東京都交通局日暮里・舎人ライナー
日暮里・舎人ライナー(にっぽり・とねりライナー)は、東京都荒川区の日暮里駅と足立区の見沼代親水公園駅を結ぶ、東京都交通局が運営する案内軌条式鉄道(新交通システム)路線である。
なお、都市計画事業としての名称は、東京都市計画道路特殊街路新交通専用道第2号日暮里・舎人線および東京都市計画都市高速鉄道日暮里・舎人線である。2008年(平成20年)3月30日に開業した[1]。
目次
概要
東京都交通局では、従来から現在の日暮里・舎人ライナーと同じ区間(一部は足立流通センター付近を経由)で都営バスの里48系統(日暮里駅 - 見沼代親水公園駅)を運行している。このバスは、最寄りの東武伊勢崎線・大師線やJR京浜東北線、東京メトロ南北線など既存鉄道の最寄り駅から離れている足立・荒川区の都市計画道路放射11号尾久橋通り(東京都道58号台東川口線)沿線の住民をJR線駅へ直結する通勤・通学の足として、大変な混雑を呈していた一方で、足立トラックターミナル(1977年開設)・北足立市場(1979年開設)・足立流通センターなどの輸送を担う尾久橋通りはトラックなど大型車の通行量が多く、慢性的な渋滞が発生してバスの定時運行が困難な状況がしばしば発生し、定時運行・大量輸送が行える何らかの鉄・軌道輸送が望まれていた。
本路線は、1985年(昭和60年)7月の運輸政策審議会答申第7号「東京都における都市高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」においてほぼ都営バス里48系統の路線を中量輸送機関に置き換えるべく位置付けられたものである。当初は地下鉄7号線(現在の南北線)の一部として計画されていたが、財政問題や採算性などから尾久橋通り上の新交通システムに変更された。なお、財政状況などから、軌道事業特許は1995年(平成7年)、工事施行認可は1997年(平成9年)と大幅に遅れ、一方で事業主体の決定や荒川区側の用地買収に時間がかかったこともあり、開業は当初計画されていた1999年(平成11年)度から2002年(平成14年)度、さらに2008年(平成20年)3月30日と、2度にわたって延期されている。
支柱や桁といったインフラ部は都市計画道路事業として東京都建設局が、軌道や駅舎などの鉄道施設は都市計画都市高速鉄道事業として都営地下鉄大江戸線の環状部分の建設を担当した東京都地下鉄建設が建設する方式を採用している。
開業後の運営主体は東京都地下鉄建設が予定されていたが、採算上の観点および都営交通ネットワークの充実を図る目的から、東京都交通局が軌道事業の特許を同社から譲り受ける方向で検討され、運営も同局が行うことが決定した[2]。
路線名については、東京都交通局および東京都地下鉄建設が2006年(平成18年)8月15日 - 31日に一般公募を行い、選考委員会の審議を経て日暮里・舎人ライナーと決定、同年11月13日に駅名とともに報道発表された。
カード乗車券については、開業当初からICカードのPASMOに参加しており、Suicaとの相互利用ができるようになっている。また、パスネットは開業前に「券売機・精算機で使える」というアナウンスがあったが、2008年1月10日に発売が終了し、同年3月14日に自動改札機での使用が終了したため、本路線では日暮里駅の有人改札での処理をのぞき自動券売機・自動精算機を含めて一切使用できない。
運賃は大人で初乗り160円から最高320円までの4段階である(運賃・乗車券の節参照)。
本路線開業後は、上記のような経緯から完全並行路線である従来の都営バス里48系統の廃止も懸念されていたが、高齢者が多い地域特性から既存バス停において小回りの効く集客を行うバスとの役割分担は可能との結論から、バス同系統も当面の存続が決定し、大幅に本数が減便されたものの、路線廃止には至っていない。2009年4月1日のダイヤ改正では本数がさらに減便され、現在は1時間あたり2本程度の運行となっている。なお、運賃が大人400円の深夜バスとして設定されていた深夜04系統は日暮里・舎人ライナーの開業を機に廃止された。2012年4月1日からは、これまで王子駅発着としていた王46系統・加賀団地循環を里48-2系統・加賀団地循環に変更し、日暮里駅発着に変更した。
路線データ
- 区間:日暮里 - 見沼代親水公園 9.7km(建設キロ9.8km)
- 案内軌条:側方案内式
- 駅数:13駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電気方式:三相交流600V・50Hz
