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'''まとめサイト'''とは事件、話題などの情報、作品を収集・編集した[[ウェブサイト]]。主に個人が運営している。
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'''まとめサイト'''とは、ある話題についての情報を収集・編集した[[ウェブサイト]]のこと。「キュレーションサイト」ともいう。
  
==概要==
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== 概要 ==
[[芸能人]][[不祥事|スキャンダル]]や[[法律]]の改正、[[盗作]]疑惑を訴えるサイト、[[電子掲示板]]の文章、[[アスキーアート]][[画像]]、[[動画]]を収集したサイト、製品やサービス、[[ソフトウェア]]、[[コンピュータウイルス]]の情報をまとめたサイト、[[攻略サイト|ゲーム攻略サイト]]など、種類は多岐に渡る。規模もサイトによって様々で、単純なリンク集でも「まとめサイト」と呼称されることもある。
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[[インターネット]]の発達により情報量が膨大になるとともに、個別の[[テーマ]]や[[トピック]]ごとに包括的に情報をまとめる[[ウェブサイト]]が多く出現し、その中には個人サイトのレベルを超えて大きな影響力をもつものも現れた。サイト制作は有志の個人が行っており、かつてはHTML制作・更新・要望対応などの負担も大きかったが、[[2005年]]以降になると誰でも編集に参加できる形式が普及した。例えば[[ウィキ]]形式は、記法を理解すれば誰でも情報を追加・更新できるため、膨大なメディアやソースから情報を速やかに選定・加筆してまとめるには適しているとされる。大手まとめサイトや[[Lifehack|ライフハック]]サイトなどは、利用者が編集しやすいよう独自の[[ユーザインタフェース|UI]]環境を構築している。
  
[[2005年]]以降は[[ウィキ|Wiki]]を使ったまとめサイトも増えている。基本的にまとめサイトは1人で制作するため、情報の更新が難しく、停止したり、閉鎖してしまうことが少なくないが、Wikiは複数の人が情報を追加、更新できるため、まとめサイトを作成するには適している。しかし、不特定多数の編集を許可すると、[[荒らし]]被害も受ける危険性がある。
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閲覧者はそのトピックについて手軽に効率よく情報を入手できるメリットがある一方、まとめサイト制作についての権利関係許諾・承認の仕組みは整っているとはいえない。[[著作権法]]違反・[[肖像権]]侵害・[[名誉毀損]]などを指摘されることも多く、削除要請や訴訟、サイト閉鎖に至る例が後を絶たない。
  
[[2ちゃんねる]]などの電子掲示板ではまとめサイトが頻繁に作成される。ただしこのため、掲示板等のインターネットコミュニティに頻出する不特定多数の未確認・不確実な情報源でも真実として纏められることが多々あり(例「井川伝説」等)、信頼性が薄いことにも注意すべきである。
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一般に、アクセスが増えるとサイトに貼られた広告へのビューやクリックに応じて、[[成功報酬型広告|まとめサイト運営者および執筆者の広告収入]]が増える。また、[[炎上 (ネット用語)|ネット炎上]]案件や[[電凸]]テンプレートまとめなどは利用者が増えると影響・被害が増大する。
  
==著作権と共有性==
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[[外国]]企業が多く運営している事も特徴である。例えば[[livedoor Blog]]や[[NAVERまとめ]]は[[大韓民国|韓国]]の[[ネイバー]]の100%子会社である[[LINE]]が運営し、[[FC2]]は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]に本社を持つ<ref>[http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111107/372841/ NHN Japanが「livedoor」事業を吸収、ライブドアは「データホテル」に] ITpro</ref><ref>[https://lmedia.jp/2015/04/29/63727/ アダルト動画配信の「FC2」・・・なぜ本社がアメリカでも逮捕された?] シェアしたくなる法律相談所</ref>。このため不適切な記述の削除要請や訴訟活動が難しくなるという問題を抱えている<ref>[http://www.cyzo.com/2013/11/post_14998.html 被害額は東京オリンピックの予算並み! 無法地帯「FC2動画」壊滅に向けて立ち上がったAVメーカーの熱意] 日刊サイゾー</ref>。
===著作権の保障と侵害===
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インターネット上で起きた事象のまとめサイトの場合、個々の書き込み、画像、音声、の著作者を調べるのが困難になる。原著作者に無断での公開、転用、改変、編集が頻繁に行われてる。電子掲示板では許可を取るのが困難なため、根本的性質の問題でもある。著作者は権利を放棄してないので、[[パブリックドメイン]]ではない。
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また、まとめサイトに広告を出したり、出版物に転用するといった、営利利用も[[著作者]]に無断でされることがある。
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== 分類 ==
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単なるリンク集程度のものから、言葉のまとめ、知識のまとめ、画像・動画・音声のまとめ、ニュースや主張のまとめなど多岐にわたり、日々新しい「まとめ」が多数出現している。網羅的というよりは集中的である。「実は○○だった〜〜」「報道されない〜〜」等、普段の生活では共有されにくいものや刺激的なタイトルを付してアクセスを集める傾向がある。
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=== キュレーション型 ===
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運営事業者がメディアのインフラを用意し、利用者(消費者)がメディアを生成する[[Consumer_Generated_Media|CGM]]型のまとめサイト。ユーザーはログインして独自のまとめページを作成する。最大手の[[NAVERまとめ]]は[[2013年]]時点で月間12億2800万ページビュー、ユニークユーザー数4100万をもつ<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2903B_Z20C13A3000000/ 12億PVの「ネイバーまとめ」取り込む ヤフー提携]、[[日本経済新聞]]BPニュースセレクト、2013年3月29日</ref>。
  
なお著作権法32条では報道・批評・研究などを目的として適切になされる[[引用]]は認められている。
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=== バイラルメディア ===
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ソーシャルメディアでの拡散をねらったWebサイト。画像や動画などみんなに拡散したくなるようなコンテンツを掲載している。一部悪質なバイラルメディアはまとめブログに似た手法でアクセス稼ぎをしていたり、著作権問題で度々炎上することがある<ref name="viral">[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/09/news066.html 「BuzzNews」閉鎖 「A!@attrip」全記事削除……バイラルメディアの著作権侵害、運営元が相次ぎ謝罪]</ref><ref>[http://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20150304/1425396689 またnetgeek(@netgeek_0915)がデタラメ記事を書き任天堂と個人の名誉を毀損、そこまでして金を欲しがる理由は何かと俺の中で話題に]</ref>。
  
