ゲイ用語
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ゲイ用語(ゲイようご)は、男性同性愛者、両性愛者間で用いられる隠語である。
レズビアン用語からの転用もいくつかある。ex.バリタチ、〇〇寄りの△△
【あ】
- アナル (anal)
- アヌス (anus) =(肛門)の形容詞形。しかし、名詞形で用いるべき場合でももっぱらこの形容詞形で使われることが多い。これは発音しやすさとアナル=穴という連想が働くためとみられる。
- 例:「俺のアナルを掘ってくれ」、「アナル責め」等。
- 穴
- 肛門の意。穴マンという言い方もある。
- 兄貴
- 精神的にも外見上も男らしい年上のゲイ。大変貴重。外見がいくら男らしくても通常は姐さんと形容される。
- アマ
- フランス語の同音の単語「アマ」(清廉な女性の意)を語源とする形容詞であり動詞。
- 動詞として用いる場合は『アマる』などと言われる。西暦2000年前後の新宿二丁目において、10代前半のいわゆる男娼の人々のコミュニティから発生した言葉である。(したがってゲイ用語としての一般性は薄い)この種のコミュニティにおいては、その性質上、『あるとき突然中身(心)が性転換』してしまう人間が現れる。(ただしやがては身や振る舞いも女性化し、延いては声まで少女風になる場合が大多数)そうした者を指して用いられる言葉である。
- 【な】の項の『ナリ』の一形態であり、また『ナリ』とほぼ同義として使われることもあるが、その場合は『ナリ』より蔑意が殊更に強いのが特徴である。
- アンコ、カッパ
- 刑務所で男同士で性欲処理をするしかない疑似同性愛において、前者は女役、後者は男役のこと。
- イカニモ
- いかにもゲイのようである人のこと。イカホモともいう。現在ゲイの間では必ずしも否定的な意味として使われてはいない。
- むしろ共感を感じる意味でゲイの間で意図的に使う人もいる。イカホモのビジュアルイメージとしては、がっちりした体躯に短髪・髭。こういうタイプの者にゲイが多いと見做されている。
- イケメン
- (顔が)かっこいい人のこと。またはかっこいいとされる顔。イケメンの語源がゲイ用語であると知っている人は少ないが、1990年代中盤からゲイ雑誌のGメンなどが使っていた。類義語:カコメン
- イケる
- 性的に好感が持てること。単純に好みのタイプであることを指す場合もある。
- ウケ
- 以前はアナルSEXで受身の立場のことを言った。最近はセックスでリードしない受動的な立場の意味もある。類似語:ネコ
- ウホッ!
- ネット上のコミュニケーションで使用されるゲイを指す隠語。1980年代に『薔薇族』に掲載された山川純一作の漫画『くそみそテクニック』内のセリフで「?いい男…」「やらないか」といった会話が繰り広げられたところから来ている。2000年代前半に再発掘され「2ちゃんねる」を中心にインターネット界で大ブレイクした。
- ウリ専
- 男性向けホストクラブで働く人、もしくはその店を指す。
- 通常はバー形式で営業しており、男の子を連れて外出できる。また店の奥に小部屋がある場合もある。似ている業態に個室ホストや、出張ホストがあるが、こちらはバーを運営しているわけではない。
- エスエービル
- 札幌でゲイバーの多くが入居するビル。
- ノンケの間でもススキノに詳しい者には知られており、キャバクラや風俗店のしつこい客引きから逃れる際に「エスエーに行くので」と言えば有効といわれる。
- エロミク
- 元々はmixiでハッテン相手を求めるためだけに作るアカウントを意味した。
- mixiの初期の頃はモロ出し等の写真の使用も黙認されていた。やがてmixiから規制されるようになり、ゲイ専門のSNSサイトが多数乱立するようになる。その中にエロミクという名前のSNSが作られた。
- エロレス
- エロいレスリングプレイの略。競泳用パンツなどをはいてレスリングを始めるが、寝技や急所攻撃などを多様しているうちに性的興奮が高まり、やがてSEXになだれ込む。
- エロレス専門のビデオメーカもあり、ひそかなブームをおこしている可能性もある。
- 桶専(おけせん)
- 棺桶に近い年齢、という意味で使われている。一般に80代以上の年齢をさす。体型は不問。
- 押忍(おす、おっす)
- もっぱら運動部、体育会で後輩から先輩に対して使われる挨拶の言葉。ゲイの世界でも疑似的な先輩後輩プレイをするときに掛け声として連呼される。
- 雄
- 男らしさを強調するために用いる接頭語。雄?をつけることでかえって言葉の意味が分かりにくくなっている場合も多い。
- 例:「雄野郎」、「雄マラ」、「雄汁」、「雄穴」、「雄マン」、「雄膣」等
- オネエ
- 立ち居振る舞いが女性ぽい人のこと。または、オネエ言葉(ゲイ特有の誇張された女性言葉)を使う人のこと。「姐さん」「お姐さん」とも呼ばれることがあるが、現在は必ずしも否定的な意味ばかりをもつわけでなく、ゲイの社会のみでリラックスした時だけ「オネエ」らしく立ち振る舞う人も多い。
- なお、一部メディアで最近「オカマ」の言い換え語として使用するケースが見られるが、実際にはそれほどノンケ社会で常用される用語ではない。
- オラオラ系
- 男が荒々しく発するかけ声から由来し、性行為の際に言葉や行動で荒々しく攻めたてる嗜好を持つ人々のことを指す。
- オラネコ
- 性行為の際に能動的に攻め立てるが肛門性交においては受身である人のことを指す。[参考:オラオラ系、ネコ]
【か】
- 外出
- 飲み屋から途中退出して、他の店舗へ遊びに行くことを指す。途中退出なので、未会計。帰ってきて飲みなおすこともできる。
- 外出料が発生する店舗も存在するので、注意が必要。
- ガイ専(ガイセン)
- 性的嗜好として欧米系の白人を好むこと。外国人であってもアジア、中東、アフリカ系を好む人はガイ専とは言わない。
- 学ランフェチ
