名古屋鉄道 (アンサイクロペディア)
名古屋鉄道(なごやてつどう)は、名古屋共和国と岐阜県を縦横無尽に走る、大手私鉄の一つとされる鉄道会社である。略称は名鉄あるいは迷鉄(めいてつ)である。主要駅の名鉄名古屋駅は日本一忙しい駅として名古屋共和国民のストレスになっている。また、一時期よりは減ったものの駅の数が私鉄の中では最多である。犬山~犬山口間は近すぎるため車よりも遅い速度で運行している。さらに瀬戸線の尼ヶ坂~清水間はアナウンスもできないほどに近い。
なおニコニコ動画やYouTubeでもしばしば迷・名列車で行こうのネタにされ、小銭稼ぎに利用されている。下記に紹介されているものはその一部にすぎない。
目次
概要
主要路線の名鉄名古屋本線はJR東海道本線と競合しているため、出来る限りの高速運転を行ったり、クロスシート車を走らせているが、市街地を縫うように建設されたために線形が非常に悪く、JRの電車に抜かれている。その上、豊橋駅では電車の本数を制限されていたり、名鉄岐阜駅では高架の柱が邪魔で単線にされたりと、何かとJRにいじめられている。しかし名鉄の最大のライバルは、マイカーである。トヨタ自動車のお膝元ゆえに。鉄道路線がライバルなわけではない、安泰な路線なのだ。
名鉄の路線は、そのほとんどが名古屋本線を軸にしてあらゆる方向に分岐しているため、ひとたび名鉄名古屋駅付近でグモや脱線事故が起こるとたちまち他路線に影響して運行がストップしてしまう。また常滑線は、地元民からは人身事故の宝庫として名高い。したがって中部国際空港へ電車で向かう旅客には、少なくとも飛行機出発の2時間前までに空港駅に到着する列車を利用、あるいはバスを利用することが推奨される。朝一番の地方への国内線便へは、日が昇らない内にタクシーでJR駅→JRで金山駅から空港へとなってしまう謎な利用をすることになる。
名鉄の路線は全部このような状態なので、自社のどの路線にも接続していない瀬戸線が独り勝ちになる。しかしその瀬戸線も列車妨害の名所となっているので、もうどうしようもない鉄道会社である。
近年は撤退・縮小・再編を繰り返していたが、空港線を開業したことで自信が付き、一応攻めの姿勢も見せ始めた。
また、忘れてはならない趣味が「特別停車」である。2005年に断ち切ろうとしたがやめられず、最近はまた増やし始めている。名鉄名古屋駅や金山駅でも、京浜急行電鉄に負けじと朝ラッシュや「逝っとけダイヤ」も趣味の1つなのだろう。この時の特別車の料金は無料となり、混雑が予想される。
これだけ大きい鉄道会社であるにも関わらず、駅構内のバリアフリー化や駅員無配置駅の有人化がほとんど行われていない。バリアフリーが進まないことに関しては高齢者や身体が不自由な方々は車を利用する傾向にあることが背景にある。→2013年バリアフリー化へ、管理システムで有人→無人になった。列車表示だって、電光掲示板になったのはつい最近2010年からの数年計画での傾向で、その前まで「パタパタ」(ソラリー式)となるのは主要駅でも然りだった。これは同国民がダイヤを正確に把握していることが関係している[1]。
しかし、名古屋圏の私鉄は近鉄と名鉄だけなので、地元民は「それが常識」と思っているために、KQを見ても誰も気にしないと言う認識な位のクオリティである。せめて言えば外国語表示で気づく位? それに近鉄でも近鉄四日市駅・賢島駅・吉野駅などの主要駅でもパタパタなソラリー式であったり、丁寧すぎる自動放送で(以下略)なので、関東偏重の鉄道ファンでそれに気づくのは上級者のみと言える。
2000年はもっと特別停車駅数は2000件近くとすごかった。列車種別が「特急・急行・普通」しか実質的になかったためである。しかし、その後に『鉄道ピクトリアル』に数回特集される位には岐阜市での粛清されましたや中部国際空港駅も含めて後述みたいに列車種別がカオスになってしまった件は言うまでもない[2]。
同社が大手私鉄である所以