- 車両基地所在駅:舎人公園駅
- 最高速度:60km/h
- 所要時間:20分
- 表定速度:28km/h
- 最急勾配:50‰(扇大橋 - 足立小台間)※ただし入出庫線上に65‰の区間あり
- 最小曲線半径:30m(日暮里付近)
運行形態
開業ダイヤ
2008年2月14日に東京都交通局の公式サイトで発表された開業時の運行ダイヤは、以下のとおりであった。
- 平日
- 早朝:7 - 15分間隔
- 朝ラッシュ時:5分間隔
- 日中:7分30秒間隔
- 夕ラッシュ時:6分間隔
- 夜間:7 - 20分間隔
- 土休日
- 早朝:11 - 15分間隔
- 朝ラッシュ時:7分30秒間隔
- 日中・夕ラッシュ時:10分間隔
- 夜間:11 - 20分間隔
改正ダイヤ
開業以降、新交通システムとしては旺盛な需要に支えられ、逐次ダイヤの見直し・頻繁なダイヤ改正が行われている。
- 2008年7月12日改正
- 始発電車を上下それぞれ2本増発し最大で25分繰り上げ。平日の朝ラッシュ時間帯は上下2本ずつ、夕ラッシュ時間帯が上下1本ずつ、同夜間から終車時間帯に上下5本ずつそれぞれ増発。土曜・休日も終車時間帯に上下1本ずつ増発された。同改正では、日暮里駅付近急曲線通過時の事故を防止するため、曲線通過速度の見直しも併せて行われている。
- 2009年8月29日改正
- 平日の早朝から朝ラッシュ時間帯(6 - 9時台)にかけて上下各5本、夜間23時以降に上下各2本を増発。下りは最大15分の間隔が11分間隔に変更された。土曜・休日は開業時からの10分間隔から平日と同じ7分30秒間隔に変更され、上下各19本が増発された。
- 2010年4月10日改正
- 始発列車の時刻を繰り上げ(見沼代親水公園発日暮里行:5時13分、日暮里発見沼代親水公園行:5時41分)。運転間隔が同じにもかかわらず平日とズレが生じていた土曜・休日の日中帯の発車時刻を平日に合わせたほか、18時以降上り5本・下り6本、深夜時間帯の運転間隔を最大15分間隔から最大11分30秒間隔に短縮。
- 東日本大震災に伴う特別ダイヤ(節電ダイヤ)
- 2011年3月11日の震災以降全線で運休となっていたが、設備点検を進めた結果2日後の13日14時から運転を再開した。計画停電が実施されていた平日については16日の終日運休を含む計画停電時間帯の大幅な運休が発生した。電力供給が複数の計画停電グループにまたがり、結果として運休時間帯が長時間帯に渡るため対策を検討した結果、23日以降は運休の発生しないよう電力の需給調整を行った上で全日7割程度の運転による特別ダイヤで運転。計画停電の落ち着いた4月4日以降は、節電要請に伴い平日・土曜・休日とも節電ダイヤ(昼間帯10分間隔。朝夕ラッシュ時をのぞき全日8割程度の運転)を実施した。電力使用制限令が発令された7月1日以降は平日ダイヤのみ節電ダイヤ(昼間帯10分間隔。朝夕ラッシュ時をのぞき全日8割程度の運転)とした。この節電ダイヤは電力使用制限令が解除となった9月9日限りで終了し、以降平日・土曜・休日に渡り通常ダイヤに戻った。
- 2011年12月3日改正
- 新造車両増備および一部ロングシート改造工事完了に伴い、平日見沼代親水公園駅発の列車を6 - 9時台に1時間あたり2 - 3本増発し、最小運転間隔を3分30秒間隔に短縮。日暮里発夜間帯(平日18時台以降、休日19時台以降)に増発するとともに、土曜・休日の日暮里駅発21時以降をわかりやすい発車時刻(00・10・20・30・40・50分)とする。
- 2013年12月14日改正
- 平日ラッシュ前後時間帯の運行配分を見直し早朝時間帯を増発。平日日中・夜間及び休日の運転間隔を7分30秒から6分00秒に変更。平日は348→414本に、休日は276→351本に大幅増。
運転パターンはほぼ全列車が日暮里 - 見沼代親水公園間を通しで運転するが、舎人公園に車両基地があるため、見沼代親水公園発舎人公園行の入庫を兼ねた区間列車が朝(平日6本・土曜休日1本)と夜間(平日4本・土曜休日1本)に設定されている。かつては日暮里発舎人公園行の区間列車もあったが、現在は設定していない。また、舎人公園始発の列車の設定はなく、舎人公園から見沼代親水公園まで回送列車として運転した後、見沼代親水公園から日暮里行として営業運転に入る列車が多数設定されている。
利用状況
開業以降の輸送実績を下表に記す。
年度 | 年間 輸送人員 (人/日) |
1日平均 輸送人員 (人/日) |
最混雑区間 乗車率 (%) |
特記事項 |
---|---|---|---|---|