===日本の著作権法===
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現在のバイラル・キュレーションメディアは無法地帯で無断転載がとまらない状態になっており問題化している<ref>[http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/332/332050/ バイラル・キュレーションメディアの勝手な無断転載はどうして止まらないのか?]</ref>
著作権法は[[親告罪]]の形式を取る条文が多いため、サイトに著作権を侵害する内容があっても、著作権者が訴えない限り問題なく運営されることが多い(注:著作人格権侵害など親告罪の形式を取らない条文も存在する)。現在の法律はまとめサイトの様な事態を想定して作成されていない<ref>電子掲示板の書き込みを無断で出版物へ転載するのは著作権侵害とする東京高裁の判決が存在する。「[http://news.braina.com/2002/1111/judge_20021111_002_0005___.html 平成14年10月29日 東京高裁 平成14(ネ)2887等 著作権 民事訴訟事件]」。</ref>。なお、まとめサイトには[[日本音楽著作権協会|JASRAC]]や[[コンピュータソフトウェア著作権協会|ACCS]]のような著作権を管理、法的処理の代行を行う団体は存在しない。
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====対策のアイディア====
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[[サイゾー]]や[[J-CASTニュース]]などの一部ニュースサイトも同じ性質を備えている。
例えば[[クリエイティブ・コモンズ]]では、原著作者の表示、商用利用、二次使用、ライセンスの継承、の4つの表示を提案している。予め表示させることで以降の手続きを簡素化させる物である。
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一部の電子掲示板では書き込みの際、二次使用を認める同意を要求するものもある。
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=== まとめWiki ===
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[[ウィキ]]記法を用いて情報を加筆する形式のまとめサイト。[[ウェブブラウザ]]上で編集が完結するため複数の人物による更新が容易である。その反面、匿名での[[荒らし]]行為の対象にもなる。多くのWikiシステムは編集履歴とバックアップの機能を保持するため、荒らし行為そのものによってサイトの情報が失われることは少ない。
  
==関連項目==
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[[電凸]]用まとめWikiや[[攻略|ゲーム攻略]]Wikiなどは数が多い。
===関連事例===
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*[[電車男]]
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*[[ふたば☆ちゃんねる]]
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*[[ネットランナー]]
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===法律と権利===
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*[[クリエイティブ・コモンズ]]
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*[[パブリックドメイン]]
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*[[コピーレフト]]
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*[[インターネットの匿名著作物]]
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==外部リンク==
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=== まとめブログ ===
*[http://ma-to-me.com/ まとめ.com]
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記事を手軽に作成できる[[ブログ]]形式のまとめサイト。自由度が高く、動画埋め込みなども容易なことから様々なまとめサイトに使われる。中でも[[2ちゃんねる]]のまとめサイト(2chまとめ)は膨大な数が存在するが、2ちゃんねるのスレッドのレスを編集したものは「[[コピー・アンド・ペースト|コピペ]]ブログ」、その中でも[[成功報酬型広告|アフィリエイト広告]]を設置しているものは「アフィブログ」等と呼ばれる。どちらも揶揄的なニュアンスを有する。これらまとめブログがアクセスを集める理由として、
*[http://d.hatena.ne.jp/hakobune/ 2ちゃんねるの方舟 Reloaded]
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*企業や公共施設では2ちゃんねるの閲覧は制限されていることが多いが、まとめブログは閲覧できること<ref>[http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/14/news110.html 大企業の約8割、2ちゃんねるにアクセス制限]</ref>
*[http://heika-love.cool.ne.jp/characters/characters.htm 二次裏キャラクター解説]
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*情報の一覧性の高さ
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などが挙げられる。
  
