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ひばりヶ丘駅(ひばりがおかえき)は、東京都西東京市住吉町三丁目にある西武鉄道池袋線の駅である。駅番号はSI13。
歴史[編集]
- 1924年(大正13年)6月11日 - 武蔵野鉄道の田無町駅(たなしまちえき)として開業。
- 1959年(昭和34年)5月1日 - ひばりが丘団地の造成に併せ、ひばりヶ丘駅に改称。
- 1960年(昭和35年)6月2日 - 駅構造を単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線から、島式ホーム2面4線に変更[1]。
- 1967年(昭和42年)10月15日 - 橋上駅舎使用開始[1]。
- 2003年(平成15年)4月 - 2005年(平成17年)5月 - 利用者の増加に対応するために駅舎改良工事が行われ、ホームの拡幅・嵩上げ・上屋建て替え工事などを実施。同時に北口階段を除き、バリアフリー化を伴う全面建て替えも行われた。
- 2005年(平成17年)3月 - 新しい南口階段の供用が始まり、同年5月の南口1階セブン-イレブンの開店をもって完了した。
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線を有する地上駅。内側2線が本線、外側が待避線であり、1・2番ホームが下り、3・4番ホームが上りとなっている。橋上駅舎を有している。
駅舎は周辺で最もバリアフリー化が遅れていたが、2005年(平成17年)に改良工事が完成し、ホーム上屋の一部にアーチ状屋根が採用された。しかし、北口については以前と変わらない。
ホームと改札階、改札階と南口側地上との間をそれぞれ連絡するエレベーターとエスカレーターがある。トイレは2階改札内にあり、多機能トイレも併設している。一方で、北口側は入口の両端に店舗があり、バリアフリー施設を設置するスペースがない。
のりば[編集]
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■池袋線 | 下り | 所沢・飯能・西武秩父方面 |
3・4 | ■池袋線 | 上り | 練馬・池袋・新木場・渋谷・横浜方面 |
- 内側2線(2・3番ホーム)が主本線、外側2線(1・4番ホーム)が待避線である。
- 特急および平日朝ラッシュ時に運行される通勤急行以外の全旅客営業列車が停車する。
- 当駅で急行と準急・各駅停車の緩急接続を行う。
- 平日朝ラッシュ時には上り快速が当駅で特急の通過待ちを行う。
- 土曜・休日の野球ダイヤ時では、副都心線からの快速急行小手指行を行先変更した快速西武球場前行に接続する形で、当駅始発の快速急行小手指行きが二本設定されている。これは、行先変更により運転の無くなってしまう所沢以遠の乗客への利便性を落とさないようにするためのものである。
- 西武ドームや入間基地航空祭などのイベント輸送では、所沢方面から当駅終着の電車が不定期だが設定されており、行先表示器にも「各停 ひばりヶ丘」(現行の字幕に更新するまでは「普通 ひばりヶ丘」)の表示が存在する。ただし当駅には折り返し設備がないので、到着した電車は乗客を降車した後、1駅先の保谷へ回送される。なお、野球イベント輸送は2012年6月30日のダイヤ改正で、保谷・清瀬・所沢終着に変更され消滅。
利用状況[編集]
2012年度の一日平均の乗降人員は67,456人であり[2]、西武鉄道全92駅中13位。
各年度の一日平均乗降人員は下表のとおり。
年度 | 一日平均 乗降人員 |
---|---|
2002年(平成14年) | 63,955 |
2003年(平成15年) | 64,599[3] |
2004年(平成16年) | 64,940[3] |
2005年(平成17年) | 66,033[3] |
2006年(平成18年) | 66,499[3] |
2007年(平成19年) | 67,318[3] |
2008年(平成20年) | 67,682[4] |
2009年(平成21年) | 68,663[4] |
2010年(平成22年) | 67,591[4] |
2011年(平成23年) | 66,387[4] |
2012年(平成24年) | 67,456[4] |
