飛田給駅
飛田給駅(とびたきゅうえき)は、東京都調布市飛田給一丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。駅番号はKO20。
副名称は味の素スタジアム前(あじのもとスタジアムまえ)で、同スタジアムの最寄駅である。
年表
- 1916年(大正5年)9月1日 - 京王電気軌道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)5月31日 - 東京急行電鉄(大東急)に併合。同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東急から京王帝都電鉄が分離。同社の駅となる
- 2001年(平成13年)
- 2003年(平成15年)
- 2013年(平成25年)2月22日 - 快速停車駅となる。
駅構造
2面3線ホームの地上駅で、橋上駅舎を有する。改札口から地上への出口は線路の南北に各1か所ある。
上りホーム(2・3番線)は島式であり、2003年(平成15年)12月1日のダイヤ改定から、平日朝ラッシュ時に待避線(3番線)を利用して急行・通勤快速の通過待避が行われるようになった。
2006年(平成18年)9月1日のダイヤ改定からは土曜・休日の午後から夕方までの時間帯にも特急・準特急・急行の通過待避が行われるようになった。このダイヤ改定は土曜・休日の午後から夕方までの時間帯に多摩動物公園から新宿まで運転する急行(定期列車3本)と東京競馬開催日に運行される府中競馬正門前から新宿までの急行(臨時列車5本)が設定されたことに関係するもので、臨時列車が運転されない場合は特急・準特急のみの通過待避となり、後述のように特急・準特急・急行が当駅に臨時停車する場合は、当駅で特急・準特急・急行と各駅停車の緩急接続が行われている。
2012年(平成24年)8月19日から2013年(平成25年)2月21日までは、調布駅付近連続立体交差事業完成に伴い、相模原線内折り返しの各駅停車をつつじヶ丘駅まで回送させる影響で早朝深夜を除くほぼ終日で通過待避が行われていた。このため、2番線から発車する列車がない時間帯には発車標に3番線から発車する旨が表示されていた。
2013年(平成25年)2月22日のダイヤ改定で相模原線の折り返し運用が大幅に減り、当駅で待避する列車が大幅に削減されている。ただし、平日の朝夕ラッシュ時と休日ダイヤの夕方に通過退避が引き続き行われている。当駅以西の武蔵野台駅・多磨霊園駅・東府中駅の時刻表には、当駅で通過退避する列車が記載されている。
トイレは2階改札口内と北口1階の駅舎外側にあり、いずれもユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」を併設している。
橋上駅舎建設前は相対式ホーム2面2線を有する形態で、駅舎は線路の北側に立地し各ホーム間は地下道により連絡していた。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■京王線 | 下り | 京王八王子・高尾山口・多摩動物公園方面 |
2・3 | ■京王線 | 上り | 調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は23,476人である[1]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1955年 | 1,498 | ||
1960年 | 2,675 | ||
1965年 | 6,275 | ||
1970年 | 7,975 | ||
1975年 | 9,917 | ||
1980年 | 9,387 | ||
1985年 | 10,577 | ||
1990年 | 12,350 | 6,129 | [2] |
1991年 | 6,301 | [3] | |
1992年 | 6,460 | [4] | |
1993年 | 6,436 | [5] | |
1994年 | 6,274 | [6] | |
1995年 | 12,564 | 6,216 | [7] |
1996年 | 6,074 | [8] | |
1997年 | 6,049 | [9] | |
1998年 | 6,071 | [10] | |
1999年 | 6,096 | [11] | |
2000年 | 13,068 | 6,682 | [12] |
2001年 | 9,058 | [13] | |
2002年 | 9,674 | [14] | |
2003年 | 10,011 | [15] | |
2004年 | 10,301 | [16] | |
2005年 | 20,888 | 10,951 | [17] |
2006年 | 21,120 | 10,532 | [18] |
2007年 | 21,573 | 10,656 | [19] |
2008年 | 23,637 | 11,729 | [20] |
2009年 | 23,111 | 11,419 | [21] |
2010年 | 23,467 | 11,575 | [22] |
2011年 | 23,145 | 11,410 | [23] |
2012年 | 23,784 | 11,729 | [24] |
2013年 | 23,476 |
駅周辺
北口は小さなロータリーになっており、路線バス停留所がある。
味の素スタジアム・調布飛行場・警察大学校・警視庁警察学校・東京都立府中特別支援学校・東京都立府中朝日特別支援学校・榊原記念病院・調布飛田給郵便局は、駅の北側にある。
隣の駅である西調布駅との駅間距離は700mしかない。
バス路線
- 飛01 東京外大東・多磨駅経由 外語大循環(京王) ※朝夕のみ、1日4本
- 飛02・調33 東京外国語大学前経由 多磨駅行(京王)
- 調33 調布駅北口行 (京王)
- ミニバス西路線(調43) 京王多摩川駅経由 調布駅南口行
駅名の由来
駅所在地にちなむ。荘園制度が盛んな頃、この地は「飛田某(とびたなにがし)」という荘園領主から給された「給田地」であり、「飛田給」と名付けられた。
また別の伝承では、武蔵国の悲田院の給田地であることから、悲田給(ひでんきゅう)という地名になり、それが転じて飛田給となり、さらに読み方が現在の「とびたきゅう」となったという説がある。
隣の駅
- 味の素スタジアムでのイベント開催時(主にJリーグ・FC東京、東京ヴェルディの公式戦)には特急・準特急・急行が臨時停車するほか、試合・興行終了時間に合わせて当駅始発の上り臨時列車を運行することがある。
- 東京競馬場で東京優駿(日本ダービー)が開催される際には、府中競馬正門前から当駅止まりの臨時急行列車が運行され、当駅で各停に接続する。
脚注
- ↑ 京王グループ 1日の駅別乗降人員
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)227ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)233ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)