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'''國學院大學'''(こくがくいんだいがく)は、[[東京都]][[渋谷区]]東四丁目10-28に本部を置く[[日本]]の[[私立大学]]である。[[1920年]]に設置された。大学の略称は國學院ないしは國大。ただし、表記は学生スポーツ等でマスメディアでは國學大(国学大)が使用されている。また、新字体(当用漢字)での「国学院大学」表記はマスメディアやスポーツ分野での使用を認めない場合に主として使用されるが、公式文書等は正字体表記を基本としている。 | '''國學院大學'''(こくがくいんだいがく)は、[[東京都]][[渋谷区]]東四丁目10-28に本部を置く[[日本]]の[[私立大学]]である。[[1920年]]に設置された。大学の略称は國學院ないしは國大。ただし、表記は学生スポーツ等でマスメディアでは國學大(国学大)が使用されている。また、新字体(当用漢字)での「国学院大学」表記はマスメディアやスポーツ分野での使用を認めない場合に主として使用されるが、公式文書等は正字体表記を基本としている。 | ||
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* [[1882年]]11月 麹町区飯田町(現・[[千代田区]][[飯田橋]])に[[皇典講究所]]が創設される。 | * [[1882年]]11月 麹町区飯田町(現・[[千代田区]][[飯田橋]])に[[皇典講究所]]が創設される。 | ||
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* [[2009年]]4月 人間開発学部(初等教育学科・健康体育学科)を開設する。 | * [[2009年]]4月 人間開発学部(初等教育学科・健康体育学科)を開設する。 | ||
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國學院大學(こくがくいんだいがく)は、東京都渋谷区東四丁目10-28に本部を置く日本の私立大学である。1920年に設置された。大学の略称は國學院ないしは國大。ただし、表記は学生スポーツ等でマスメディアでは國學大(国学大)が使用されている。また、新字体(当用漢字)での「国学院大学」表記はマスメディアやスポーツ分野での使用を認めない場合に主として使用されるが、公式文書等は正字体表記を基本としている。
目次
大学全体[編集]
神道の研究・教育機関であった皇典講究所(こうてんこうきゅうじょ)を母体とした大学である。平成22年5月時点で、学部生10,297名を数える(平成22年度事業報告書より)。
教育および研究[編集]
國學院大學には神社本庁の神職の資格が取れる神職課程がある。大学でこの資格を取得できるのは國學院大學と皇學館大学のみである。
沿革[編集]
略歴[編集]
1882年に神職養成や国学普及などを目的に創設された皇典講究所が、教育事業の拡大を図り、1890年に設立した国学系の学生養成機関である國學院を起源とする。 1920年の大学令によって大学に昇格し、戦後は1948年に現行学制によって大学となる。
年表[編集]
- 1882年11月 麹町区飯田町(現・千代田区飯田橋)に皇典講究所が創設される。
- 1890年7月 皇典講究所に教育機関として國學院が設置される。
- 1898年4月 財団法人として國學院が皇典講究所から独立する。
- 1904年4月 専門学校令による認可を得て専門学校に昇格、大学部を設置。
- 1906年6月 私立國學院大學に改称する。
- 1919年9月 國學院大學に改称する。
- 1920年4月 大学令による旧制大学に昇格する。
- 1923年5月 渋谷氷川裏御料地に移転する。
- 1927年 専門学校令により附属神職部を設置。高等師範部を4年制として一部・二部に分置
- 1929年 神職部を神道部に改称
- 1936年 神道部を4年制とする。
- 1940年 興亜部を設置
- 1944年 神道部・高等師範部・興亜部を合併し、3年制専門部とする。
- 1946年1月 皇典講究所が解散し、國學院大學に吸収される。
- 1947年4月 学部第二部を開設する。
- 1948年4月 学制改革により新制大学となり新制文学部を開設する。
- 1949年4月 新制文学部第二部を開設する。目白分校で授業を開始する。政治学部を設置。
- 1950年4月 政治学部を政経学部に改組。
- 1951年3月 旧制学部第一部・専門部を廃止する。
- 1951年4月 政経学部第二部を開設する。大学院文学研究科修士課程を開設する。
- 1951年5月 文学部神道研修別科を開設する。
- 1953年3月 旧制第二部文学部を廃止する。目白分校での授業を撤退する。
- 1953年4月 大学院文学研究科博士課程を開設する。1952年に合併した久我山学園の校地に分校を開設する。
- 1955年1月 幼稚園教員養成所を開設する。
- 1955年7月 日本文化研究所を設置する。
- 1958年3月 久我山分校での授業を撤退する。
- 1958年4月 神道専修科を神道学専攻科に改める。
- 1958年7月 蓼科寮を開設する。
- 1963年4月 法学部第一部を開設する。
- 1965年4月 法学部第二部を開設する。
- 1966年3月 政経学部第一部・第二部を廃止する。
- 1966年4月 政経学部を改組し、経済学部第一部・第二部を開設する。
- 1967年4月 大学院法学研究科修士課程を開設する。文学部第二部神道学科を開設する。八王子分校舎で授業を開始する。
- 1968年4月 大学院経済学研究科修士課程を開設する。
- 1969年4月 大学院法学研究科博士課程を開設する。
- 1970年4月 大学院経済学研究科博士課程を開設する。
- 1985年3月 八王子分校舎での授業を終了する。
