「信越化学工業」の版間の差分
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信越化学工業株式会社(しんえつかがくこうぎょう、英:Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)は、東京都千代田区大手町に本社を置く日本の大手化学メーカー。日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[1][2][3]。東証1部の化学セクタにおいて唯一TOPIX Core30に組込まれており、日本の化学メーカーとして最大の時価総額および営業利益を誇る企業である。
概要[編集]
以下の5つの事業セグメントを展開し、多くの世界トップシェア製品を有する。
・塩ビ・化成品事業:塩化ビニル樹脂(世界シェア首位)
・半導体シリコン事業:シリコンウェハー(世界シェア首位)
・シリコーン事業:シリコーン樹脂(世界シェア4位、国内首位)
・電子・機能材料事業:合成石英(世界シェア首位)、フォトマスクブランクス(世界シェア首位)、フォトレジスト(世界シェア2位)
・機能性化学品事業:合成性フェロモン(世界シェア首位)、メチルセルロース(世界シェア2位)
営業利益率の非常に高いメーカーとして知られ、営業利益約4,000億円は国内化学メーカーとして圧倒的な水準を誇る。
同根企業はチッソ[注釈 1]、旭化成、積水化学工業、積水ハウスなどがある。
100%子会社のシンテックは、米国に世界最大の塩ビ生産工場を持ち更に増設工事中。
沿革[編集]
- 1926年 - 信越窒素肥料株式会社として発足。翌年、直江津工場が完成し、カーバイドおよび石灰窒素の製造を開始。
- 1938年 - 磯部金属試験所(現・群馬事業所)を設置。
- 1940年 - 信越化学工業株式会社に社名変更。
- 1945年 - 大同化学工業を合併、武生工場とする。
- 1949年 - 東京証券取引所に株式上場。
- 1960年 - 信越ポリマー株式会社を設立。ポルトガルに塩化ビニル樹脂の製造・販売を行うシレス社を設立。
- 1967年 - 信越半導体株式会社を設立。
- 1973年 - シンテック社(米国)を設立。翌1974年から米国テキサス州で塩化ビニル樹脂の生産を開始。
- 1974年 - 小田切新太郎が社長に就任。
- 1979年 - 米国ワシントン州にシンエツハンドウタイ・アメリカ社を設立。
- 1983年 - 小田切新太郎社長が会長、小坂雄太郎専務が社長に就任。
- 1990年 - 金川千尋副社長が社長に就任。
- 2010年6月29日 - 森俊三副社長が社長、金川千尋社長が会長に就任した。
- 2016年6月29日 - 森俊三社長が取締役相談役、秋谷文男副社長が副会長、斉藤恭彦副社長が社長に就任した。
歴史[編集]
1926年9月16日、日本窒素肥料(現・チッソ[注釈 1])と地元資本との合弁会社として長野県長野市に設立された。当初、新潟県中頸城郡直江津町(現・上越市)の工場で、日本窒素肥料水俣工場の技術を導入し、石灰窒素を生産していた。
主な製造拠点[編集]
関連会社[編集]
2018年3月末時点の子会社及び関連会社総数は140社である。
※ 主な企業
- シンテック社 - 世界最大の塩ビメーカー。ロビンテック社(米国)との合弁事業として設立。1976年に信越化学の100%子会社。
- 信越半導体 - シリコンウエハーで世界最大のマーケットシェア。同社の半導体部門が分離独立。
- 信越エンジニアリング
- 信越ポリマー - 日本の化学系諸工業セクターの会社[注釈 2]。
- 信越石英 - 独ヘレウス石英ガラスとの対等出資。持分法適用関連会社。
- 三益半導体工業 - 群馬県発祥の半導体メーカー商社。
- 日信化学工業 - 新日本窒素肥料(現・チッソ)との合弁で塩ビ製造のため設立した。現在は塩ビ・酢ビ共重合樹脂や各種エマルジョン等を製造・販売している。
- タツノ化学 - 三菱商事とともに支配株主となっているプラスチック製フィルム・シート等のメーカー。
- 長野電子工業 - 工業用機械メーカー・不二越機械工業[注釈 3]との合弁で設立した長野県の半導体メーカー。
- 直江津電子工業 - 上記子会社との合弁で設立した新潟県の半導体メーカー。
- 信濃電気製錬 - 旧小坂系の炭化ケイ素製品メーカー。1965年に信越グループ入り。
- 信越アステック - 信越協同建設(のち信建産業)を母体とした建設・不動産業を兼業する複合商社。
- アドマテックス - トヨタ自動車および信越石英との合弁で設立。
- 日本酢ビ・ポバール - 旧信越酢酸ビニルが、ユニチカ系樹脂化学メーカーであった旧・ユニチカケミカルとの合併により誕生した酢ビ系メーカー。
かつての関連会社[編集]
- ダウ・ケミカル日本株式会社 - 世界最大の化学メーカー、ダウ・ケミカルの日本法人。かつては同社とダウ・ケミカルとの合弁で「ダウ信越株式会社」という社名だった。
- 日本大豆製油(現・J-オイルミルズ)- 同社と日清フーズの合弁で設立された食用油メーカー。現在は味の素傘下。
脚注[編集]
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出典[編集]
- ↑ 構成銘柄一覧:日経平均株価 Nikkei Inc. 2021年10月8日閲覧。
- ↑ 「TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期選定結果及び構成銘柄一覧PDF jpx.co.jp 2020年10月7日公表 2021年10月8日閲覧。
- ↑ JPX日経400・JPX日経中小型 jpx.co.jp 2021年10月8日閲覧。