二俣尾駅

提供: Yourpedia
移動: 案内検索

二俣尾駅(ふたまたおえき)は、東京都青梅市二俣尾四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を持つ地上駅である。駅舎は橋上駅舎で1989年4月1日に竣功したとみられる[1]

青梅駅管理の簡易委託駅で、午後のみ受託者が勤務(午前中は日向和田駅で勤務し午後は当駅に移動してくる)するが、自動券売機はほぼ終日利用可能である。出札窓口のあるところから跨線橋が南北に伸びており、それぞれ北口、南口となる。旧来からの木造駅舎は南口側にあり、現在でも南口側がメインとなっている。木造の旧駅舎は現在の駅施設の使用が開始されてからもしばらく残されていたが、のちに撤去されている。簡易Suica改札機設置駅。

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
南口側 青梅線 下り 御嶽奥多摩方面
北口側 青梅線 上り 青梅立川方面

※案内上の番線番号は設定されていない。

利用状況[編集]

2012年度の1日平均乗車人員は478人である。近年の推移は下記の通り。

年度 一日平均
乗車人員
1992年 808[2]
1993年 759[3]
1994年 732[4]
1995年 710[5]
1996年 699[6]
1997年 665[7]
1998年 627[8]
1999年 612[9]
2000年 591[2]
2001年 568[3]
2002年 553[4]
2003年 550[5]
2004年 552[6]
2005年 520[7]
2006年 527[8]
2007年 537[9]
2008年 539[10]
2009年 516[11]
2010年 502[12]
2009年 516[13]
2010年 502[14]
2011年 486[15]
2012年 478[16]

駅周辺[編集]

その他[編集]

  • かつて、奥多摩駅側に延長約200mほどの専用鉄道(引込線)があったほか、その先には連続循環の専用索道が雷電山の先の成木(なりき)まで敷設されており、雷電山から採掘された石灰石を積み出すため使用されていた。[10][11][12]
  • 村上春樹の長編小説『1Q84』の主人公が降りる駅として登場する。「二人が降りたのは『二俣尾』という駅だった。駅の名前には聞き覚えがなかった。ずいぶん奇妙な名前だ。小さな古い木造の駅で、二人のほかに五人ほどの客がそこで降りた」という記述がある[13]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
青梅線
快速(青梅線内は各駅に停車)・各駅停車
石神前駅 - 二俣尾駅 - 軍畑駅

脚注[編集]

  1. [1] ※財産標によると1989年(平成元年4月にこの形になったようです。
  2. 東京都統計年鑑(平成4年)
  3. 東京都統計年鑑(平成5年)
  4. 東京都統計年鑑(平成6年)
  5. 東京都統計年鑑(平成7年)
  6. 東京都統計年鑑(平成8年)
  7. 東京都統計年鑑(平成9年)
  8. 東京都統計年鑑(平成10年)
  9. 東京都統計年鑑(平成11年)
  10. 『二俣尾石灰石専用線』宇井眞紀子 - 『眠る路線』(ワイズ出版、2003年)
  11. 『鉱石積込用スキップ』河村かずふさ - 『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』 p30(機芸出版社、1988年)
  12. 『鉄道施設がわかる本』 p47,p93 - 坂本衛山海堂、2004年)
  13. 村上春樹『1Q84』BOOK1、新潮社、2009年5月、208頁。

関連項目[編集]