路線長は私鉄3位。売り上げ高は6300億で私鉄4位。なお、1位は近鉄で1兆2500億、2位は東急で1兆1000億、3位は阪急阪神で6750億、5位は東武で6000億である(H25-26)。
なお、西鉄がICカードnimocaを導入した時点で、大手私鉄とされる事業者で唯一ICカード乗車券を導入していない貴重な存在となっていたが、2011年2月にICカード乗車券を導入した。名称は紆余曲折の末manacaとなった。命名の由来は、公式には「日本の真ん中だから」とされているが、真相不明。一説には小牧系統があるから、愛佳さん登場でお察し下さい。
ダイヤ
あまり知られてはいないが、名鉄では常に大量の列車が多種多様な方向へ運転されている。分割併合も多数行われる。特に名古屋付近はデイタイムでも2分に1本間隔でダイヤが設定されている。
また、途中で種別を変更したり、停まるはずのない駅に特別停車したりといったことがごく普通に存在するため、地元民であっても慣れていないと乗り間違う。たとえば、犬山経由岐阜行き。国府宮と一宮を通らずに、犬山方面を走って、各務原線を通り、岐阜につくという、紛らわしい電車である。そもそもなぜそのような列車が必要なのか。名鉄本線を利用する人々は、大変困惑している。極め付けは土・休日を除き毎朝運転される急行犬山経由吉良吉田行き(名古屋から普通、鳴海から急行、新安城から準急。豊明・北安城停車)である。2両で岐阜を出発し、新鵜沼で2+4を増結し8両になり、鳴海で後ろ4両を切り離し普通豊明にする、というものである。ちなみに岐阜から来た2両は最後尾につくので、岐阜から吉良吉田行きと書いてあるのに吉良吉田に行かない[3][4]。
種別
- ミュースカイ(全車特別車)
- 名古屋から中部国際空港を結ぶ、それなりに速い列車である。名古屋以北では回送特急という種別に変更し、岐阜や新鵜沼まで遊びに来る。しかし乗客数からしてリアル回送だった岐阜行きが削られた。立席でもミューチケットと呼ばれるポケモンカードを360円も払って購入しなければならない。
- 快速特急(一部特別車)
- 名古屋と豊橋を49分で結ぶ列車である。かつては47分で結んでいた時代もあった。倒壊の新快速は同じ区間を45分で結んでいたが、早くイクことこそ正義だと思っていた会社がエクストリーム・鉄道事故を起こしたせいで51分になっており、唯一名鉄が一石を投じられている。犬山線では神宮前から特急に、本線岐阜方面は国府宮から準急になる。
- 特急(一部特別車または全車一般車)
- 特に急がないが、名古屋から岐阜まで28分、豊橋まで53分、新鵜沼まで30分で結ぶ列車である。前述のエクストリーム後は、本気を出さなくても大丈夫なダイヤにしてある。何年かに一回全車一般車タイプが登場しては消える、と言ってたら平日の河和・内海特急が全車一般車になった。なお、河和線特急も阿久比から(朝夕は太田川から)急行になる。
- 快速急行
忘れ去られた種別である。快く速く無く、急いで行かない種別であるというのは言うまでもない。名古屋本線を岐阜から名古屋に走る電車は、栄生駅しか飛ばさない謎な種別。急行と1分位しか変わらない、無意味な電車。平日朝の南下方面(セントレア逝きでも然り)のみやたら増加中。大里や大江に臨時停車する急行以下のものもできてしまった。
- 急行
- 急いで行かない。特に開かずの踏切のある加納、石刀、今伊勢及び普通電車が前方を走っていることが多い男川ではことさらダラダラと走り、イライラに拍車をかける。最近では縮小と減車が生きがいである。常滑線や河和線では一部特別車の急行も走っていた。瀬戸線の急行は追い抜かない癖に利用者がそこそこ多い瓢箪山や尼ヶ坂を高速でぶっ飛ばすため嫌われ者である。
- 準急
- 基本的に普通がいくつか駅を飛ばせば準急になるのは内緒。あそこやそことかあれの準急ほど酷くは無いが、急いで行かない。時々新川橋駅と西枇杷島駅を通過させるためだけに須ヶ口~名古屋間で普通に準急名義を貸すこともある。
- 普通
