「高麗川駅」の版間の差分
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高麗川駅(こまがわえき)は、埼玉県日高市大字原宿にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
歴史[編集]
- 1933年(昭和8年)4月15日 - 国有鉄道八高線の東飯能駅 - 越生駅間の開通と同時に開業。一般駅。開業当時の当地は入間郡高麗川村で、駅名はこれに由来する。
- 1940年(昭和15年)7月22日 - 川越線の大宮駅 - 当駅間が開業。
- 1963年(昭和38年)5月16日 - 日本セメント(現在の太平洋セメント)専用線が運用開始。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 配達の取り扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)9月30日 - 川越線が電化開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)と日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 八高線の八王子駅 - 当駅間が電化開業。
- 1999年(平成11年)9月20日 - 太平洋セメント専用線が廃止。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止。
- 2007年(平成19年)3月18日 - E233系電車の当駅までの乗り入れが開始される。
- 2013年(平成25年)4月1日 - バリアフリー化工事が完成。エレベーターの使用を開始。
乗り入れ路線[編集]
当駅の所属線である[2]八高線と、当駅を終点とする川越線の分岐駅となっている。
八高線は当駅を境に八王子方面が電化、高崎方面が非電化となっており、運転系統が分断されている。また、川越線も電化されており、川越線の川越方面と八高線の八王子方面で当駅を経由して直通運転が行われている。ただし、川越線と八高線の八王子方面では列車間隔が異なるため、直通運転を行う電車は当駅で長時間停車を行う場合がある。2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正で日中時間帯の川越線の運転本数が減便となり、該当する八王子発川越行きの列車に関しては当駅での時間調整が廃止された。また、八高線には当駅始発・終着で青梅線経由中央線直通東京駅発着の電車も朝の上りと夜の下りに設定されている。なおこの直通列車は車両に表示される種別(快速または青梅特快)に関わらず、ホーム上の電光掲示板には「普通 東京(行き)」と表記される。これは、中央線直通列車も八高線内の正式な列車種別は普通列車とされているからである。
八高線は八王子駅から当駅までが八王子支社、当駅から北の区間が高崎支社、川越線は大宮支社の管轄となっており、当駅は八王子支社の管轄となる。
1996年(平成8年)3月15日(八高線の八王子駅 - 当駅間の電化前日)までは八王子駅から高崎駅間の全線通し運転の列車が、1985年(昭和60年)9月29日(川越線の電化前日)までは大宮駅から八高線に乗り入れて東飯能駅までの直通列車(気動車)が設定されていた。川越線の電化後も1989年(平成元年)3月10日までは当駅 - 大宮駅間の全線通し運転の列車(電車)が設定されていた。
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅舎は単式ホーム側(駅西側)にある。すべてのホームを八高線の高崎方面の車両であるキハ110系気動車の乗車口の高さに合わせているため、電車が乗り入れる1・3番線はホームと乗車口との間に段差がある[3]。駅構内東側には数本の側線が引かれている。駅舎とホームは地下通路で連絡しているが狭くなっており、数分の間に相次いで列車が到着・発車する時には、その地下通路が大変な混雑となる。待合室は2・3番線ホームの北側に設置されている。
直営駅であり、管理駅として東飯能駅を管理している。構内に自動改札機は設置されておらず、ICカード(Suicaおよび相互利用可能なICカード)の読み取り機が設置されている。トイレには「かわせみ手洗館」という愛称が付き、ホームと駅前広場に挟まれており、男女別になっているものの、ホームと駅前広場に壁が設置されている。
2017年(平成29年)現在、利便性向上のための東口開設や橋上駅舎化が検討されている[4]。また、2013年(平成25年)4月1日に跨線橋とエレベーターの新設、ホームの嵩上げ、待合室の移設によるバリアフリー対応工事が完成した。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・3 | ■八高線 | 上り | 東飯能・八王子方面 |
■川越線 | - | 川越・大宮方面 | |
2 | ■八高線 | 下り | 小川町・高崎方面 |
- 2016年(平成28年)3月26日の改正現在、八高線の八王子方面と川越線の電車は1・3番線のどちらかから発車する(駅舎側の単式ホームまたは島式ホーム外側で、時間により異なる)。事故などで直通運転を中止した場合は、1番線が八高線の八王子方面、3番線が川越線の折り返し運転となる。八高線の高崎方面の気動車は2番線のみからの発車となる(島式ホーム内側)。また、一部列車でワンマン運転を行っているが、それを行っている列車では発車メロディを流さない。
- 夜間滞泊は八高線の高崎方面で1本、川越線および八高線の八王子方面で3本設定されている。
利用状況[編集]
- 2012年度の1日平均乗車人員は4,585人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 4,187[1] |
2001 | 4,172[2] |
2002 | 4,124[3] |
2003 | 4,110[4] |
2004 | 4,104[5] |
2005 | 4,179[6] |
2006 | 4,292[7] |
2007 | 4,495[8] |
2008 | 4,613[9] |
2009 | 4,623[10] |
2010 | 4,582[11] |
2011 | 4,516[12] |
2012 | 4,585[13] |
駅周辺[編集]
- 日韓交流の塔 - 韓国の民俗信仰、将軍標をモチーフにしたモニュメントで、駅前ロータリーに設置
- 公衆トイレ(駅構内とバス停近くに跨っており、「かわせみ手洗館」の愛称がある。)
- 日高市立図書館
- 高麗川郵便局
- ファミリー丸広 日高店
- ヤオコー 高麗川店
- ガスト
- TSUTAYA 高麗川店
- マクドナルド(ファミリー丸広、ヤオコー内)
- オザム 高麗川店
- 飯能信用金庫 支店
- ドラッグストアバイゴー
- 埼玉県道15号川越日高線
- 埼玉県道30号飯能寄居線
- 高麗川(駅名の由来にもなった川)
- 高麗神社
- 聖天院(勝楽寺)
- 埼玉医科大学国際医療センター
- 医療法人積仁会旭が丘病院(シャトルバスあり)
- 城西大学 坂戸キャンパス(シャトルバスあり)
- 武蔵越生高等学校(スクールバスあり)
- 自由の森学園中学校・高等学校(スクールバスあり)
- 社会福祉法人 同仁学院
- 日高市役所
- 日高郵便局
この他、巾着田などへのハイキングコースの入口でもある(徒歩もしくは国際興業バス利用)。
バス路線[編集]
最寄りバス停は「高麗川駅」で、停車するバスは以下の通り。なお、国際興業バスはPASMO・Suicaが利用可能である。
- 高麗川駅
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 太平洋セメント引込線跡地について - 日高市 記者発表資料 平成21年4月2日
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ 元々、八高線、川越線ともに非電化で気動車列車(大昔では旧形客車)だけだったため。のちに電化で導入された103系・205系・209系のデッキ部分が高いために段差が生じている。
- ↑ 情報交換会で出された意見・要望等に対する回答 - 日高市(2007年9月28日時点でのアーカイブ)