==脚注==
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一方でまとめブログには批判も多い。その理由として、
<references/>
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*[[コピー・アンド・ペースト]]でコンテンツを生成しているだけで安易であること
{{jawp}}
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*恣意的な編集が可能で、読者をミスリードする例が後を絶たないこと
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*著作権法に定められた手続きを踏まないか軽視する傾向が強いこと。引用元を明記していなかったり、有料著作物や無断転載を禁じている媒体の著作物を転載したりして、トラブルになる例が多発していること
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*煽り・叩き・デマ・捏造を主眼とした悪意のある転載でアクセス数を上げ、広告収入を狙うサイトが存在すること
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などが挙げられる。
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==== 批判の事例 ====
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*『やらおん!』『オタク.com』などアニメ系まとめサイト
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**ゲームシナリオライターの[[ヤマグチノボル]]が病気で闘病中であることを公表した際、その事実を揶揄するようなまとめ記事を掲載。ヤマグチはtwitterで苦言を呈した<ref>[http://buzzap.jp/news/20130412-hexagon-noboru-yaraon/ がんで闘病していたヤマグチノボル氏に対して「やらおん」は何をしたのか]</ref>
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**俳協([[東京俳優生活協同組合]])に所属する声優に関する虚偽の情報を掲載し、同組合法務部から警告メールを受けた。
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**漫画家の[[平野耕太]]は『[[ドリフターズ (漫画)|ドリフターズ]]』のアニメ化に際し友人とのやりとりを恣意的に抽出し、『やらおん』『オレ的』が前後関係を無視したまとめ記事を掲載したことに激怒しtwitterを一旦閉鎖し、非公開にした。
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*『[[はちま起稿]]』『オレ的ゲーム速報@刃』などゲーム系の大手まとめサイト、通称:[[ハード・業界板|ゲハブログ]]
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**[[2009年]]、ゲーム開発者・ライターの[[岩崎啓眞]]は「煽りしか知らないゴミブログ」と非難<ref>[http://rocketnews24.com/?p=73783 ゲーム関係者が人気ゲームブログに怒り / 煽りしかしらないゴミブログ - ロケットニュース24(β)]</ref>。
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**同年、ゲーム制作企業[[アリカ]]の副社長が『オレ的』を訴える可能性があると警告<ref>[http://rocketnews24.com/2009/07/24/%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0%e4%bc%9a%e7%a4%be%e7%a4%be%e9%95%b7%e3%81%8c%e4%ba%ba%e6%b0%97%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%80%8e%e3%82%aa%e3%83%ac%e7%9a%84%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0%e9%80%9f%e5%a0%b1/ ゲーム会社副社長がブログ『オレ的ゲーム速報』を訴えると発言 ロケットニュース24(β)]</ref>。
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**ゲームアナリストの[[平林久和]]は「著作権侵害、商標権侵害、肖像権侵害、名誉毀損、業務妨害、信用毀損などでいつ訴えられてもおかしくはない企業が訴訟したら敗訴濃厚」と指摘<ref>[http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=4184 言論の自由はどこまで言論の自由を許すか?・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第21回]</ref>。
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**[[2012年]]3月、漫画作品『[[銀の華]]』がアニメ化という誤報を流し、原作者の[[田亀源五郎]]は「かなり迷惑」「心が折れそう」と批判<ref>[http://buzzap.jp/news/20120329-tagame-shirogane-anime/ 田亀源五郎が「銀の華」アニメ化報道を否定、「ネタ」としての扱いに「心が折れそうになる」とコメント]</ref>。
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**2012年4月、個人ブログの内容の一部分だけ切り取って無断転載し、また恣意的に文言を書き換えたとして批判<ref>[http://sp-game.cocolog-nifty.com/38/2012/04/post-4c03.html 人々はそれでもまだ アフィリブログ【はちま】【刃】をリツィートし続けるのだろうか]</ref><ref>[http://sp-game.cocolog-nifty.com/38/2012/06/post-a39e.html はちまやオレ的 ゲハブログ(アフィリブログ)の影響で 当ブログでの発言に支障が出ていた件について]</ref>。
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*『ハムスター速報』は[[2011年]]10月、テレビ番組の映像を切り出して「[[福島県]]産米で産地偽装が行われている」との記事を掲載し、JAグループ熊本が「言われなき中傷」と強く抗議した。
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*『ニュー速VIPブログ』は2012年、お笑い芸人の[[井上マー]]のネタについて「ネットからアイデアを剽窃した」と読める記事を掲載し、マーは「パクった扱い、冗談じゃない」と批判した<ref>[http://inouemah.laff.jp/blog/2012/05/w-2795.html 俺『井上マー』の『クリームパン』が『2ちゃん』で盗まれてたうえに『パクった』扱いされてるよw冗談じゃない。]</ref>。
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*『アケゲ速報』は2015年、MOBA『Lord of Vermilion ARENA』スタッフの謝罪をAC版『[[LORD of VERMILION III|III]]』に対する誹謗中傷に向けるような記事を掲載し、『III』プロデューサーの丹沢悠一は「他者の著作物を権利者の許諾なしに掲載してるばかりか誹謗中傷してくるアケゲ速報」と名指しで批判した<ref name="Italia">{{Twitter status|TANTAN_U1|607770523943043072}}</ref>。
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== 2ちゃんねるからの転載禁止問題 ==
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[[2006年]][[5月23日]]、雑誌『ネットランナー』2005年12月号の対談で一部のまとめブログの管理者が2ちゃんねるの[[雑談系2 (2ちゃんねるカテゴリ)#ニュー速VIP|ニュース速報VIP板]]を見下したような発言をした、ということに関する2ちゃんねるのスレッド<ref>[http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1148367685/ ニュー速系ブログ管理人「最近のVIPはつまらない」]、2ちゃんねるVIP板</ref>上での批判を契機に、いくつかのブログが閉鎖した。ここで[[嫌儲]](けんちょ)というネットスラングが生まれ、アフィリエイトブログへの転載を禁止する[[ニュース速報(嫌儲)板]]が設立された。当時2ちゃんねる管理人の[[西村博之]]は規約を「書き込んだ時点で、[[著作権]]が2ちゃんねるへ帰属する」と変更した。
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[[2012年]]初頭にはアニメ制作会社[[シャフト (アニメ制作会社)|シャフト]]がまとめブログのアフィリエイトリンクを誤って公式サイトに貼ったこと等を契機としてニュース速報板からニュース速報(嫌儲)板への流入が起きた<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/13/news070_2.html 2ch「ステマ」戦争 人気板が住民大移動で一気に縮小、その背景の事情と心情(2/4)]、IT Media 2012年1月13日</ref>。
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2012年6月には「東京黎明ノート」に関するまとめブログ記事に対して小学館の編集者が[[twitter]]および公式サイト上で訴訟を示唆した<ref>[http://tokyo-reimei-note.com/2012/06/01/press/ 一部ブログサイトによる、本サイト記事の内容の曲解について/東京黎明ノート]</ref>。2ちゃんねるは6月4日に『やらおん!』『ハム速』『はちま』『オレ的』『ニュー速VIP』の5サイトについて以後の転載を禁止すると警告し<ref>管理人のみならず「本人および関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止」とした。</ref>、翌月[[7月10日]]には「広告付きまとめサイトを作成している人はニコニコ大百科への登録必須」とした<ref>[http://gigazine.net/news/20120710-2ch-matome-sites/ 2ちゃんねるの内容で広告付きまとめサイトを作成している人は登録必須に]</ref>。
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同[[7月19日]]、『はちま』『オレ的』が別の個人ブログの内容を無断転載したことを受け<ref>[http://getnews.jp/archives/224300 『2ちゃんねる』から“ゲハブログ”への転載禁止にゲームメーカー「よかったかというと疑問」 ゲームショップ「原点に立ち返れ」]、ガジェットニュース2012年7月19日付</ref><ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1207/18/news134.html 「はちま」「オレ的」の転載に怒り個人ゲームブログからも「転載やめて」の声]、ねとらぼ 2012年7月18日</ref>、2ちゃんねると[[LINE (企業)|NHN Japan]](現・LINE)およびFC2は該当の[[livedoor Blog]]に対し2ちゃんねる転載記事の削除と広告削除を要請<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/20/news101.html NHN、「2ch転載禁止」のまとめサイトに記事・広告削除を要請へ]、IT Media 2012年7月20日</ref>。削除後の同[[8月7日]]にはこれらブログの影響力が3分の1にまで落ちたと報じられた<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1208/07/news119.html 「転載禁止」で岐路に立たされたまとめサイト 「はちま」「オレ的」「やらおん」は影響力3分の1に]、ねとらぼ 2012年8月7日 2012年8月16日閲覧</ref>。2ちゃんねるは同11月には悪質な記事偽装広告を乗せているまとめブログにも警告を出した<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1211/09/news054.html 2chまとめを装った悪質広告にひろゆき警告 マジキチ速報、妹はVIPPERなどに「転載禁止」の可能性] 2013年11月27日閲覧。</ref>。
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[[2014年]][[3月2日]]に2ちゃんねるがVIP板の転載を禁止<ref>書き込みの名前欄が「以下、転載禁止でVIPがお送りします」となり事実上の表明であった。</ref><ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/03/news032.html 2ちゃんねる最大板「ニュー速VIP」が転載禁止に]、IT Media 2014年3月3日</ref>。翌日以降、[[実況ch#なんでも実況J板|なんでも実況J板]]<ref>[http://www.j-cast.com/2014/03/03198131.html 2ch人気板「ニュー速VIP」「なんJ」 相次ぎ「転載禁止」に]、IT Media 2014年3月3日</ref>、[[ニュース (2ちゃんねるカテゴリ)#ニュース速報+板|ニュース速報+板]]、[[ニュース (2ちゃんねるカテゴリ)#ニュース速報板|ニュース速報板]]等の転載も禁止された<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1403/04/news062.html 保守色の強い2ch「ニュース速報+」も転載禁止に 旧速も]、IT Media 2014年3月4日</ref><ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1403/04/news130.html 2ちゃんねる 通称「ゲハ」こと「ゲーム業界、ハード板」も転載禁止へ]、ねとらぼ 2014年3月4日</ref>。[[3月20日]]には2ちゃんねるトップページ下部に「無断複写・転載を禁じます」と明記された。
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2ちゃんねる(2ch.net)の運営を巡って「お家騒動」が起きる中、2014年[[4月11日]]に西村博之が開設した[[2ちゃんねる (2ch.sc)|2ch.sc]]は当初、2ch.netからログをコピーして2ch.sc内に反映させていたが、転載禁止の記載はなかった<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1404/12/news012.htmlひろゆき氏の「2ch.sc」公開される 2chとほぼ同じだが「転載禁止」消える?]、IT Media 2014年4月12日</ref>。これにより2ch.scからの転載という形で2ちゃんねるのまとめブログが再興した。2ch.net側は2ch.scにコピーされる場合に転載禁止文字が削除されない設定を施したが、2015年時点ではいたちごっこに終始している。
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== 沿革 ==
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=== 2013年 ===
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8月、2ちゃんねるビューア個人情報流出の際にはまとめブログの管理人が2ちゃんねるで自演・誹謗中傷を書いていたことが発覚<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1308/28/news077.html 「荒らし行為は趣味やライフワークのように行っていた」情報流出騒動で大手2ちゃんねるまとめサイトが閉鎖]、ねとらぼ 2013年8月28日</ref>。
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11月、[[立命館大学]]ゲーム研究センターが古いゲームの寄付を募ったところ、一部のまとめブログが「立命館大学『昔のゲームソフト・本体・攻略本下さい。汚いのやダブリは要らないです。送料は負担ヨロシク』」等の記事を掲載。本意と異なる文脈に誤解したまとめブログ閲覧者から立命館大学に批判が殺到した<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1311/26/news123.html 立命館大がネット乞食はじめたぞードドドド 「炎上狙い」でアクセス稼ぐまとめサイトと、まんまとそれに踊らされる人たち]、ねとらぼ 2013年11月26日</ref>。同じくして、まとめサイトが「[[月刊アフタヌーン]]の部数が半分以下に」と事実と異なる記事を掲載<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1311/13/news080.html まとめサイト「アフタヌーンの部数が半分以下に」→公表前の不完全なデータに踊らされていた]、ねとらぼ 2013年11月13日</ref>。