- ここ10年でかなり拡張された(一部準急も含む)。知多新線では唯一、一部特別車の普通もある、などとバカにしていたら本当に全駅停車になってしまった。ダラダラ走り、後ろの電車を詰まらせたり踏切をずっと閉めさせるのでかなり嫌われている。普通が普通に普通停車駅を通過していた時代もあった(事実)。逝っとけダイヤになると普通が普通に普通を抜かすこともある(これも事実)。
- 一番分かりやすいのが、岐阜始発でも須ヶ口と言う途中駅でパスポート審査で止められ、東西な枇杷島・名古屋すら直通で行けない怠け者。火災関白の公認で名古屋共和国をパスポートVISAをJRキップやICカードで省略するJR新幹線では絶対にあり得ない逆転現象と言える。
路線
現有路線
- 名古屋本線
- 加納から東岡崎までを結ぶ路線である。本来は東岡崎から伊奈も本線であるが、同区間は基本的に通過することが目的であるので本線に含まれないことが多い。岐阜~加納と伊奈~豊橋は、ライバル会社に運行妨害されていて単線区間があるので本線ではない。このように、本線とは名ばかりで数多くのボトルネックを抱える。しかしながら、名古屋~伊奈間は運賃、所要時間ともにライバル会社と遜色ない。一方の加納~名古屋についてはお察し下さい。なお、笠松で名古屋共和国を入出国することになるのでパスポートチェックと入国審査が必要である。以前は、このパスポートチェックと入国審査は東笠松駅で行っていたが、東笠松は乗客数があまりにお察し下さいだったので、廃止となった。競馬ファンと鉄道教にとっては悲しい事実である。これも火災関白の検閲により削除。
- 豊川線
- 豊川稲荷に初詣に行くための路線であったが、今はその使命を終えて大晦日の終夜運転もなければ正月の臨時列車もなく閑散としている。完全な通勤路線。実は「鉄道免許」がないことは公然の秘密。
- 西尾線(尾西線とは異なります)
- 新安城から吉良吉田までを結ぶ路線である。駅の新設・廃止・名称変更・複線化などを集中的に行ったので、今後の名鉄の社運を握る路線であることは間違いない。西尾~吉良吉田は後述蒲郡線の道連れにされかけ棺桶に片足を突っ込んでいたが、現在は麻酔が効いて沙汰やみとなっている。
- 蒲郡線
-
とうに見放された路線である。嘗ては観光路線であり、終日毎時1本の特急が走っていた時代もあったが、もはやその残像すら残っていない荒れ果てたローカル線となっている。 - 死にかけで、棺桶に両足を突っ込んでいるが、現在は地方自治体からの注射で辛うじて生き永らえている。吉良吉田では改札を分けられており、既にいつでも名鉄から切り離せる準備は整えている。目標は西尾~吉良吉田の道連れであるが、西尾線サイドが鎌谷駅と三河荻原駅を生贄にささげたので、実現は困難といえる。
- 三河線
- 西三河の工業地域を結ぶ路線である。したがって利用客は多い。知立を境に山線と海線に分かれており、山側はとある大企業のおかげで、まだ未来の明るい路線でもある。しかし逆に言えば、自動車の軍門に下ったとも言える路線。全線高架、複線化が決まっている。
- 海側では、碧南市のまわりを3/4周もするプラレール的に微笑ましい線形や、電化区間にも関わらず長期に渡る計画停電を理由にした萌え気動車導入の他、「せんとりぁーができるもんでよぉ、渋滞こいたらかんで、立体交差にしたってちょ。」と、多額の共和国民の税金を投入して高架化していただいた区間をわずか6年で棄景に変えるなど、廃止区間における数々の華やかなイベントにより目が離せない存在となった。しかしてその実態はお察し下さい。
- 豊田線
- とある大企業が自社のために自前で建設した路線でり、正式名称はカタカナ表記である。路線は全線高架にして踏切を無くした。その財力は地下鉄鶴舞線を買収するほどの威力で、名鉄は鶴舞線に自社の車両である100系・200系を密入線させ、侵略の足がかりとしている。
- 常滑線
