ワタミ (アンサイクロペディア)
ワタミ(WATAMI)とは、日本に実在する宗教団体の1つである。名前はワタミだが、一度入信するとタタミの上では死ねないことで有名。崇高な宗教の教条はそれだけ過酷なのだ。
概要[編集]
開祖は1984年と比較的新しい、いわば新興宗教の1つ。創始者の渡邉美樹を神と崇める「ワタミ教」を信仰する宗教であり、所謂「カルト宗教」であると言える。名前の由来は創始者の本名および
- ワ…私を
- タ…称えろ
- ミ…皆で
の略から来ている。
日本全国に修練道場を構えているほか、日本国内のみならず中国にも存在する。その一方で料理屋や牧場運営(北海道せたな町に存在する)、学校の経営も行っているなど多角経営に力を入れており、宗教法人としてはかなり規模の大きいものと言える。近年は政界進出を目論んでおり、創業者の渡邉美樹は2013年7月の参議院選に自民党公認候補として出馬して当選。これを機に経団連などとのパイプも太くなると思われ、更に規模を拡大する可能性がある。
聖地[編集]
東京都大田区羽田にあるワタミ本社(通称:「ワタミの殿堂」)が総本山であり、「ワタミ教」にとっての聖地である。場所は京急空港線大鳥居駅に近いため、羽田空港を介することで日本各地や世界からのアクセスも良好である。信者は最低でも年に1回はここを訪れ、施設内にあるワタミストリートを礼拝することが習わしとなっている。もちろん、すぐ近くに居酒屋「和民」もあるのでここで食事することも忘れてはならない。
なお、近くにはSEGAの総本山もあるため、たまにSEGAファンとの衝突が発生することもある。
比叡山延暦寺と違って信者は皆温厚なので、日本政府もここをみだりに焼き討ちしたりはしない。あの世の織田信長も「美樹ちゃん俺と気が合いそうだな。おまけに聡明だ。のぶおの代わりに息子に欲しかったぐらいだ」と、教祖様の明晰な頭脳と人格と手腕高く評価している。
信者[編集]
ワタミの信者は入信後、ワタミが経営する施設(サティアン)にて修練を積むことが課せられる。「或狽徒」という形で本業と掛け持ちでの修行も可能だが、狂信者に至っては「聖沙員」という形で他に仕事を持つことなく、いわば無職フリーターの身となってまで修行僧となる者もいる。
信者はこれらの施設で月に実働300時間を超える過酷な修行(聖沙員の場合)を積むことが求められている週1日あるかないかの休養日にも、創始者の著書やビデオレターの感想を原稿用紙に20枚以上書いて(もちろん手書きで)、創始者に対する畏敬の念を深めることも行われている。また、サティアン内での生活は厳しく律せられており、理念に反する行為をした場合には反省文を原稿用紙にして100枚書かされたりすることもあるが、これも修練の1つとされている。
あまりにも厳しすぎる修練故に、過労で倒れる者や自殺する者も現れている。しかし、こうして夢半ばでこの世から去った者に対しては、渡邉美樹神による有り難いお言葉によって成仏された後、戒名を与えられ、人間に夢を与える神様の1人になると説いている。また、遺族にはもれなく「和民」の無料パス(有効期限1年)が与えられる。
直接の入信者だけで5,730人(2012年3月31日現在)。創始者の本の購入者などを含めた間接的な入信者の数は未知数とされている。
聖書[編集]
信者1人1人に渡される「理念集」が聖書とされている。これには「24時間365日死ぬまで働け修行せよ」などといった渡邉神の有り難いお言葉が込められており、信者はこれらの内容を全て暗記しなければならない。暗記したかどうかを試すテストも定期的に行われ、低得点者にはもれなく反省文100枚が待っている。
ワタミが経営する主な施設[編集]
信者たちは以下の施設で主に修行を積むこととなっている。
- 和民
- 居酒屋。最も基本的なサティアンである。日本全国に存在しているほか、中国にも存在するため、地方や海外在住者でも利用しやすい環境となっている。修行が行われる時間は17時~深夜2時(準備や片づけ等も含めると13時~翌朝5時くらい)である。
- 坐・和民
- 前述の和民をちょっと高級にしたもの。基本は和民と同じ。
- 和み亭
- ファミリー向け。故に週末になると修行は過酷さを極める。
- わたみん家
- ワタミでの修行を終えた信者が独立して開業する施設とされている。ここから更に新たな信者が生まれていく。
- ワタミファーム
- 全国に6か所存在。農業をしながら修行をすることになる。
- ワタミの介護
- 介護施設。お年寄りの信者を増やす目的でもある。
- ワタミの宅食
- 夕食の弁当宅配サービス。報酬は完全出来高制であるため、信者は弁当をたくさん売らなければ給料をもらえない。
である。
パチモン
- 魚民
- 名前と看板が似ており、間違えやすいが、全く別の宗派である。過去にワタミとの間で宗教戦争が起こったことも。
理念[編集]
- 無理を1週間続ければ
死んでしまうので無理じゃなくなる - 死んでしまえば無理じゃなくなる。
- 人間何も食わなくても
私の一部になる『夢』を食べれば生きていける - (『感動』verや、『ありがとう』verもある)
- 24時間365日
会長さまの利益のために死ぬまで働け - 労働者がどんなに自分のものにしようとしても、店舗内での労働がすべて会長のものになるのは、経営のイロハのイである。
- 地球上で一番たくさんの「ありがとう」を集めなさい
- ただし、「ありがとう」の所有権は店員でなく、ワタミ会長に属する。店員は客から「ありがとう」を1回集めたとしても、100回感謝を返さなければ収容所送りとなる。
- 今日は勤労感謝の日です。
私のために働けていることに感謝しましょう。 - もちろん会長だけが感謝されるのであり、裁量権を持たない店員が感謝されることはない。客が気にかけて店員に感謝したとしても、それは店員でなく会長に感謝することにしかならない。
パチモン[編集]
あまりにワタミが宗教として崇高過ぎたので、猿真似した宗教が林立した。しかし寛大な教祖様は許している。雨後の筍の如く湧いたパチモンとして「モンテローザ」「ゼンショー」などがある。中でも「ゼンショー」は、支部の一つである「すき家」が爆発的な隆盛を見せたが、ワタミの繁栄には決して及ばない。