の講座,学科目及び研究部門に関する規程」によると、講座には、比較人文学、日本文化学、哲学、言語学、東洋学、日本史学、東洋史学、西洋史学、美術史学・考古学、日本文学・日本語学、西洋文学・西洋語学がある。