岡田有希子の自殺が日本の芸能界に及ぼした変化
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2012年4月10日 (火) 10:12時点におけるNetz (トーク | 投稿記録)による版 (この項目自体が平井氏の岡田有希子神格化妄想によるものであり、個人的にファンである岡田有希子を必要以上に強調しようとしている感情がむき出しになって大いに偏った記事です。)
目次
概要[編集]
岡田有希子の自殺が日本の芸能界に及ぼしたほどの大きな存在というわけではないが、たまたまこの時期は芸能文化の転換期でもあり、有希子の自殺によって日本でアイドルがマイナスイメージとなったというのも一理あるといえる。
ミュージシャンについて[編集]
- 有希子の自殺が起こった1986年頃を境に日本の音楽史は大きな転換期を迎えることとなり、各芸能事務所はロック歌手・ポップス歌手に力を入れるようになり、1980年代半ば当時黄金時代であったアイドル又はスターが下火になり、代ってカリスマであるロックバンドのBOØWY・レベッカ・TM NETWORK(TMN)・米米クラブ、ガールズバンドではプリンセスプリンセス・SHOW-YAなどが、女性ロック歌手では渡辺美里・永井真理子・小比類巻かほるらが登場し、1990年代に入るとX・B'z・Mr.Children・GLAYなどが登場した。ちなみに彼らは音楽番組に頼らずコンサートやライブをメインとしていたために音楽番組が衰退するきっかけとなった(プリンセスプリンセスのボーカル担当の奥居香(現・岸谷香)と小比類巻も有希子と同じ1967年生まれ)。
役者について[編集]
- また1987年4月にフジテレビがドラマの顔と言われている『月9ドラマ』を放送開始し、「W浅野(浅野ゆう子・浅野温子)」が活躍し、1990年代に入ると鈴木保奈美・織田裕二・江口洋介(織田と江口も有希子と同じ1967年生まれ)・唐沢寿明といった大物俳優が活躍していった。
アイドルについて[編集]
アイドルが、「アイドル女優」・「バラドル」・「グラビアアイドル」など、キャラクター・性質ごとに分化した。以前はそのような区分は見られなかった。
アイドル歌手[編集]
- 有希子の生前に人気があったアイドル歌手の多くは年齢上昇による魅力低下で低迷となり、その後それらは役者として活躍したか、結婚引退したか、芸能界から自然消滅したか、テレビ・雑誌にそこそこ出てくるかであった。中には中森明菜・小泉今日子・菊池桃子(一時ロックバンド・ラムーを結成)・中山美穂・少年隊と言ったアイドルは1988年までに歌手で人気が続いた。1986年以降テレビに登場しない人気ミュージシャンが次々に登場したために音楽番組が低迷していった為にアイドル歌手は活躍の場を失い、1989年から1993年の間に『アイドル冬の時代』を迎えてしまう。1989年に中森は自殺未遂を起こし人気が右下がりとなり、中森以外は1989年以降に役者転向または中心に活躍した。
- アイドル歌手が登場し人気が出たのがいくつかいるが、人気アイドル歌手の登場が序々に少なくなり消滅状態になりつつあった。有希子の生前にデビューし、自殺後にブレークした工藤静香・南野陽子(1967年生まれ)・浅香唯のアイドル四天王(中山美穂も含めた)と1986年4月以降にデビューした光GENJI・酒井法子・Winkであり、前記で述べたとおりこれらのアイドル歌手の命綱である音楽番組が低迷、そして1989年あたりから次々に放送終了してしまい致命傷を与えられてしまったためアイドル歌手は活躍の場を失ってしまった。1990年代に入ってからは工藤は歌手として人気が続いたがしだいに右下がりとなり、酒井は女優に転向。そのアイドル歌手以外は前記で述べたとおり現在芸能界から消えたあるいは消えかかった状態かテレビ(昼の帯ドラマなど)・雑誌にそこそこ出ているかの状態となっている。
- 1987年以降にアイドル歌手でデビューした和久井映見・西田ひかる・石田ひかり・中谷美紀などと言ったのがアイドル歌手では事実上成功せず、後に女優転向(或いは中心)で成功したケースがある。
アイドル女優[編集]
- アイドルの主流が歌手から役者・モデル中心へと次第に転向し、1986年4月から1990年代の間までに宮沢りえ・後藤久美子・牧瀬里穂・観月ありさ・内田有紀・安達祐実・榎本加奈子・広末涼子と言った「アイドル女優」が登場したが、アイドル歌手よりは平均的に人気或いは華やかさが薄い。中には工藤夕貴の様にハリウッドに進出或いは活動の拠点を移したものもおり、21世紀の現在でもこの形式が続いている。今現在、石原さとみ(1986年生まれ)・堀北真希・上戸彩・新垣結衣・榮倉奈々などが活躍している。
