「代官山駅」の版間の差分
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2014年8月7日 (木) 16:06時点における版
代官山駅(だいかんやまえき)は、東京都渋谷区代官山町にある東京急行電鉄東横線の駅である。
歴史
- 1927年(昭和2年)8月28日 - 東京横浜電鉄 渋谷 - 丸子多摩川間延伸時に開業。
- 1942年(昭和17年)5月26日 - 戦時合併により東京横浜電鉄が東京急行電鉄に改組、同社の駅となる。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - ドアカットの解消のため、渋谷寄りに仮設駅を設置。同時に旧駅舎の改良工事始まる。
- 1989年(平成元年)3月23日 - 現駅舎使用開始。
- 2013年(平成25年)3月16日 - 東京メトロ副都心線との相互直通運転に伴い当駅~渋谷間が地下化。夜間に地下化工事が行われる。
駅構造
相対式ホーム2面2線、橋上駅舎を持つ地上駅であるが、急斜面にあるため、中目黒方面は一部代官山トンネル内にある。
以前は、ホームがトンネルと踏切に挟まれた位置にあり、ホーム延長ができず有効長が短かった。このため、中目黒寄りの2両分はドアを締切(ドアカット)としていた。後に、踏切の閉鎖・廃止によるホーム延長、およびトンネル内へのホーム延長により、8両編成分の有効長を確保する工事が行われ、ドアカットは解消している。これらの要素はやはり渋谷駅の隣に位置する京王井の頭線神泉駅においても、状況がよく似ていた。
なお、このホーム延長問題においては、踏切廃止への反対など、若干の混乱が起こった。近隣の中目黒駅や恵比寿駅から距離があまり離れていないことから、「代官山駅が廃止されるのではないか?」という噂も地元では一部で囁かれ、これを懸念した運動も起こった[1]。結果としては、前述の通り駅は廃止されず、踏切廃止・トンネル部分のホーム延伸が行われた。
2013年(平成25年)3月16日の東京メトロ副都心線との相互直通運転に対応するため、渋谷駅から当駅まで地下化工事が行われた。地下化に伴い当駅中程から渋谷方にかけて下り勾配となった。
なおこの工事は、市街地であり仮線路の用地も確保が困難だったため、仮線を必要としない「STRUM工法」で行われた[2][3]。
中目黒駅が所管する中目黒管内の直営駅。以前は渋谷駅が所管する渋谷管内所属であったが、東横線と副都心線の相互直通運転が開始される際に、東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線の業務を直轄化した上で新たに渋谷管内として整理するため、それに先立って当駅の所管が渋谷から中目黒に移された。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東横線 | 下り | 中目黒・自由が丘・横浜・■みなとみらい線 元町・中華街方面 |
2 | ■東横線 | 上り | 渋谷・副都心線 池袋・■西武線 所沢・■東武東上線 川越市方面 |
利用状況
2013年(平成23年)度の1日平均乗降人員は29,483人である[4]。
近年の1日平均乗車人員は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)6,690 | [5] |
1991年(平成 | 3年)7,380 | [6] |
1992年(平成 | 4年)7,748 | [7] |
1993年(平成 | 5年)8,197 | [8] |
1994年(平成 | 6年)8,710 | [9] |
1995年(平成 | 7年)8,932 | [10] |
1996年(平成 | 8年)9,192 | [11] |
1997年(平成 | 9年)9,614 | [12] |
1998年(平成10年) | 10,241 | [13] |
1999年(平成11年) | 10,937 | [14] |
2000年(平成12年) | 12,258 | [15] |
2001年(平成13年) | 13,548 | [16] |
2002年(平成14年) | 12,940 | [17] |
2003年(平成15年) | 12,251 | [18] |
2004年(平成16年) | 11,570 | [19] |
2005年(平成17年) | 11,558 | [20] |
2006年(平成18年) | 11,553 | [21] |
2007年(平成19年) | 11,713 | [22] |
2008年(平成20年) | 11,756 | [23] |
2009年(平成21年) | 11,526 | [24] |
駅周辺
代官山は1990年代より東京において青山、原宿と並ぶお洒落なファッションの街として広く知られるようになった。ブティックなどのファッション関連専門店と店舗デザイナーによるカフェやレストランに代表される飲食店が多く集まっている。駅正面口に行くには鑓ヶ崎交差点と代官山交番前交差点の間にある脇道を進入する必要があり(しかも案内板はない)、そこから明治通りにつながる道路にある代官山駅入口交差点からでは北口にしか行くことができない。
- 代官山アドレス
- 代官山蔦谷書店
- 渋谷代官山郵便局
- みずほ銀行研修会館
- NTT渋谷ビル
- シマダヤ本社
- 日本銀行目黒分館
- 渋谷区立スポーツプラザ
- ショップアランジアロンゾ 東京・代官山店
- ヒルサイドテラス
- 産業能率大学代官山キャンパス
- 東京都立第一商業高等学校
- 代官山東急アパートメント
- 猿楽古代住居跡公園
- 西郷山公園
- 菅刈公園
- テンプレート:Denmark デンマーク大使館
- テンプレート:Egypt エジプト大使館
- テンプレート:Senegal セネガル大使館
- テンプレート:Guinea ギニア大使館
- マレーシア マレーシア大使館
- テンプレート:Libya リビア人民局(大使館)
- テンプレート:United Arab Emirates アラブ首長国連邦大使館
バス路線
代官山駅
代官山駅入口
駅名の由来
駅設置当時、東京府豊多摩郡渋谷町大字下渋谷字代官山に立地していたことから、地名を採ったもの。
隣の駅
脚注
- ↑ 当時の経緯を示したブログ
- ↑ 東急建設 STRUM工法の技術紹介
- ↑ 代官山駅の線路切り替え工事
- ↑ 東急電鉄「各駅乗降人員」
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)225ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)231ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)