鶴瀬駅
鶴瀬駅(つるせえき)は、埼玉県富士見市鶴瀬東一丁目にある、東武鉄道東上本線の駅である。駅番号はTJ-17。
目次
年表
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅で、橋上駅舎。かつては本線外側に待避線を有する1面4線の形態で、現在もその跡は残っているが、レールが寸断されており、保線車両の留置を除いては使用されていない。
出口は西口と東口の2か所である。西口は駅ビル(1・2階:東武ストアなどの店舗、3 - 14階:住宅)に直結している。改札外に売店・書店・惣菜店が2店ある。ホームと改札階との間はエレベーターとエスカレーター・階段により連絡している。
現行の駅舎(東口側)は1970年代中期に完成した。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東上線 | 下り | 川越・坂戸・森林公園・小川町方面 |
2 | ■東上線 | 上り | 朝霞台・和光市・池袋方面 有楽町線 新木場・副都心線 渋谷・■東急東横線 横浜・■みなとみらい線 元町・中華街方面 |
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は42,082人である[1]。最ピーク時は乗降人員が6万人を越えていたが、1993年にふじみ野駅が開業してからは減少傾向にあり、2006年度に4万人を下回った。しかし、2007年度以降は再度増加傾向にある。
近年の1日平均乗降・乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[3] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1987年(昭和62年) | 58,319 | 29,271 |
1988年(昭和63年) | 60,546 | 30,347 |
1989年(平成元年) | 61,702 | 30,880 |
1990年(平成 | 2年)62,039 | 31,616 |
1991年(平成 | 3年)63,542 | 32,264 |
1992年(平成 | 4年)63,567 | 32,289 |
1993年(平成 | 5年)60,540 | 31,201 |
1994年(平成 | 6年)53,230 | 27,981 |
1995年(平成 | 7年)53,437 | 26,868 |
1996年(平成 | 8年)50,908 | 25,590 |
1997年(平成 | 9年)48,511 | 24,352 |
1998年(平成10年) | 47,067 | 23,583 |
1999年(平成11年) | 45,798 | 22,884 |
2000年(平成12年) | 44,795 | 22,335 |
2001年(平成13年) | 43,734 | 21,847 |
2002年(平成14年) | 42,615 | 21,232 |
2003年(平成15年) | 42,148 | 20,947 |
2004年(平成16年) | 41,144 | 20,423 |
2005年(平成17年) | 40,298 | 20,022 |
2006年(平成18年) | 39,987 | 19,889 |
2007年(平成19年) | 39,975 | 20,109 |
2008年(平成20年) | 40,184 | 20,176 |
2009年(平成21年) | 40,142 | 20,159 |
2010年(平成22年) | 40,813 | 20,487 |
2011年(平成23年) | 41,155 | 20,581 |
2012年(平成24年) | 42,082 |
駅周辺
東上線開業当時からある駅の一つで、富士見市の代表駅でもある。東口から富士見市役所まで直線で結ぶ道路「鶴瀬駅東通り線」が計画され、富士見市役所周辺の整備が進んでいるのに対し、東口付近は古くからの商店街が広がり、道路の一方通行区間も多い。なお、2009年時点では土地区画整理事業が進行中である。
西口から川越街道(国道254号)に接続する道路「鶴瀬駅西通り線」は、富士見市区間がほぼ完成し、隣接する入間郡三芳町区間でも部分的に工事が進みつつある。西口付近はテナントが入らないビルもあり貸店舗の看板が目立つ。
1960年代から1970年代にかけては人口急増により上下水道整備や学校建設に追われ、1970年代後半にみずほ台、1980年代中期から1990年代にかけては勝瀬原の土地区画整理事業が行われたため、駅周辺は富士見市の中心でありながら整備が後回しにされてきた要出典。
1957年(昭和32年)11月入居開始の公団鶴瀬第一団地(230世帯)は、日本住宅公団が建設した団地としては東上線沿線でもっとも古いことから「アルビス鶴瀬」として建て替えが進められた。なお、第一団地の建て替えに際して公団と団地住民の話し合いが難航し、その様子がNHK総合テレビの番組でも特集された。
2009年時点では1962年(昭和37年)7月入居開始の公団鶴瀬第二団地(1070世帯)が建て替え工事途上にある。それに伴い鶴瀬西小学校と上沢小学校が「つるせ台小学校」として統合・新設開校するなどの動きが見られる。
商店街
- 富士見中央通り商店街 - 埼玉県道334号三芳富士見線に沿っており、鶴瀬駅西口区画整理事業の進行とともに歩道が整備されつつある。東和銀行鶴瀬支店などがある。
- 鶴瀬駅前通り商店会 - 東口前に位置し、そのほとんどの店舗が埼玉県道245号鶴瀬停車場線にある。
- 鶴瀬駅東口駅前通り商店会 - 東口から南東方向に伸びている。惣菜店や洋食店があり、「昔ながらの商店街」の雰囲気がある。その他、サンドラッグ鶴瀬店、みずほ銀行鶴瀬支店が立地する。
- 鶴瀬商業協同組合(富士ビル) - 鶴瀬駅東口区画整理事業により、駅前交通広場になる予定である。
- 谷津西本通り商店会 - 東口から伸びる道路の延長にあり、駐車場が点在している。大規模なマンションが建設されたこともあり、商店街としての雰囲気はない。
- 鶴瀬駅西口通り商店会 - 通りは「富士見サンロード」の愛称がある。
- 鶴瀬西銀座商店会 - 文具・書店のユタカ(ピクニックビル)がある。かつては東武ストアの大型店版「マイン」も出店していたが、鶴瀬駅ビルに食品売場が開設されたのちに閉店した。
- 鶴瀬西小学校前商店会
公的施設
- 富士見市役所
- 富士見市民文化会館(キラリ☆ふじみ)
- 富士見市立中央図書館
- 富士見市民総合体育館
- 富士見市鶴瀬西交流センター
- 三芳町役場藤久保出張所
- 三芳町立中央図書館
郵便局
- 三芳郵便局
- 富士見鶴瀬西郵便局
- 富士見鶴瀬東郵便局
バス
鶴瀬駅東口
東口はロータリー未整備のため、運行事業者によって乗り場が異なる。
東武バスウエスト(新座営業事務所) - 東口の階段を降りた正面に乗り場がある。
- [鶴01]:苗間経由 ふじみ野駅西口行き
ライフバス - 富士ビル隣り「鶴瀬駅前市場」前に乗り場がある。
- 富士見ニュータウン行き
富士見市内循環バス - 東武バスウエストと同じ乗り場に発着する。
鶴瀬駅西口
ライフバス
- 三芳・北永井循環
- 三芳中学経由 西原住宅循環
- 三芳中学経由 みずほ台駅西口行き
- 上富経由 ふじみ野駅西口行き
- セントラル病院経由 ふじみ野駅西口行き
- 北永井経由 ふじみ野駅西口行き
富士見市内循環バスの発着もあったが、現在は全て東口発着となった。
廃止路線
駅名の由来
開業当時の村名「入間郡鶴瀬村」に由来する。鶴瀬村は1889年(明治22年)の町村制施行に際し、鶴馬村(つるまむら)と勝瀬村(かつせむら)が合併して成立した。