「旧小田急箱根高速バス」の版間の差分
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* 2004年[[7月12日]] - 羽田空港と東名御殿場・御殿場駅間で運行開始。 | * 2004年[[7月12日]] - 羽田空港と東名御殿場・御殿場駅間で運行開始。 | ||
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* [[2012年]]10月よりアニメ映画『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]』とのタイアップによるラッピングバスが運行されている。同作に登場する「[[第3新東京市]]」が箱根をモデルとしている縁で実現したもので、この車両のみ音声ガイドは同作の登場人物・[[新世紀エヴァンゲリオンの登場人物|伊吹マヤ]]役の[[声優]]・[[長沢美樹]]が務める。[[2014年]]4月からは「2号機」との2車体制で運行されている。 | * [[2012年]]10月よりアニメ映画『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]』とのタイアップによるラッピングバスが運行されている。同作に登場する「[[第3新東京市]]」が箱根をモデルとしている縁で実現したもので、この車両のみ音声ガイドは同作の登場人物・[[新世紀エヴァンゲリオンの登場人物|伊吹マヤ]]役の[[声優]]・[[長沢美樹]]が務める。[[2014年]]4月からは「2号機」との2車体制で運行されている。 | ||
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2022年12月23日 (金) 23:30時点における最新版
小田急箱根高速バス株式会社(おだきゅうはこねこうそくバス)とは、小田急小田原線新宿駅とJR東海御殿場線御殿場駅・箱根エリアを結ぶ高速バスや、貸切バスを運行している、小田急箱根ホールディングス傘下のバス会社。本社は東京都世田谷区にある。
元々は小田急電鉄直営のバス部門(高速自動車課)で(小田急バスは発足当時に管理部門を中心に逆出向させて基礎を築かせた)、新宿と箱根方面を結ぶ自社のロマンスカーを補完する位置付けで1969年6月6日に開設されたものであり、2001年4月1日に分社化(会社設立は2000年8月1日)されたものである。
目次
路線[編集]
当初の新宿駅と御殿場・箱根地区を結ぶ路線に加えて、2004年に羽田空港・横浜駅と御殿場・箱根地区を結ぶなど、御殿場・箱根地区で一定の存在感がある。
2006年運行開始の伊豆=新宿ライナー(当初はツアーバス、2009年より路線バス化)、2010年運行開始の三島エクスプレスなど、伊豆地区への路線も充実させつつある。
以下、【】内は2010年6月15日からの路線記号。
新宿 - 箱根線[編集]
【W】新宿駅西口(ハルク前) -(国道20号・旧山手通り・玉川通り) 池尻大橋 -(池尻出入口)-東名高速道路の各BS- 東名御殿場 - (静岡県道401号) - 御殿場駅 - (静岡県道401号・国道138号) - 乙女峠 - 箱根仙石 - (神奈川県道75号) - 箱根桃源台 - 箱根園 - 箱根小田急山のホテル
- 桃源台方面の一部便は芦ノ湖湖畔・神奈川県道75号の南沿いにある「小田急山のホテル」まで運転する。
- 箱根への観光の他、鉄道での乗り継ぎの便が悪い新宿 - 東名御殿場・御殿場駅間など都市間輸送でも広く利用されている(東名ハイウェイバスや御殿場プレミアム・アウトレット号と重複区間は競合している)。
- 一般的な高速バス路線と異なり、都内の新宿駅 - 池尻大橋間を除いて乗降制限(クローズドドアシステム)がなく、東名高速道路上では並行する東名ハイウェイバス、東名御殿場 - 小田急山のホテル間では一般路線バスの補完的役割(近距離輸送)を合わせ持つ。