- 学ラン、学生服を性的対象物にすること。
- 学ランプレイ
- 学生服を着てプレイをすること。大学の応援団、体育会になりきってプレイをすることが多いが、高校生も人気がある。
- ガチムチ
- 骨太で肉付きの良い体格。「ガッチリ・ムッチリ」の略。
- ガチポチャ
- 筋肉がありつつも脂肪の割合が多い体格。「ガッチリ・ポッチャリ」の略。
- カッコカワイイ
- カッコよくて可愛いタイプ。ジャニ系とほぼ同じ。若いゲイが出会い系の自己アピールで使ったりする。
- ガッチビ
- ガッチリしたチビの略。一般的に身長165cm以下のガッチリ体型を指す。
- カテーテル
- 尿道プレイに使う医療用の管。このページ内の尿道プレイを参照。
- 医療現場では使い捨てである。先端にバルーンがついているタイプをホーリーカテーテルと呼ぶ。このバルーンは膀胱内に入れてから、生理的食塩水を入れて膨らまし脱落を防ぐ。空気を入れるものではない。
- プレイとして推奨しない。それでも行うときは充分に衛生面に気をつけること。
- ガテンフェチ
- 主に土木建築系の肉体労働者(土方、鳶職、配筋工など)に性愛を感じる人。それらの職種専門の求人誌「ガテン」から。
- カフェタイム
- 概ね午後3時ころから低価格でカクテルやソフトドリンクを提供する。
- 経営上の問題やスタッフ確保が難しいことから、実施している店舗は少ない。
- ガマン汁
- 射精の直前に漏れ出す透明な液体のこと。射精をガマンしている状態の時に出るのでこの名前がついた。なかには射精のようにガマン汁が飛ぶ人もいる。最初にゲイ用語として広がったが、現在はノンケの世界でも通用する。
- カミングアウト
- ゲイ・バイであることを告白すること。coming out of the closetの略。(類義語:カムアウト)
- ゲイのうち、カミングアウトしている人は以前に比べて増えたものの、多数派とはいえない。
- カムア
- カミングアウトの略。インターネットでよく見る略し方だが使用はお勧めしない。
- カモフラージュ
- ゲイと思われないために作る見せ掛けの彼女。または既婚してゲイと思われないように生活すること。(既婚してゲイ活動をしているゲイも少数派ではない)
- ガリ
- 痩せてガリガリの体型(の人)。一部のジャニ系好き以外、およそゲイには好まれない体型。
- 観光バー
- ゲイバーのうち、異性客やノンケ客の来店も歓迎している店舗。
- 雰囲気を出しているが、金額設定は若干高めとなっている。
- 浣腸(浣腸プレイ)
- アナルセックスの準備として直腸内をきれいにすること。
- スカトロ的SMプレイの一。Mに浣腸液を注入し肛門に栓をするなどして、排泄欲求が限界に達するまで我慢させる責め。
- ガン掘り
- ケツをがんがん掘ることから、激しい肛門性交の意。
- 菊座
- 肛門のこと。
- 亀頭責め
- 相手の亀頭を専門にこすりあげる技。有料ハッテン場に亀頭責めイベントがあり、また亀頭責め専門の出張ホストもいる。
- 亀甲縛り
- SM緊縛プレイの基本的な縛り方。入門者向きとされるがじつは奥も深く「緊縛は亀甲にはじまり、亀甲に終わる」という言葉もある。菱縄縛りとも呼ぶ。
- キメる
- かつての「合法ドラッグ」と称されていた薬物を投与・服用した状態のことを指す。
- 現在では薬物指定され入手できない。
- 強制ラッシュ
- SM系のSEXの最中に、ガスマスクや、防毒マスクを使い強制的にラッシュ(現在は違法ドラッグ)を吸わせるプレイ。
- 競パン
- 競泳用パンツの略。元は一部の水泳の用語であったが、ゲイ用語として広まった。
- 最近の競泳用水着はスパッツが中心となり、存在の危機が懸念されている。
- 水泳界ではブーメラン、ブィバン、ブーパン、水パンなどと呼ばれている。
- ━デー
- 有料ハッテン場のイベント。競パンプレイを専門に行う日。
- ━フェチ
- 競パンをフェティシズムの対象とする人のことを言う。
- ━プレイ
- 競パンフェチ同士が、お互いに着用しながら上から擦りあったり、ローションをたらし込みながらするプレイ。
- 禁ズリ
- センズリを禁止するという意味。精神的なSMプレイにおいて、SからMに自慰による射精を禁止させられるプレイ。Mは自己申告制でありウソをつくことは簡単であるが、ウソをつくと禁ズリ中の欲望を楽しめなくなることも知っている。類義語:オナ禁
- 熊系
- 文字通りクマのようなずんぐりむっくりとした体型で、体毛が濃く、髭を生やしているようなタイプ。
- 組合員
- やや古い使われ方でゲイが他のゲイを指すときの隠語。
- クローゼット
- クローゼットとは箪笥のことで、ゲイである自分のことを(箪笥に隠して)秘密にし、カミングアウトしてないゲイをクローゼットなゲイ、という。
- クルージングスペース
- 上記の内部リンクを参照のこと
- 食われノンケ
- 手っ取り早い性処理のために寂れた便所などでゲイに尺八させたりするノンケ、と言われているが、彼らが実際にノンケなのかどうかは不明。
- ゲイバー
- 字の如く、ゲイの集まる飲み屋・バーを指す。女性・ノンケ入店を断ることもあり入口に「会員制」と表記してある場合もあるので注意が必要。一般に料金は安く、アルコール類一杯が700円程度(店によって違うが、安価で親近感の持てる価格)であった。
- ※女性やゲイでない男性は、「観光バー」の利用を勧められる。
- 東京の新宿2丁目、大阪の堂山などはゲイバーの密集する地域でゲイタウンとしても認知されている。80年代から90年前半はゲイ同士のコミュニティや、出会いの場所として栄えていたが、やがてその役目をインターネットに奪われていく。料金的にもお通しや、チャームが必要とされるシステムは、安さを武器にする居酒屋に押されてしまっている。
- ゲイナイト
- クラブイベントのこと。東京では新宿2丁目のClub ArcH(旧ACE)や新木場のAgeHaが、大阪ではマングローブやEXPLOSIONが有名。