- 神宮前から常滑に至る路線である。また、各種のエクストリームスポーツが定期的に開催されることでも有名である。嘗ては分家筋の河和線に列車の大半を持って行かれていたが、せんとりぁーのおかげで立場を逆転しており、現在では河和線を従えている。が、ミュースカイには一切無視されて線内には全く停車して貰えない微妙な存在だが、朝夕は金蔓を摑まえるため途中駅にも停まってくれる。
- 空港線
- 常滑から中部国際空港に至る路線、というより海を渡る橋だけである。安定した利用者と特急券利用者がおり、線内に入ると特別車の室内照明が青くなるという特別サービスもあるが、この路線は名鉄が所有していないので、名鉄の意向かは疑わしい。
- 河和線
- 太田川(一部名古屋・金山との説あり)から河和に至る路線である。基本的に一部特別車の急行と、普通が走っている。近年は一部特別車も朝夕しか来なくなった。線路が直線のくせに速達化などまるで眼中にない運行形態が災いして自家用車利用を促進してしまった。某騎手御用達の駅がある。かつては、当路線の下を爆弾満載の列車が走っており、今も面影を見ることが出来る。
- 又、「正式名称は椋岡線or布土線」説もあるが、そもそも椋岡駅は普通列車すら一部通過の駅であり、椋岡駅、布土駅共に2006年にあぼ〜んされたので、この説はありえない。
- 知多新線
- 富貴から内海に至る路線である。今となっては決して新しくはないが名鉄の中では「新参者」なので「新線」を名乗る唯一の線である。作りかけのまま30年以上放置プレイを続ける駅もあり、直通列車も大幅に減少して一部特別車の普通が走るなど、現在はお荷物として扱われている。だが海水浴シーズンには利用者が急増する。2010年に全線開通30周年イベントを敢行したが、無視された。山がちな知多半島を横断する勇気だけは凄い。
- 築港線
- 名鉄電車の仕置き場がある路線である。この地から海外に天下りする車両もたまにある。申し訳程度に旅客も扱っているが、沿線企業の景気(業績)次第で乗客がかなり増減する。日中はサボタージュを決め込み、終電もでら早い。
- 犬山線
- 枇杷島分岐点から新鵜沼に至る路線である。以前は犬山観光への接続路線として君臨し、現在でも屈指のドル箱路線でラッシュ時の混雑度も激しい。競合他社がいないことで怠慢運営に陥っていても選択余地がない利用者が押し寄せている。現在では観光路線の「看板」を自ら放棄し、自家用車では運びきれない通勤客などを相手に荒稼ぎしている。嘗ては路面ディーゼル特急が「ど~け~よ~」と自家用車を追い払いながら走ることで聖地となっていた犬山橋があるのもこの路線で、畏れ多くも大元帥様御用達の路線でもあった。
- 小牧線
- 犬山から上飯田に至る路線である。明治村への玄関口を担っていた時期もあるが、基本的にはゴミ扱いであった。しかし、地下鉄と接続して一挙に通勤路線としての利用価値が高まって息を吹き返した。巣間内駅の近くでパノラマDXの引退興行をやったこともあるが名古屋共和国には全くと言っていいほど鉄道ファンがおらず儲からなかったので、現在は引退興行地から撤退した。春日井市の中心部から遠く離れた片田舎の土地が安い区間で複線化し、人だらけの小牧市や犬山市の区間は単線のままという路線。ちなみに走っている電車の帯は名鉄唯一のピンク色。
- 広見線
- 知名度が低い路線。犬山から新可児経由で御嵩に至る路線である。新可児から御嵩は空気専用路線。犬山方面は御嵩方面よりはましだが、やはり昼間は空気輸送を行っている。嘗ては、途中の日本ライン今渡への観光客輸送用に特急が終日運行されていたが、現在は朝夕の立って通勤したくない「なまけ者」向けに特急を走らせている。
- 各務原線
- 岐阜から新鵜沼に至る路線。基本的に空気を運ぶことを生業としているが、最近では減車傾向にある。犬山経由岐阜行きという、素人泣かせの列車を走らせる厄介な路線だったが、最近は自重している模様。最近は5000系とかいう汚物がレールの上を走行している。パノラマカー無双時代がしのばれる。
- 尾西線(西尾線とは異なります)