- 御殿場 - 小田急山のホテル間は同地区を走る箱根登山バスと同様に箱根フリーパスなど小田急グループの箱根地区フリー乗車券での乗車が可能である。
- 予約制だが、空席があれば予約なしでも乗車可能(乗車券は車内発券)。
- 往復割引券や回数券が発売されているが、定期券は発売されていない。
- 自社直営の窓口での片道乗車券の購入及び当日空席がある場合の車内(乗務員による取り扱い)での片道乗車料金の支払いにPASMO・Suicaも利用可能である。但し、一般バスと異なり、「バス利用特典サービス(バス特)」は適用されない。
- 2004年3月28日までは新宿駅 - 元箱根間(小田原厚木道路、箱根湯本駅、箱根新道経由)の路線が存在していた(末期は上り便のみの設定)。
- 2011年10月13日 - 上り便(新宿行)が用賀パーキングエリアで用賀駅への乗り継ぎサービスを開始(これに先立つ実証実験を2010年5月21日から2011年3月まで実施した)。
- 2013年9月1日より、深夜特急の運行を開始した。(下りのみ)
羽田線[編集]
【V】羽田空港・横浜駅東口 - 東名秦野・東名大井・東名松田・東名山北・東名小山・東名足柄・御殿場インター前・御殿場駅・箱根仙石案内所・仙郷楼前・仙石高原・南温泉荘・箱根桃源台
- 2004年7月12日 - 羽田空港と東名御殿場・御殿場駅間で運行開始。
- 2005年7月20日 - 箱根桃源台へ路線延長。東名大井から東名足柄までの各バス停も停車開始。
- 2013年3月16日 - 東名秦野バス停への停車を開始。
- 新宿・箱根線と異なり、クローズドドアシステムを採用している。
- 羽田空港 - 横浜駅間の利用はできない。また、東名秦野 - 箱根桃源台間は下り降車・上り乗車のみの扱いである。
- 横浜・羽田空港行は予約定員制(空席があれば予約なしでも乗車可能)、羽田空港・横浜発は便指定制(当日カウンターもしくは自動券売機で便指定の乗車券を購入可能)である。
- 新宿・箱根線と同様に、自社直営の窓口での片道乗車券の購入及び当日空席がある場合の車内(乗務員による取り扱い)での片道乗車料金の支払いにPASMO・Suicaも利用可能である。但し、一般バスと異なり、「バス利用特典サービス(バス特)」は適用されない。なお、帰路のバス(羽田空港・横浜発)にPASMO・Suicaを使用したい場合には、カウンターもしくは乗り場係員より便指定の整理券をもらい、乗車の際に車内で乗車券を購入(運賃はPASMO・Suicaでの引き落とし)となる。
- 京浜急行バスとの共同運行路線である。
箱根湯本ライナー[編集]
羽田空港・横浜駅東口 - 箱根湯本駅・ホテルはつはな
- 2012年11月1日 - 運行開始
- 予約定員制(空席があれば予約なしでも乗車可能)
- 京浜急行バスとの共同運行路線である。
三島エクスプレス[編集]
新宿駅 - 池尻大橋(上り降車専用) - 三島駅北口・南口 - 大平車庫
- 2010年3月12日運行開始。
- 大平車庫には無料駐車場が開設されるが、かつて平日の一部便は三島駅南口が起終点となり、大平車庫までは運行しなかった(2011年7月16日のダイヤ改正で、全便が大平車庫まで運行するようになった)。また、2012年4月28日のダイヤ改正で全日が社会福祉会館、土休日の一部便のみ新ルート(中徳倉・清水中学校・清水町地域交流センター)の運行するようになった。
- 通常の片道運賃2,000円のほかに、回数券(2枚)が販売される。回数券は平日用(3,400円)と土休日用(3,600円)があり、それぞれ平日と土休日専用でありそれ以外の日には使用できない。
- 2014年4月1日より、片道運賃2,060円、全日回数券(3,700円)、平日限定(3,500円)となった。
- 同じ小田急グループの沼津登山東海バス・新東海バスとの共同運行路線である。
- 2011年10月13日 - 上り便(新宿行)が用賀パーキングエリアで用賀駅への乗り継ぎサービスを開始(これに先立つ実証実験を2010年5月21日から2011年3月まで実施した)。
