「京福電気鉄道」の版間の差分
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− | # | + | '''京福電気鉄道'''('''けいふくでんきてつどう'''、[[英語|英文]]社名:''Keifuku Electric Railroad Co., Ltd.'')は、京都府京都市中京区壬生賀陽御所町3番地の20に本社を置く、京都市内で軌道事業(路面電車)とケーブルカー及びロープウェイを運営している会社である。大証二部上場企業。 |
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+ | == 沿革 == | ||
+ | *[[1910年]](明治43年)3月 嵐山電車軌道(株) 四条大宮~嵐山間 単線開通 | ||
+ | *[[1918年]](大正7年)4月 嵐山電車軌道(株)を京都電燈(株)に合併 | ||
+ | *[[1925年]](大正14年) | ||
+ | **2月 嵐山本線 太子前(現太秦広隆寺)~嵐山間複線化完了 | ||
+ | **11月 北野線 北野~高雄口(現宇多野)間開通 | ||
+ | *[[1926年]](大正15年)3月 北野線 北野~帷子ノ辻間 全線開通 | ||
+ | *[[1928年]](昭和3年)12月 嵐山本線 四条大宮~太子前(現太秦広隆寺)間複線化完了 | ||
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+ | *[[1942年]](昭和17年) | ||
+ | **[[3月2日]] '''京福電気鉄道株式会社'''設立。京都電燈の鉄軌道事業を継承。 | ||
+ | **[[8月1日]] 鞍馬電気鉄道・三国芦原電鉄を合併。鞍馬線、三国芦原線とする。 | ||
+ | *[[1944年]](昭和19年)[[12月1日]] 永平寺鉄道・丸岡鉄道を合併。永平寺線、丸岡線とする。 | ||
+ | *[[1946年]](昭和21年)[[8月7日]] [[京都バス]]株式会社を全額出資の子会社として設立、京都地区のバス事業子会社を統合。 | ||
+ | *[[1948年]](昭和23年)11月26日 福井県乗合自動車の乗合バスの事業の一部を譲受。 | ||
+ | *[[1952年]](昭和27年)11月12日 子会社・三国競艇施設(現・[[三国観光産業]])設立。 | ||
+ | *[[1956年]](昭和31年)7月5日 比叡山ロープウェー営業開始。 | ||
+ | *[[1959年]](昭和34年)4月16日 比叡山頂遊園営業開始。 | ||
+ | *[[1960年]](昭和35年)10月20日 福井支社でタクシー事業営業開始。 | ||
+ | *[[1962年]](昭和37年)4月1日 京福タクシーにタクシー事業を譲渡。 | ||
+ | *[[1963年]](昭和38年)8月1日 福井県乗合自動車を合併し、福井地区のバス事業を直営化。 | ||
+ | *[[1964年]](昭和39年) | ||
+ | **10月2日 [[森のゆうえんち|八瀬遊園]]営業開始。 | ||
+ | **12月24日 比叡山人工スキー場営業開始。 | ||
+ | *[[1968年]](昭和43年)[[7月11日]] 丸岡線を廃止。 | ||
+ | *[[1975年]](昭和50年)[[12月15日]] 嵐山本線・北野線の[[集電装置]]をホイール式[[集電装置#トロリーポール|ポール]]から[[集電装置#ビューゲル・Zパンタ|Zパンタ]]に変更。 | ||
+ | *[[1978年]](昭和53年)[[10月19日]] 叡山本線・鞍馬線の[[集電装置#トロリーポール|トロリーポール]]集電を[[集電装置#パンタグラフ|パンタグラフ]]集電化。 | ||
+ | *[[1985年]](昭和60年)[[7月6日]] 叡山電鉄株式会社を全額出資の子会社として設立。 | ||
+ | *[[1986年]](昭和61年)[[4月1日]] 叡山本線・鞍馬線を叡山電鉄に分離譲渡。 | ||
