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巣鴨駅(すがもえき)は、東京都豊島区巣鴨にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
目次
歴史
- 1903年(明治36年)4月1日 - 日本鉄道の駅が開業。貨物営業も開始。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道の国有化により国鉄の駅となる(1909年10月12日より山手線所属となる)。
- 1945年(昭和20年)3月4日・4月13日 - 太平洋戦争中に空襲を受ける。
- 1968年(昭和43年)12月27日 - 都営地下鉄三田線の駅が開業。
- 1979年(昭和54年)3月31日 - 国鉄駅での貨物取扱が廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅(山手線所属)となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本で交通系ICカードSuica供用開始。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 都営地下鉄三田線の駅に駅番号がつけられる。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 都営地下鉄三田線で交通系ICカードPASMOを導入。
- 2007年(平成19年)6月1日 - 駅ビル着工。
- 2007年(平成19年)11月18日 - JR東日本の自動券売機・みどりの窓口・びゅうプラザが南口仮駅舎に移設。
- 2007年(平成19年)12月9日 - JR東日本の自動改札機・精算機が南口に移設。
- 2007年(平成19年)12月12日 - JR東日本での構内は左側通行から右側通行に変更。
- 2008年(平成20年)1月11日 - JR東日本の北口が一時閉鎖。
- 2010年(平成22年)3月25日 - 駅ビル「アトレヴィ巣鴨」が開業。
- 2012年(平成24年)1月12日 - 午前11時15分頃、都営地下鉄三田線のホームの電気を統括する配電盤のヒューズが切れたことにより同ホームが停電、照明が非常灯に切り替わり、エレベーター、エスカレーターおよびホームドアが使用不能となり業務を中止。午前11時35分に三田線全線で運転を中止、午前11時53分、三田線の全列車は巣鴨駅を通過させる形で運転を再開。停電は午後0時50分頃に復旧し、午後1時37分復旧作業が完了し業務再開。停電発生時のホームには約200程度の乗客が居たが、駅員の誘導により混乱はなかった。また、1名がエレベーター内に閉じ込められたが無事救助されている。
- 2013年6月29日 - JR東日本巣鴨駅でホームドア使用開始[1]。
乗り入れ路線
JR東日本の山手線、東京都交通局の都営地下鉄三田線が乗り入れ、接続駅となっている。
JR東日本の駅には環状線としての山手線電車のみが停車し、それ以外の列車は通過する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。
都営三田線の駅には「I 15」の駅番号が付与されている。
駅構造
JR東日本
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、改札は大塚駅寄り、地上の白山通りに面する形の1か所のみである。
2007年(平成19年)6月1日に、5階建ての駅ビル「アトレヴィ巣鴨」建設のための駅舎改修工事が着工された。工事に伴い、同年11月18日に自動券売機・みどりの窓口・びゅうプラザが、同年12月9日には自動改札機・精算機が南口仮駅舎に移設された。同年12月12日に構内が左側通行から右側通行に変更され、2008年(平成20年)1月11日には北口出口が一時閉鎖された。そして2010年(平成22年)3月25日にアトレヴィ巣鴨がグランドオープンし、駅舎改修工事が完了した。
隣接する山手貨物線(湘南新宿ラインが経由)には留置線があり、保線用車両が待機していることがある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■山手線 | 外回り | 田端・上野・東京方面 |
2 | ■山手線 | 内回り | 池袋・新宿・渋谷方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
乗車設備
※改良工事前の状況
- 有人改札が1つある。
- 自動改札機が13台あり、内2台がICカード専用改札機(有人改札側から見て8から13、1から7の順である)。
- 自動券売機が13台ある。以前は8台ほど臨時の自動券売機があったが撤去された。
バリアフリー設備
- エスカレーター 改札口 - ホーム
