「大門駅 (東京都)」の版間の差分
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大門駅(だいもんえき)は、東京都港区浜松町にある、東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
目次
概要[編集]
浅草線と大江戸線が乗り入れており、それぞれ駅番号として、浅草線にA 09、大江戸線にE 20が制定されている。また、大江戸線に限り「浜松町」の副駅名が与えられており、車内放送や駅構内放送で案内されている(詳細は後述)。
歴史[編集]
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 都営1号線の駅が開業し、国鉄(現・JR東日本)浜松町駅・東京モノレール モノレール浜松町駅と乗り換え業務を開始。当初は延伸区間が単線だったため、1面1線で営業を開始していたが、泉岳寺延伸に先駆けて現在の2面2線へと拡大した。
- 1978年(昭和53年)7月1日 - 都営1号線を浅草線に改称。
- 2000年(平成12年)12月12日 - 都営大江戸線の駅が開業し、乗り換え駅となる。また、浅草線の「エアポート快特」の停車駅となる。
駅構造[編集]
浅草線は相対式ホーム2面2線、大江戸線は島式ホーム1面2線を持つ地下駅である。開業当初は国道15号線地下の浅草線の駅のみだったが、世界貿易センタービル北側に面する形で大江戸線の駅が開業し、乗換駅となった。両線は当駅でほぼ直角に交わっている。
羽田空港・成田空港への利用客が当駅での乗り換えをスムーズにするために、ホームと改札内連絡通路の間にはエレベーターの他、エスカレーターも数多く設置されている。なお、B1出入口は大江戸線開業時に設置していなかったが、浜松町スクエアのオープン時に新設された。
改札外連絡通路には、大門の歴史を記載したパネルが設置されている。
大江戸線は大門駅務管理所の所在駅であり、大江戸線の森下駅 - 代々木駅間の各駅を管理している[1]。
浅草線は新橋駅務管理所新橋駅務区の管理下であり、東京都営交通協力会に業務を委託している。また新橋駅務区管内の受託駅を統括する2区ブロック長が配置されている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営浅草線 | 西馬込・京急線・羽田空港方面 |
2 | 都営浅草線 | 押上・京成線・北総線・成田空港方面 |
3 | 都営大江戸線 | 門前仲町・両国・春日方面 |
4 | 都営大江戸線 | 六本木・新宿・都庁前方面 |
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗降人員は、浅草線が90,925人(乗車人員45,024人、降車人員45,901人)、大江戸線が114,278人(乗車人員57,737人、降車人員56,541人)である[2]。上記の1日平均乗降人員を合算すると乗降人員205,203人(乗車人員102,761人、降車人員102,442人)である。各年度の1日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | 浅草線 | 大江戸線 | 出典 |
---|---|---|---|
1990年 | 17,816 | - | [3] |
1991年 | 19,281 | - | [4] |
1992年 | 19,660 | - | [5] |
1993年 | 19,288 | - | [6] |
1994年 | 19,874 | - | [7] |
1995年 | 19,648 | - | [8] |
1996年 | 19,896 | - | [9] |
1997年 | 20,153 | - | [10] |
1998年 | 19,430 | - | [11] |
1999年 | 17,563 | - | [12] |
2000年 | 17,545 | 15,082 | [13] |
2001年 | 18,340 | 21,436 | [14] |
2002年 | 18,756 | 24,384 | [15] |
2003年 | 18,489 | 25,096 | [16] |
2004年 | 18,293 | 25,479 | [17] |
2005年 | 18,962 | 26,427 | [18] |
2006年 | 39,833 | 49,079 | [19] |
2007年 | 42,967 | 54,415 | [20] |
2008年 | 44,685 | 56,679 | [21] |
2009年 | 44,929 | 56,372 | [22] |
2010年 | 44,781 | 56,693 | [23] |
2011年 | 43,690 | 55,255 | [24] |
駅周辺[編集]
- 増上寺
- 世界貿易センタービル(ビル経由で以下の両駅に連絡している)
- 港区役所
- 文化放送 - 以前大江戸線の最寄り施設案内放送で流れていた。
- 汐留芝離宮ビル
- ポケモンセンタートーキョー
- 汐留ビルディング
- 浜松町スクエア
- 旧芝離宮恩賜庭園
- 東京都立芝商業高等学校
- 芝大神宮
- 総合地所グループ - 大江戸線の最寄り施設案内放送で流れている。
- 三菱東京UFJ銀行大門駅前出張所
バス[編集]
最寄り停留所は、第一京浜にある大門駅前と浜松町駅前にある浜松町駅前、世界貿易センタービル内にある浜松町バスターミナルとなる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局、ケイエム観光により運行されている。
大門駅前
浜松町駅前
浜松町バスターミナル
浜松町バスターミナルを参照
駅名の由来[編集]
駅に近接している増上寺の総門を指す「大門」から由来する。
都営大江戸線の駅は、建設時に仮称として浜松町駅を名乗っていたが、駅名が決定した時に浜松町を副名称として使用した。乗り換え案内にはJR東日本(浜松町駅)と東京モノレール(モノレール浜松町駅)の案内があり、同線の開通に伴い、浅草線でも乗り換え案内がなされるようになった。また、大江戸線の車内放送でも開業時から「次は、大門(浜松町)」と浜松町を付けている。
羽田空港アクセスの競合[編集]
当駅と羽田空港の間で、東京モノレール羽田線(モノレール浜松町 - 羽田空港国際線ビル・羽田空港第1ビル・羽田空港第2ビル間)と浅草線~京急線(大門 - 泉岳寺 - 羽田空港国際線ターミナル・羽田空港国内線ターミナル間)が完全に競合している。そのため、東京都交通局は羽田空港へ向かう旅客の当駅での東京モノレールへの流出を防ぎ、泉岳寺までの運賃収入を得るため、大江戸線の延長開業に合わせ当駅をエアポート快特の停車駅に加えた他、同線からの浅草線乗り換え案内標識に「京急羽田空港」の表示を追加しているが、浅草線押上方面ホームには東京モノレール、大江戸線ホームには京急、それぞれの広告が掲示されている。なお大江戸線ホームに貼り出されている京急の広告は、東京モノレールへ乗り換えようとする乗客を浅草線へと誘導するような表示がされている。
その他[編集]
浅草線の建設当時、直上の国道15号大門交差点を立体交差化する計画があり、当駅はその高架橋の基礎のスペースを確保した構造で建設された。後に立体交差化の計画はなくなったが、大江戸線開業時に連絡通路としてスペースが有効活用された。
大江戸線の建設時、当駅近くにある汐留寄りのトンネルが最後の建設区間となった。建設の際は、地上を走る東海道新幹線や東海道本線の線路を移動し、それぞれの電車の安全運行を確保しながら工事を行った。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 森下駅の他の路線は管轄外である。
- ↑ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)234ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)240ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)