川澄化学工業

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川澄化学工業株式会社(かわすみかがくこうぎょう、Kawasumi Laboratories, Inc.)は、医療機器医薬品製造販売を行う日本の企業である。住友ベークライトの100%出資会社。

概要[編集]

人工腎臓人工心肺装置、カテーテルや採血・輸血・輸液システムなどの医療機器・医薬品などが有名。

本社は東京都港区港南2-15-2。また、大分県佐伯市の佐伯工場内に本社機能の一部を有する本店を置く[1]。生産は大分県内の3工場及びタイランドの100%出資子会社KAWASUMI LABORATORIES (THAILAND)CO., LTD.の2工場で行われる。

沿革[編集]

  • 1954年12月 - 創業。日本初のディスポーザブル(使い捨て)タイプの採血・輸血セットを生産販売。
  • 1957年6月26日 - 東京都大田区に川澄化学工業(株)を設立
  • 1967年5月 - 大分県南海部郡弥生町(現 佐伯市)に佐伯工場竣工
  • 1969年9月 - 人工腎臓用血液回路を生産販売
  • 1977年11月 - 大分県南海部郡弥生町(現 佐伯市)に弥生工場竣工
  • 1978年3月 - タイに合弁会社「タイカワスミ」(現 KAWASUMI LABORATORIES(THAILAND))を設立
  • 1979年1月 - 世界初の高圧蒸気滅菌によるKF-11ダイアライザーを開発
  • 1983年11月 - 大分県大野郡三重町(現 豊後大野市)に三重工場竣工
  • 1985年4月 - 東京都品川区に本社社屋を新設、本社移転
  • 1987年2月 - 東証二部上場
  • 1987年12月 - ソフトバッグタイプの生理食塩液を生産販売
  • 1991年2月 - アメリカにKAWASUMI LABORATORIES AMERICAを設立
  • 1995年4月 - 成分献血用の成分採血キットを生産販売
  • 2003年7月 - 大容量の「カワスミ生理食塩液L」を生産販売
  • 2005年6月 - CTAダイアライザーの海外生産を開始
  • 2010年10月 - 大分県臼杵市に川澄プラテック(株)を設立
  • 2011年1月4日 - 東京都港区に本社を移転するとともに、佐伯工場内に本店を置く
  • 2011年4月 - 大分県臼杵市に野津工場竣工
  • 2013年6月 - 大動脈用ステントグラフト「カワスミNajuta胸部ステントグラフトシステム」を生産販売
  • 2017年4月 - 子会社である川澄プラテックを吸収合併
  • 2018年12月 - 子会社ナムシントレーディング(タイ)を解散、清算手続開始
  • 2019年3月 - 住友ベークライトと資本業務提携。住友ベークライトが川澄化学工業の発行済株式数の20.76%を譲り受け、同社の持分法適用関連会社化。[2]
  • 2020年
    • 10月1日 - 住友ベークライトによる株式公開買付けが成立[3]
    • 10月28日 - 東証二部上場廃止[4]
    • 10月30日 - 株式売渡請求により、住友ベークライトの完全子会社となる。

生産拠点[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]