- 下り線全便が池尻大橋を通過するため、旧山手通り上にある初台南出入口から首都高速中央環状線に入り、首都高速3号渋谷線へと向かう。
- 2014年5月現在経路が首都高速3号渋谷線・東名高速道路・新東名高速道路・伊豆縦貫自動車道経由に変更になっている。
伊豆長岡・修善寺温泉ライナー[編集]
- 当初は会員制バスであったが、2009年3月1日より路線バス化(共同運行:新東海バス)。
- 2014年4月1日より東駿河湾環状道路経由に変更し、愛称を「伊豆=新宿ライナー」から「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」に変更[1]。
新宿・箱根湯本ライナー[編集]
新宿駅 - 池尻大橋駅 - 箱根湯本駅
- 2011年4月9日より運行開始。同年3月の東日本大震災の影響で長期運休した小田急ロマンスカーの代用路線として急遽開設し、1日4往復で運行。ロマンスカーは4月16日から運行を再開したが、運行本数を大幅に減少していたため当ライナーは運行を継続する。その後、ロマンスカーの運行本数が平常並みに戻ったため同年6月4日より1往復に減便し、同年7月15日を以って運行を休止。
御殿場プレミアム・アウトレット[編集]
- ツアーバス
- 新宿駅 - 御殿場プレミアム・アウトレット(往復)
- 路線バス
- 御殿場・プレミアムアウトレット → 池尻大橋 - 新宿駅(上りのみ運行)
- 新宿駅と御殿場・プレミアムアウトレットを往復するツアーバスに加えて、2010年3月13日より新宿駅行きの路線バスの運行も開始した。
- ツアーバスは2009年4月1日乗車分以降は楽天トラベルの予約サービスと提携しインターネットでの予約が可能となった。なお、募集型企画旅行商品限定とはいえ、首都圏や関西圏の大手私鉄系路線バス事業者で同社と提携したのは小田急箱根高速バスが初めてである(楽天トラベルの高速バス予約サービスは、ツアーバスの予約取り扱いからスタートしたため。)。
営業所[編集]
- 経堂営業所
- 所在地…東京都世田谷区宮坂3丁目1番60号
- 御殿場営業所
- 所在地…静岡県御殿場市東田中1066-1
停留所[編集]
停留所名 | 新宿 - 箱根線 | 羽田線 | 所在地 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
特急 | 超特急 | 深夜 特急 | |||||
箱根 仙石案内所 経由 |
箱根 ガラスの森 経由 | ||||||
新宿駅 | ▼ | ▼ | ▼ | 東京都 | 新宿区 | ||
池尻大橋 | ▼ | ▼ | ▼ | 世田谷区 | |||
東名向ヶ丘 | ● | | | | | 神奈川県 | 川崎市宮前区 | ||
東名江田 | ● | | | | | 横浜市青葉区 | |||
羽田空港 | ∥ | ∥ | ∥ | ▼ | 東京都 | 大田区 | |
横浜駅 | ∥ | ∥ | ∥ | ▽ | 神奈川県 | 横浜市西区 | |
東名大和 | ● | | | | | | | 大和市 | ||
東名綾瀬 | ● | | | | | | | 綾瀬市 | ||
東名厚木 | ● | | | | | | | 厚木市 | ||
東名伊勢原 | ● | | | | | | | 伊勢原市 | ||
東名秦野 | ● | | | | | ▲ | 足柄上郡中井町 | ||
東名大井 | ● | | | | | ▲ | 足柄上郡大井町 | ||
東名松田 | ● | | | | | ▲ | 足柄上郡松田町 | ||
東名山北 | ● | | | | | ▲ | 足柄上郡山北町 | ||
東名小山 | ● | | | | | ▲ | 静岡県 | 駿東郡小山町 | |
東名足柄 | ● | ● | | | ▲ | |||
東名御殿場 | ● | ● | ★ | ∥ | 御殿場市 | ||