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=== 2014年 ===
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[[3月5日]]、まとめブログ『ナルトちゃんねる』のネタバレ記事対し出版社が警告を行い削除をさせた。出版社は今後、ネタバレ・まとめサイトについては警告なく法的手段とる可能性もあるという<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1403/06/news086.html 「ネタバレ・まとめサイト」に出版社動く 警告なく法的手段とる可能性も]</ref>。この報道を受け複数のネタバレ系まとめサイトが過去記事を消してたり対応しはじめた。
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7月、[[佐世保女子高生殺害事件|佐世保の女子高生殺人事件]]に関連しまとめブログが「事件のおかげでアクセス稼げた!被害者・加害者(実名を挙げて)の友情に感謝!」との記事を掲載、炎上した<ref>[http://buzzap.jp/news/20140731-sasebo-girl-murder-2ch-matome/ 「佐世保女子高生殺人・遺体切断事件に感謝」、2chまとめブログの炎上商法に人の死までもが利用される事態に] 2014年8月20日閲覧</ref>。
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[[8月4日]]、Yahoo! Japanが配信するRSSニュースサービスにおいて一部まとめサイトの記事配信を行っていた事に対し、インターネットニュースサイトが著作権法違反に当たらないか質問状を送付した所、Yahoo! はこれらまとめブログが違法サイトであるとの認識を示し表示をやめると回答し撤回した<ref>[http://echo-news.net/japan/yahoo-ceased-to-feed-2ch-matome-site-in-response-to-us Yahoo! 新サービスで2chの「まとめブログ」を配信開始→著作権法違反の指摘で、即座に終了]、echoニュース</ref>。
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[[8月15日]]、在日朝鮮人のフリーライター[[李信恵]]が、2ちゃんねるまとめブログ『保守速報』に対して約2200万円の損害賠償を求める訴えを[[大阪地方裁判所|大阪地裁]]に起こした<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20140815k0000m040128000c.html ヘイトスピーチ:ネット発言で在特会提訴へ 在日女性]、[[毎日新聞]] 2014年8月15日 {{リンク切れ|date=2015年5月12日}}</ref>。訴訟提起理由は[[在日特権を許さない市民の会]](在特会)の会長らによる2ちゃんねる掲示板上の差別的な発言・誹謗中傷をそのまま掲載し拡散していることであり、いわゆるヘイトスピーチを巡って個人が賠償請求する訴訟は初めてである。
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=== 2015年 ===
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[[1月18日]]、まとめブログ『はちま』が民主党がTwitterに投稿した高級カツカレー写真に対して、民主党は安倍首相の時に高級カツカレー食べたことを叩いてたのに自分らは食べているとデマを拡散した。実際には一部マスコミとネットが主に叩いてたのであり、民主党ではない<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1501/18/news015.html 【民主党がTwitterに高級カツカレー写真投稿 → 「安倍首相の時は叩きまくってたのに!」とのデマ広がる]、ねとらぼ</ref>。
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[[2月4日]]、まとめブログの運営の一人がまとめブログは個人ではなく会社で運営されており、給料が未払いであるなど暴露している<ref>[http://netgeek.biz/archives/29559 【速報】2ちゃんねるまとめブログVIPPER速報を運営する会社が給与未払いで告発された]、netgeek</ref>。
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[[2月9日]]、バイラルメディア『BuzzNews』『A!@attrip』が他人の作成した文章や写真などを無断盗用していた題で謝罪しサイト閉鎖や全記事削除した<ref name="viral"/>。なお『BuzzNews』側は(バイラルメディアとしての)「役割を終えたと判断」したことによる「サービス終了」としており、著作権問題については和解が成立していると発表している。
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[[2月14日]]、まとめブログ『エヴァ速』がPINKちゃんねるの転載禁止板「ニュース速報F」から無断転載したことで炎上し、ドメイン情報から個人情報が特定され謝罪し閉鎖した<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/14/news020.html まとめサイト「エヴァ速」管理人が特定されサイト閉鎖へ 「やらおん管理人説」浮上も本人は否定]、ねとらぼ</ref>。
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[[2月15日]]、『はちま』等のまとめブログが、産経ニュースの記事提供先のlivedoor NEWSで電通に関する記事が消えたことを電通の圧力で記事が消されたとデマを拡散した。実際はlivedoor NEWSでは一定期間過ぎると記事が消される仕組みであり提供元の産経ニュースでは記事は消されていない<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/15/news009.html 電通の圧力で記事が削除されたとのデマ拡散 「それ提供記事が一定期間で削除されただけだから」]</ref>。
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2月、複数のまとめブログが、川崎市男子中学生殺害事件の犯人について誰が犯人かもわからない段階でこの人物が犯人らしいと実名や顔写真を公開したり、デマの情報などを拡散しており問題になっている<ref>[http://dmm-news.com/article/922113/ 【川崎・男子中学生殺害】犯人情報デマ拡散で“マスゴミ化”するネット]、DMMニュース</ref>。
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[[3月2日]]、バイラルメディアの『netgeek』がゲームメーカーからの直接依頼と公言しているゲーム実況の動画をステマ呼ばわりし炎上した<ref>[http://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20150304/1425396689 またnetgeek(@netgeek_0915)がデタラメ記事を書き任天堂と個人の名誉を毀損、そこまでして金を欲しがる理由は何かと俺の中で話題に]</ref>。なおゲーム公式サイトには実況動画が紹介されている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/3ds/aa8j/ レゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズ]</ref>。
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[[3月29日]]、『オレ的』『やらおん』が漫画家の平野耕太の私的ツイートを恣意的にまとめ、Twitterアカウントを削除、非公開とした<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1503/29/news010.html 漫画家・平野耕太さん、まとめサイトに私的ツイート引用され激怒 その後Twitterアカウントも削除する事態に]</ref>問題で謝罪した。
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[[4月3日]]、『やらおん』がアニメ『[[翠星のガルガンティア]]』2期の計画があったが[[バンダイビジュアル]]の意向で無しになったとデマを流したため、バンダイビジュアル宣伝担当がTwitterで批判しをした<ref>[https://twitter.com/54yuzy/status/584183757176832000 もう何言っても無駄なんだろうけど、あの嘘ばっかり書くサイトどうにかならないんですかね。もういいですよウチのせいで]</ref>。
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[[5月3日]]、『やらおん』がネットで連載中の『[[ゆがみちゃん]]』の漫画を無断転載したため作者が削除しない場合は然るべき処置を取ると警告をした<ref>[https://archive.is/jLiJO 作者Twitter(魚拓)]</ref>。
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[[5月29日]]、『ハム速』が民主党・後藤議員の捏造発言を拡散し謝罪もせずこっそりと削除した<ref>[http://togetter.com/li/827993 後藤議員は「燃やすとあったかいだけの石油」と発言してません]</ref>。
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[[6月25日]]、東急田園都市線で中学3年の女子生徒がはねられた人身事故があったのだが、複数のまとめブログが「歩きスマホ」が原因で女子高生が転落とのデマを拡散した<ref>[http://www.j-cast.com/2015/06/25238665.html 「歩きスマホ」の女子高生が転落 東急田園都市線の人身事故めぐりデマが拡散]</ref>。
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[[7月10日]]、7月9日に在日韓国人が在留資格失い、強制送還というデマを複数のまとめブログが拡散した。真に受けた者達が入管に不法滞在通報しようと殺到したためサーバーダウンした。法務省は在留資格を失うことも強制送還もないと回答している<ref>[http://www.j-cast.com/2015/07/10239981.html 「在日韓国人が7月9日に在留資格失い、強制送還」 デマの拡散で入管に不法滞在通報相次ぐ]</ref>。
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[[7月13日]]、『オレ的』『はちま』が度々任天堂の誹謗中傷や営業妨害的な記事を書いておきながら任天堂・岩田聡社長の死去を報じたためフリーライターの赤木智弘氏が痛烈批判をした<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/10341578/ 「任天堂・岩田聡社長の死去を報じるまとめサイトをライターが痛烈批判]</ref>。
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== 法律上の問題 ==
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以下は日本国内における法律との整合性についての記述である。
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=== 著作権侵害行為 ===
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インターネット上で起きた事象のまとめサイトの場合、個々の書き込み、画像、音声の著作者を調べるのが困難であり、結果として原著作者に無断での公開、転用、改変、編集が頻繁に行われている。著作者は権利を放棄しているわけではないので、[[パブリックドメイン]]ではない。
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原著作者が当該のサイトを閉鎖した後に元の情報をさらに拡散する行為は、[[プライバシー|自己情報コントロール権]]の侵害として判例上も承認されつつある。2013年9月には東京高裁が、中傷記事を転載しただけでも名誉毀損になると判断を下している<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1312/03/news121.html 中傷記事「転載しただけ」でも名誉毀損に 東京高裁が初認定 安易な「転載・まとめ」に警鐘]</ref>。
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[[著作権法]]は[[親告罪]]の形式を取る条文が多いため、サイトに著作権を侵害する内容があっても、著作権者が提訴しない限り問題化しない例が多い。なお著作者人格権侵害などは親告罪の形式を取らない。現行の法律体系はまとめサイトに付随する事態を想定しているとはいえないが、電子掲示板の書き込みを無断で出版物へ転載するのは著作権侵害とする高裁判決は存在する<ref>[http://news.braina.com/2002/1111/judge_20021111_002_0005___.html 平成14年10月29日 東京高裁 平成14(ネ)2887等 著作権 民事訴訟事件]</ref>。
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なお、まとめサイトには[[日本音楽著作権協会]]や[[コンピュータソフトウェア著作権協会]]のような著作権を管理、法的処理の代行を行う団体は存在しない。これはウェブサイト管理者の多くが匿名(ハンドルネームも含む)であるためである。
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=== 広告による被害 ===
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複数のまとめブログが出会い系などのまとめブログ風広告をステルスマーケティングとして乗せていたことが発覚し謝罪したが、新たにまとめブログが「バイナリーオプション」という金融取引のまとめブログ風の広告やアダルトサイト広告を乗せていたことが発覚しトラブル被害が拡大している<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20141011k0000e040257000c.html まとめサイト:実はステマ もうけ話にツッコミ、全て偽装] 2014年10月15日閲覧</ref>。
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== 脚注 ==
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{{脚注ヘルプ}}
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{{Reflist|2}}
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== 関連項目 ==
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;メディア
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*[[個人ニュースサイト]]
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*[[闇サイト]]
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*[[怪文書]]
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*[[クリエイティブ・コモンズ]]
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*[[WikiLeaks]]
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;情報
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*[[ステルスマーケティング]]
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*[[ブラックジャーナリスト]]
 +
*[[コピーレフト]]
 +
*[[情報操作]]
 +
*[[ストローマン]]
 +
*[[誤報]]
 +
*[[虚偽報道]]
  