2007年(平成19年) | 2008年3月30日、日暮里駅 - 見沼代親水公園駅間開業 | |||
2008年(平成20年) | 17,864,000 | 48,943 | ||
2009年(平成21年) | 19,975,000 | 54,725 | ||
2010年(平成22年) | 21,488,000 | 59,034 | ||
2011年(平成23年) | 22,269,000 | 60,844 | 143 | |
2012年(平成24年) | 22,850,000 | 62,602 | 162 |
乗車人員
1995年度の軌道法に基づく特許取得時には、当路線の1日平均乗車人員を101,000人と予測していたが、2003年度に59,000人に下方修正された。これに基づいて、新交通システムの採用や車両編成などが決定し、着工に至った。開業前には需要予測がさらに下方修正され、1日平均乗車人員は48,000人としていた[4]。
ところが、開業後は旺盛な需要に支えられ、2010年度で2003年度時点の予測目標を達成した。その一方で、後述のようにラッシュ時の混雑は年々激しくなっている。
混雑率
2012年度の朝ラッシュ時の再混雑区間は赤土小学校前駅→西日暮里駅間であり、ピーク時の混雑率と輸送人員は162%/5,965人である[5]。
混雑率は全国の新交通システムで最高値を計上しており、新交通システムの路線として唯一150%を上回っている。
2009年11月25日の朝ラッシュでは、始発駅の見沼代親水公園駅では座席が埋まる程度である。しかし、江北駅を出発した辺りで定員乗車を越え、吊り革が埋まる。扇大橋駅以降は各駅ごとの乗車人員が少なくなり、都電荒川線との乗換駅である熊野前駅では降車人員も見られる。西日暮里駅では全乗客のうち4割程度が降車し、日暮里駅に到着する[6]。
車両
日暮里・舎人ライナーの車両である300形は、前面デザインが若干異なるが、ゆりかもめ7000系の6次車にも通じるデザインである。なお、当初はロングシートを主体に採用することが予定されたが、後にクロスシート主体に変更された[7]。これは、ロングシートにすると定員以上の乗客が列車に乗り込んでしまうため、安全上の措置と発表された。しかし、日を追うごとにラッシュ時の混雑が激しくなってきたため、2009年8月29日のダイヤ改正に併せてロングシートを一部採用した新型車両の導入が発表された。既存の車両も新型車両の仕様に準じたロングシート化が行われ、2011年12月3日のダイヤ改正にて全編成へのロングシート改造を完了した。
駅一覧
全駅東京都に所在。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 累計キロ | 車内CM | 接続路線 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|
01 | 日暮里駅 | - | 0.0 | 総合病院 | 東日本旅客鉄道:山手線・京浜東北線・常磐線 京成電鉄:本線 |
荒川区 |
02 | 西日暮里駅 | 0.7 | 0.7 | 学校法人 | 東日本旅客鉄道:山手線・京浜東北線 東京地下鉄: 千代田線 (C-16) | |
03 | 赤土小学校前駅 | 1.0 | 1.7 | 内科・小児科医院 | ||
04 | 熊野前駅 | 0.7 | 2.4 | 化学品メーカー・商店街 | 東京都交通局:都電荒川線 | |
05 | 足立小台駅 | 0.6 | 3.0 | 島忠ホームズ | 足立区 | |
06 | 扇大橋駅 | 1.1 | 4.1 | 内科・外科医院 | ||
07 | 高野駅 | 0.5 | 4.6 | 歯科医院 | ||
08 | 江北駅 | 0.6 | 5.2 | 医院・不動産 | ||
09 | 西新井大師西駅 | 0.8 | 6.0 | 外科医院・耳鼻科医院 | ||
10 | 谷在家駅 | 0.8 | 6.8 | 歯科医院 | ||
11 | 舎人公園駅 | 0.9 | 7.7 | 中央卸売市場北足立市場 | ||
12 | 舎人駅 | 1.0 | 8.7 | 医療機器 | ||
13 | 見沼代親水公園駅 | 1.0 | 9.7 | - |
- 駅名は公募に基づく足立区および荒川区からの推薦を受け、選考委員会の審議を経た上で決定し、2006年11月13日に報道発表された。
- 仮称駅名と正式駅名の対応は以下の通り。
- 赤土小学校駅→赤土小学校前駅
- 扇大橋北駅→扇大橋駅
- 上沼田東公園駅→西新井大師西駅
- 上記以外の駅は仮称から変更なし