- イベントによってドレスコードが決まっていることがある。白を着るホワイトデー、革を着るレザーナイト、スーツナイト、上半身裸、競パン、ガテンナイトなどもある。
- ゲイバッシング
- ゲイ叩き。ゲイを不道徳として非難したり(→ホモフォビア)、ゲイなら訴え出ないだろうと見越してゲイに対する強盗や暴行を行うこと。
- ゲイビーチ
- ゲイの集まる海岸。砂浜というより一般人の来ない岩場のような所が多く、兢パン、六尺、まれには全裸のゲイ達が日光浴をしている。ハッテン場も兼ねていて、海岸で意気投合して近くの林の中へ、というケースもある。首都圏では三浦半島のK海岸などが有名。
- ケツ
- ケツとは臀部のことであるが、ゲイの世界でケツと言ったらほぼ100%ケツの穴、肛門を指す。
- ━掘り競パン
- 競パンフェチのウケが、競パンをはきながらアナルSEXができるように、ケツの部分を切ったプレイ用の競パン。多くはアリーナのアクアフローという臀部の縫い目が、水抜きのために網になった競パンを使い、網の部分をカッターで切る。
- ━掘りブランコ
- 有料ハッテン場などに設置されている低めのハンモックのようなもの。ウケはそこに乗っかって股を拡げながら、掘ってくれるタチがくるのを待つ。そして、タチはブランコを揺するようにウケを掘る。
- ━マン(ケツマンコ)
- ゲイのウケだけに存在する性器。本来は肛門であるが、性交中はまるで女性性器と化して、男性性器を受け止める。
- いつから肛門をケツマン(コ)と表現するようになったのかはもう一つはっきりしない。1980年代半ば頃までのゲイ雑誌(「薔薇族」「さぶ」)ではケツマンコという表現は見られない。おそらく1990年代以降に現れたようである。ただし、稲垣足穂の大正時代を舞台にした小説で同様の意味を表す「ケツボボ」という語が登場しているので、活字メディアには出てこなかったが現場ではずっと前から使われていたという可能性もある。
- 類似語:口マン、喉マン。
- ━マンコ汁
- ウケのオルガスムス時に直腸内に分泌されるという液体(粘液)。KMJともいう。その実態については諸説あり、本当にそのような液体が分泌されるのだという主張もあるが、激しい肛門性交により直腸の粘膜が剥がれ落ちたものだとするのが妥当な見方であろう。
- ━モロカン
- アナルSEXのウケ役で、強い快感を感じることができること。
- この種のSEXにはある種の慣れと鍛錬が必要で、誰でもすぐに感じるようになるわけではない。その鍛錬の期間を終了し強い快感を得るようになったときに、人はケツモロカンになる。
- ━ワレ
- アメリカンタイプの股間のサポーターのこと。臀部が2本のストラップになっていて、臀部の両脇を通り、睾丸の下あたりで股間当ての部分とつながる。
- 有名なメーカーにBike、D&Mなどがある。
- 公開調教
- SM系の有料ハッテン場の客寄せイベントのひとつ。公開で男同士のSMを見せる。
- SMに興味をもつゲイは多いが、自分でプレイをする勇気を持つ人は少ない。そこで見学という安全な位置にいながら、目の前でプレイを見られるこの主のイベントには多大な人気がある。
- またゲイにはナルシストや露出系の人間も多く、M役のなり手も多い。S役はお店の人や、プロフェッショナルなSMホストの人間がおこなう。
- 交尾
- 性行為のこと。性的欲望の激しさが動物レベルにまでなってしまっているとアピールする意味で用いられる。
- ココロカフェ (cocoro cafe)
- 店舗の名称。新宿2丁目のカフェ。期間限定でランチタイムに食事ができた。
- 平日は概ね18時以降のオープンで、メニューも豊富。店内で個展を開くこともできる。
- ゴーグルマン
- ゲイ向けの成人ビデオ (DVD) の中で、モデルに対してアナルSEXのタチをおこなう人物のこと。水泳のゴーグルをして正体を隠している場合が多いのでこの名前がついた。あくまでもメインのモデルはウケをおこなう人間で、ゴーグルマンは脇役に徹する黒子である。
- 黒石寺蘇民祭(こくせきじそみんさい)
- 奥州市水沢区黒石町の黒石寺で毎年旧正月に行われる祭。日本三大奇祭の一。いわゆる裸祭なのだが、参加する男達は完全全裸が許されるため、人前で裸になりたい露出狂的なゲイが参加するようになり、今では全裸の参加者の大半がその筋の者だといわれている。(*)全裸参加者の行為に目の余るものがあるとして、平成19年から全裸禁止となった。
- コックリング
- コックとは男性器の事。男性性器の根元にはめるリング。装着することにより圧迫感を得、より強い勃起を長時間維持し、さらに快感を増す目的がある。素材は革、プラスチック、ゴム、金属など多種にわたる。サイズもいろいろある。
- 形も一重、多重、そけい部まで圧迫するような巨大なものなどたくさんの種類がある。装着は勃起前におこなう。
- 射精を禁止するための道具ではない。
【さ】
- サ(ポ)
- サポート交際、すなわち援助交際の意味。掲示板用語。
- 通常の日本語とは逆で「サ(ポ)します」は、体を売りますの意味。お金を払いますではない。
- サーファー系
- 髪型がセミロングまたはロングで茶髪、肌は通常よりも浅黒くスジ筋の人を指す。
- サオ
- 男性性器の陰茎の部分を言う。
- サカユニフェチ
- サッカーユニフォームフェチのこと。
- 盛る
- 性行為をすること。「交尾」と同じく動物的にまで性欲が高まったセックスを意味する。
- さなぷー
- 大阪市天王寺区真田山にある公営プール(ゲイの出没する所では千駄ヶ谷の東京体育館プールと並ぶ)。
- サル系
- 見たままの容姿。多くは坊主やスポーツ刈りのような短い髪型で茶髪。
- 三便
- 三便宝という中国産の勃起薬(強精剤)のこと。認可薬品ではないし、副作用などもはっきりしないが、バイアグラよりもよく効くと、今や数少ない「合ドラ」としてゲイの間でも人気が高い。三便が効いて勃起状態にある男根を三便マラと表現したりする。