+ | *[[1992年]](平成4年)7月1日 福井支社を本社に昇格し、京都本社との二本社体制とする。 | ||
+ | *[[2000年]](平成12年) | ||
+ | **1月24日 比叡山頂遊園が閉園。 | ||
+ | **4月1日 福井地区で行っていた直営バス事業を子会社の丸岡バスに譲渡。丸岡バスは[[京福バス]]に改称。 | ||
+ | **[[12月17日]] 越前本線志比堺 - 東古市(現在の永平寺口)間で正面衝突事故。運転士が死亡。 | ||
+ | *[[2001年]](平成13年) | ||
+ | **[[6月24日]] 越前本線保田 - 発坂間で正面衝突事故。翌25日から福井地区各線の列車運行停止。 | ||
+ | **11月30日 八瀬遊園「[[森のゆうえんち]]」閉園。 | ||
+ | *[[2002年]](平成14年) | ||
+ | **[[7月1日]] 嵐山本線・北野線に[[スルッとKANSAI]]導入、均一運賃(大人200円)となる。 | ||
+ | **9月27日 比叡山人工スキー場を廃業。 | ||
+ | **[[10月21日]] 永平寺線を廃止。 | ||
+ | *[[2003年]](平成15年)[[2月1日]] 福井地区の鉄道事業を受け持つ福井鉄道部を廃止。施設をえちぜん鉄道へ譲渡。<!--事業譲渡の形式をとっていない。--> | ||
+ | *[[2004年]](平成16年)7月1日 福井本社を廃止し、福井事務所を設置。 | ||
+ | *[[2005年]](平成17年)[[5月31日]] 八瀬かまぶろ「喜鶴亭」廃業。 | ||
+ | *[[2007年]](平成19年)[[3月19日]] 嵐山本線・北野線で[[駅ナンバリング|駅番号]]制度を開始、7駅の駅名を変更。[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]を正式に導入(なお、駅番号とラインカラーはそれ以前から北野線の一部の駅で試用されていた)。 | ||
+ | *[[2008年]](平成20年)4月1日 四条大宮・嵐山・帷子ノ辻・北野白梅町の各駅で[[発車メロディ]]導入。また、[[書家]]の[[吉川壽一]]の筆による「嵐電」の墨書のロゴ([[:ファイル:Randen tenjingawa station.jpg|嵐電天神川駅の写真を参照]])を使用開始。<!--以後、全駅導入(完了)でもされない限り、数駅ごとの導入・入れ替えの場合はその駅の記事で記述を。--> | ||
+ | *[[2009年]](平成21年) | ||
+ | **[[10月14日]] 神奈川県の[[江ノ島電鉄]]と姉妹提携締結。嵐山駅では調印式が行われ、締結を記念して江ノ電カラーに塗飾された電車「江ノ電号」を運行。車内には、鎌倉の神社仏閣や湘南の写真などが展示されていた。なお、江ノ電では嵐電カラーに塗飾した電車「嵐電号」が走る。 | ||
+ | **8月 兵庫県[[養父市]]関宮温泉「万灯(まんど)の湯」を[[指定管理者]]として運営(2012年3月まで)。 | ||
+ | *[[2010年]](平成22年)[[3月25日]] 嵐山電車軌道として開業した嵐山本線が開業100周年。これを機会に車体色を伝統色である「[[京紫]]」に順次変更することを発表。まずモボ613が塗色を変更した。 | ||
+ | *[[2011年]](平成23年) | ||
+ | **[[4月1日]] 嵐山本線・北野線に[[PiTaPa]]と自社専用の「らんでんカード」を導入。 | ||
+ | **[[5月18日]] [[ヤマト運輸]]と提携し、嵐山駅・嵐電嵯峨駅周辺の[[宅急便]]荷物を京福電車と自転車で運送開始。 | ||
+ | *[[2013年]](平成25年) | ||
+ | **[[3月1日]] 嵐山本線・北野線で優先座席に[[マタニティマーク]]の掲出を開始。<!-- 優先座席はこれ以前から導入済みです。http://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/koutsu/tetsudo/19_2kansa.keifuku.pdf →2007年度の国土交通省近畿運輸局の監査で「優先座席はステッカーで周知している」旨言及あり。--> | ||
