はるやま商事
はるやま商事株式会社(はるやましょうじ、Haruyama Trading Co.,Ltd.)は、岡山市北区表町に本社を置くアパレル関連企業である。主に紳士服を製造・販売し、西日本を中心とした関東以西の地域で、紳士服のはるやま等の店舗運営を行う。郊外型紳士服専門チェーン業界では、第4位。日本オリンピック委員会 (JOC) のオフィシャルパートナーシップ企業。
目次
沿革[編集]
- 1955年(昭和30年) 4月 - 治山正次が岡山県玉野市に洋服専門店を創業する。
- 1973年(昭和48年) 7月 - (旧)はるやま商事株式会社を設立。[1]
- 1974年(昭和49年)11月 - 株式会社関西地区はるやまチェーン(現・はるやま商事株式会社)を設立。
- 1977年(昭和52年)12月 - 東京紳士服株式会社を販売会社として設立。
- 1988年(昭和63年)10月 - 岡山市青江に大型店舗「青江総本店」を開店。
- 1991年(平成 3年) 4月 - (旧)はるやま商事株式会社と東京紳士服株式会社の2社を吸収合併し、商号を正式にはるやま商事株式会社に変更。
- 1994年(平成 6年)11月 - 大阪証券取引所第2部へ上場。
- 1998年(平成10年)12月 - 東京証券取引所第2部へ上場。
- 2000年(平成12年)11月 - Perfect Suit FActory (P.S.FA) を東京都港区赤坂に開店し、同店舗の全国展開を開始。
- 2002年(平成14年) 9月 - 東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に指定。
- 2003年(平成15年) 6月 - 治山正次が社長を退任し、会長に就任。後任社長に治山正史が就任。
- 2003年(平成15年)12月 - 大阪証券取引所市場第一部への上場を廃止。
- 2006年(平成18年) 4月 - JOCオフィシャルパートナー契約を締結。
- 2006年(平成18年) 7月 - 子会社株式会社H・Mを設立。
- 2006年(平成18年)10月 - 株式会社マツヤから紳士服事業の譲渡を受け入れる。
- 2006年(平成18年)11月 - 紳士服はるやま、マスカット、P.S.FAで電子マネーEdyを使用可能にする。
- 2008年(平成20年) 4月 - 連結子会社の株式会社H・Mを吸収合併。
- 2008年(平成20年) 5月 - 北京オリンピック日本代表選手団の公式服装を発表。
- 2008年(平成20年) 7月 - ネットカフェ事業を映クラ株式会社に売却。株式会社モリワンを子会社化。
- 2009年(平成21年) 3月 - P.S.FA Platinumを大丸梅田店(10階フロア)に開店し、同店舗の全国展開を開始。
- 2009年(平成21年) 9月 - レディスファッション業態「ミリオンカラッツ」を渋谷・池袋・新宿にオープン。
- 2010年(平成22年) 6月 - はるやまオフィシャルオンラインストア事業を開始* 2012年(平成24年) 1月 - 下請会社に対し、売れ残りを強制的に返品していたとして、公正取引委員会から勧告を受ける。
- 2013年(平成25年)2月 - 世界一小さいスーツでギネスに認定。 ジャケット 19.7cm、パンツ:35.5cm。
- 2013年(平成25年)9月 - 新業態「Perfect Suit JOY」をイオンモール船橋に開店し、同店舗の全国展開を開始。
- 2014年(平成26年)7月 - 再復活「トランスコンチネンツ」の1号店を銀座に開店し、同店舗の全国展開を開始。
- 2014年(平成26年)10月 - デザイナーズブランド「テット・オム」の衣料品等製造・卸・販売事業を譲受。
事業所[編集]
- 東京支社 - 東京都豊島区東池袋1-11-1 オーク東池袋ビル5F
店舗[編集]
- 店舗数 - 452店舗(2015年3月31日現在)
紳士服はるやま[編集]
出店エリアは、西日本を中心とした日本全国。
紳士服モリワン[編集]
フォーエル[編集]
マツヤが展開していた大きいサイズの専門店。事業本部も高崎の旧マツヤ本社にある。マツヤ時代は近隣県のみであったが、全国展開された。
Perfect Suit FActory[編集]