- エレベーター 改札口 - ホーム
- 多機能トイレ
東京都交通局
島式ホーム1面2線を有する地下駅。巣鴨駅務管理所の所在駅である。
改札・定期券売り場が地下1階、ホームが地下2階にある。JR山手線側にエスカレーター・エレベーター、とげぬき地蔵側に低速運転のエスカレーターが設置されている。
改札は南側千石駅寄りに2か所と北側西巣鴨駅寄りに1か所の計3か所ある。山手線への乗り換えには前者、とげぬき地蔵尊・巣鴨地蔵通り商店街には後者のものが便利である。南側2か所は早朝・深夜を除き、山手線駅構内に繋がる出口に近い方が乗車専用、もう1か所が降車専用の改札となっている。
北側改札の近くには定期券発売所があり、8時 - 20時まで、土休日も営業している。当駅の西巣鴨寄りに上り線から下り線への片渡り線が存在する。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営三田線 | 日比谷・白金高輪・目黒・東急線方面 |
2 | 都営三田線 | 高島平・西高島平方面 |
利用状況
- JR東日本 - 2011年度の1日平均乗車人員は76,093人である。
- 都営地下鉄 - 2011年度の1日平均乗降人員は89,447人(乗車人員 44,268人、降車人員 45,179人)である。
各年度の1日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | JR東日本 | 都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1992年 | 96,052 | 39,134 | [2] |
1993年 | 95,214 | 54,630 | [3] |
1994年 | 94,304 | 54,016 | [4] |
1995年 | 93,066 | 52,404 | [5] |
1996年 | 90,718 | 49,984 | [6] |
1997年 | 88,226 | 49,433 | [7] |
1998年 | 87,529 | 49,074 | [8] |
1999年 | [1] 85,041 | 46,825 | [9] |
2000年 | [2] 81,818 | 45,666 | [10] |
2001年 | [3] 78,324 | 44,153 | [11] |
2002年 | [4] 76,943 | 43,627 | [12] |
2003年 | [5] 76,311 | 43,156 | [13] |
2004年 | [6] 75,445 | 42,740 | [14] |
2005年 | [7] 76,739 | 43,290 | [15] |
2006年 | [8] 77,197 | 43,449 | [16] |
2007年 | [9] 78,487 | 44,675 | [17] |
2008年 | [10] 77,958 | 44,904 | [18] |
2009年 | [11] 77,519 | 44,854 | [19] |
2010年 | [12] 77,457 | 45,233 | [20] |
2011年 | [13] 76,093 | 44,268 |
駅周辺
北側は近くにとげぬき地蔵で有名な高岩寺があり、門前町として発展している。商店街は多くの高齢者で賑わい、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている。また、駅周辺は都内有数のピンクサロン街でもある。
駅近くには都営バス巣鴨営業所がある。(バス停名は「とげぬき地蔵前」)JR線の大塚寄りには白山通り(国道17号)が立体交差しており、三田線はその下を走っている。
- 染井霊園
- 大和郷
- 東洋文庫 - 国立国会図書館の支部図書館
- 駒込警察署
- 本郷中学校・高等学校
- 十文字中学・高等学校
- 文京学院大学女子中学校・高等学校
- 東洋女子高等学校
- 東京都立小石川中等教育学校
- 駿台トラベル&ホテル専門学校
- JTBトラベル&ホテルカレッジ
- 巣鴨信用金庫本店
- 東京スイミングセンター
バス路線
また上記のように巣鴨営業所至近の「とげぬき地蔵前」からは以下の路線が運行されている。
駅名の由来
所在地の「巣鴨」から。
「巣鴨」の地名の由来はよく判っていないが、昔はこの地は湿地帯で所々にあった大池に鴨が群生しておりたくさんの巣を作っていたこと、または葦が茂る中にあちこち州があったことから「巣鴨」という地名が生まれたという説がある。古い文献には「須賀茂」、「菅面」、「州鴨」、「州処面」とも書かれており、これが「巣鴨」になったとも言われる。
隣の駅
脚注
- ↑ JR東日本 山手線 2013年度ホームドア使用開始時期を発表 ネコ・パブリッシング ホビダス
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)