ケイ・オプティコム
ケイ・オプティコム K-Opticom Corporation. | |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番23号 中之島ダイビル |
設立 | 1988年(昭和63年)4月2日 (関西通信設備サービス株式会社) |
業種 | 5250 |
事業内容 | 電気通信事業 |
代表者 | 代表取締役社長 藤野隆雄 |
資本金 | 330億円 |
売上高 | 1,592億円(2012年3月期、単独) |
従業員数 | 1,190名(2012年10月1日現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
外部リンク | http://www.k-opti.com/ |
株式会社ケイ・オプティコム(K-opticom Corporation)は関西電力系列の電気通信事業者(電力系通信事業者)である。岡部健 (荒らし)の契約プロバイダとして知られる。
目次
概要
「光をもっと、あなたのそばに。」をコーポレートスローガンに、関西電力のサービスエリア地域を対象(具体的には近畿2府4県と福井県大飯郡おおい町、大飯郡高浜町、三方上中郡若狭町、三方郡美浜町、小浜市だが便宜上省略する[1])に、送電線とともに敷設した光ケーブルを用いた、FTTHのeo光・企業向けIP-VPN・IP電話・ケーブルテレビ(eo光テレビ)などの事業を行っている。過去にはPHS音声通話・データ通信サービスも供用していた。
今日のケイ・オプティコムは関西電力が携帯電話事業向けの光ファイバー賃貸業者として設立された関西通信設備サービス(のちにケイ・オプティコムと改称)[2]、関西電力と大阪市などの合弁企業で企業向け通信網を提供する大阪メディアポート、ケーブルテレビ事業を行う関西ケーブルサービスから成り立っている。
全国でも電力系の光ファイバーインターネット網としては提供エリアの広さは群を抜いている。また利用料金も、「eoネット【ホームタイプ】(旧名称:ホームファイバー)」の場合、光IP電話とのセットで通常5300円、2年間契約の条件で更に100円割引と、業界最安クラスである。それらも手伝って、NTT西日本のフレッツ光シリーズと激しい競争を展開している。このため、光ファイバーの加入者回線において東西NTTのシェアが低い地域が関西に特に集中している[3]。
個人顧客向けサービス全体のブランド名はeo(イオ)、企業向けサービス全体のブランド総称はビジネス光である。
沿革
- 1985年(昭和60年) - 大阪市、関西電力、大阪ガス、阪神高速道路公団、三菱商事、三井物産、住友商事などの合弁事業として大阪メディアポートを設立。
- 1988年(昭和63年) - 関西電力の完全出資子会社として関西通信設備サービスを設立。主に企業向け通信事業を中心に展開した。
- 1997年(平成9年) - 大阪メディアポートが電力系初のインターネットサービスプロバイダである「WCN」を開始(2001年(平成13年)にパワードコムに売却)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 12月18日 - eoメガエアの新規受付終了。
- 2007年(平成19年)
- 11月30日 - eoメガエアのサービス停止。
- 2008年(平成20年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
ビジネス光事業
ビジネス光は、ケイ・オプティコムの法人向けサービスのブランド名である。インターネット接続サービス、データセンターサービス、VPNサービス、ソリューションサービス、IP電話サービス、専用線サービスの提供を行っている。
ケーブルテレビ事業
また、併設した光ケーブルを使ったケーブルテレビ事業「eo光テレビ」を直営(2012年9月30日まではケイ・キャットと提携していたが、会社の合併により直営化。奈良県と四条畷市田原地区は近鉄ケーブルネットワークと提携するサービスもあり)して配信を提供している(または地域により提供する予定)。地上波は地上アナログテレビジョン放送・地上デジタルテレビジョン放送共に各府県の放送対象地域内の放送局のみを再送信しているので、地上波で放送対象地域外の放送局を直接受信によって視聴していた場合、完全に乗り換えると視聴できなくなる(区域外再送信問題)。ただし大阪府ではサンテレビジョンの再送信が全域で、一部では京都放送の再送信が、兵庫県および京都府の一部地域ではテレビ大阪の再送信が行われている。
なお、サービスを提供する地域の一覧はeo光テレビ#区域、配信する番組は、ケイ・キャットとの提携地域については同項のチャンネル、近鉄ケーブルネットワークとの提携地域については同局の#主な放送チャンネルのそれぞれの項を参照のこと。
PHS事業
アステル関西
アステル関西は、2000年(平成12年)11月1日に株式会社アステル関西より譲受したPHSサービスのブランド名称である。すでにサービスは終了している。
eo64エア
PHSを利用した、定額制データ通信サービス。新規の受付は2010年(平成22年)8月31日を以って停止されている。2011年(平成23年)9月30日限りでサービス終了した。
その他
- 市外局番06地域では新規加入時に7200~7900番台の市内局番が割り当てられる。
- 2006年(平成18年)2月から、インターネット上での帯ドラマとして「キミのミカタ」と題した作品をネット配信された。ネット上で行われるオリジナルドラマの製作は日本では史上初の試みで、小阪由佳、香西りえなど、グラビアアイドルらが出演している。
- 2008年(平成20年)3月より一部の家電量販店でVDSLマンションタイプの店頭申し込みが試験実施されている。