- 西日暮里 - 赤土小学校前間で北区内を通るが、同区内に駅は設置されていない。
- 駅番号は、つくばエクスプレスに見られるものと同様に数字のみの表記となっている。
シンボルカラー
日暮里・舎人ライナーのシンボルカラーは、沿線地域の特徴を表すように、地元住民を交えて検討した。その結果、日暮里側は賑わう街並みや荒川・隅田川という自然的要素からリバーサイドとして「にぎわい/水辺」を、また、舎人側は住空間や舎人公園など緑地・公園に恵まれていることからパークサイドとして「かがやき/緑」をイメージした。なお、シンボルカラーは駅舎の外壁などに使用されている。
交通広場の整備と路線バスとの関係
路線建設と同時に見沼代親水公園・江北・足立小台の3駅に交通広場が整備され、タクシーと路線バスの乗降場が設置されている。
開業時に足立区西部地区を中心とした大規模な路線バスの再編が行われ、以下の路線が交通広場への乗り入れもしくは駅周辺のバス停経由に経路変更されている。
はるかぜ(足立区コミュニティバス)
- 第3弾(国際興業バス西11系統)
- 第4弾(東武バスセントラル西05・西06系統)
- 第6弾(新日本観光自動車鹿02系統)
- 第8弾(同宮03系統)
- 第11弾(同椿04系統) - 2008年9月27日開業
- 第10弾(日立自動車交通) - 2009年4月の経路変更により扇大橋駅・高野駅乗り入れ開始
なお、開業後の2008年9月27日に新設されたはるかぜ第11弾も経路の一部が日暮里・舎人ライナーと同じとなっている。
運賃・乗車券
普通運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2008年3月30日開業時より。
キロ程 | 運賃(円) |
---|---|
初乗り2km | 160 |
3 - 4km | 220 |
5 - 7km | 270 |
8 - 10km | 320 |
定期券
- 日暮里・舎人ライナーのみの定期券のほか、都電・都バスとの連絡定期券も発売されている。なお、連絡定期券は、都営地下鉄と都電・都バスとの連絡定期券と同様に日暮里・舎人ライナーの乗車キロにより運賃が異なる。また、乗り換え他社線との連絡定期券も発売されている。
回数券
- 回数券は都営地下鉄と同様の金額式のものを採用した。日暮里・舎人ライナーの駅であればどの駅からでも利用が可能である。11枚綴りで、発売額は普通運賃の10倍、有効期間は3か月。ただし、都営地下鉄の回数券との相互利用はできない。
一日乗車券
- 開業日から「都営まるごときっぷ」を大人700円・小児350円で発売している。なお、開業日以前に「都電・都バス・都営地下鉄一日乗車券」として発売された前売り券でも、有効期限内であれば日暮里・舎人ライナーでの利用が可能だった。日暮里・舎人ライナーおよび都営地下鉄各駅券売機や都電車内で購入した当日券はそのまま自動改札機での入出場ができる。なお、自動改札機に対応していない乗車券(スクラッチ式の前売り券、都バス車内で購入した当日券)による無人の駅・時間帯での乗り降りは、改札口付近のインターホンを用いて乗降する旨を伝えなければならない。なお、多客期には改札付近にサービススタッフが配置されることがあるが、その場合はスタッフが磁気券(当日券)に交換の上で自動改札を利用することになる。
- 日暮里・舎人ライナー開業記念の「都営まるごときっぷ」が開業日から各駅ごとに1,000枚限定で発売された。図柄は300形車両の走行風景と発売された駅の駅名標となっている[8]。また、2008年4月12日・13日には舎人公園で開催された足立区主催の開業記念イベントを記念して足立60景の永沢まことデザインの「都営まるごときっぷ」が日暮里駅と舎人公園駅で10,000枚限定で発売された[9]。
- 2008年10月27日に日暮里・舎人ライナーの利用者数が1千万人を突破したのに伴い、翌11月1日から3日まで記念一日乗車券を発売した。なお、この乗車券が日暮里・舎人ライナーのみのものとしては初めてである[10]。
- 開業1周年記念として、2009年3月28日から30日まで日暮里・舎人ライナーのみの一日乗車券を発売した[11]ほか、「都営まるごときっぷ」も5万枚限定で発売された[12]。
- 東京フリーきっぷも、開業日以降、日暮里・舎人ライナーでの利用が可能となっている。
東京都シルバーパスなど
その他
- 当路線は、都営日暮里・舎人ライナーと案内されることもある[13][14]。
- 埼玉方面への延伸を求める声もあるが、未定である[15]。
