「源君物語」の版間の差分

2013年9月3日 (火) 05:20時点における版

『源君物語』（みなもとくんものがたり）は、稲葉みのりによる日本の漫画作品。

概要

『週刊ヤングジャンプ』（集英社）2011年42号より連載中。

『源氏物語』を元ネタにした漫画で、主人公の光海が叔母・香子の指令で「現代の光源氏」を目指すストーリーとなっている。

連載の1話のページ数は、通常8ページである。

作者の稲葉みのりにとっては、初の連載漫画である。

あらすじ

主人公源光海は、中学生時代に同級生の女子たちに酷いいじめを受けた経験から重度の女性恐怖症に陥っていたが、大学入学を機にトラウマ克服を決意する。 突然の父の再婚により、なかば追い出される形で叔母・藤原香子の家で居候生活を始める光海であったが、源氏物語の研究者である香子から「現代の光源氏」を目指すように言い渡される。『源氏物語』の主人公光源氏の女性遍歴にならい、女性14人とセックスすることを命じられた光海は、香子の紹介する美女たちとの恋愛経験を重ねていく。

登場人物

詳しくは「源君物語の登場人物一覧」を参照。

用語解説

紫雲大学（しうんだいがく）

光海たちが通う大学。

香子が准教授をつとめる。

「美人レベルが全国最高」ということで有名。^[1] 。

文学部と国際教養学部の2つの学部が作中に出てきている。

キャンパスには噴水などが設置されている広場があり、また使われていない旧校舎があること。

学生食堂のカウンターは、「PASTA」「CHINESE NOODLE」「JAPANESE NOODLE」と、英語表記で区分けされている。

紫雲家政専門学校

千里が通う学校。

紫雲そば

千里がアルバイトをしている蕎麦屋。店主の子が千里にセクハラをしている。

14股

上述。光海は自分の女性関係の詳細を、香子に全て報告しなければならない。

単行本

• 稲葉みのり 『源君物語』 集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、既刊3巻
  1. 「源君物語 一」^[2][3] 2012年4月19日発売 ISBN 978-4-08-879318-4
  2. 「源君物語 二」^[4] 2012年10月19日発売 ISBN 978-4-08-879432-7
  3. 「源君物語 三」^[5] 2013年4月19日発売 ISBN 978-4-08-879550-8
  4. 「源君物語 四」は2013年10月18日発売予定^[6]。

単行本の店舗特典

とらのあな、まんが王倶楽部、三洋堂書店の各店舗で購入特典が付いた。

先着(数量限定)で1冊につき1枚付いていた付録（おまけ）で、いずれも、作者による描きおろしのイラストカード。

現在までに5種類の生産が確認されている。とらのあなでは、1，2，3巻に購入特典がそれぞれ付いた。まんが王倶楽部では1巻に、三洋堂書店では3巻に購入特典が付いた^[7][8][9]。

購入特典を入手する目的で、同じ単行本を複数買うファンがいる。

企業広告

ロート製薬の広告

ロート製薬の化粧品ブランドOXYの広告として、週刊ヤングジャンプ（2013年23号）にコラボレーション漫画「特別編 教えてあげる」が掲載された。 源君物語の登場人物（光海と香子）に加えて、OXYのCMに出演する佐々木希の写真により構成された^[10]。

その他

他作品でのパロディ

マドカマチコが『WxY ダブリューエックスワイ』第46話（週刊ヤングジャンプ2013年30号掲載）で、源君物語の登場人物（香子、朝日、葵）のパロディ絵を描いており、エロコミックの作風について登場人物が「おあずけにおあずけを重ねた挙句！やはりおあずけというある種のマゾヒズムなジレンマの中で、いかに展開していくかが商業エロの醍醐味なんですよ！」と語っている。

海外での翻訳

英語、中国語（繁体字）、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語に翻訳されたファンサブが存在する^[11]。

脚注

外部リンク

• 源君物語 - 週刊ヤングジャンプ公式サイト

--Ohmy20 2013年9月2日 (月) 19:53 (UTC) --Ohmy20 2013年9月2日 (月) 20:05 (UTC) --Ohmy20 2013年9月2日 (月) 20:20 (UTC)