- 事務所
- 発展場となっている、公衆トイレのこと。現在はこの用語は使われなくなってきている。
- ジャニ、ジャニ系
- ジャニーズの略で、ジャニーズ系美少年、美青年のこと。
- シャワ浣
- シャワー浣腸の略。アナルセックスをする直前に、シャワーを使って浣腸をすることを言う。シャワーのハンドグリップ部分を取り外し、ホースを直接肛門にあてて洗浄をおこなう。有料ハッテン場や個室ホストによっては、通常のシャワーの他に先端にアナル専用のプラグがついたホースが用意してある場合もある。
- 出張ホスト
- 客先や、ホテルに呼ぶことができるホスト。インターネットや事務所で写真を見てホストを決める。またマンションや、事務所の奥に個室を用意している場合もあり、これを個室ホストと呼ぶ。ウリ専と違いバーを運営しているわけではない。
- 趣味女 [shumi-jo]
- 趣味女装の略で、個人的嗜好で女装をすること。またそれを趣味にしていること。
- 女子大
- 女子大小路の略で名古屋市中区栄4丁目周辺のこと。名古屋でゲイバーが多く集まる場所。
- 女装子(じょそこ)
- 女装する男性のこと。ゲイが多いが、ストレートの中にもいる。
- ショタ専
- 少年が好きなこと、また好きな人。ショタコン。
- ショットバー
- 1杯単位で清算するバー(飲み屋)のことを指す。
- 通常の飲み屋にあるような、お通しやチャームと呼ぶ座っただけで必要になる料金がない。
- ションベンガマンプレイ
- ひたすら小便をガマンすることで性的快感を得るプレイ。SM形式で一方的に小便をガマンさせられる方式と、二人以上でガマン大会をする場合もある。ガマン中は定期的に水分を取ることでガマン度を高めることもある。
- 神宮(プール)
- 神宮外苑にあったプール。毎年6月の第1土曜日から9月の15日まで営業し、最初と最後の日は無料の開放日としてゲイでにぎわったが、2002年に取り壊されフットサル場になった。
- 営業期間が長い、新宿2丁目から近い、サンオイル使用可、ハッテン可能な物陰が多いなどの理由でゲイの人気が高かった。
- 宗教法人明治神宮の直営プールであったことを知る人は少ない。
- スーツ専
- スーツフェチまたはスーツフェチの人。サラリーマンのスーツとネクタイ姿を性の対象とすること。関連:ナイロンソックスフェチ。
- スカイジム
- 新宿2丁目にほど近い、ラシントンパレスビルの10階にあった有料ハッテン場。どこから見ても回転展望レストランの形をしていた。レストランとして営業中は、実際に回転していたらしい。2006年老朽化にともない取り潰された。
- スカルファック
- フィストファックがエスカレートして、頭部(頭蓋骨=スカル)を肛門に挿入するプレイのこと。現実に可能なのかは疑わしい。
- スジ筋
- 「スジキン」と読む。体型は細いが、そこそこ筋肉のある人を指す。一般的に水泳選手やそれに近い逆三角形で腹筋の割れた体型などを連想することが多い。(類義語:スリ筋)
- スリ筋
- 一見すると体型は細いが、服を脱ぐと筋肉質な人を指す。
- 「スリキン」と読み、「スリム+筋肉」の略。スジ筋よりも筋肉が多い印象で、ボクサーやそれに近い逆三角形で腹筋の割れた体型などを連想することが多い。(類義語:スジ筋)
- スポユニデー
- 有料ハッテン場のイベントのこと。サッカーやラグビーなどのスポーツユニフォームを着てプレイをする。
- 住吉
- 博多でゲイバーやウリ専が多く集まる場所。
- 性処理奴隷
- 人格、人権を無視されるがごとく、口、喉、ケツを使って相手に奉仕するプレイ。実際には自ら奴隷として志願する場合が多い。
- セーフ
- セーファーセックスでの略。HIVの感染に対して安全なセックスという意味。実際には、コンドームを使うか、肛門性交はしないかは決まっていない。さらに手でイかす、精液は飲まないという意味の可能性もある。
- セクマイ
- セクシャルマイノリティの略。インターネットでよく見る略し方だが使用はお勧めしない。
- セット
- 一般的に「テーブルチャージ」+「割り物」を指すことが多い。(関東)
- かつては乾き物(お菓子)をセットに含んでいたが、自由に取ることのできるスタイルへと変化している。
- 切腹フェチ
- 切腹に憧れる人。男らしさの象徴としての武士道の行き着く先が切腹となる。切腹プレイはたいていは、作り物の血糊などを使って切る真似か、皮膚をごく浅く切るだけだが、稀には本当に切ってしまう人もいる。
- セルフフェラ
- 自分で自分の男根を銜えること。
- ゼンタイプレイ
- 全身タイツプレイの略。伸縮性のあるタイツ素材を全身に着用し、その上からこすりあうことで、性的快楽を得る。スパイダーマンの衣装などが人気。
- 関連:改造人間フェチ、特撮ヒーローフェチ
- 先輩後輩プレイ
- 体育会の先輩と後輩になりきって、ロールプレイ的要素を入れながらおこなうSEXのこと。言葉責めや、SM、スポーツユニフォームフェチなどの要素も取り入れられている。
- 全裸デー
- 有料ハッテン場のイベントのひとつ。全員全裸になることを強制される日。
【た】
- 体育会系
- 運動系部活動をやっていて、体を鍛えている人のこと。
- 広義には運動系部活動などに所属していなくても、それを連想させる体型の人。
- タチ
- 以前はアナルSEXで挿入側のことを言った。最近はセックスで能動的な動きをする側の意味もある。対義語:ウケ、ネコ
- 種付け
- 肛門内に射精すること。「動物的セックス」表現の一。(→中出しの項を参照)
- たまんねぇ
- SEX時のあえぎ声。ゲイ同士のSEXでは、自分の男らしさをより強調する言動をとる。心の中で「あん、いい、もっとぉ」と思っていても、それをそのまま素直に表現することはしない。そのためSEX中のボキャブラリーは大変少ない。(言葉が少ないわけではない)
