野田義治
野田 義治(のだ よしはる、1946年3月28日 - )は、日本の芸能プロモーターで、 芸能事務所サンズエンタテインメントの代表取締役社長。 トラフィックジャパンの代表取締役社長を兼任する。
元イエローキャブの代表取締役社長。元渡辺プロダクション社員。
人物[編集]
富山県富山市生まれ、広島県呉市育ち。「空手バカ一代」をもじり、巨乳バカ一代を自称する。古くは堀江しのぶに始まり、かとうれいこ、山田まりや、細川ふみえ、雛形あきこ、小池栄子、佐藤江梨子、MEGUMIらといった数々の人気巨乳女性タレント(グラビアアイドル)を売り出し、90年代後半頃から起きた「巨乳ブーム」のきっかけを作った。
一方で、現在では「今は何が受けるかわからない。世の中が難しい時代になってきて、特にグラビアは、うちの瀬戸早妃以降は俺はもうわからない。だから無難なところをやってる」[1]と語っている。瀬戸や小林恵美、小島くるみ等スリムで美形なタレントを売り出している。また関西を中心に活動していたニューハーフタレントのはるな愛を本格的に芸能界に送り込んだ。
渡辺プロ時代にいしだあゆみのマネージャーを務めた。「この世界の1から10までを教わった」と言い、いしだを心から尊敬している。
毎日新人の面接をこなし、売り出すタレントは全て自らの面接で合格した者のみ、自身の直感だけで決めると言う。新人タレントの胸を張りや形を確かめる為、水着や服の上から胸を触るとMEGUMIが発言している。MEGUMIは、遠慮なく触ってくる野田を怖く思ったようだが、その時は芸能界に入りたてで何も分からなかったため、「これが芸能界なんだ」と思ったという[2]。
後にスフィアリーグへと発展する芸能人女子フットサルには、Carezzaを率いて創成期から参加。芸能界で欠かせない礼儀や規律を養わせる為に、所属タレントに参加させている。
上記にもある様に、所属タレントの礼儀や規律などに関しては大変厳しい。また、世間的に無名なタレントなどがスキャンダルを利用して自身の知名度を意図的に上げようとする行為(売名行為)に関しては否定的な考えを持っている。その一方で、「巨乳でブスの方が良い」「男を勃たせてナンボ」などの持論も展開している。
短気であり、仕事に関しては妥協一切を許さないとされ、所属タレントの瀬戸早妃が西川貴教と交際していたことを知ったときには、瀬戸を一喝し西川との交際を断固反対した。このことから、「他人の恋愛を妨害するべきではない」と一部の業界関係者やファンなどの批判を浴びた。ドラゴンアッシュの降谷建志とMEGUMIとの交際に関しては認める姿勢をとっている。後に「仕事がある程度上手くいっていれば良い」と弁明しており、瀬戸に一喝したのは瀬戸がまだまだのタレントだからだと主張している。
小池栄子の豊胸手術疑惑が噴出した際には自らワイドショーに出演し疑惑を否定した。
人気が出たら「服を着せてゆく」という手法を構築したが、他の事務所と異なり、「グラビアアイドル卒業宣言」は行わないというのが独自の方針である。
三度の飯よりもタバコが大好きである。一方、アルコールは一切嗜まず、酒席では牛乳を注文する。
経歴[編集]
- 富山県富山市に生まれる。幼少の頃は海上自衛官である父の仕事の都合で京都府舞鶴市などに住み、11歳の頃からは広島県呉市で育った。その後、広島県立呉工業高等学校へと進学した。学生時代は主にスポーツと喧嘩に明け暮れる日々を送り、広島市内まで仲間と喧嘩に繰り出したという。ちなみに、映画『仁義なき戦い』の登場人物(のモデル)には、彼の知り合いがたくさんいると語っている。
- 高橋英樹に憧れて俳優を志望し、広島から上京して俳優座の研究生となる。東京新宿区下落合の劇団の稽古場に通いながら、埼玉県の鋳物工場、新聞の配送、ジャズ喫茶、ゴーゴークラブの支配人などをする。なお、俳優の道を断念したのは、劇団サイドから声が篭(こも)るとの批判があったからだという。
- 1965年 - ダイワ企画入社。
- 1980年頃 - 黒澤プロモーション入社。遊び仲間3人で個人事務所イエローキャブを設立。
- 1988年 - 有限会社イエローキャブに法人化し代表取締役に就任。
- 1993年 - 有限会社サンズを設立し代表取締役に就任。
- 1996年 - 有限会社イエローキャブを株式会社に改組。
- 2002年6月 - トラフィックジャパンを設立し代表取締役に就任。
- 2004年1月 - イエローキャブの株式の三分の二を保有するスタッフ東京の出席なしで臨時株主総会を開き、野田本人や所属タレントの雛形あきこ、山田まりやなどに計400株の新株の発行を決定。しかし、スタッフ東京側は新株発行は無効であるとして東京地方裁判所に提訴。同年10月4日、発行した株式に対して「手続きに重大な欠陥がある株主総会は無効」として発行を認めない判決が下された。
テレビ[編集]
- 情報ライブ ミヤネ屋コメンテーター(2006年8月2日~読売テレビ)
- 絶品!野田印 アイドル特急便(BSフジ) - アイドルのDVDを紹介する番組。かでなれおん・井本みさおとともに、MCを勤めている。
ラジオ[編集]
- 週刊野田義治(JFN系列)
書籍[編集]
- 野田義治『巨乳バカ一代―胸の谷間から見た野田流成功法則70』日本文芸社、2004年1月、ISBN 4537251905
- 野田義治『女心をつかんで動かす―「伸びる女」はこうして見抜け』PHP研究所、2004年10月、ISBN 4569635849
- 大下英治『巨乳をビジネスにした男 野田義治の流儀』講談社、2008年4月、ISBN 4062146584
演じた俳優[編集]
- 遠藤憲一:映画『巨乳をビジネスにした男』
脚注[編集]
- ↑ QuickJapanVol.68グラビアアイドル特集の対談記事
- ↑ 2008年10月27日放送「しゃべくり007」より
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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