- 2009年(平成21年)3月現在、VDSLマンションタイプ、メゾンタイプ(棟内配管を利用し各戸まで光ファイバーを配線するタイプ。賃貸マンション向け)の受付が可能。
- 1Gbps回線を利用したサービス(1ギガコース、100Mプレミアムコース、200Mコース)は、それぞれ光回線終端装置の交換のみで他コースへの変更が出来る。
- 100Mコースから1Gbps回線を利用したサービスへの変更(またはその逆)は大規模な工事が必要である。
- 100Mプレミアムコースの新規受付は終了しているために、このコースへの変更は不可である。
- 2008年(平成20年)には、RBBTODAYベストキャリアアワード・J.D.パワーアジア・パシフィック・価格.comの満足度調査において1位を獲得した。特に継続利用意向調査においては、他の光ファイバー事業者が平均52.1%と低迷している中、ケイ・オプティコムは77.4%と大きく差をつけている。
- eo Music Tribe
- eo光ネットの追加サービス(オプション)扱いで、仮想移動体通信事業者(MVNO)としてイー・モバイルの回線を使った「eoモバイル」を展開している。自社のPHS回線を使うeo64エアと比べて通信速度が速く、全国で使えるというメリットがある。
- 第65回びわ湖毎日マラソン(2010年3月)のメーンスポンサー
- 岡部健 (荒らし)が利用するメインプロバイダである(*f1.hyg1.eonet.ne.jp)[6]。
問題点
- サポートダイヤルへ連絡してもつながらないことがある。また、各部署直通ダイヤルを連絡してくれないので、その都度自動応答で番号指定しなければならない。
- 工事を実施する業者への連絡が不十分な場合があり、作業待ちになるケースがある。
- eo接続ツールで、接続エラーが起きやすい・起動しない事がある、等の不具合が発生しやすくユーザーの操作に支障をきたしている(原因不明により解決不能)。
- auひかりホームが近畿2府4県でサービス圏外となっているが、その前身がTEPCOひかりのサービスを承継したものであり、本来当該地域で展開する予定でなかったためである。なお集合住宅向け「auひかりマンション」は近畿でも展開している。[7]従って、近畿2府4県(上記「auひかりマンション」提供地域を除く)に転入したユーザーがプロバイダをau one netで継続する場合(eo光での接続が認められていないため)、引き続き光回線を利用するには、(NTT西日本が提供している)フレッツ光対応コースで契約せざるを得ない。[8]
CM出演者
- 現在
- 過去
- アステル関西時代
提供番組
協賛イベント・スポーツ大会
- びわ湖毎日マラソン - ゼッケン・大会筆頭スポンサー。2010年大会より
- 大阪マラソン - ゼッケン・特別共催スポンサー。第1回大会より
- 関西学生アメリカンフットボール連盟- 2012年度より「FLASH BOWL SERIES」の協賛スポンサーとなった(2011年度までは親会社の関西電力が協賛)
かつての関連会社
- 関西どっとコム
- 関西に特化したポータルサイト「 関西どっとコム」とブログサービス「関西どっとコムblog」を運営していた。
- 元々、ケイ・オプティコム、博報堂、関西電力、京阪神エルマガジン社の出資で設立されたが、2008年(平成20年)5月29日にケイ・オプティコムの完全子会社となった。
- 2008年(平成20年)7月1日付けでケイ・オプティコムに吸収合併された、合併に伴い、ポータルサイトの「関西どっとコム」は6月30日で閉鎖し、「関西どっとコムblog」は9月30日にサービス終了予定で、「関西どっとコム」のコンテンツの一部は「eoポータルサイト」に移行し、「関西どっとコムblog」についてはケイ・オプティコム運営のブログサービス「eoblog」へ移行した。
出典
- ↑ http://www.ksos-web.jp/home-eye/qa/qa_02.html
- ↑ 村松健至 (2004/05/06) 村松健至 関西圏のFTTHサービスプライスリーダー、ケイ・オプティコム社長に聞く ~蟻にしかできない地域密着型のサービスを~ Impress Watch 2004/05/06 [ arch. ] 2008年8月1日
- ↑ (2008/06/17) 平成19年度末における固定端末系伝送路設備の設置状況 2008/06/17 [ arch. ] 2008年8月1日
- ↑ 先に同軸線(HFC)で開局済みであった枚方市・八幡市・京阪東ローズタウンではこの当時FTTHでの配信は実施されていなかった
- ↑ 「eoモバイル」の名称自体は、ケイ・オプティコムのモバイルブロードバンドサービス全体のブランド名となった。
- ↑ Wikipedia長期荒らし:FXST、2chでのアク禁、IP:112.68.57.220(会話/履歴/ログ/whois1/whois2/whois3/collexy)IP:112.68.57.220(会話/履歴/ログ/whois1/whois2/whois3/collexy)IP:112.68.94.147(会話/履歴/ブロック解除/投稿ブロック/whois1/whois2/whois3/OpenCheck/collexy)IP:112.68.49.92(会話/履歴/ブロック解除/投稿ブロック/whois1/whois2/whois3/OpenCheck/collexy)ほか多数
- ↑ テンプレート:cite url
- ↑ テンプレート:cite url
- ↑ 主演映画『20世紀少年』とのタイアップバージョンもあり、同作に登場する「よげんの書」を捩った「せつやくの書」「おトクの書」が登場した。
- ↑ かつて同業他社のNTTコミュニケーションズ運営のインターネットプロバイダーOCNに出演していた。