+ | **[[3月23日]] 嵐山本線・北野線で[[乗車カード#交通系ICカード全国相互利用サービス|交通系ICカードの全国相互利用]]を開始。 | ||
+ | |||
+ | == 路線 == | ||
+ | *京福電気鉄道嵐山本線 | ||
+ | *京福電気鉄道北野線 | ||
+ | *京福電気鉄道鋼索線(叡山ケーブル) | ||
+ | *叡山ロープウェイ | ||
+ | |||
+ | == 主要株主 == | ||
+ | {| class="wikitable" style="font-size:small;" | ||
+ | !株主社名!!住所!!所有株式数!!持株比率 | ||
+ | |- | ||
+ | |[[京阪電気鉄道]]株式会社||大阪市中央区大手前1丁目7番31号||8,579千株||42.89% | ||
+ | |- | ||
+ | |関東財務局||さいたま市中央区新都心1番地1||1,594千株||7.97% | ||
+ | |- | ||
+ | |[[日本生命保険]]相互会社||東京都千代田区丸の内1丁目6番6号||1,333千株||6.66% | ||
+ | |- | ||
+ | |株式会社[[京三製作所]]||横浜市鶴見区平安町2丁目29-1||330千株||1.65% | ||
+ | |- | ||
+ | |[[三井住友信託銀行]]株式会社||東京都千代田区丸の内1丁目4-1||200千株||1.00% | ||
+ | |- | ||
+ | |[[東京海上日動火災保険]]株式会社||東京都千代田区丸の内1丁目2-1||174千株||0.87% | ||
+ | |- | ||
+ | |吉田澄子||福井県吉田郡永平寺町||123千株||0.61% | ||
+ | |- | ||
+ | |廣井功||群馬県伊勢崎市||117千株||0.58% | ||
+ | |- | ||
+ | |株式会社[[京都銀行]]||京都市下京区烏丸通松原上る薬師町前700||96千株||0.48% | ||
+ | |- | ||
+ | |[[名古屋鉄道]]株式会社||名古屋市中村区名駅1丁目2-4||73千株||0.36% | ||
+ | |- | ||
+ | |} | ||
+ | * 2012年9月 第107期 第2四半期 [[有価証券報告書]]より | ||
+ | |||
+ | == 外部リンク == | ||
+ | *[http://www.keifuku.co.jp/ 京福電気鉄道] | ||
+ | *[http://randen.keifuku.co.jp/ 嵐電ホームページ] |
2013年5月13日 (月) 20:51時点における版
京福電気鉄道(けいふくでんきてつどう、英文社名:Keifuku Electric Railroad Co., Ltd.)は、京都府京都市中京区壬生賀陽御所町3番地の20に本社を置く、京都市内で軌道事業(路面電車)とケーブルカー及びロープウェイを運営している会社である。大証二部上場企業。
沿革
- 1910年(明治43年)3月 嵐山電車軌道(株) 四条大宮~嵐山間 単線開通
- 1918年(大正7年)4月 嵐山電車軌道(株)を京都電燈(株)に合併
- 1925年(大正14年)
- 2月 嵐山本線 太子前(現太秦広隆寺)~嵐山間複線化完了
- 11月 北野線 北野~高雄口(現宇多野)間開通
- 1926年(大正15年)3月 北野線 北野~帷子ノ辻間 全線開通
- 1928年(昭和3年)12月 嵐山本線 四条大宮~太子前(現太秦広隆寺)間複線化完了
- 1942年(昭和17年)
- 1944年(昭和19年)12月1日 永平寺鉄道・丸岡鉄道を合併。永平寺線、丸岡線とする。
- 1946年(昭和21年)8月7日 京都バス株式会社を全額出資の子会社として設立、京都地区のバス事業子会社を統合。
- 1948年(昭和23年)11月26日 福井県乗合自動車の乗合バスの事業の一部を譲受。
- 1952年(昭和27年)11月12日 子会社・三国競艇施設(現・三国観光産業)設立。