[[Category:インターネットの文化|まとめさいと]]
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{{DEFAULTSORT:まとめさいと}}
[[Category:ウェブサイト|まとめさいと]]
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[[Category:インターネットの文化]]
[[Category:オンライン情報源|まとめさいと]]
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[[Category:ウェブサイト]]
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[[Category:オンライン情報源]]
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[[Category:2ちゃんねる]]

2015年7月24日 (金) 02:06時点における版

まとめサイトとは、ある話題についての情報を収集・編集したウェブサイトのこと。「キュレーションサイト」ともいう。

概要

インターネットの発達により情報量が膨大になるとともに、個別のテーマトピックごとに包括的に情報をまとめるウェブサイトが多く出現し、その中には個人サイトのレベルを超えて大きな影響力をもつものも現れた。サイト制作は有志の個人が行っており、かつてはHTML制作・更新・要望対応などの負担も大きかったが、2005年以降になると誰でも編集に参加できる形式が普及した。例えばウィキ形式は、記法を理解すれば誰でも情報を追加・更新できるため、膨大なメディアやソースから情報を速やかに選定・加筆してまとめるには適しているとされる。大手まとめサイトやライフハックサイトなどは、利用者が編集しやすいよう独自のUI環境を構築している。

閲覧者はそのトピックについて手軽に効率よく情報を入手できるメリットがある一方、まとめサイト制作についての権利関係許諾・承認の仕組みは整っているとはいえない。著作権法違反・肖像権侵害・名誉毀損などを指摘されることも多く、削除要請や訴訟、サイト閉鎖に至る例が後を絶たない。

一般に、アクセスが増えるとサイトに貼られた広告へのビューやクリックに応じて、まとめサイト運営者および執筆者の広告収入が増える。また、ネット炎上案件や電凸テンプレートまとめなどは利用者が増えると影響・被害が増大する。

外国企業が多く運営している事も特徴である。例えばlivedoor BlogNAVERまとめ韓国ネイバーの100%子会社であるLINEが運営し、FC2アメリカに本社を持つ[1][2]。このため不適切な記述の削除要請や訴訟活動が難しくなるという問題を抱えている[3]

分類

単なるリンク集程度のものから、言葉のまとめ、知識のまとめ、画像・動画・音声のまとめ、ニュースや主張のまとめなど多岐にわたり、日々新しい「まとめ」が多数出現している。網羅的というよりは集中的である。「実は○○だった〜〜」「報道されない〜〜」等、普段の生活では共有されにくいものや刺激的なタイトルを付してアクセスを集める傾向がある。

