千歳船橋駅
千歳船橋駅(ちとせふなばしえき)は、東京都世田谷区船橋にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 12。
目次
駅構造
間に通過線を挟んだ相対式ホーム2面4線を有する高架駅である。複々線化に伴い、各駅停車が当駅に停車中かどうかに関係なく特急ロマンスカー・快速急行・多摩急行・急行・準急などが追い越すことが可能になった。ホームの有効長は10両編成分であるが、2012年3月ダイヤ改正まで上りホームは10両編成での定期列車が停車せず、後ろ2両分は立ち入り禁止となっていた。
ホーム | 路線 | 方向(線路) | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■小田原線 | 下り(緩行線) | 小田原・箱根湯本・藤沢・片瀬江ノ島方面 |
通過線 | □小田原線 | 下り(急行線) | (下り列車の通過) |
通過線 | □小田原線 | 上り(急行線) | (上り列車の通過) |
2 | ■小田原線 | 上り(緩行線) | 新宿・千代田線方面 |
※下り梅ヶ丘 - 登戸間、上り向ヶ丘遊園 - 梅ヶ丘間の急行線・緩行線は原則として以下の通り使い分けられている。
- 〔急行線〕
□特急ロマンスカー・ ■快速急行・■多摩急行・■急行・■準急が使用する。
- 〔緩行線〕
■区間準急・■各駅停車が使用する。
駅改札内設備
改札口は1階、ホームは2階にある。待合室は各ホーム中程にある。トイレは改札を入った正面にあり、多機能トイレを併設している。エレベーターとエスカレーターは改札内コンコースとホームを連絡する。
2013年度の設備投資計画にて行先案内表示器の新設が盛り込まれ[1]、同年12月7日より供用を開始した要出典。
駅構内店舗
駅構内の店舗は全て1階にあり、売店 (OX SHOP) と北欧トーキョーが改札外のみ、ドトールコーヒーが改札外と改札内の両方から利用できる形となっている。
利用状況
2012年度の一日平均乗降人員は53,720人である[2]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)26,888 | |
1991年(平成 | 3年)27,139 | |
1992年(平成 | 4年)26,693 | |
1993年(平成 | 5年)26,008 | |
1994年(平成 | 6年)25,414 | |
1995年(平成 | 7年)25,000 | |
1996年(平成 | 8年)24,847 | |
1997年(平成 | 9年)24,351 | |
1998年(平成10年) | 24,241 | |
1999年(平成11年) | 24,071 | |
2000年(平成12年) | 24,178 | |
2001年(平成13年) | 46,751 | 23,907 |
2002年(平成14年) | 46,738 | 23,925 |
2003年(平成15年) | 46,764 | 23,937 |
2004年(平成16年) | 46,724 | 23,818 |
2005年(平成17年) | 47,256 | 24,121 |
2006年(平成18年) | 48,970 | 24,969 |
2007年(平成19年) | 50,966 | 26,000 |
2008年(平成20年) | 51,531 | 26,189 |
2009年(平成21年) | 51,516 | 26,158 |
2010年(平成22年) | 51,663 | 26,201 |
2011年(平成23年) | 51,990 | 26,365 |
2012年(平成24年) | 53,720 | 27,233 |
駅周辺
船橋 (世田谷区) も参照 駅の南北には商店街が広がり、駅周辺は「ちとふな」の愛称で親しまれている。 南口の東方向にタクシー乗り場がある。
- 森繁通り - 俳優森繁久彌が私邸を構えていたことより、世田谷区より正式に命名された。
- 環八通り
- 荒玉水道道路
- 千歳通り
- 城山通り
- 日本中央競馬会馬事公苑
- 三越馬事公苑
- UNIQLO世田谷千歳台店 - UNIQLOの日本最大級店舗。
- 東京都立千歳丘高等学校
- 東京農業大学
- 大東学園高等学校
- 警視庁成城警察署
- 公立学校共済組合関東中央病院
- 東京都発達障害者支援センター
- 世田谷区桜丘区民センター
- 世田谷区立桜丘図書館
- 千歳船橋駅前郵便局
- 世田谷桜丘二郵便局
- 世田谷桜丘五郵便局
- 世田谷自然食品本社
バス路線
駅前に小田急バス・小田急シティバス・京王バス東・東急バスの路線が乗り入れる。停留所名は東急バスのみ「千歳船橋」であるほかは「千歳船橋駅」である。
小田急バス・小田急シティバス
- 梅01 - 梅ヶ丘駅北口行(本数少)
- 経01 - 経堂駅行
- 歳20 - 成城警察署前経由 成城学園前駅西口行
- 歳21 - 成城学園前駅西口行
- 歳22 - 希望ヶ丘団地循環 千歳船橋駅行(本数少)
- 歳24 - 成城警察署前経由 希望ヶ丘団地行
- 歳25 - 船橋交番経由 希望ヶ丘団地行
京王バス東
東急バス
歴史
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 開業。
- 1937年(昭和12年)9月1日 - 片瀬江ノ島駅行「直通」の停車駅となる(小田原方面行「直通」は通過)。
- 1948年(昭和23年)9月 - 「桜準急」が設定され、停車駅となる。
- 1998年(平成10年)4月16日 - 高架複々線化事業に伴う駅舎の外観デザインが決定される[6]。
- 2001年(平成13年)10月28日 - 下りホーム高架化。現在のホーム使用開始。
- 2002年(平成14年)7月28日 - 上り線高架化。
- 2003年(平成15年)12月14日 - 現駅舎供用開始。
- 2004年(平成16年)
- 5月23日 - 上り通過線使用開始(上り2線化完成)。
- 9月26日 - 下り通過線使用開始(複々線化完成)。
- 12月11日 区間準急が設定され、停車駅となる。
駅名の由来
「千歳村」にあり、駅所在地付近は湿地帯だったため「船橋」を架けて交通の便を図ったことに由来する。
鉄道事業者の制服を模したフィギュアシリーズ『鉄道むすめ』に登場する小田急女性駅員の「船橋ちとせ」の名前は、当駅に由来する。