平和島駅
平和島駅(へいわじまえき)は、東京都大田区大森北六丁目にある京浜急行電鉄本線の駅である。駅番号はKK08。
歴史
- 1901年(明治34年)2月1日 - 沢田駅として開業。
- 開業後すぐ(時期不明)に学校裏駅に改称。
- 1950年(昭和25年)2月 - 待避線が完成。2面4線となる。
- この頃、駅をやや北に移転。
- 1961年(昭和36年)9月1日 - 平和島駅に改称。
- 1970年(昭和45年)
- 1997年(平成9年)10月4日 - ホーム12両への延長工事完成。これによって、朝の都営線直通特急(通称H特急)が品川まで12両編成で運転されるようになる。
- 2009年(平成21年)2月24日 - 駅接近メロディを導入。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 京急線でダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅であり、当駅にて通過待避・緩急接続が行われる。内側2線が本線、外側2線が副本線であり、副本線に入線するのは、ほとんどの普通と一部のエアポート急行である。また、「エアポート特急」が設定されていた時期には、下り「エアポート特急」が副本線に入線し、快特を待避していた。 以前は品川方に渡り線が設置されていた。
改札内コンコースとホームを結ぶエスカレーターおよびエレベーターが設置されている。トイレは長らく改札外にあったが、2010年には構内に多機能トイレが新設され、置き換えられた。
当駅は、「京急駅メロディ(列車接近案内音)」募集の対象駅の一つであり、選考の結果、平和島温泉をイメージさせる曲ということでデューク・エイセスの楽曲「いい湯だな」が採用され[1]、2009年2月24日より使用を開始した。同時に通過列車通過時の通過警告チャイムの音程が変更されている。これに合わせてコンコースに液晶ディスプレイ型、ホームにLED式発車標が新設された[2][3]。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■京急本線 | 羽田空港・横浜・浦賀・三浦海岸方面 |
3・4 | 品川・新橋・浅草・成田空港方面 |
- 2012年10月21日のダイヤ改正で、日中と土休日夜間のエアポート急行が快特へ格上げされたため、当該時間帯に羽田空港方面へ乗車するには京急蒲田駅で、都営浅草線新橋方面へ乗車するには品川駅でそれぞれ乗換えが必要となる。
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は46,402人である[4]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)24,173 | [6] | |
1993年(平成 | 5年)24,647 | [7] | |
1994年(平成 | 6年)24,841 | [8] | |
1995年(平成 | 7年)24,257 | [9] | |
1996年(平成 | 8年)23,668 | [10] | |
1997年(平成 | 9年)23,019 | [11] | |
1998年(平成10年) | 22,271 | [12] | |
1999年(平成11年) | 22,060 | [13] | |
2000年(平成12年) | 22,170 | [14] | |
2001年(平成13年) | 22,066 | [15] | |
2002年(平成14年) | 21,811 | [16] | |
2003年(平成15年) | 44,493 | 21,992 | [17] |
2004年(平成16年) | 43,659 | 21,600 | [18] |
2005年(平成17年) | 43,475 | 21,510 | [19] |
2006年(平成18年) | 43,966 | 21,811 | [20] |
2007年(平成19年) | 44,529 | 21,120 | [21] |
2008年(平成20年) | 44,823 | 22,326 | [22] |
2009年(平成21年) | 45,051 | 22,444 | [23] |
2010年(平成22年) | 44,505 | 22,150 | [24] |
2011年(平成23年) | 43,452 | 21,598 | [25] |
2012年(平成24年) | 45,567 | 22,668 | [26] |
駅周辺
- FINE DAILY MARKET 京急ストア 平和島店
- BIG FUN平和島
- 大田区立大森スポーツセンター
- 平和の森公園
- 平和島公園
- 大森ふるさとの浜辺公園
- 大森海苔のふるさと館
- 東京消防庁大森消防署
- 東京都立美原高等学校
- 国道15号(第一京浜)
- 大田区役所 大森西特別出張所
- 大田区立大森東図書館
- 大森東一郵便局
- 大森北六郵便局
- 大森西二郵便局
- 東京都道318号環状七号線(環七通り)
バス路線
京浜急行バスと、その子会社である羽田京急バスにより運行されている。各路線の詳細は羽田京急バス東京営業所もしくは京浜急行バス大森営業所を参照。
- 1番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- [ 森38・平和41・平和54 ] レジャーランド平和島行(京急)
- [ 森40 ] 東京テレポート駅経由 船の科学館行(京急)(1日1本のみ)
- 5番乗り場
- [ 森56 ] 大森福祉事務所・八幡通り経由 大森駅行(京急)(平日のみ)
- 6番乗り場
なお、平和島駅⇔BIG FUN平和島の無料送迎バスも運行されている。(京急開発による運行、9時台から22時台までの15分~30分間隔)
駅名の由来
「沢田」は駅所在地の当時の字(あざな)であり、付近に沢田通り、沢田交差点などの名を残す。後に改称した「学校裏」は駅所在地が寄木尋常小学校(後の大森第二小学校→開桜小学校)の裏手(西側)にあったため。現駅名は「平和島#概要」を参照。
隣の駅
- 京浜急行電鉄
- ■本線
脚注
- ↑ 16駅の駅メロディ採用曲が決定いたしました! - 京浜急行電鉄
- ↑ 発車標設置前は他の発車標未設置駅と同じで電車接近時に接近している電車の列車種別(通過列車の場合は通過)とお知らせしか表示しない簡易タイプ(列車接近案内表示器)のもので、ここから「レントラー舞曲」(通過列車の場合は通過警告音)が流れていた。列車接近案内表示器は発車標設置後もしばらく稼動していたが、現在は撤去された。
- ↑ 「駅メロディ導入スケジュールについて」 - 京浜急行電鉄(2008年12月10日時点でのアーカイブ)
- ↑ 京急まちweb 駅別1日平均乗降人員
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)