大塚食品
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大塚食品株式会社(おおつかしょくひん)は、大阪府大阪市中央区に本社を置く食品メーカー。大塚製薬を中心とした大塚グループの一員で、大塚化学の子会社である(同社の親会社の大塚ホールディングスがごく少数出資しているため、完全子会社ではない)。
レトルトカレーのボンカレーで有名である。
当初、製薬会社が食品の部門に進出することについて違和感があったとされていたが、現在ではそのようなことは全く無くなっている。
概要[編集]
沿革[編集]
- 1955年5月 - シービーシー食品工業株式会社設立(東京の中堅機械メーカー商社・シービーシー(当時中外貿易(機械商社)、現:CBC)により設立)
- 1964年 - 大塚化学傘下入り(資本金7百万円)、大塚食品工業株式会社に社名変更
- 1968年2月 - 世界初の市販レトルトパウチ食品「ボンカレー」を発売
- 1976年 - 「親子どん」を発売
- 1978年 - 「ボンカレーゴールド」を発売
- 1981年 - 株式会社大塚栄養研究所を吸収合併・増資実施(資本金10億円)
- 1983年 - 「シャーベ」(冷凍庫で冷やし、牛乳と混ぜて作るドリンクシャーベットの素)を発売
- 1988年 - 「マイクロマジック」(外箱ごと電子レンジで加熱するだけで揚げたての食感と美味しさが味わえる冷凍フライドポテト)発売。
- 1989年 - 大塚食品株式会社に社名変更
- 1993年 - 「あ!あれたべよ」(別々に封入した米飯と具入りをカレーソースを1パッケージ化し、電子レンジ加熱可能にした製品)を発売
- 1999年 - 「マンナン小町」(米と混ぜて炊飯することで、ご飯の美味しさはそのままに、配合次第で簡単にカロリーカットすることができ、食物繊維をお米の11倍摂取することができる蒟蒻精粉等を使用した米粒状の食材)発売
- 2001年 - 「マンナン小町」を「マンナンヒカリ」に改称し、発売。
- 2002年 - 大塚化学ホールディングスの完全子会社となり、旧大塚化学の食品事業を全面移管
- 2003年 - 「ボンカレー」完全リニューアル(箱ごと電子レンジに入れて加熱する調理法を初めて採用)
- 2004年 - 「銀座ろくさん亭」(道場六三郎プロデュースの和食店「銀座ろくさん亭」の味が家庭で手軽に楽しめるレトルト食品)発売
- 2009年 - 「ボンカレーNEO」発売
- 2010年 - 「マイサイズ」(シニア層や女性をターゲットに、カロリーと価格に加え、量も控えめなレトルト食品のシリーズ)発売
- 2010年1月 - 大塚ベバレジを吸収合併。これにより「ジャワティ」や「マッチ」、「ネスカフェ缶コーヒーシリーズ」(後発の「香味焙煎」(現在販売終了)、「ゴールドブレンド」を含む)などの飲料製品の取扱を開始。(ただし、同じ清涼飲料でもオロナミンCドリンクとポカリスエットシリーズについては従来通り大塚製薬の製造・販売となっている)
- 2011年 - 伊藤園と自動販売機での製品相互販売に関する業務提携、「シンビーノジャワティーホワイト」発売
- 2013年 - 「ボンカレーゴールド」完全リニューアル(「ボンカレーNEO」と同様に、箱ごと電子レンジに入れて加熱する調理法を採用)
商品[編集]
- 現在(2013年10月現在)
- ボンカレーシリーズ
- ハローキティ ママの思いやりプラス - パッケージに「ボンカレー」の表記はあるものの別ブランド扱い
- どんぶりシリーズ
- マイサイズシリーズ
- 銀座ろくさん亭 - 道場六三郎監修
- シャーベ
- マンナンヒカリ
- 阿波鳴門うどん/そうめん
- 鳴門のうず塩
- あわ紅豆腐
- マイクロマジック
- RIDGE(リッジ) - カルフォルニアワイン
- クリスタルガイザー
- クリスタルガイザースパークリング
- クールマイヨール
- クリスタリン
- ヴィシーセレスタン
- シャテルドン
- ジャワティ
- ジャワティストレート レッド
- ジャワティストレート ホワイト
- ロイヤルミルクティ フロム ジャワ
- マッチ
- ネスカフェ缶コーヒー(製造・販売元はネスレ日本。委託発売)
- エクセラ 超微糖
- エクセラ カフェラテ
- エクセラ ブラック(280mlペットボトル)
- ゴールドブレンド(オリジナル)
- ゴールドブレンド 微糖
- ゴールドブレンド ブラック
- ジューシーナ
- ミルクココア
- 過去
- あ!あれたべよ
- ファイブスター
- 黄金のレシピ
- ReSOLA(リソラ)
- マンナンヒカリのこにぎり - マンナンヒカリを使用した冷凍食品のおにぎり
- マイクロマジック塩あじえだまめ - 冷凍食品
- フルーツスターター
- おー!やさい
- アルキメンデス
- ネスカフェ缶コーヒー
- サンタマルタ
- モンテアルバン
- 匠シリーズ
- 香味焙煎シリーズ
- 天空烏龍茶
など
備考[編集]
- 2002年の大塚化学グループ再編以前は、提供クレジットの名義が大塚食品ではなく大塚化学だった。また、消費者からの問い合わせ窓口は大塚化学の消費者室(大阪市の本社内)だった。
- 2009年10月1日より、大塚ホールディングス傘下企業(アース製薬、大鵬薬品工業を除く)で使用する共通のコーポレートシンボルや共通社名フォントを大塚食品でも使用することにより、テレビ番組の提供スポンサーやCMでのクレジット表記が「大塚食品」から「Otsuka 大塚食品」に変更されたが、2010年4月1日からは提供のクレジット表記を「大塚食品」に戻した(CMでのクレジット表記は従来どおり)。なお、当社に吸収合併される前の大塚ベバレジでも同様に、CMのクレジットで「Otsuka 大塚べバレジ」を用いていた。
提供番組[編集]
- 2014年4月現在
- 過去
脚注[編集]
- ↑ 沖縄県の消費者嗜好による。同県出身者の多い大阪市大正区等の他、一部地域でも販売。この「オリジナル版ボンカレー」が、TV番組などで紹介されたこともあり、沖縄以外の主に都市部を中心に一般販売が再開されつつある。ネットショップ等の他、都市部の大手スーパーの一部でも販売されるようになった。2007年5月28日より、全国にて50万個限定で再発売された。