- 現在人気のある言葉は三つ「すっげぇ」「やっべぇ」そしてこの「たまんねぇ」である。この三つの言葉もできるだけ粗野に使う。すなわち「すっンげぇ」であったり「やンべぇ」であったり、また組み合わせや、連呼する形も好まれる。
- これはゲイ同士のSEXにはロールプレイ的な要素が入っている証明でもある。
- 使用例:「お、すっげ、たまんねぇ。すっげ、たまんねぇ。すっげ…」
- 誰専
- 同性であれば、系統などを気にせずに恋愛対象ないし性的対象にできる人のこと。要するに「好きになった人がタイプ」。また、ゲイの間では好みがはっきりわからない人、好みが広い人のことも指す。
- 短髪
- ゲイの好む髪形。ちょっと短め?丸坊主まで幅広いが、職業上の理由で周囲とあまり違った髪形はできない等の場合以外、多くのゲイは短髪(少なくとも短め)である。若いゲイにはソフトモヒカン(頭頂部を立て周囲を短くした髪形;ソフモヒ)という髪形も好まれている。長髪は、ジャニ系などでしか好まれない。
- チェック
- ゲイバーでお会計することを言う。前払制の「飲み放題」などの場合はこれに該当しない。
- 乳首モロ感
- 乳首が性感帯になっていること。開発されてない乳首だと弄られてもこそばゆいだけだが、弄られ(弄り)込んでやるうちに快感を感じるようになり、やがてモロ感乳首となる。
- 着衣系(着衣系ハッテン場)
- 有料ハッテン場で、服を着たまま店内ですごすシステムのこと。個室に入ると脱ぐこともあるが、服を着たままプレイをすることも多い。このタイプのハッテン場にはシャワーがないこともある。
- チャンスボトル
- ゲイバーの客のボトルのうち、間もなく空になりそうなものを指す。
- スタッフ間の俗語ゆえ、当該客の前での発言は失礼に当たる。
- デブ専
- 太めの体型の人が好きなこと、また好きな人。派生語としてポチャ専(ポッチャリした人が好きな人)、ミケ専(体重が三桁の人が好きな人)などがある。
- 東体(とうたい)
- 東京体育館プールのこと。
- 堂山
- 堂山町のこと。大阪キタでゲイバーやウリ専が多く集まる場所。
- トコロテン
- ペニスを直接刺激せずに、肛門から前立腺を刺激することによって射精してしまうこと。
- アナルセックスだけでなく、パートナーによる指での刺激やオナニーでも可能であるが、全ての男性がトコロテンしてしまうわけでなく、個人差がある。
- ドラアグ(ドラアグクイーン)
- きつめの女装をして、クラブイベントなどに出演する人のこと。性的満足のために女装をしているわけではない。
- 鳥恵 [tori-e]
- 新宿2丁目の焼鳥屋の前で待っている、待ち子を指す。
- トロマン
- 丹念に掘り込まれて、溶けてしまいそうなくらいトロトロになったアナルのこと。
【な】
- ナイトイベント
- クラブイベントのこと。
- ナイロンソックスフェチ
- サラリーマンの黒系のナイロンソックスを性的対象にすること。スポーツソックスフェチ(サッカーソックス等)も存在するが、必ずしもナイロンソックスフェチと重複するわけではない。
- 流れ店子(ながれみせこ)
- 働く店舗を転々とする店子。経験豊かな「流れ店子」の場合、客も一緒に移転することがある。
- 泣きが入る
- 激しいセックスやSM責めに、ウケがもう勘弁してくれと音を上げること。しかし実際はウケにとってはそれすら快感なので、泣きが入ってもかまわずやってくれ、などという。
- ナリ
- 西暦2000年前後の新宿二丁目において、10代前半のいわゆる男娼の人々のコミュニティから『成る』、『成りきる』などの表現をもととして発生した形容詞。この種のコミュニティにおいては、その性質上、『あるとき突然オネエ化』あるいは『あるとき突然中身が異性化』してしまう人間が現れる(注:ゲイ化ではない)。そうした者を指して少々であるが蔑視的に用いられる言葉である。『オネエ化』と『中身が女性化』という現象のうち、後者の場合を特に『アマ』(【あ】の項の『アマ』を参照)とも言う。また『ナリ化』することや『ゲイ化』することを指して『落ちる』などとも言われる。例:『xxx(人名)が落ちた、終わった』。
- 中出し
- ゲイの場合、コンドームなしでウケの直腸内に射精すること。種付けとも言う。タチは深い射精による快感や、ウケは相手のペニスの律動感や精液の感触などを感じられるが、STD感染の危険性が極めて高く、実に危険な行為で推奨されない。日本のHIVの感染源(ゲイの30-40代が最も多い[2005])と報告されている。
- 2丁目
- 新宿2丁目のこと。東京新宿でゲイバーやウリ専が多く集まる場所。「ニチョ」と略して使うこともある。
- 二本挿し
- アナルSEXにおいてはペニスを同時に2本挿入するプレイ。フィストファックにおいては腕を同時に2本入れるプレイのことを言う。
- 尿道プレイ
- 尿道に物を挿入して、痛みと同時に快楽を得るプレイ。通常は医療用の尿道カテーテルを使う。このページ内のカテーテルも参照。ほかにもガラス棒、マドラー、ケミカルライトの腕輪(パキっと折ると光り出すやつ)などが使われる。後遺症として排尿時に強烈な痛みが数日間にわたり続く。
- 痛みの他にも、感染症、尿道炎、膀胱炎などをおこす可能性が高く、まったく推奨しない。
- それでもプレイをする場合は、道具の使い捨て、もしくは煮沸消毒。不潔なローションを潤滑油として使わない。膀胱に空気を吹き込まない。などの点を徹底して欲しい。
- 最近ゲイビデオに尿道プレイの作品も増えてきているので、ひそかなブームになっている可能性もある。
- 沼影プール
- 埼玉県さいたま市南区にある「沼影市民プール」のこと。
- 50メートルプール前に設置されたスタンド席周辺に、日焼けなどを目的に集まる。掲示板の書込みなどで有名。
- ネコ
- アナルSEXにおける受動的立場のことを言う。類義語:ウケ、対義語:タチ
