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'''伊勢原駅'''(いせはらえき)は、[[神奈川県]][[伊勢原市]][[桜台 (伊勢原市)|桜台]]一丁目にある、[[小田急電鉄]][[小田急小田原線|小田原線]]の[[鉄道駅|駅]]である。駅番号は'''OH 36'''。
  
 
== 駅構造 ==
 
== 駅構造 ==

2020年1月12日 (日) 22:17時点における版

伊勢原駅(いせはらえき)は、神奈川県伊勢原市桜台一丁目にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号はOH 36

駅構造

島式ホーム2面4線を持つ地上駅橋上駅舎を有する。トイレ改札を入って左側にあり、オストメイト対応。改札外トイレは、北口階段を降りて正面すぐに公衆トイレが1か所、南口を出て左を曲がり、「伊勢原とうきゅう」に併設した形で1か所ある。

エスカレーターは、2008年4月20日より南口・北口両方に整備された。エレベーターは、ホーム - 改札間と改札 - 出入口間をそれぞれ連絡するものが別個に存在し、南口・北口両方に整備された。改札を出て左に生そば箱根がある。

2003年から2004年にかけて改札内のバリアフリー化工事が行われ、多機能トイレやエレベーターが設置され、2008年10月には上りホームに待合室も設置され、2012年にはそれまで3両半〜6両編成分しかなかったホーム上の屋根が10両編成分まで延長された。しかし、階段や改札口が狭い、駅舎やホームの構造上エスカレーターを設置することが難しい、などの問題点がある。

駅舎は手狭なうえ、老朽化しているため、市税と国のまちづくり交付金を使って南北自由通路の拡幅やエスカレーターの設置といった改札外のバリアフリー化工事が2009年3月に整備された。この工事の関連で南口ビルに入居していたOdakyu OX伊勢原店を2006年6月より閉店し改築工事を行っていたが、2009年4月17日に小田急マルシェ伊勢原として再オープンした。

なお、小田急電鉄も工事関連資金を拠出するが、駅舎内にある店舗の工事期間における休業補償分であり、改札内や階段の改良工事は白紙である。したがって、前述した問題点は将来にわたって持ち越される可能性がある。

1984年1月に貨物の取扱が廃止されるまでは、1番線の外側にさらに一本の線路があり、貨物列車の発着に使用されていた。取扱品目はおもに裸麦、精麦等で、有蓋車が使用された。足柄駅とともに小田急電鉄に1980年代まで残った貨物取扱駅であった[1]

伊勢原駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1・2 OH 小田原線 下り 小田原箱根湯本方面  
3・4 OH 小田原線 上り 相模大野新宿千代田線方面 当駅始発は1番ホーム
  • 内側2線(2・3番ホーム)が主本線、外側2線(1・4番ホーム)が待避線である。
  • 1・2番ホームは新宿方にも出発信号機があり、渡り線(下り本線→上り本線)とともに当駅折り返し電車に使用される。
  • 本厚木終着の列車が回送の上、当駅1番ホームで折り返す場合もある。
  • 急行・各駅停車が特急ロマンスカーを待避する場合がある。
  • 2011年春、隣駅の愛甲石田駅とともに行先案内表示器が設置された[2]。さらに、2012・2013年度には、各ホームの上屋(屋根)増設工事を実施した[3]

利用状況

2013年度の1日平均乗降人員は51,895人である[4]。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。

年度別1日平均乗降・乗車人員[5]
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
1982年(昭和57年) 41,549
1995年(平成07年) 28,536[8]
1998年(平成10年) 27,078[9]
1999年(平成11年) 26,504[10]
2000年(平成12年) 26,036[10]
2001年(平成13年) 26,021[11]
2002年(平成14年) 50,805 25,627[11]
2003年(平成15年) 50,812 25,516[12]
2004年(平成16年) 50,091 25,415
2005年(平成17年) 50,170 25,404
2006年(平成18年) 50,186 25,393
2007年(平成19年) 50,627 25,618
2008年(平成20年) 50,564 25,510
2009年(平成21年) 49,957 25,139
2010年(平成22年) 49,703 24,954
2011年(平成23年) 49,358 24,782
2012年(平成24年) 50,394 25,298
2013年(平成25年) 51,895

駅周辺

平日の朝夕は通勤・通学客、平日の日中と週末は買物客で賑わう典型的な大都市郊外の駅だが、大山への入口にあたる北口では、春から秋にかけて休日を中心に登山客やハイキング客で賑わう。北口の目の前には大山阿夫利神社鳥居があるが、こちらへ行くには北口から出ている大山ケーブル駅行バスと大山ケーブルを乗り継ぎ、下社まで約1時間半、本社までは約3時間かかる。

北口駅前は1980年代から再開発構想があり、再開発事業は2004年3月に中止されたが、後継事業として交通基盤整備のための沿道整備街路事業の計画があがっている[13]。その影響で建物の改築・新築に手を出せない状況が長年続いているため、周辺のビル・建物が老朽化している。

北口

南口

当駅よりバス利用

当駅よりバスとケーブルカー利用

バス路線

北口、南口それぞれに発着がある。すべて神奈川中央交通により運行されている。

伊勢原駅南口

1番乗り場

2番乗り場

  • 平89・平90系統 - 伊勢原団地経由平塚駅北口行
  • 伊01系統 - 伊勢原団地経由伊勢原車庫行
  • 伊05系統 - 伊勢原団地・ふじみ野経由みどりヶ丘行(深夜バスのみ)

3番乗り場

4番乗り場

伊勢原駅北口

1番乗り場

2番乗り場

  • 伊74系統 - 東海大学病院経由愛甲石田駅行

3番乗り場

4番乗り場

5番乗り場

歴史

駅名の由来

駅所在地の地名である「伊勢原」から。「伊勢原」という地名は「伊勢国」の出身の人がこの地を開拓したということからその名が付いた。

隣の駅

小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・急行・準急・区間準急(当駅着のみ)・各駅停車
愛甲石田駅 (OH 35) - 伊勢原駅 (OH 36) - 鶴巻温泉駅 (OH 37)

特急ロマンスカーは通常は一切停車しないが、毎年12月31日から1月1日にかけて運行される「ニューイヤーエクスプレス」や、大山で行われる祭事・催事、毎年秋に開催される道灌まつりのため、臨時停車することが年数回ある。

脚注

  1. 生方良雄諸河久 『カラーブックス530 日本の私鉄5 小田急』 保育社、1981年、p.85
  2. 2010年度の鉄道事業設備投資計画 (2).行先案内表示装置の新設PDF  - 小田急電鉄
  3. 2012年度の鉄道事業設備投資計画 (2)駅施設改良、サービスの向上 (1)ホーム上屋の増設PDF  - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
  4. 小田急電鉄「事業案内」
  5. 神奈川県県勢要覧
  6. 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  7. 伊勢原市統計書
  8. 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移
  9. 神奈川県県勢要覧(平成12年度)223ページ
  10. 10.0 10.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)225ページ
  11. 11.0 11.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)223ページ
  12. 神奈川県県勢要覧(平成17年度)225ページ
  13. 伊勢原駅北口再開発事業、伊勢原駅北口整備事業 - 伊勢原市(2007年5月1日更新、2014年4月15日閲覧)

関連項目

外部リンク

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