Perfect Suit FActory(略称:P.S.FA)は、2000年11月より店舗展開を開始した20代から30歳代前半向けビジネススーツを中心とした都市型店舗である。2009年3月14日には、20代後半から40代前後向け上級ラインのP.S.FA Platinumを大丸梅田店(10階フロア)に開店した。会員特典ポイントカードのシステムを導入しており、年会費無料、商品を購入すると210円につき1ポイントが加算される。100ポイントで1,050円(税込)の買物券として利用できる。ポイントの有効期限は、最終ポイント獲得日から2年間と定められている。店舗開発及び運営は、P.S.FA事業部東京支社が統括を行っている。
※運営する店舗については、公式サイト「P.S.FA 店舗一覧」を参照。
かつて展開していた店舗[編集]
紳士服マスカット[編集]
1998年4月から東北地区と新潟県にて店舗展開を開始。東北地方と新潟県では2011年9月まで「はるやま」の店舗ブランドが使えなかったため(理由は後述)、本社がある岡山県の特産物であるマスカットを店舗ブランドとした。看板には「東京銀座マスカット」とあるが銀座に店舗展開がされているわけではない。その後、青森県の店舗については2012年5月末までに[2]、新潟県内についても2014年10月から「マスカット」から「はるやま」に改称され、2014年12月を持って「マスカット」ブランドの店舗は消滅した[3]。
その他[編集]
- さぬきうどん釜たま(徐々に縮小の見込み)
- クラブ モンブラン(ネットカフェと漫画喫茶をメインとする複合カフェ) - かつては、運営していたが、上記の通り売却している。その後、ほとんどの店舗が株式会社ヴァリックに売却され、「快活CLUB」となったため、現在は2店舗のみ。
備考[編集]
はるやま商事の兄弟が創業したアパレル関連企業で、はるやまチェーン(本社:札幌市。2001年に経営破綻)が存在するが、はるやま商事との資本関係はない。
また、はるやま商事とはるやまチェーンは、1994年10月31日付で出店及び商号、商標の使用に関する協定書を締結し(2004年4月1日付で内容を変更)、東京都、神奈川県、富山県、石川県の1都3県を除く道府県では、既に道府県に出店している側の企業に「はるやま」の名称の使用優先権があるとしていた、以後は同一県内に双方の「はるやま」ブランドの店舗が存在する例が見られるようになっている。
2015年現在、はるやま商事とはるやまチェーンの商標は、はるやまチェーンが小文字の「h」を主体としたロゴデザインを使用するのに対し[4]、はるやま商事は大文字の「H」を主体としたデザインとなっている点[5]が異なる。またはるやまチェーン側のロゴには必ず「haruyama chain」の文字が入っている点でも見分けが可能である。
CM出演者[編集]
現在[編集]
- ※放映中のCMについては、公式サイト「CMギャラリー」を参照。
過去[編集]
- AKB48
- 戸田恵梨香
- 押阪忍
- 西田敏行 - イメージキャラクター
- 桂三枝(現・六代目桂文枝)
- 末續慎吾
- 高橋英樹 - 3Dストレッチ生地使用のリラックススーツイメージキャラクター
- 唐沢寿明 - 脚長スーツ「S-Line」のキャンペーンキャラクター
- 小倉優子 - フレッシュマン&リクルートキャンペーンキャラクター
- 加藤晴彦 - フレッシュマン&リクルートキャンペーンキャラクター
- ローラ
- 早見あかり - フレッシュマン&リクルートキャンペーンキャラクター(関東ローカル)
- Char - 音楽担当
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脚注[編集]
- ↑ 1973年7月に設立された(旧)はるやま商事株式会社は、(現)はるやま商事株式会社とは別で仕入を専門事業とする企業であった。
- ↑ ビジネスウェアがもっと楽しく選べる!生活価値提案型の店舗づくりへはるやま商事プレスリリース2012年5月10日
- ↑ 新潟県内の「マスカット」2店舗「はるやま」に改称 12月20日(土)マスカット全店「はるやま」に統一 - はるやま商事・2014年12月18日
- ↑ 商標第3184192号、第5457157号
- ↑ 商標第3196946号、第3207901号、第5173187号など
- ↑ ニュース