各年度の一日平均乗車人員は下表のとおり[5]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1956年(昭和31年) | 3,835 |
1957年(昭和32年) | 4,429 |
1958年(昭和33年) | 5,624 |
1959年(昭和34年) | 9,086 |
1960年(昭和35年) | 10,909 |
1961年(昭和36年) | 12,428 |
1962年(昭和37年) | 14,501 |
1963年(昭和38年) | 16,332 |
1964年(昭和39年) | 17,956 |
1965年(昭和40年) | 19,101 |
1966年(昭和41年) | 20,310 |
1967年(昭和42年) | 21,543 |
1968年(昭和43年) | 22,147 |
1969年(昭和44年) | 23,455 |
1970年(昭和45年) | 24,556 |
1971年(昭和46年) | 25,014 |
1972年(昭和47年) | 25,847 |
1973年(昭和48年) | 26,871 |
1974年(昭和49年) | 27,973 |
1975年(昭和50年) | 28,331 |
1976年(昭和51年) | 28,115 |
1977年(昭和52年) | 28,512 |
1978年(昭和53年) | 29,016 |
1979年(昭和54年) | 29,410 |
1980年(昭和55年) | 30,153 |
1981年(昭和56年) | 30,868 |
1982年(昭和57年) | 31,249 |
1983年(昭和58年) | 31,967 |
1984年(昭和59年) | 32,468 |
1985年(昭和60年) | 32,964 |
1986年(昭和61年) | 33,986 |
1987年(昭和62年) | 34,402 |
1988年(昭和63年) | 35,504 |
1989年(平成元年) | 35,910 |
1990年(平成 | 2年)36,745 |
1991年(平成 | 3年)37,216 |
1992年(平成 | 4年)37,055 |
1993年(平成 | 5年)37,315 |
1994年(平成 | 6年)36,907 |
1995年(平成 | 7年)36,041 |
1996年(平成 | 8年)35,381 |
1997年(平成 | 9年)35,058 |
1998年(平成10年) | 34,077 |
1999年(平成11年) | 32,978 |
2000年(平成12年) | 32,312 |
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2001年(平成13年) | 32,211 |
2002年(平成14年) | 31,745 |
2003年(平成15年) | 32,060 |
2004年(平成16年) | 32,156 |
2005年(平成17年) | 32,696 |
2006年(平成18年) | 32,959 |
2007年(平成19年) | 33,473 |
2008年(平成20年) | 33,663 |
2009年(平成21年) | 34,167 |
2010年(平成22年) | 33,786 |
2011年(平成23年) | 33,180 |
駅周辺[編集]
詳細はひばりが丘
駅構内[編集]
出店店舗の詳細は西武プロパティーズ公式サイト「ひばりが丘駅の店舗情報」を参照。
南口[編集]
- 田無警察署 ひばりヶ丘駅前交番
- 西東京市役所 ひばりヶ丘駅前出張所
- 西東京市ひばりが丘図書館
- 西東京市ひばりが丘公民館
- 西東京市ひばりが丘福祉会館
- 西友 ひばりが丘店 - 所在地は住吉町だが谷戸町にもまたがって建っている
- アリエビル(ひばりが丘PARCO)
- クイーンズ伊勢丹 ひばりが丘店
- 三井住友銀行 ひばりヶ丘支店
- りそな銀行 ひばりヶ丘支店
- みずほ信託銀行 ひばりが丘支店
- 住友重機械工業 田無製作所
- ひばりが丘団地 - UR都市機構ひばりが丘パークヒルズとして建て替え中。
- 西友 ひばりが丘団地店
- 西東京いこいの森公園
- 自由学園
- ひばりが丘郵便局