- 猫またぎ
- 元々はネコさえも跨いで通るほどの不味い料理という意味であるが、転じて、ゲイサウナのミックスルームなどで、誰でもいいから相手してくれオーラを出しているのに、無視されているかわいそうな状態の人。
- ノリ
- ハッテン場やヤリ部屋での乱交に近いセックスで重視されること。恥も外聞も捨てて欲望の赴くままの性行為をすることを「ノリよく盛ろうぜ!」などと言ったりする。
- ノンケ
- 気(け)がない(英:non-)と意から、非同性愛者のこと。(類義語:ストレート)
- ━っぽい
- ゲイ独特の雰囲気を持ち併せない人を指す。
【は】
- バータイム
- 概ね午後8時を過ぎた時間帯を指す。多くの飲み屋はバータイムからのスタートが一般的。
- カフェタイムからの連続営業をする店舗もある。
- バイ
- バイセクシュアルの略称で、両性愛者のこと。
- ハウス
- ダンスミュージックの一種で、ほとんどのクラブミュージックのルーツの一。ゲイに愛好者が多い。'70年代にシカゴのウェアハウスというゲイディスコで当時のディスコ音楽を踊りやすいよう長尺リミックスしたものが起源。'80年代にガラージ→ハウスと確立された。4つ打ちと言われるように1小節に4つバスドラムが鳴らされるのが基本の比較的単純なビートだが、単純がゆえに繰り返されると麻薬的な陶酔感をもたらす。
- バキュームラックプレイ
- ブレスコントロールプレイで使う。全身が入る四角い枠の中に、2枚のラバー系の素材が重ねて張られ、呼吸のための小さな穴がひとつある。人間がこのラバーの間に入り、掃除機でラバーの間の空気を抜く。団圧縮袋をイメージするとわかりやすい。
- 全身にぴったり張り付くと、外から呼吸を止めたり、マッサージ機で刺激しする。中に入る人間は圧迫感や、呼吸停止の危機感を性的快感として楽しむ。
- 危険なプレイ。お勧めしない。
- 化けネコ
- 普段の外見や振る舞いはいかにもタチのようだが、セックスにおいては一転してネコに変化する者。
- ハッテン(発展)
- 偶発的な出会いをすること。多くは性的接触を指す。偶然から肉体関係に「発展」することに由来する語。
- ゲイ用語としてはカタカナ書きで「ハッテン」と称するのが一般的。
- また、カタカナで書かれることにより、一般的語彙としての発展と区別される。
- ━車両
- 混雑時にわいせつな行為を特定の車両で行われることを指す。
- 近年、鉄道会社各社では私服警官巡回が行われているが、増加傾向にある痴漢行為同様歯止めがかからない状況にある。関東では、JR中央線、埼京線が特に多い。
- ━場(発展場)
- ゲイ同士が出会って性的な行動ができるところ。以前は公園やトイレなど公共の空間をハッテン場と呼んでいたが、最近では有料のクルージングスペースのことをハッテン場と呼ぶことが多い。
- ハードゲイ
- 男らしさを極端に強調するために、筋骨隆々とした肉体に革と金属でできたコスチュームをまとったスタイルのゲイ。アメリカでは一つのシーンを形成するほど盛んだが、日本ではあまり流行らない。
- バリウケ
- バリバリのウケの略。ウケを参照。
- バリタチ
- バリバリのタチの略。タチを参照。
- 髭
- ゲイの好む男性的シンボルの一。一般サラリーマンなどの職業上の理由で髭を生やせない場合以外、サラリーマンでも比較的自由なクリエイティブな職種や自由業のゲイは、髭を生やしていることが多い。
- 髭坊主
- スキンヘッドや短髪で、アゴ全体に髭を生やしているスタイル。一部のゲイに受けがいい。
- ビックスビル
- 地下鉄の新宿三丁目駅から新宿2丁目に行くときに通るビル。地上への出口。このビルの裏側に新宿2丁目が広がる。
- ビデボ
- ビデオボックスのこと。個室内でビデオが見られるようになっているが、ようはヤリ部屋である。
- フィストファック(フィスト、FFと略)
- 肛門に腕を入れるSEXのこと。日々の鍛錬が必要とする究極のアナルSEX。ラッシュや5-MeO-DIPTなどの脱法ドラッグの流行でフィストファック人口は増えたが、最近の規制で減少が予測される。はじめて腕が入ることを貫通と言う。
- フォトメ
- Men's Net Japanの写真付き掲示板のこと。フォトメッセージの略。1990年代より活用され、平気で顔を出してアピールするようになった。
- ブス
- 第三者から見て、どう見てもかっこよくないさま。または性格が悪いことを指す場合もある。
- さらに親しいゲイ仲間同士で親しみをこめて「ブス」(敢えて自分を卑下、または親しい友人に使う)という単語を使用する場合がある。活用は幅広い。
- ━会
- お互いをブスと呼び合う仲間同士が集まること。ブスと呼び合うことで一体感を感じる。
- 主にカラオケ付居酒屋(個室)でメドレーを歌い一気をする。
- フテ子
- 気位が高く品行が不良である人のこと。ふてくされる、が語源とされている。
- ブレスコントロールプレイ(窒息プレイ)
- SM、フェチ系のSEXの一種。全頭マスクや、防毒マスク、バキュームラックを使って、呼吸困難になることを性的快感とする。呼吸を許されるときもラッシュ(現在は違法ドラッグ)を強制的に吸わされたりする。
- 命がけの大変危険なプレイ。お勧めはしない。
- プロ
- ゲイ相手に恐喝をする人のこと。70年代から80年代前半に使われた古い言葉。ゲイになりすまし、ハッテン場で相手を見つけ、相手の正体をつかみ、家族や会社にゲイであることをばらすと恐喝し金品をせびる。この時代はゲイという立場がいまよりはるかに弱かったために相談できる場所もなくこのような恐喝が横行した。現在は成り立たない。
- 男相手に体を売る男のことはプロといわずウリ専という。
- 文通欄
- インターネットがなくゲイ同士の出会いが限られていた時代に、ゲイ雑誌の売り物のひとつに文通欄があった。文通欄を読んだ読者は出版社に手紙を出し、出版社は掲載者に転送をする。