キュレーション型

運営事業者がメディアのインフラを用意し、利用者(消費者)がメディアを生成するCGM型のまとめサイト。ユーザーはログインして独自のまとめページを作成する。最大手のNAVERまとめ2013年時点で月間12億2800万ページビュー、ユニークユーザー数4100万をもつ[4]

バイラルメディア

ソーシャルメディアでの拡散をねらったWebサイト。画像や動画などみんなに拡散したくなるようなコンテンツを掲載している。一部悪質なバイラルメディアはまとめブログに似た手法でアクセス稼ぎをしていたり、著作権問題で度々炎上することがある[5][6]

現在のバイラル・キュレーションメディアは無法地帯で無断転載がとまらない状態になっており問題化している[7]

サイゾーJ-CASTニュースなどの一部ニュースサイトも同じ性質を備えている。

まとめWiki

ウィキ記法を用いて情報を加筆する形式のまとめサイト。ウェブブラウザ上で編集が完結するため複数の人物による更新が容易である。その反面、匿名での荒らし行為の対象にもなる。多くのWikiシステムは編集履歴とバックアップの機能を保持するため、荒らし行為そのものによってサイトの情報が失われることは少ない。

電凸用まとめWikiやゲーム攻略Wikiなどは数が多い。

まとめブログ

記事を手軽に作成できるブログ形式のまとめサイト。自由度が高く、動画埋め込みなども容易なことから様々なまとめサイトに使われる。中でも2ちゃんねるのまとめサイト(2chまとめ)は膨大な数が存在するが、2ちゃんねるのスレッドのレスを編集したものは「コピペブログ」、その中でもアフィリエイト広告を設置しているものは「アフィブログ」等と呼ばれる。どちらも揶揄的なニュアンスを有する。これらまとめブログがアクセスを集める理由として、

  • 企業や公共施設では2ちゃんねるの閲覧は制限されていることが多いが、まとめブログは閲覧できること[8]
  • 情報の一覧性の高さ

などが挙げられる。

一方でまとめブログには批判も多い。その理由として、

  • コピー・アンド・ペーストでコンテンツを生成しているだけで安易であること
  • 恣意的な編集が可能で、読者をミスリードする例が後を絶たないこと
  • 著作権法に定められた手続きを踏まないか軽視する傾向が強いこと。引用元を明記していなかったり、有料著作物や無断転載を禁じている媒体の著作物を転載したりして、トラブルになる例が多発していること
  • 煽り・叩き・デマ・捏造を主眼とした悪意のある転載でアクセス数を上げ、広告収入を狙うサイトが存在すること

などが挙げられる。

批判の事例

  • 『やらおん!』『オタク.com』などアニメ系まとめサイト
    • ゲームシナリオライターのヤマグチノボルが病気で闘病中であることを公表した際、その事実を揶揄するようなまとめ記事を掲載。ヤマグチはtwitterで苦言を呈した[9]
    • 俳協(東京俳優生活協同組合)に所属する声優に関する虚偽の情報を掲載し、同組合法務部から警告メールを受けた。
    • 漫画家の平野耕太は『ドリフターズ』のアニメ化に際し友人とのやりとりを恣意的に抽出し、『やらおん』『オレ的』が前後関係を無視したまとめ記事を掲載したことに激怒しtwitterを一旦閉鎖し、非公開にした。
  • はちま起稿』『オレ的ゲーム速報@刃』などゲーム系の大手まとめサイト、通称:ゲハブログ
    • 2009年、ゲーム開発者・ライターの岩崎啓眞は「煽りしか知らないゴミブログ」と非難[10]
    • 同年、ゲーム制作企業アリカの副社長が『オレ的』を訴える可能性があると警告[11]
    • ゲームアナリストの平林久和は「著作権侵害、商標権侵害、肖像権侵害、名誉毀損、業務妨害、信用毀損などでいつ訴えられてもおかしくはない企業が訴訟したら敗訴濃厚」と指摘[12]
    • 2012年3月、漫画作品『銀の華』がアニメ化という誤報を流し、原作者の田亀源五郎は「かなり迷惑」「心が折れそう」と批判[13]
    • 2012年4月、個人ブログの内容の一部分だけ切り取って無断転載し、また恣意的に文言を書き換えたとして批判[14][15]
  • 『ハムスター速報』は2011年10月、テレビ番組の映像を切り出して「福島県産米で産地偽装が行われている」との記事を掲載し、JAグループ熊本が「言われなき中傷」と強く抗議した。
  • 『ニュー速VIPブログ』は2012年、お笑い芸人の井上マーのネタについて「ネットからアイデアを剽窃した」と読める記事を掲載し、マーは「パクった扱い、冗談じゃない」と批判した[16]
  • 『アケゲ速報』は2015年、MOBA『Lord of Vermilion ARENA』スタッフの謝罪をAC版『III』に対する誹謗中傷に向けるような記事を掲載し、『III』プロデューサーの丹沢悠一は「他者の著作物を権利者の許諾なしに掲載してるばかりか誹謗中傷してくるアケゲ速報」と名指しで批判した[17]

2ちゃんねるからの転載禁止問題

2006年5月23日、雑誌『ネットランナー』2005年12月号の対談で一部のまとめブログの管理者が2ちゃんねるのニュース速報VIP板を見下したような発言をした、ということに関する2ちゃんねるのスレッド[18]上での批判を契機に、いくつかのブログが閉鎖した。ここで嫌儲(けんちょ)というネットスラングが生まれ、アフィリエイトブログへの転載を禁止するニュース速報(嫌儲)板が設立された。当時2ちゃんねる管理人の西村博之は規約を「書き込んだ時点で、著作権が2ちゃんねるへ帰属する」と変更した。

2012年初頭にはアニメ制作会社シャフトがまとめブログのアフィリエイトリンクを誤って公式サイトに貼ったこと等を契機としてニュース速報板からニュース速報(嫌儲)板への流入が起きた[19]

2012年6月には「東京黎明ノート」に関するまとめブログ記事に対して小学館の編集者がtwitterおよび公式サイト上で訴訟を示唆した[20]。2ちゃんねるは6月4日に『やらおん!』『ハム速』『はちま』『オレ的』『ニュー速VIP』の5サイトについて以後の転載を禁止すると警告し[21]、翌月7月10日には「広告付きまとめサイトを作成している人はニコニコ大百科への登録必須」とした[22]

7月19日、『はちま』『オレ的』が別の個人ブログの内容を無断転載したことを受け[23][24]、2ちゃんねるとNHN Japan(現・LINE)およびFC2は該当のlivedoor Blogに対し2ちゃんねる転載記事の削除と広告削除を要請[25]。削除後の同8月7日にはこれらブログの影響力が3分の1にまで落ちたと報じられた[26]。2ちゃんねるは同11月には悪質な記事偽装広告を乗せているまとめブログにも警告を出した[27]

2014年3月2日に2ちゃんねるがVIP板の転載を禁止[28][29]。翌日以降、なんでも実況J板[30]ニュース速報+板ニュース速報板等の転載も禁止された[31][32]3月20日には2ちゃんねるトップページ下部に「無断複写・転載を禁じます」と明記された。