- まなマート ひばりヶ丘店
- Big-A 西東京谷戸町店
- コープとうきょう ひばりが丘店
北口[編集]
- ひばりヶ丘駅北口バス停留所 - 若干離れた埼玉県新座市栗原にある。
- ひばりが丘北郵便局
- みずほ銀行 ひばりが丘支店
- 多摩信用金庫 ひばりが丘支店
- オリンピック ひばりヶ丘店
- ライフ 新座店
- おかしのまちおか ひばりが丘店
- スポーツクラブ ルネサンスひばりヶ丘
- 埼玉県警察 新座警察署 栗原交番
南口には広い駅前広場があり、そこから武蔵境、三鷹方面へのバス路線が発着する。広場を囲むように西友とPARCOが建つ。高層マンションや各銀行の支店、商店街が駅から田無駅方面に延びる道路(谷戸新道)に沿って立地するが、一歩入るとすぐに住宅街となる。特に西側の東久留米市側は学園町と呼ばれ、自由学園を中心に碁盤の目のように道路が走る。
北口は南口と対照的に隘路が入り組み、商店街を中心に発達した。バスターミナルは駅北方の埼玉県新座市内にあり、5 - 8分程度歩く。北口周辺道路は当駅と新座市の県道を結ぶために通過交通が多く重要な路線で、新座市側は片側1車線の車道と歩道が整備されているが、西東京市に入った途端にただの街路になる。狭い道路に歩行者、自転車、自動車が入り乱れ、危険な状況であること、また建物が密集して防災面に不安があることなどから、特に西東京市側で整備が急務となっていたが、西東京市は駅から少し歩くと新座市となる立地のため税金は使えないと難色を示していた。このため、新座市が西東京市長と協議し、ひばりヶ丘駅北口の整備に係る許可を取得した。駅前に広場を設置し、16メートル道路を設置する計画がある[6]。また2010年8月には東京都都市整備局において、街並み再生地区に指定された[7][8]。
地理的には西東京・東久留米・新座の3市の市境に近く[9]、それぞれから利用者が集まる。なお、南口でひばりが丘団地の建て替えと民間の大規模マンションや戸建て住宅の建設が続いており、今後1万人程度の利用者の増加が見込まれている。
バス[編集]
新座市のコミュニティバス「にいバス」(東武バスウエスト新座営業事務所により運行)を除き、一般路線・コミュニティバスのいずれも西武バスにより運行。
南口(ひばりヶ丘駅)
- 1番のりば(駅南口正面)
- 2番のりば(YASUDA・三菱東京UFJ銀行前)
- 3番のりば(西友前)
- はなバスのりば(西友前安全島)
- 深夜急行バスおりば
北口(ひばりヶ丘駅北口) 前記したように、ひばりヶ丘駅北口停留所は、北口より徒歩5分程度の新座市栗原にあり、西武バスの折返所となっている。
- 1番のりば
- 2番のりば
北口(ひばりヶ丘駅入口) 北口からひばりヶ丘駅北口停留所を過ぎた先の通り上にある停留所で、にいバスが使用している。両方向とも同一のポールを使用している。
- にいバス東コース・右回り:老人福祉センター経由 新座市役所行き
- にいバス東コース・左回り:新座市営墓園経由 新座市役所行き
隣の駅[編集]
- 西武鉄道
- ■池袋線
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)67ページ
- ↑ 西武鉄道「駅別乗降人員」PDF
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.1 2003年度 - 2007年度 池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線・山口線PDF - 西武鉄道
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.2 2008年度 - 2012年度 池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線・山口線PDF - 西武鉄道
- ↑ 東京都統計年鑑
- ↑ 第93回市長市政懇談会での主なご意見・ご提言 - 新座市役所
- ↑ 「ひばりヶ丘駅北口地区」の「街並み再生地区」の指定について - 東京都都市整備局 2010年8月25日
- ↑ 別紙 まちづくりにおける将来像のイメージ - 東京都都市整備局 2010年8月25日
- ↑ 西東京市が出来る前は旧保谷市と田無市の境目にも近かった。