声優アイドル[編集]
- 1990年代にはTVアニメ『美少女戦士セーラームーン』や『新世紀エヴァンゲリオン』が放送され、21世紀に入ってからは『ふたりはプリキュア』が放送された。TVゲーム『サクラ大戦』シリーズや『ときめきメモリアル』シリーズの発売をきっかけとして三石琴乃・林原めぐみ(三石と林原も有希子と同じ1967年生まれ)・久川綾・宮村優子・横山智佐・金月真美・國府田マリ子・椎名へきる・堀江由衣・飯塚雅弓・水樹奈々・田村ゆかり・榎本温子・野川さくら・坂本真綾・桑島法子や、グラビアアイドル兼業の福井裕佳梨のような「声優アイドル」が登場し、その多くが歌手・ミュージシャン活動にも進出して、このうち椎名へきると水樹奈々は一般アーティストでも難しいといわれている日本武道館でのコンサートを成功させた。
- これらの事件や現象をきっかけに、10代で独身が主流だったアイドル自体の年齢層にこれまで少なかった20~30代が目立ち始め、年齢のボリュームゾーンが拡大し、声優アイドルのように結婚して出産後も人気を維持する者も出てきており、『アイドルの結婚=引退』という図式は崩壊しつつある。
特撮アイドル[編集]
- 21世紀に入ると『ウルトラシリーズ』(円谷プロ)・『スーパー戦隊シリーズ』&『平成仮面ライダーシリーズ』(東映)・『超星神シリーズ』(東宝)・『魔弾戦記リュウケンドー』(松竹)・深夜枠の『GARO<牙狼>』・『sh15uya』のような特撮番組のヒロイン出身の若手女優、肘井美佳・悠城早矢・芳賀優里亜・加藤美佳・加藤夏希・さとう珠緒・磯山さやか・吉本多香美・来栖あつこ・佐藤寛子・長澤奈央・山本梓・菊地美香・木下あゆ美・甲斐麻美・秋山莉奈・秋山奈々・中村知世・里中唯(このうち中村と里中は1986年生まれ)らが所謂「特撮アイドル」として水着グラビアにも進出して人気を博するようになった(アイドル女優の項で先述した新垣結衣も実は特撮ドラマ『sh15uya』のヒロイン・エマ役で、悠城早矢・芳賀優里亜と共演している。)。
バーチャルアイドル[編集]
地下アイドル[編集]
その他のアイドルについて[編集]
- 事実上アイドル歌手を登場させて成功させた例としては、歌だけでは不可能だと悟ったジャニーズ事務所が1990年代半ば頃、所属タレントを歌の他に役者業・バラエティー業で同時にデビューさせた。また、1990年代末頃に登場したハロープロジェクト所属のアイドルもジャニーズ系同様の方針でデビューさせた。
- 21世紀のアイドルについて、一部では「芸能事務所やプロデュースと言った力だけで、実力はなく質的にも良いとは言えず、1986年以前の芸能界よりもインパクトが無く、スターと呼べる域には達していない」と見られている。
- 今まで多数派であったアイドルファンが少数派となり、逆に今まで少数派だったアニメ(声優)ファン・特撮ファン・ロックファンが多数派に転じるという逆転現象が起こり、アイドルファンは『アイドルおたく』と呼称される様になった。
- この自殺事件をきっかけに、アイドルの概念が前述しているように多様化或いは一部崩壊し、この頃から今の『萌えブーム』のもとになるであろう2次元の美少女(アニメのヒロインなど)のファンになる者も少なからず出現した。
共通点[編集]
- 1986年のNHK紅白歌合戦はヒットした歌手の出演があまり無くこの年初めて視聴率が以前まで70%台だったのが60%をきってしまった。その理由はヒットした歌手のほとんどがおニャン子クラブの歌を初めNHKに不評とされた内外がマイナー的な感じ歌手ばかりやテレビの登場しないポップス歌手ばかりであった。その後番組の視聴率は右下がりになり21世紀を迎えると40%台となった。原因は歌番組に頼らない歌手が次々と登場したという見方がある。
- 日本の芸能界はジャニー喜多川・秋元康・つんく♂といった企画の仕掛け人によって、芸能性が素人なタレントでも人気を出すことが可能になったが、その分芸能文化が破壊されてしまったことは確かである。
- 1986年以前の戦後文化の顔はテレビであった。テレビによってタレント・スポーツ選手といったスターが誕生して行った。しかし1986年以降テレビに頼らない人気著名人が登場し、やがてアーティスト・役者・スポーツ選手の人気の主流がスターからカリスマに変化して行った事である。