2ちゃんねる(2ch.net)の運営を巡って「お家騒動」が起きる中、2014年4月11日に西村博之が開設した2ch.scは当初、2ch.netからログをコピーして2ch.sc内に反映させていたが、転載禁止の記載はなかった[33]。これにより2ch.scからの転載という形で2ちゃんねるのまとめブログが再興した。2ch.net側は2ch.scにコピーされる場合に転載禁止文字が削除されない設定を施したが、2015年時点ではいたちごっこに終始している。

沿革

2013年

8月、2ちゃんねるビューア個人情報流出の際にはまとめブログの管理人が2ちゃんねるで自演・誹謗中傷を書いていたことが発覚[34]

11月、立命館大学ゲーム研究センターが古いゲームの寄付を募ったところ、一部のまとめブログが「立命館大学『昔のゲームソフト・本体・攻略本下さい。汚いのやダブリは要らないです。送料は負担ヨロシク』」等の記事を掲載。本意と異なる文脈に誤解したまとめブログ閲覧者から立命館大学に批判が殺到した[35]。同じくして、まとめサイトが「月刊アフタヌーンの部数が半分以下に」と事実と異なる記事を掲載[36]

2014年

3月5日、まとめブログ『ナルトちゃんねる』のネタバレ記事対し出版社が警告を行い削除をさせた。出版社は今後、ネタバレ・まとめサイトについては警告なく法的手段とる可能性もあるという[37]。この報道を受け複数のネタバレ系まとめサイトが過去記事を消してたり対応しはじめた。

7月、佐世保の女子高生殺人事件に関連しまとめブログが「事件のおかげでアクセス稼げた!被害者・加害者(実名を挙げて)の友情に感謝!」との記事を掲載、炎上した[38]

8月4日、Yahoo! Japanが配信するRSSニュースサービスにおいて一部まとめサイトの記事配信を行っていた事に対し、インターネットニュースサイトが著作権法違反に当たらないか質問状を送付した所、Yahoo! はこれらまとめブログが違法サイトであるとの認識を示し表示をやめると回答し撤回した[39]

8月15日、在日朝鮮人のフリーライター李信恵が、2ちゃんねるまとめブログ『保守速報』に対して約2200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした[40]。訴訟提起理由は在日特権を許さない市民の会(在特会)の会長らによる2ちゃんねる掲示板上の差別的な発言・誹謗中傷をそのまま掲載し拡散していることであり、いわゆるヘイトスピーチを巡って個人が賠償請求する訴訟は初めてである。

2015年

1月18日、まとめブログ『はちま』が民主党がTwitterに投稿した高級カツカレー写真に対して、民主党は安倍首相の時に高級カツカレー食べたことを叩いてたのに自分らは食べているとデマを拡散した。実際には一部マスコミとネットが主に叩いてたのであり、民主党ではない[41]

2月4日、まとめブログの運営の一人がまとめブログは個人ではなく会社で運営されており、給料が未払いであるなど暴露している[42]

2月9日、バイラルメディア『BuzzNews』『A!@attrip』が他人の作成した文章や写真などを無断盗用していた題で謝罪しサイト閉鎖や全記事削除した[5]。なお『BuzzNews』側は(バイラルメディアとしての)「役割を終えたと判断」したことによる「サービス終了」としており、著作権問題については和解が成立していると発表している。

2月14日、まとめブログ『エヴァ速』がPINKちゃんねるの転載禁止板「ニュース速報F」から無断転載したことで炎上し、ドメイン情報から個人情報が特定され謝罪し閉鎖した[43]

2月15日、『はちま』等のまとめブログが、産経ニュースの記事提供先のlivedoor NEWSで電通に関する記事が消えたことを電通の圧力で記事が消されたとデマを拡散した。実際はlivedoor NEWSでは一定期間過ぎると記事が消される仕組みであり提供元の産経ニュースでは記事は消されていない[44]

2月、複数のまとめブログが、川崎市男子中学生殺害事件の犯人について誰が犯人かもわからない段階でこの人物が犯人らしいと実名や顔写真を公開したり、デマの情報などを拡散しており問題になっている[45]

3月2日、バイラルメディアの『netgeek』がゲームメーカーからの直接依頼と公言しているゲーム実況の動画をステマ呼ばわりし炎上した[46]。なおゲーム公式サイトには実況動画が紹介されている[47]

3月29日、『オレ的』『やらおん』が漫画家の平野耕太の私的ツイートを恣意的にまとめ、Twitterアカウントを削除、非公開とした[48]問題で謝罪した。

4月3日、『やらおん』がアニメ『翠星のガルガンティア』2期の計画があったがバンダイビジュアルの意向で無しになったとデマを流したため、バンダイビジュアル宣伝担当がTwitterで批判しをした[49]

5月3日、『やらおん』がネットで連載中の『ゆがみちゃん』の漫画を無断転載したため作者が削除しない場合は然るべき処置を取ると警告をした[50]

5月29日、『ハム速』が民主党・後藤議員の捏造発言を拡散し謝罪もせずこっそりと削除した[51]

6月25日、東急田園都市線で中学3年の女子生徒がはねられた人身事故があったのだが、複数のまとめブログが「歩きスマホ」が原因で女子高生が転落とのデマを拡散した[52]

7月10日、7月9日に在日韓国人が在留資格失い、強制送還というデマを複数のまとめブログが拡散した。真に受けた者達が入管に不法滞在通報しようと殺到したためサーバーダウンした。法務省は在留資格を失うことも強制送還もないと回答している[53]

7月13日、『オレ的』『はちま』が度々任天堂の誹謗中傷や営業妨害的な記事を書いておきながら任天堂・岩田聡社長の死去を報じたためフリーライターの赤木智弘氏が痛烈批判をした[54]

法律上の問題

以下は日本国内における法律との整合性についての記述である。

著作権侵害行為

インターネット上で起きた事象のまとめサイトの場合、個々の書き込み、画像、音声の著作者を調べるのが困難であり、結果として原著作者に無断での公開、転用、改変、編集が頻繁に行われている。著作者は権利を放棄しているわけではないので、パブリックドメインではない。

原著作者が当該のサイトを閉鎖した後に元の情報をさらに拡散する行為は、自己情報コントロール権の侵害として判例上も承認されつつある。2013年9月には東京高裁が、中傷記事を転載しただけでも名誉毀損になると判断を下している[55]

著作権法親告罪の形式を取る条文が多いため、サイトに著作権を侵害する内容があっても、著作権者が提訴しない限り問題化しない例が多い。なお著作者人格権侵害などは親告罪の形式を取らない。現行の法律体系はまとめサイトに付随する事態を想定しているとはいえないが、電子掲示板の書き込みを無断で出版物へ転載するのは著作権侵害とする高裁判決は存在する[56]

なお、まとめサイトには日本音楽著作権協会コンピュータソフトウェア著作権協会のような著作権を管理、法的処理の代行を行う団体は存在しない。これはウェブサイト管理者の多くが匿名(ハンドルネームも含む)であるためである。

広告による被害

複数のまとめブログが出会い系などのまとめブログ風広告をステルスマーケティングとして乗せていたことが発覚し謝罪したが、新たにまとめブログが「バイナリーオプション」という金融取引のまとめブログ風の広告やアダルトサイト広告を乗せていたことが発覚しトラブル被害が拡大している[57]