- 最盛期の薔薇族では50ページ近い文通欄があった。掲載には一件500円が必要で大きな収入元になっていたと推測される。
- ボーイ
- 男性向けホストクラブで働いている男の子。
- 老け専
- 中高年(基本的に60代以上)、またはそれ以上の同性が好きな人。(類義語:おけ専)
- ホゲる
- オネエ言葉をしゃべるということ。
- ホスト
- 普通はホストクラブを指すが、男性向けホストクラブを指すことがある。
- ホモフォビア
- 同性愛または同性愛者に対して嫌悪感を抱く人。
- 同性愛者が嫌いな同性愛者と、同性愛者が嫌いな異性愛者の二種類がある。
【ま】
- 待ち子 [machi-ko]
- 能動的にタイプを探したり声をかけたりすることはせず、ただ受動的に待っているだけの人、或いはその様子。
- ママ
- ゲイバーの店長のことを指す。ごくまれに店長がマスターと呼ばれる場合もある。ママと呼ばれるか、マスターと呼ばれるかは、店長の精神性によって自然に決まる。
- マラ
- ゲイの間で一番ポピュラーな男性器の呼称。修行の妨げになる煩悩の源ゆえに魔羅(悪魔)、という僧侶の隠語だった奈良時代頃からある由緒正しい言葉。ゲイにとっても肛門と並ぶ肉体の最重要器官の一つ。
- マンコ
- 常識的には女性器だが、ゲイ用語ではウケの肛門を指す。雄マンコ、雄膣などとも表現される。
- また、(興味本位でゲイの世界を覗き見しようとする)女性を侮蔑的に(腐)マンコと呼ぶ場合もある。
- 店子(みせこ)
- ゲイバーの店員のこと。
- ミックスルーム
- ゲイ旅館・ゲイサウナ・有料ハッテン場などの大部屋。合宿所のように布団(寝床)が並んでいる。ここでセックスをするのは、人前ではあるし、ギャラリーが集まってきてちょっかい出してきたりもするので、それが鬱陶しい者は、相手が見つかると、個室(有料)へ連れて行く。
- 雌
- ウケのこと。淫乱な女のように男を貪るという意味で、雌野郎というような表現で用いられる。
【や】
- やおい、BL(ボーイズ・ラブ)
- 女性作者が女性読者のために書く男同士の恋愛物の小説や漫画の類。前者は同人出版物、後者は商業出版物を指す場合が多いようだが、違いははっきりしない。いずれも女性的視点から男性同性愛を歪曲に近いほど美化、ないしは逆にカリカチュア化しているので、現実のゲイの世界やゲイの感覚からは全く乖離した内容である。
- ヤバ種
- HIV感染している精液。ポジ種ともいう。ウケの場合はヤバケツ。
- 野ユニフェチ
- 野球ユニフォームフェチの略。野球のユニフォームを性的対象とすること、または性的対象とする人。類義語:アンストフェチ(野球のアンダーストッキングフェチ)
- やらないか
- 1980年代に『薔薇族』に掲載された山川純一作の漫画「くそみそテクニック」に出てくるセリフ。2000年代前半に再発掘されて、ゲイを暗喩する語として「2ちゃんねる」を中心にインターネット界でセンセーショナルな流行をみた。
- ヤリ捨て
- 性行為をして(ケツを掘って)終わったらもう後はそれっきりにして関わらないこと。M気のあるウケが、家の鍵開けておくから勝手に入ってきてヤリ捨てにしてくれ、等と言ったりする。
- ヤリ部屋
- →クルージングスペースを参照のこと
- ヤンキーフェチ
- ヤンキー(不良青少年)に性愛を感じる人。ヤンキーとセックスすることが憧れだが、かなわぬ場合は、自分でヤンキーの格好(変形学生服、特攻服など)をしてオナニーしたりする。ガテンフェチと重なる部分も大きい。
- 養殖もの
- 見せることを目的に鍛えられた体のことを言う。反対にスポーツのために鍛えらた体は天然ものという。
- 米子(よねこ)
- 新宿2丁目の米屋の前で待っている、待ち子を指す。
- 汚れ専
- 土木建築関係の汚れ仕事をする肉体労働者などが性愛の対象となる人。汚れたままの労働者とセックスをするのが至福。
- 夜這い
- 鍵を開けて寝ているところに、かってに入って来てアナルSEXを強要するプレイ。実際には寝ているふりをしているだけ。最後まで寝たふりをする場合もあれば、強姦ロールプレイになる場合もある。インターネットの掲示板などで相手を探す。
【ら】
- ラバーフェチ
- ゴム(ラバー)、ラテックス、ポリウレタンなどの素材で作ったウェアフェチ。
- ラバーでできた、パンツ、キャットスーツ、各種大人の玩具、全頭マスク、目隠し、口枷、帯、手袋、寝袋状の袋などを着用しSEXを楽しむ。SMプレイや、ブレスコントロールプレイなどの要素も入ってくる。
- 類似の趣味に、ゴム長靴、ゴムエプロンフェチなどもあるが、これらはゴム長好き(長靴フェチ)でありラバーフェチに分類されていない。
- ランパ
- 乱交パーティの意味。インターネットの掲示板で参加者を集める。年齢制限や、身長体重、事前に写真を送ってメンバーを審査をする場合もある。回数を重ねるうちにメンバーが固定化され乱交サークルとなる。通常はホテルの部屋を使うが、最近は有料ハッテン場を貸しきりで使う場合もある。
- リツ子
- 金目当てで誰とでも寝たりするネコの揶揄的な言い方。
- リバ
- 相手によって、どちらとでもなれる(英:reversible=表裏ともに使える)の意からタチでもネコでも出来ること。「リバ子」とも。
- ルミ子 [rumi-ko]
- 新宿2丁目のゲイ用品を扱うショップ「ルミエール」の前でぶらぶらしていることを指す。以前は店内のテレビをガラスごしに路上の人に見せていた。このテレビを見ながら、客引きをしている人のことを言った。
- レインボーフラッグ
- 1990年代から虹や虹の旗は、ゲイ、レズビアンなどのセクシャルマイノリティのシンボルとして使われている。性的少数者を参照。
- レザーナイト
- 全身黒革を着込んで参加するクラブイベントのこと。
- レザーフェチ
- 革(レザー)素材で作ったウェアフェチ。
