「三菱重工業」の版間の差分
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2007年7月14日 (土) 15:01時点における版
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三菱重工業株式会社(みつびしじゅうこうぎょう、英名:Mitubishi,Heavy,industries,Ltd.)は、日本の企業。1908年7月27日に三菱造船に社名変更した。現在のイメージキャラクターは吹石一恵(象の着ぐるみを着ている)。
概要
三菱グループの中でも三菱東京UFJ銀行・三菱商事と並んで「三菱グループ御三家」と呼ばれる中核企業である。
創業者は、三菱財閥の二代目である岩崎弥之助。1884年(明治17年)に工部省長崎造船局の払い上げを受け、これを長崎造船所としたことから始まった。以後造船の他に、重機・自動車(のちの不祥事を起こす三菱自動車工業)・航空機などの分野に進出。また、日本における兵器製造の中止として発展、有名な日本海軍の戦艦や戦闘機の設計・製造を担当したのも三菱重工業である。
このようなワガママな企業であるためか戦後GHQによって3社に分割されたが、1964年(昭和39年)に再統合。三菱グループは重工業分野に強かったために1950年代から1971年ころの高度経済成長期に大きく発展したと言われているが、戦後の三菱重工業はその中核を狙い、日本最大規模の重工業メーカーとして発展した。いまや世界を代表する重工企業にまで発展している。また、エアコンも製造している。
現在は、造船・原子力・ガスタービン・産業機械などのほか航空機やロケットエンジンを製造。また伝統ともいえる兵器製造でも、防衛庁(現在は防衛省への納入実績第一位の企業であり、戦闘機・ヘリコプター・イージス艦を含む護衛艦・戦車などを製造している。また、鉄道車両(電気機関車・懸垂型モノレール・新交通システム・LRVなど)の製造、さらにはビーバーエアコンや事業所向け大型冷凍機・ETCシステムの製造で知られる。
過去には「シルバービジョン」というスクーターも製造していた。
本社と主な事業所
その他、研究所等が関東、東海、仙台、九州などに存在する。ちなみに、丸の内の旧本社ビルは文部科学省の仮庁舎となっている。
主な関連会社
- 株式会社東洋製作所 - 本社:東京都品川区、冷凍・空調設備機器製造販売、東京証券取引所第二部上場、証券コード6443
- 新キャタピラー三菱株式会社 - 本社:東京都世田谷区、建設機械の製造販売・リース。アメリカキャタピラー社の合同出資企業。
- 三菱農機株式会社 - 本社:島根県八束群東出雲町、農業機械、汎用機の製造販売。
- 三菱自動車工業株式会社 - 本社:東京都港区
- 新菱冷熱工業株式会社 - 本社:東京都新宿区、三菱電機スリムエアコン等空調設備の製造・販売。
- 三菱ふそうトラック・バス株式会社 - 本社:神奈川県川崎市
沿革
- 1884年(明治17年)創業
- 1908年(明治41年)7月 、社名変更。三菱造船(株)となる。
- 1917年(大正6年)電気機器の販売を開始。
- 1921年(大正10年)三菱電機分離。
- 1934年(昭和9年)社名変更。三菱重工業(株)に。
- 1944年(昭和19年)頃、東日本重工業・中日本重工業・西日本重工業へ分割。
- 1950年代3社が、それぞれ三菱日本重工業・新三菱重工業・三菱造船へ改称。
- 1964年(昭和39年)創業81周年に、3社が合併し、新生三菱重工業株式会社が誕生。
- 1967年(昭和42年)業務用エアコンを量産し始める。
- 1970年(昭和45年)自動車部門が三菱自動車工業として独立。
- 1986年(昭和61年)基盤技術研究所設立。
- 2003年(平成15年)本社を東京・丸の内から東京・品川に移転。
- 2005年(平成17年)三菱自動車工業を持株法適用会社とした。
航空宇宙関連
宇宙機器
自衛隊
- T-2高等練習機
- F-1支援戦闘機
- F-2A/B支援戦闘機(ロッキード・マーティン共同開発)
- OH-1観測ヘリコプター(川崎重工業、分担生産)
- P-X対潜哨戒機(川崎重工業、分担生産)
- C-X輸送機(川崎重工業、分担生産)
- ライセンス生産
- F-86F戦闘機(ノースアメリカン、ノックダウン生産あり)
- F-104J/DJ要撃戦闘機(ロッキード、DJ型はノックダウン生産のみ)
このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・三菱重工業を利用して作成されています。変更履歴はこちらです。 |