脚注

  1. NHN Japanが「livedoor」事業を吸収、ライブドアは「データホテル」に ITpro
  2. アダルト動画配信の「FC2」・・・なぜ本社がアメリカでも逮捕された? シェアしたくなる法律相談所
  3. 被害額は東京オリンピックの予算並み! 無法地帯「FC2動画」壊滅に向けて立ち上がったAVメーカーの熱意 日刊サイゾー
  4. 12億PVの「ネイバーまとめ」取り込む ヤフー提携日本経済新聞BPニュースセレクト、2013年3月29日
  5. 5.0 5.1 「BuzzNews」閉鎖 「A!@attrip」全記事削除……バイラルメディアの著作権侵害、運営元が相次ぎ謝罪
  6. またnetgeek(@netgeek_0915)がデタラメ記事を書き任天堂と個人の名誉を毀損、そこまでして金を欲しがる理由は何かと俺の中で話題に
  7. バイラル・キュレーションメディアの勝手な無断転載はどうして止まらないのか?
  8. 大企業の約8割、2ちゃんねるにアクセス制限
  9. がんで闘病していたヤマグチノボル氏に対して「やらおん」は何をしたのか
  10. ゲーム関係者が人気ゲームブログに怒り / 煽りしかしらないゴミブログ - ロケットニュース24(β)
  11. ゲーム会社副社長がブログ『オレ的ゲーム速報』を訴えると発言 ロケットニュース24(β)
  12. 言論の自由はどこまで言論の自由を許すか?・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第21回
  13. 田亀源五郎が「銀の華」アニメ化報道を否定、「ネタ」としての扱いに「心が折れそうになる」とコメント
  14. 人々はそれでもまだ アフィリブログ【はちま】【刃】をリツィートし続けるのだろうか
  15. はちまやオレ的 ゲハブログ(アフィリブログ)の影響で 当ブログでの発言に支障が出ていた件について
  16. 俺『井上マー』の『クリームパン』が『2ちゃん』で盗まれてたうえに『パクった』扱いされてるよw冗談じゃない。
  17. TANTAN_U1のツイート (607770523943043072)
  18. ニュー速系ブログ管理人「最近のVIPはつまらない」、2ちゃんねるVIP板
  19. 2ch「ステマ」戦争 人気板が住民大移動で一気に縮小、その背景の事情と心情(2/4)、IT Media 2012年1月13日
  20. 一部ブログサイトによる、本サイト記事の内容の曲解について/東京黎明ノート
  21. 管理人のみならず「本人および関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止」とした。
  22. 2ちゃんねるの内容で広告付きまとめサイトを作成している人は登録必須に
  23. 『2ちゃんねる』から“ゲハブログ”への転載禁止にゲームメーカー「よかったかというと疑問」 ゲームショップ「原点に立ち返れ」、ガジェットニュース2012年7月19日付
  24. 「はちま」「オレ的」の転載に怒り個人ゲームブログからも「転載やめて」の声、ねとらぼ 2012年7月18日
  25. NHN、「2ch転載禁止」のまとめサイトに記事・広告削除を要請へ、IT Media 2012年7月20日
  26. 「転載禁止」で岐路に立たされたまとめサイト 「はちま」「オレ的」「やらおん」は影響力3分の1に、ねとらぼ 2012年8月7日 2012年8月16日閲覧
  27. 2chまとめを装った悪質広告にひろゆき警告 マジキチ速報、妹はVIPPERなどに「転載禁止」の可能性 2013年11月27日閲覧。
  28. 書き込みの名前欄が「以下、転載禁止でVIPがお送りします」となり事実上の表明であった。
  29. 2ちゃんねる最大板「ニュー速VIP」が転載禁止に、IT Media 2014年3月3日
  30. 2ch人気板「ニュー速VIP」「なんJ」 相次ぎ「転載禁止」に、IT Media 2014年3月3日
  31. 保守色の強い2ch「ニュース速報+」も転載禁止に 旧速も、IT Media 2014年3月4日
  32. 2ちゃんねる 通称「ゲハ」こと「ゲーム業界、ハード板」も転載禁止へ、ねとらぼ 2014年3月4日
  33. 2chとほぼ同じだが「転載禁止」消える?、IT Media 2014年4月12日
  34. 「荒らし行為は趣味やライフワークのように行っていた」情報流出騒動で大手2ちゃんねるまとめサイトが閉鎖、ねとらぼ 2013年8月28日
  35. 立命館大がネット乞食はじめたぞードドドド 「炎上狙い」でアクセス稼ぐまとめサイトと、まんまとそれに踊らされる人たち、ねとらぼ 2013年11月26日
  36. まとめサイト「アフタヌーンの部数が半分以下に」→公表前の不完全なデータに踊らされていた、ねとらぼ 2013年11月13日
  37. 「ネタバレ・まとめサイト」に出版社動く 警告なく法的手段とる可能性も
  38. 「佐世保女子高生殺人・遺体切断事件に感謝」、2chまとめブログの炎上商法に人の死までもが利用される事態に 2014年8月20日閲覧
  39. Yahoo! 新サービスで2chの「まとめブログ」を配信開始→著作権法違反の指摘で、即座に終了、echoニュース
  40. ヘイトスピーチ:ネット発言で在特会提訴へ 在日女性毎日新聞 2014年8月15日 [リンク切れ]
  41. 【民主党がTwitterに高級カツカレー写真投稿 → 「安倍首相の時は叩きまくってたのに!」とのデマ広がる、ねとらぼ
  42. 【速報】2ちゃんねるまとめブログVIPPER速報を運営する会社が給与未払いで告発された、netgeek
  43. まとめサイト「エヴァ速」管理人が特定されサイト閉鎖へ 「やらおん管理人説」浮上も本人は否定、ねとらぼ
  44. 電通の圧力で記事が削除されたとのデマ拡散 「それ提供記事が一定期間で削除されただけだから」
  45. 【川崎・男子中学生殺害】犯人情報デマ拡散で“マスゴミ化”するネット、DMMニュース
  46. またnetgeek(@netgeek_0915)がデタラメ記事を書き任天堂と個人の名誉を毀損、そこまでして金を欲しがる理由は何かと俺の中で話題に
  47. レゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズ
  48. 漫画家・平野耕太さん、まとめサイトに私的ツイート引用され激怒 その後Twitterアカウントも削除する事態に
  49. もう何言っても無駄なんだろうけど、あの嘘ばっかり書くサイトどうにかならないんですかね。もういいですよウチのせいで
  50. 作者Twitter(魚拓)
  51. 後藤議員は「燃やすとあったかいだけの石油」と発言してません
  52. 「歩きスマホ」の女子高生が転落 東急田園都市線の人身事故めぐりデマが拡散
  53. 「在日韓国人が7月9日に在留資格失い、強制送還」 デマの拡散で入管に不法滞在通報相次ぐ
  54. 「任天堂・岩田聡社長の死去を報じるまとめサイトをライターが痛烈批判
  55. 中傷記事「転載しただけ」でも名誉毀損に 東京高裁が初認定 安易な「転載・まとめ」に警鐘
  56. 平成14年10月29日 東京高裁 平成14(ネ)2887等 著作権 民事訴訟事件
  57. まとめサイト:実はステマ もうけ話にツッコミ、全て偽装 2014年10月15日閲覧

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