- 革でできた、パンツ、ジャケット、革手袋、革のブーツなどを着用して楽しむ。
- 連ケツ
- 3人以上の者で同時に行うセックス。中間に挟まれる者は後ろの者に挿入されつつ前の者に挿入するという状態になる。原理的には何人でも繋がることは可能だが、実際は4人程度が限界。普通の3P・4Pといった行為は特に全員の結合にはこだわらないので、連ケツとは区別される。
- 六尺(褌)
- ゲイに人気がある下着。褌はようは昔の下着・伝統的な下着に過ぎないが、これにフェティッシュな感情を持っているゲイは多い。露出度が高いという即物的な理由もあろうが、褌好きは「男らしさのシンボル」「凛々しい日本男児」という精神的な次元で褌をとらえている場合が多い。この辺が同じく露出が多い下着でもケツワレやビキニと異なる。
- ゲイバーの中には、六尺褌一丁になって飲めることを売りにした、「六尺バー」も存在する。
- ローションデー
- 有料ハッテン場のイベントのひとつ。床にブルーシートを引き、その上にローションをたっぷり浸す。
- 全身ローションまみれになりながらプレイをする。
- 露出(露出プレイ)
- 公共の場で素裸になることに快感を得ること。夜間に公園などでプレイすることが多い。上級になると露出した状態でのドライブ、自動販売機ジュース買い、コンビニでの買い物などを楽しむ。さらにその状況をインターネットで公開して楽しむ。
- 注意:単に自分の裸をインターネットで公開するのは露出とは言わない。
【英】
- A
- アナルの意味。80年代。ゲイ雑誌の文通欄が盛んだったころに、少ない文字数で相手に意味を伝えるための省略形が発達した。
- 例:P大A受可。(でかいチンポでオレのケツを犯してくれる奴を募集)
- BADI(バディ)
- ゲイ向け雑誌。
- B系
- アメリカの黒人のチンピラを模したスタイル(→ヒップホップ系ファッション)。ダボダボのカジュアルウェア、スポーツウェアを着用し、態度はふてぶてしく、ラップ(HIP-HOP)を好む。若者ファッションとしてそれなりに支持を集めていて、ゲイにも少なからず存在する。
- Gスポット(ジースポット)
- 医学的にはGスポットは女性の尿道海綿体を指す用語であり男性には存在しないが、それによく似た性感帯はある。場所は肛門から5cmから10cm前後中に入ったあたりで、体の前の方向に柔らかくドーム状にふくらんだ部分である。このふくらみは腸のすぐ隣の前立腺のふくらみである。
- Gスポットを指、ディルト、または勃起したペニスで刺激されると、形容しがたい感覚に襲われる。アナルSEXの初心者は不快に思う者もいるが、回数を重ねると大きな性的快感に変わっていく。
- 刺激を続けると最初にガマン汁がたれ流れ出し、最終的には射精してしまう場合もある。この射精のことをトコロテンと呼ぶ。トコロテンもダラダラとたれる人もいれば、大きく飛翔する人もいる。
- ただ個人差が激しいため、アナルSEXをする人でもトコロテンをする人は少ない。タチにもウケにも熟練した技が必要になる。そのためトコロテンは珍重される。
- タチが初心者で、相手のGスポットがわからない場合は、直腸内から体の前の方向に向かって一直線にこすりあげるといい。
- G-men(ジーメン)
- ゲイ向け雑誌。
- FF(フィストファック)
- 肛門に腕を入れるプレイのこと。
- fag, faggot
- ゲイを侮蔑する語。日本語の「オカマ」よりも強烈なニュアンスがあるので、ゲイ自身が自ら使うのでない限り、使用すべきではない。
- homo
- ホモセクシャルのこと。英語でhomoと言う場合、ゲイ自身が自称するのでない限り、強い侮蔑の意味を持つので注意が必要。
- LGBT(エルジービーテー)
- レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字。詳しくは性的少数者を参照。
- J官・K官・S士
- それぞれ、自衛官・警察官・消防士のことで省略した表記がなされる。
- これらの職種の者にフェティッシュな憧れを持つゲイは多い。
- KO
- ケーオーカンパニーのこと。またKO-MENS.TVを指すこともある。
- MNJ
- メンズネットジャパンの略称。
- PROPAGANDA(プロパガンダ)
- 渋谷区に本社を置くアパレル会社。ゲイ雑誌で紙面に掲載された。ゲイ受けするデザインとなっている。
- SAMSON(サムソン)
- デブ専・老け専のゲイ雑誌。ここの版元から毎年出されているゲイのタウンガイド本の方がむしろ有名である。
- SG
- スーパーがっちり(Super Gacchiri)の略。
- 転じてネタとしてスーパーがっかり(Super Gakkari)とも使われる。
- S字結腸
- 大腸と直腸の間の腸がぐにゃりと曲がっている部分。フィストファックの限界点。
- SM系ハッテン場
- SM施設と道具が装備されている有料ハッテン場。東京、名古屋、大阪など大都市にある。公開調教や、縛り方講習会などのイベントをするところもある。
- ━ホスト
- 有料でMのお客を調教するサービス。通常はプレイルームを持つ場合が多いが、出張ホスト形式で客の家やホテルに出向く場合もある。
- 客がSという場合はほとんどない。
- SMバー
- バー形式で営業をしているが、奥にSMの施設をそなえたプレイルームを持つ。バーの部分で相手を探し、奥のプレイルームでSMをおこなう。
- water sport
- (米俗)小便掛けプレイの事。
【その他】
- ?専
- フケ専デブ専等、なにかしら専門的に好きなタイプのこと。ex.フケ専=かなりの年上好き・デブ専=太っている人が好き
- 例外はウリ専。ウリ専を参照。
- ?す、?っす
- 体育会・運動部で後輩が先輩に話す時のややぎこちない言葉遣い。ゲイの世界でもそれを模して先輩後輩プレイやSMプレイで用いられる。
- 例:○○す、○○するっす、○○したっす。