- 到着・発車放送はゆりかもめと同じ構成のものを使用している。また、ゆりかもめと同様に駅構内の発車案内標には列車種別が表示されているが、開業時よりすべての列車が各駅に停車しているため、全列車が「普通(Local)」と表示される。
- 開業予定日以降に製作された開業告知ポスターやチラシには、地元である荒川区・足立区の出身や在住者である片岡鶴太郎・栃東大裕・谷川真理・雛形あきこ[16]の有名人4名が『地元出身応援団』として起用された[17]。なお、ポスターは都営交通のみならず、東京メトロ千代田線やJR常磐緩行線などの車内広告としても掲出された。また、開業1周年の時期にも引き続き先述の4名が起用された[18][リンク切れ]。
- 2008年2月1日から3月31日まで、都営バスと都電荒川線の一部の車両に日暮里・舎人ライナーの開業告知ラッピング車両が運行された。また、2009年3月の1か月間にも開業1周年告知のラッピング車両が運行された。
- 一部区間で鉄道や首都高速を超えるために勾配が急なところがあり、降雪時のスリップ対策として30‰以上の登り勾配区間と40‰以上の下り勾配区間ではロードヒーティングが設置されている。また、分岐部には消雪パイプも設置されている。
- 開業してから数か月後の自動放送の改修の際、足立小台のアクセントを「あだちおだい」から「あだちおだい」、舎人のアクセントを「とねり」から「とねり」としている。また、駅到着前にPR放送が流れるようになったが、スポンサーの関係上ほとんどが医療関連のもので占められている。
- 2008年7月24日の「足立の花火」に併せ、初の貸切列車が運転されたが、臨時列車の増発は行わなかった。2009年7月23日の同催事では臨時列車の増発が行われた。
- 2009年3月28日には、開業1周年を記念して、日暮里から舎人公園まで走行し、途中舎人車両基地を折り返して舎人公園まで「1周年記念号」が運転された。
脚注
- ↑ 日暮里・舎人ライナー開業予定日決定! - 東京都交通局 2007年10月1日(2007年10月9日時点でのアーカイブ)
- ↑ 日暮里・舎人線にかかる軌道事業の譲渡許可についてPDF [リンク切れ] - 国土交通省関東運輸局 2007年10月1日
- ↑ 平成24年度 運輸成績総表 東京都交通局
- ↑ 日暮里・舎人ライナーがダイヤ改正-4回目の増発で混雑緩和狙う - 上野経済新聞、2011年12月15日
- ↑ [1]PDF - 国土交通省、2014年3月28日閲覧
- ↑ 都市交通を中心としたまちづくりの効果- 日暮里・舎人ライナーにみる政策合意-PDF - 東京大学 公共政策大学院、p69、2014年4月20日閲覧
- ↑ 日暮里・舎人ライナーの座席配置の一部変更について - 東京都交通局(2007年10月27日時点でのアーカイブ)
- ↑ 日暮里・舎人ライナー“開業記念”1日乗車券を発売します。 - 東京都交通局 2008年3月13日(2008年3月14日時点でのアーカイブ)
- ↑ 日暮里・舎人ライナー“イベント開催記念”1日乗車券を発売します。 - 東京都交通局 2008年3月13日(2008年3月14日時点でのアーカイブ)
- ↑ 日暮里・舎人ライナー1日乗車券を発売します。 - 東京都交通局 2008年10月22日(2008年10月25日時点でのアーカイブ)
- ↑ 日暮里・舎人ライナー1日乗車券を発売します - 東京都交通局 2009年2月23日(2009年2月26日時点でのアーカイブ)
- ↑ 〜ありがとう!おかげさまで1周年 日暮里・舎人ライナー開業1周年デザイン「都営まるごときっぷ」(リンク切れ)
- ↑ 都営日暮里・舎人ライナーの時刻表 - えきから時刻表
- ↑ 都営日暮里・舎人ライナー 路線図- NAVITIME
- ↑ 埼玉県議会/平成19年9月定例会 質疑質問・答弁全文 茅野和広議員
- ↑ 雛形は公式では「足立区出身」となっているが、正確には江戸川区生まれ・足立区育ちである。
- ↑ 地元出身応援団 - 東京都交通局(2007年12月9日時点でのアーカイブ)
- ↑ 日暮里・舎人ライナー祝開業1周年 - 東京都交通局
関連項目
- 里48系統 - 日暮里・舎人ライナーと同一区間を結ぶ都営バス路線。
- 舎人公園 - 園内の地下に車両基地がある。
- 東京都地下鉄建設
- 横浜市営地下鉄グリーンライン - 日暮里・舎人ライナーと同日開業。
- 自動列車運転装置
- ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線