- 弥富から津島・一宮を通って玉ノ井に至る路線である。名古屋駅に対して平行するように走っているためか、昼間は空気を運んでいるにも関わらず、15分に1本走っている。ラッシュ時は意外と人が多い。実は、現存する名鉄線の中で最古参の路線でもある。尾西線のくせに旧尾西市民は利用しない。かつては森上や一宮まで津島線経由で本線直通列車が設定されていたが、次第に線内運用となり、11年3月よりワンマン化・機械化されてつまらない路線になった。なお、佐屋~津島~森上(の手前)間は無駄に複線化されている。
- 津島線
- 須ヶ口から津島に至る路線であるが、実質的には名古屋から佐屋までが津島線で佐屋~弥富間は付属品である。それなりに需要があるが、中途半端なダイヤをのまされている。
- 竹鼻線
- 笠松から江吉良に至る路線である。昼間は空気を運んでいるように思われがちだが、列車にはそれなりに人らしき影がある(沿線は地名に「狐穴」などが残るキツネ・タヌキとの共生地)。朝夕は高校生が多く、特に加納から直接乗り込んでくる利用者は高校生以外存在しない。たまに小中学生も乗っている。11年3月より笠松が特急停車となった引き換えに岐阜直通を大幅カットし、特急の乗客確保要員となった。
- 羽島線
- 江吉良から新羽島に至る盲腸線であったが、分岐元が腐ってお察し下さい。名鉄唯一の一区間路線でもある(築港線には一応、貨物駅が存在する)。もともとは岐阜方面からの新幹線利用客を見込み、当時は虎の子だった冷房車の急行まで設定していたが、企画倒れに終わっており、空気や高校生を運ぶ地位に現在も甘んじている。知多新線以上のお荷物路線で、乗客からの借金完済の目途は全く立っていない。
- 過去に一度、スキージャンプノーマルヒル・鉄道車両部門を勝手に開催しようとしたが未遂に終わり、鉄道事故調査委員会にど叱られ、そのペナルティとして開業時より僅かに路線を削られた。
- 瀬戸線
- 名鉄で唯一、どう頑張っても他線とつながれない路線である。ドル箱路線であるにも関わらず、軽便鉄道時代から殆ど変らない設備が随所に残っており、全列車4両編成と短い。愛知万博を機に「最大6両化」が計画されていたものの、数百億かかるとわかり費用対効果が望めず中止となった。
- そのためラッシュ時は普通を4分おきに走らせるという強引な手法を採用している。急行や準急も申し訳程度にあるが、追い抜きを行わない不要物。現在緩急接続のための待避線を喜多山駅に建設中。車両故障の発生で復旧に手間取るのを嫌い、車輌の刷新に取り掛かった。なお、尾張旭に検車場があるが専用の塗装ブースがないため、ステンレス車にした。
廃止路線
名鉄モンキーパークモノレール線(犬山モノレール)
日本初のモノレールではあったが、乗客にサルしか乗ってこなくなったために廃止。しかも、名鉄唯一のモノレールだった。そして、名鉄で唯一の日立製の車両だった。冷房なんて無い蒸し風呂列車。 終点以外は これでもか!っと言わんばかりに線路跡を取っ払ってしまった挙げ句、おとぎ列車まで道連れにしてしまった。しかし、車両は今でもいつもの場所で子どもたちの夢を運ぼうと出発を待っていたり、渓谷を眺めながら南国の温泉でいい湯だな♪していたり、生まれて故郷でシンデレラみたいになっていたりと、充実した余生を送っている。きっと現役時代に毎日成田山でお参りした御利益であろう。さすが交通安全のお寺である。
岐阜市内線・揖斐線・谷汲線・田神線・美濃町線
名鉄側は新型モ800形を導入するなど存続に意欲を見せていたものの、公共交通機関を嫌う岐阜市の方針により廃止。ライトレール誘致計画も門前払いを食らったため、ライトレールは富山に建設されることになった。「清流」と言うのは表向きの他地方民を騙すために手法で、道路が狭い濁流市街地だしね。
ちなみに、名鉄が代行バスとして受け継ぐ予定だったが、岐阜県民がよっぽど「名古屋」の文字を嫌いだったらしく、岐阜バスに白羽の矢が立った。しかし、岐阜バスも名鉄グループであり、一部が名鉄バスで運行される高速路線で運行されている事実があった。しかし高山関連以外でほとんどの高速バスが単独化して黒歴史だった事を知らない岐阜県民が多いのも何かの皮肉であろう。別の意味で高岡方面の高速バスは見放されたのだが。