御殿場インター前 | ∥ | ∥ | ∥ | ▲ | |||
御殿場駅 | ● | ▲ | ★ | ▲ | |||
温泉会館前 | ● | | | |||||
乙女峠 | ● | | | |||||
富士屋仙石ゴルフ場 | ● | | | 神奈川県 | 足柄下郡箱根町 | |||
乙女口 | ● | | | |||||
金時神社入口 | ● | | | |||||
太郎平 | ● | | | |||||
金時登山口 | ● | | | |||||
箱根仙石 | ● | | | |||||
箱根仙石案内所 | ● | ∥ | ▲ | ||||
仙石文化センター前 | ● | ∥ | | | ||||
川向 | ● | ∥ | | | ||||
仙石原小学校前 | ∥ | ★ | ∥ | ||||
箱根ハイランドホテル前 | ∥ | ● | ∥ | ||||
箱根ガラスの森 | ∥ | ● | ∥ | ||||
仙郷楼前 | ● | ▲ | |||||
台ヶ岳 | ● | | | |||||
仙石高原 | ● | ▲ | |||||
東京放送入口 | ● | | | |||||
南仙石原 | ● | | | |||||
箱根カントリー入口 | ● | | | |||||
姥子温泉入口 | ● | | | |||||
温泉荘 | ● | | | |||||
パレスホテル箱根前 | ● | | | |||||
南温泉荘 | ● | ▲ | |||||
公園管理事務所前 | ● | | | |||||
白百合台 | ● | | | |||||
箱根レイクホテル前 | ● | | | |||||
箱根桃源台(芦ノ湖) | ● | ▲ | |||||
湖尻 | ● | ||||||
ピクニックガーデン | ● | ||||||
箱根園ゴルフ場 | ● | ||||||
箱根園 | ● | ||||||
箱根小田急山のホテル | ▲ |
- 凡例
- ●:上下線共乗降可能
- ▼:下り乗車・上り降車のみ
- ▽:下り乗車・上り降車のみ(上り1本は経由なし)
- ▲:下り降車・上り乗車のみ
- ★:下りのみ停車・降車のみ
- |:通過
- ∥:経由なし
その他[編集]
- 新宿駅からハイアットリージェンシー東京の送迎バスも運行する。銀色ベースとした専用車が1台在籍。
- 新宿駅又は町田駅から富士霊園への会員制バス「ふじやま号」も運行する(主に土曜・休日、町田発着は季節限定)。
車両[編集]
この記事の正確さについて疑問を呈していた人がいたようです。 |
- 三菱ふそう製が用いられる。スーパーハイデッカー(エアロクィーン)、ハイデッカー(エアロバス)のほか、ハイアットリージェンシー東京送迎バスの三菱ふそう・エアロミディ-Sまで多様である。以前は2階建て車(エアロキング)も保有していた。
- 貸切車も在籍するが、一部を除き小田急グループ共通塗装となっている。登録番号とは別に4桁の社番が付与されている。
- 世田谷区に車庫があるため、全車両が品川ナンバーである。
- なお、小田急バスとの外観上の区別は、小田急箱根高速バスが小文字で odakyu と表記するのに対し、小田急バス(観光・空港限定車、小田急シティバスも含む)は大文字で ODAKYU と表記、さらに犬のレリーフが付けられている。
- 2012年10月よりアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とのタイアップによるラッピングバスが運行されている。同作に登場する「第3新東京市」が箱根をモデルとしている縁で実現したもので、この車両のみ音声ガイドは同作の登場人物・伊吹マヤ役の声優・長沢美樹が務める。2014年4月からは「2号機」との2車体制で運行されている。
- 2014年11月導入分から世田谷ナンバー(ご当地ナンバー)で登録される。
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]