- 1956年(昭和31年)7月5日 比叡山ロープウェー営業開始。
- 1959年(昭和34年)4月16日 比叡山頂遊園営業開始。
- 1960年(昭和35年)10月20日 福井支社でタクシー事業営業開始。
- 1962年(昭和37年)4月1日 京福タクシーにタクシー事業を譲渡。
- 1963年(昭和38年)8月1日 福井県乗合自動車を合併し、福井地区のバス事業を直営化。
- 1964年(昭和39年)
- 10月2日 八瀬遊園営業開始。
- 12月24日 比叡山人工スキー場営業開始。
- 1968年(昭和43年)7月11日 丸岡線を廃止。
- 1975年(昭和50年)12月15日 嵐山本線・北野線の集電装置をホイール式ポールからZパンタに変更。
- 1978年(昭和53年)10月19日 叡山本線・鞍馬線のトロリーポール集電をパンタグラフ集電化。
- 1985年(昭和60年)7月6日 叡山電鉄株式会社を全額出資の子会社として設立。
- 1986年(昭和61年)4月1日 叡山本線・鞍馬線を叡山電鉄に分離譲渡。
- 1992年(平成4年)7月1日 福井支社を本社に昇格し、京都本社との二本社体制とする。
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 7月1日 嵐山本線・北野線にスルッとKANSAI導入、均一運賃(大人200円)となる。
- 9月27日 比叡山人工スキー場を廃業。
- 10月21日 永平寺線を廃止。
- 2003年(平成15年)2月1日 福井地区の鉄道事業を受け持つ福井鉄道部を廃止。施設をえちぜん鉄道へ譲渡。
- 2004年(平成16年)7月1日 福井本社を廃止し、福井事務所を設置。
- 2005年(平成17年)5月31日 八瀬かまぶろ「喜鶴亭」廃業。
- 2007年(平成19年)3月19日 嵐山本線・北野線で駅番号制度を開始、7駅の駅名を変更。ラインカラーを正式に導入(なお、駅番号とラインカラーはそれ以前から北野線の一部の駅で試用されていた)。
- 2008年(平成20年)4月1日 四条大宮・嵐山・帷子ノ辻・北野白梅町の各駅で発車メロディ導入。また、書家の吉川壽一の筆による「嵐電」の墨書のロゴ(嵐電天神川駅の写真を参照)を使用開始。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)3月25日 嵐山電車軌道として開業した嵐山本線が開業100周年。これを機会に車体色を伝統色である「京紫」に順次変更することを発表。まずモボ613が塗色を変更した。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)
- 3月1日 嵐山本線・北野線で優先座席にマタニティマークの掲出を開始。
- 3月23日 嵐山本線・北野線で交通系ICカードの全国相互利用を開始。
路線
- 京福電気鉄道嵐山本線
- 京福電気鉄道北野線
- 京福電気鉄道鋼索線(叡山ケーブル)
- 叡山ロープウェイ
主要株主
株主社名 | 住所 | 所有株式数 | 持株比率 |
---|---|---|---|
京阪電気鉄道株式会社 | 大阪市中央区大手前1丁目7番31号 | 8,579千株 | 42.89% |
関東財務局 | さいたま市中央区新都心1番地1 | 1,594千株 | 7.97% |
日本生命保険相互会社 | 東京都千代田区丸の内1丁目6番6号 | 1,333千株 | 6.66% |
株式会社京三製作所 | 横浜市鶴見区平安町2丁目29-1 | 330千株 | 1.65% |
三井住友信託銀行株式会社 | 東京都千代田区丸の内1丁目4-1 | 200千株 | 1.00% |
東京海上日動火災保険株式会社 | 東京都千代田区丸の内1丁目2-1 | 174千株 | 0.87% |
吉田澄子 | 福井県吉田郡永平寺町 | 123千株 | 0.61% |
廣井功 | 群馬県伊勢崎市 | 117千株 | 0.58% |
株式会社京都銀行 | 京都市下京区烏丸通松原上る薬師町前700 | 96千株 | 0.48% |
名古屋鉄道株式会社 | 名古屋市中村区名駅1丁目2-4 | 73千株 | 0.36% |
- 2012年9月 第107期 第2四半期 有価証券報告書より