中央大学・明星大学駅
中央大学・明星大学駅(ちゅうおうだいがく・めいせいだいがくえき)は、東京都八王子市東中野にある多摩都市モノレール線の駅。周辺にある中央大学多摩キャンパスと明星大学日野キャンパスに由来する。
駅構造[編集]
2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。橋上駅舎で、駅西側はペデストリアンデッキで中央大学、東側は歩道と学内エスカレータ「Starway」で明星大学の校舎と直結している。同線の駅では唯一、ホームの上に駅舎がかかっている。当駅を多摩センター方面に向かって路線が下り坂になっている。
大学最寄り駅のため通学時間帯の列車到着前後は非常に混雑する。自動改札の数は多摩都市モノレールの他駅と比較すると多い方だが、(一機分だけ両方行に一方通行)それでもラッシュ時の混雑解消にはなっていない。開業当初よりも、自動改札機を1機増やしたほか、階段やエスカレータ下の倉庫スペースを撤去してホームを拡張している。改札外にファミリーマート中央大・明星大駅売店がある。
のりば[編集]
1 | ■多摩モノレール線 | 高幡不動・立川北・玉川上水・上北台方面 |
2 | ■多摩モノレール線 | 多摩センター方面 |
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗車人員は16,505人である[1]。多摩都市モノレールの単独駅では第1位。
開業以来の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1999年(平成11年) | 3,024 | [4] |
2000年(平成12年) | 9,287 | [1] |
2001年(平成13年) | 11,159 | [1] |
2002年(平成14年) | 11,943 | [1] |
2003年(平成15年) | 13,039 | [1] |
2004年(平成16年) | 12,933 | [1] |
2005年(平成17年) | 12,949 | [1] |
2006年(平成18年) | 13,068 | [1] |
2007年(平成19年) | 14,024 | [1] |
2008年(平成20年) | 14,981 | [1] |
2009年(平成21年) | 15,242 | [1] |
2010年(平成22年) | 15,876 | [1] |
2011年(平成23年) | 16,005 | [1] |
2012年(平成24年) | 16,505 | [1] |
駅名決定の経緯[編集]
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地名から取った仮称東中野駅として計画されていたが、立川で接続する東日本旅客鉄道中央本線にすでに東中野駅があったことにより、新名称が検討された。
当初は「中央大学」に決まりかけたものの、多摩都市モノレールの軌道およびそれに付随する側道はいずれも明星大学日野キャンパスのグラウンドの一部を利用した用地であった。
新駅名称を周辺自治会及び中央大学が「中央大学駅」を、明星大学が「明星大学駅」をそれぞれ主張し、地元議員・周辺自治会を巻き込んだ陳情が行われ、また一部には地名の東中野を含めてほしいという意見もあった。駅名の選定にあたっては多摩都市モノレールの役員でもあった八王子市長の意見が参考にされ、自治会・中央大学側と明星大学側に併記する妥協案を提出された。当初の駅名及び自治会の意見が多かった中央大学を先に持って来る事で一応の決着を見た。
利用者の間では「中央大学駅」「中大駅」と略されることが多く、駅周辺に教室を構える資格予備校も中大校・中大駅前校と称する例が多い。明星大学側は「明星大学駅」「明星大駅」と言うことが多いが、一般的ではない。
因みに、最初は帝京大学も同じ駅に「帝京大学駅」を主張したが、隣の仮称大塚駅(現:大塚・帝京大学駅)にも跨っていた為、譲った。
駅周辺[編集]
多摩モノレールと平行する東京都道156号町田日野線は、当駅及び多摩動物公園駅の周辺部分は長らく道路整備が行われていたため全通しなかったが、2008年4月26日に開通し、これにより同都道が全通した。
- 中央大学多摩キャンパス
- 明星大学日野キャンパス
- 帝京大学八王子キャンパス
- ファミリーマートモノレール八王子店 - 駅構内の店舗とは別個の店舗。モノレール開業時に2店同時オープンした。2009年3月に閉店。
- ファミリーマート天野谷戸公園前店
- 資格の大原中大駅前校
バス路線[編集]
当駅より西寄りのトンネルの先に「中央大学」停留所(徒歩10分)があるが、モノレール側道にはバス路線が走っていない。
- 中央大学
- 豊32 豊田駅北口行
- 豊32 多摩センター駅行(朝の1本のみ「多32」系統として運行)