日経エンタテインメント!
『日経エンタテインメント!』(にっけいエンタテインメント)とは日本経済新聞社の子会社である日経BP社が毎月4日に発売する情報誌。定価500円(税込み)。略称は日経エンタ。
概要
映画、音楽、本、テレビを中心にゲーム、ラジオ、演劇、インターネット、デジタル家電等の流行のものや人物等を幅広く掲載している。
毎回様々なテーマに沿ったランキングを掲載しており、2002年以降、芸人ランキングを年に1回行うようになっている。毎号、男優や女優をユニークな軸を用いて分類したチャートが登場する。
歴代編集長
- 初代 - 品田英雄(その後発行人に)
- 二代目 - 小川仁志(現在本誌別冊編集長、『大人のロック!』編集長)
- 三代目 - 品田英雄(現在本誌編集委員)
- 四代目 - 大谷真幸(現在日経新聞編集委員)
- 五代目 - 吉岡広統
好きな芸人・嫌いな芸人ランキング
2002年から本誌が独自に調査し、作成しているお笑い芸人の人気ランキングである。調査は日経BP社、日経BPコンサルティングの調査モニター『日経エンタテインメント!』が発行するメールマガジン『日経エンタテインメント!メール』受信者を対象としたウェブ調査で行われる。調査は毎年3月上旬以降に行われる[1]。編集部が選出した全国ネットのテレビ番組などで活躍するお笑い芸人100組以上の中からメール受信者が、「好きな芸人」「嫌いな芸人」「この1年で最もブレイクした芸人」「来年消えると思う芸人」の4項目について、1組ずつ挙げる形式である。また、「ネタ」「キャラクター」「ルックス」「(メディア)露出の仕方」「周囲の評判」など、その理由も書かなければならない[2]。調査協力者の年齢は10代から60代、男女比率は、男性が7割、女性が3割である[1][2]。2012年から休止され、2014年に復活した。
「好きな芸人」1位は調査開始の2002年から2015年まで12度連続で、明石家さんまが2位と大差をつけて選ばれている。「嫌いな芸人」では、2002年から2010年までの9年連続で江頭2:50が選ばれており、こちらも2位と大差をつけての首位。江頭が2011年も首位に選ばれなかったのは、本誌の分析によれば、2011年は調査が4月下旬から5月上旬と東日本大震災後に行われていたことから、3月に被災地へ支援に赴いた江頭の姿がメディアで取り上げられたのが影響した。また、2008年度調査から彼を「嫌い」に選びながらも、選出理由の項目に彼を応援する声を送る人が増え始めていた[2]。なお、江頭の10年連続1位を阻止したのが、島田紳助だった[3]。3年ぶりに復活した2014年の同ランキングで江頭が再び「嫌いな芸人」1位に帰り咲く。2015年も1位となり、江頭が通算11度目の「嫌いな芸人」1位となっている。一方で、江頭は2014年に「好きな芸人」7位になるなど、近年「好きな芸人」にも上位にランクインするようになっている。
連載コラム
現在
- マーティ・フリードマン「マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り」
- 井上聡(次長課長)「次長課長・井上の炎上DVD」
- 指南役「テレビ証券」
- 麻生香太郎「麻生香太郎の業界潜行」
- 中川翔子「しょこたんのまんヲタ日記」
- 平野啓一郎「小説家 平野啓一郎の勝手に気になるエンタ!」
- リサ子「リサーチャーリサ子が見た!業界のお値段」
- 市川哲史「市川哲史の音楽は人なり。」
- 加藤ローサ「加藤ローサのお試し魂」
- 本谷有希子「本谷国際映画祭」
- SHIORI「フードコーディネーターSHIORI作ってみたいシネマごはん」
- 吉田尚記「大人向けアニメWiki」
過去
- 高橋良輔「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」(小説) - 『日経キャラクターズ!』より連載移行
- 志村けん「変なおじさん」後に「変なおじさん」と「変なおじさんリタ〜ンズ」として日経BP社より刊行された[4] 他。
- 長谷川滋利「シゲキ的メジャーリーグ通信」
- 斎藤圭子・漫画「ギョーカイのゆかいな仲間たち」
- 326「音楽映画館」
- 松本人志(ダウンタウン)「シネマ坊主」
- 1999年連載開始、2008年6月号にて休載が発表された。休載は本人の希望によるもので、今後も映画をちゃんと撮っていきたいので純粋に評価される側に立ちたいという理由である。
- 井ノ原快彦(V6)「アイドル武者修行」
- ノブ山田「ファッション観察記」
- 文・田沼雄一、イラスト・すぎもと征「負け組ハリウッドの肖像」
外部リンク
- 公式ウェブサイト(日本語)