ヤマサ醤油
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ヤマサ醤油株式会社(ヤマサしょうゆ、YAMASA CORPORATION)は、千葉県銚子市にある醤油を中心とした調味料メーカー。また、診断用医薬品や抗体試薬などの医薬品も販売している。醤油業界では同社と同じ千葉県に本社を置くキッコーマンに次いで全国シェア第2位。
沿革
- 1645年(正保2年) - 廣屋儀兵衛商店として創業する。初代・濱口儀兵衛が「山笠にキ」の暖簾を考えるが、紀州徳川家の船印と同じだったため、キを横向きにした所、サと読めることからヤマサとした。
- 1854年(安政元年) - 第七代当主濱口梧陵が安政南海地震において津波の来襲から村人を救い、その後「稲むらの火」として紹介される。
- 1864年(元治元年) - 江戸幕府より品質に優れた醤油として、最上醤油の称号を拝領、商標の右上にある「上」の由来となる。
- 1885年(明治18年) - 国産ソース第一号のミカドソースを開発、新味醤油として商標登録
- 1899年(明治32年) - 醤油研究所を開設
- 1928年(昭和3年)11月 - 濱口儀兵衛商店を、株式会社組織への改組を期に、現在のヤマサ醤油株式会社に社名変更
- 1957年(昭和32年) - リボ核酸分解法による調味料製造法を発明
- 1970年(昭和45年) - 医薬品製造免許を取得
- 1986年(昭和61年) - 診断薬の製造販売を開始
- 1993年(平成5年) - ソリブジン薬害事件発生
- 1994年(平成6年)7月 - アメリカ工場(オレゴン州)完成
- 2000年(平成12年) - ISO 9001認証取得
- 2005年(平成17年) - サンジルシ醸造(三重県桑名市)の営業譲受
- 2008年(平成20年) - タイ王国に現地法人設立
- 2011年(平成23年)9月12日 - 成田工場稼働
濱口家
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
濱口儀兵衛 も参照 なお、二代目以降も代々儀兵衛を名乗ることが多々ある。
- 初代 濱口儀兵衛
- 二代 濱口教了
- 三代 濱口教寛
- 四代 濱口安六
- 五代 濱口灌圃
- 保平
- 七右衛門(分家、梧陵の父)
- 六代 濱口保平
- 七代 濱口梧陵
- 八代 濱口梧荘
- 九代 濱口梧圃
- 十代 濱口梧洞(醤油王)
- 陽三(版画家)
- 十一代 濱口勉太
- 十二代 濱口道雄
事業所
支店
営業所
- 札幌営業所 札幌市中央区大通西19-1
- 仙台営業所 仙台市青葉区大町2-11-4
- 新潟営業所 新潟市中央区万代3-4-25
- 静岡営業所 静岡市駿河区宮本町8-25
- 名古屋営業所 名古屋市中区千代田5-21-14
- 大阪営業所 大阪市西区江戸堀1-22-11
- 広島営業所 広島市中区舟入町2-20 三栄広島ビル
- 福岡営業所 福岡市博多区須崎町3-2
工場
YAMASA CORPORATION U.S.A.
- 本社・工場: 3500 Fairview Industrial Drive Southeast, Salem, Oregon 97302-1154, U.S.A.
- Los Angeles Office: 3655 Torrance Boulevard, Suite 240, Torrance, California 90503-5808, U.S.A.
- New York Office: 2337 Lemoine Avenue, Suite 217, Fort Lee, New Jersey 07024, U.S.A.
商品
- 醤油
- ヤマサしょうゆ(本醸造)
- ヤマサ有機丸大豆の吟選しょうゆ(本醸造)
- ヤマサ丸大豆しょうゆ(本醸造)
- ヤマサ減塩しょうゆ(本醸造)
- ヤマサさしみしょうゆ
- ヤマサ鮮度の一滴 - 毛細管現象を利用することでパッケージのエコ化に成功した。
- ほか
- つゆ・だし
- ほか
- うま味調味料
- フレーブ
- 日東味の精
- その他
CM出演者
- 現在
- 過去
- 秋山庄太郎(さしみしょうゆ)
- 中尾彬(昆布つゆ)
- 江守徹(昆布つゆ)
- 芦屋雁之助(昆布つゆ)
- 薬丸裕英(昆布つゆ)
- 内山信二(昆布つゆ)
- イッセー尾形(そうめん専科)
- 昭和のいる・こいる(昆布ぽん酢)
- 進藤英太郎(フレーブ)
- 堺正章(フレーブ)
関連会社
コマーシャルソング
- 「こんこん昆布つゆ」(作詞:水天宮、作曲・編曲:長沢ヒロ)
- 昆布つゆのコマーシャルソング。芦屋雁之助が歌ったものがCD(シングル「お入り」のカップリング)発売されている。また、幾つかのCMソングのコンピレーションアルバムにも収録されている。
- 『昆布つゆ音頭』唄:金沢明子2005.6~
補足
箇条書きは本文に組み入れてほしいと言っていた人がいたようです。 |
- 第一工場では無料での工場見学を受け付けており、銚子市を訪れる観光客の人気を集めている。見学時間50分。ただし、土日祝日などの工場休業日は映画上映のみで、年末年始は映画上映も休み。銚子駅より徒歩7分。銚子電気鉄道線仲ノ町駅より徒歩5分。見学者にはお土産として卓上醤油を配布する。工場が稼動している間、仲ノ町駅付近一帯は醤油のにおいが漂う。
- 国内現存では最古のディーゼル機関車(通称「オットー機関車」)を保存している。1920年(大正9年)頃にドイツのオットードイッツ社で製造。ヤマサ醤油には1957年(昭和32年)に入線し、銚子駅と工場の間に敷かれていた専用線で貨車の牽引に使用された。1964年(昭和39年)に廃車となり、その後放置されていたが、価値が認められて1977年(昭和52年)に整備の上で保存された。上記の工場見学コースに展示されている。なお専用線は現在すでに撤去されている。
- 銚子電気鉄道の名物として知られるようになった「ぬれ煎餅」には同社の醤油(ぬれ煎餅専用醤油だれ)が使用されている。
- 『ヤマサ』の名を冠する企業は他にもあるが(魚肉練り製品(蒲鉾・竹輪)メーカーのヤマサ蒲鉾(兵庫県姫路市)やヤマサちくわ(愛知県豊橋市)、味噌調味料メーカーのヤマサ味噌(正式名称益子味噌。本社・栃木県栃木市))、いずれも血縁・資本とも無関係である。
- ヒゲタ醤油に合流した濱口家は、ヤマサ醤油当主の濱口家と同族である。
- 近年は昆布だし入りのポン酢を生み出したことで知られる。
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