しかし廃止から数年後、公共交通機関充実を名目に環境モデル都市に立候補したほか、郊外に無料の駐車場を設置した上で「時代はエコ、公共交通機関利用の促進を」と急に態度を覆して岐阜バスの宣伝を強化した岐阜市に対し怒りを覚えた人々は少なくないだろう。岐阜市営バスも統合して消す事にしたから尚更である。これにより、市街地の商店の売り上げが軒並み低下、市内道の渋滞時間・渋滞延長共に増加などの問題が露呈した。渋滞については市街地に来る人が減ったことで解消した。だって、マイカーバカのDQNばっかだから、環境モデル都市については一次選考で落とされている。 原因は言うまでもない。仕方ないよね。
忠節駅はスギ薬局・しまむら、市ノ坪駅と岐阜工に至っては巨大なZENTと駅の跡形も無い。廃駅ホームでも更地や緑の草原だったりするが、一部が廃駅のホームで残っている。上芥見駅も跡形もないが、元々形らしいものもない駅だったのであまり気にされていない。廃駅付近で地元民がガーデニングをしているけど、名鉄の土地で大丈夫なのかな? 作物栽培については撤去警告はされていたのだけど。
竹鼻線(部分廃止)
昨今の廃止路線の中では唯一の1500V区間という不名誉な称号を持つ。沿線風景は三河海線と大差ないのどかなものである。即座に線路を撤去するなどはしていないが、理由はただめんどくさかっただけである。
「中区」「大須」といった大胆な名前の駅もあるが、もともと名古屋の大須観音は羽島にあったものを移設したので言わばこちらが本家である。「おちょぼ稲荷参詣列車」という位置づけであったが、おちょぼ稲荷には大須駅でバスに乗り換えが必要なので半分ウソである。
大きなお友達は「八神」で参拝したかったらしいが、廃駅となり跡形も無かったので偶像を作るしかなかった。それが「八神はやて」となった。上記の通りかつての大須観音は当線の「大須」にあり、それを名古屋共和国が強奪したからね。それで廃線が進んだとも言われている。
「はやて」もしても、東海道新幹線の駅が「岐阜羽島」となったために、「岐阜駅にも造らんかい!」と言う派閥がせめてアクセス線を造ろうとしたが大人の事情により凍結となった。現に「はやて」もJR束に強奪され、2016年3月現在は仙台以北で北の大地の新幹線となっている。列車本数も少ない故に名古屋からのアクセスが良いから、どうしようもないなんちゃってアクセス線になっているのは皮肉なものである。
後から出来た、当時支線に過ぎなかった羽島線(前述)の方がメジャーになってしまい、本家であるはずの竹鼻線が廃止されるというのもまたまた皮肉な話である。 廃線の理由は岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線と同じく、岐阜県での自動車利用の増加によるものも影響しており、岐阜羽島駅周辺は日単位貸しの駐車場が多い。また、名神高速道路のインターチェンジが岐阜羽島駅から近いために、関西の観光目的なツアー集客を東海道新幹線で行い、それから観光バスで高速に入ると言う、JR新幹線との結濁もモータリゼーションの皮肉な廃線に拍車を掛けた。
三河線(末端廃止)
三河線はもともと西中金~猿投~知立~碧南~吉良吉田で名鉄有数の長距離路線だった。将来は紅葉や渓谷美で有名な足助や香嵐渓まで延伸され、観光路線化される予定だったが、自治体の支援もなくやる気がなくなり、結局実現しなかった。
同線末端の西中金~猿投、碧南~吉良吉田間はだんだん乗客が減っていき、気がつけば赤字の状態だった。碧南~吉良吉田については、需要はそこそこあったが貨物輸送を副業でやっていた時代の名残で路線がS字カーブしており、自転車並みの平均速度しか出せなかったのも斜陽化に拍車をかけたとされる。 気動車を購入し非電化にしたが、空気輸送化は止まらなかった。
名鉄側は即廃止でもよかったのだが、地元が存続を所望したので赤字分を自治体におねだりして、数年間は存続させていた。この時に、寺津高架橋の建設費を巻き上げたにもかかわらず、数年で廃線にしてしまったので、今もあまりよく思われていない。網走バスのよしみで石北本線を押し付けられないようにするための廃止である。
グループ企業
名古屋鉄道は以下のグループ企業を抱えている。しかもそのほとんどは業界では地域一番の企業力を持っていたりしてある意味恐ろしい存在になっていたが、もう仕方なくやっていた歴史・地元奪還によるもの・経営再建となると、鉄路のある愛知・岐阜県以外からは手を引く傾向も見られる。そこ儲け主義の名古屋共和国経営と言える。
- 子会社
- 豊橋鉄道 - 元東急の鉄骨むき出しオンボロ車両で騒音撒き散らしながら豊橋から三河田原、さらには航空自衛隊新田原基地に運行。
- 名鉄バス - 名古屋市内では最もよく走っている民営バス。
- 名鉄交通 - 名古屋市とその周辺を縦横無尽に走るタクシー会社。愛称名タク。
- 名鉄運輸 - 小熊のマークの名鉄引越し便。
- 中日本航空 - 名鉄が乗り入れる名古屋空港を拠点に世界に羽ばたくジェネアビ航空会社。世界各国のヘリコプターの製造・整備を行っている。
- 岐阜乗合自動車 - 通称「岐阜バス」。ここのえらい人と岐阜市長が懇意だったことが軌道線廃止に繋がった、との噂もある。そんなこともあって名鉄グループながら独自色が強く、manacaに4年も先駆けて独自のIC乗車券「ayuca」を導入し先進性をアピールするも、親会社のmanacaとの相互利用の話すら出てこないところに、両社の、ひいては岐阜と名古屋の微妙な関係が垣間見える。
- 名鉄百貨店 - 名鉄名古屋駅上にそびえるデパート。
ただの巨大マネキン看板娘のナナちゃんコスプレは名古屋の季節の風物詩。本館と2館の別館で近鉄百貨店を囲い込む威勢の良さも今は昔のこと。近年は宿敵JRの髙島屋に押され気味で、近鉄と一緒に名鉄百貨店と近鉄百貨店を共同で建て替えしようという案が浮上。かつては新岐阜百貨店もあったが、潰されて駅ビル化している所からも岐阜市周辺の住宅地化が見られる。 - 北陸鉄道 - 石川県の鉄路だが、要は国労みたいなストライキが多かったので運輸省命令で仕方なく主要株主になっている。ちなみに、地元貸切バス事業者は近鉄が奪っていきました。
- その他
- 全日本空輸 - 意外に思うかも知れないが、名鉄はANAの大株主である。中部国際空港においては空港特急と接続のよい時刻の発着枠をことごとくANAが押さえ、日本航空の弱体化に成功、さらには更生法適用まで追い込んでしまった。
- 名鉄病院 - 栄生駅下車すぐ。名鉄名古屋本線、JR東海道線、新幹線を一望できる鉄ヲタ垂涎の病院。診察券の片隅に1000系パノラマカーがデザインされており、一部の鉄ヲタの間ではコレクションの対象になっている。
- かつての子・孫会社
- 福井鉄道 - 福井県の全域と滋賀県の一部を地盤とする鉄道・バス会社。本社所在地は福井。京阪電鉄の子会社である京福電鉄と地盤を争っている。しかし、2008年限りで地元がよこせと言ってきたので勘当。
- 福鉄バス - 福井や敦賀を地盤とするバス会社。敦賀は近江鉄道(本社:彦根)の地盤でもある。しかし、敦賀については「コミュニティーバス」の運用になってしまった。鉄路と然りである。
- 大井川鐵道 - 昔なつかしい蒸気機関車や私鉄の古参電車を積極的に動態保存しているテーマパーク。昔は名鉄の電車も保存していたがもう存在せず、例の年以降は中部電力の問題や経営再建でどうしようもなくなり、北海道のリゾート会社に経営権譲渡をしたために静岡県の鉄路から手を引いた形となった。
- 網走バス - 意外に思うかも知れないが、オホーツク沿岸の街にも名鉄資本がぽつんと進出しており、名鉄バスそっくりのバスを見ることが出来る。無論、主な任務は網走刑務所への
護送アクセスである。2012年に地元に身売り。
このほかにもたくさんのグループ企業があるが、詳細は頭の硬い方で。