- 1985年4月 新石川校舎で授業を開始する。
- 1991年9月 八王子分校舎を撤退する。
- 1992年4月 第一部1・2年生の授業をたまプラーザキャンパス(旧・新石川校舎、及び横浜運動場)で開始する。
- 1996年4月 文学部の一部が、第一部日本文学科・中国文学科・外国語文化学科に改組される。経済学部に第一部経済ネットワーキング学科・第二部産業消費情報学科を開設する。相模原キャンパスを開校する。
- 2001年4月 法学部・経済学部に昼夜開講制を導入する。
- 2002年4月 文学部神道学科を改組し、神道文化学部を開設する。
- 2003年4月 渋谷キャンパスで120周年記念1号館が竣功する。
- 2004年4月 専門職大学院法務研究科(法科大学院)を開設する。
- 2004年7月 渋谷キャンパスで120周年記念2号館が竣功する。
- 2005年4月 経済学部に経営学科を開設する。文学部日本文学科・史学科に昼夜開講制を導入する。
- 2006年6月 渋谷キャンパスで若木タワーが竣功する。
- 2008年3月 渋谷キャンパスで学術メディアセンター(略称AMC)が竣工する。
- 2009年4月 人間開発学部(初等教育学科・健康体育学科)を開設する。
- 2009年9月 渋谷キャンパスで3号館が竣工する。
国学院大学法学部のイトウダイスケ君が公園の水道の蛇口を尻に突っ込む[編集]
基礎データ[編集]
所在地[編集]
象徴[編集]
スクールカラー[編集]
校歌・応援歌[編集]
- 見はるかすもの みな清らなる 澁谷の岡に大學たてり 古へ今の 書明らめて 國の基を 究むるところ
- 外つ國々の 長きを採りて 我が短きを 補ふ世にも いかで忘れむ もとつ敎は いよよみがかむ もとつ心は
- 學のちまた そのやちまたに 國學院の 宣言高く 祖先の道は 見よここにあり 子孫の道は 見よここにあり
國大名物数々あれど数あれど 数ある中のその一つ 突きから始まる三拍子 國大健児の精鋭が 踊り狂わんこの踊り
- どこもかしこも灰だらけ サノエ サノエ 廃墟の中にくっきりと 立った姿に泣けてくる ああ國學は亡びず サノエ サノエ サノエッサッサ
- 道玄坂をおり乍ら サノエ サノエ 語り合うたを夢にすな 道玄坂をのぼりつつ 國學院をそこに見よ サノエ サノエ サノエッサッサ
- きらびやかなる学問の サノエ サノエ 歴史思へば気がめいる これで俺等が居られよか 活かせ古典を時代の勘 サノエ サノエ サノエッサッサ
- 鬼ととり組む土佐坊もサノエ サノエ 金王丸でひと盛り あだに過すな若い日を 遊ぶ遊びは底ぬけに サノエ サノエ サノエッサッサ
- 國大小唄 - 作詞山田修七郎
- 恋の実践常磐松 温故青山女学館 國大だからそれだから 心臓女子が寄って来る寄って来る
- 花のお江戸へ発つ時に 袖にすがって恋人が お願ひだからそれだから 出世してねと泣いて言うた泣いて言うた
- 泣いて別れて又泣いて 入った学校が國學院 國大だからそれだから 古事記読み読み笙を聞く笙を聞く
- 笙を聞き聞き4年間 刻苦勉励したならば 早く故郷へ帰ってね 私それまで待ってるわ待ってるわ
- やさし言葉にはげまされ 螢雪功成る4年間 めでたく卒業その時は 紅顔可憐な國學者國學者
あてにならない文學士文學士 あてになるのは俺ばかり俺ばかり
教育および研究[編集]
組織[編集]
学部[編集]
- 文学部
- 経済学部
- 経済学科
- 経済の理論と歴史コース
- 日本の経済と政策コース
- グローバル経済コース
- 経済ネットワーキング学科
- 地球環境と開発コース
- 地域経営と福祉コース
- 情報メディアコース
- 経営学科
- マネジメントコース
- 会計情報コース
- 経済学科
- 法学部
- 法律学科
- 法律専攻
- 法律専門職専攻
- 政治専攻
- 法律学科
- 神道文化学部
- 神道文化学科(昼夜開講制)
- 神道文化コース
- 宗教文化コース
- 神道文化学科(昼夜開講制)
- 人間開発学部(平成21年度より新設)
大学院[編集]
専攻科[編集]
- 神道学専攻科
別科[編集]
- 別科神道学専修一類・二類
短期大学[編集]
- 國學院大學北海道短期大学部
- 国文学科
- 総合教養学科
- 幼児・児童教育学科
- 専攻科(福祉専攻)
附属機関[編集]
- 文学部附属
- 自然科学研究室
- 外国語研究室
- スポーツ・身体文化研究室
- 教育学研究室
- 考古学研究室
- 博物館学研究室
- 図書館学研究室
- 書道研究室
- 人間開発学部附属
- 教育実践総合センター
- 地域ヘルスプロモーションセンター
- 研究開発推進機構
- 研究開発推進センター
- 日本文化研究所
- 学術資料館
- 考古学資料館
- 神道資料館
- 伝統文化リサーチセンター
- 博物館学教育研究情報センター
- 校史・学術資産研究センター
- 河野博士記念室
- 武田博士記念室
- 折口博士記念古代研究所
- 教育開発推進機構(平成21年4月新設)
- 教育開発センター
- 共通教育センター
- 学習支援センター
研究[編集]
21世紀COEプログラム[編集]
- 採択1件
- 2003年
- 人文科学
- 神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成
私立大学学術研究高度化推進事業[編集]
- 採択2件
- 1999年
- 劣化画像の再生活用と資料化に関する基礎的研究
- 2007年
- モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践
教育[編集]
組織的な大学院教育改革推進プログラム[編集]
- 採択1件
- 2009年
- 高度博物館学教育プログラム-体系的な知識と技能を備えた博物館学研究者と上級学芸員の養成-
大学教育・学生支援推進事業[編集]
- 採択1件
- 2009年
- 日本語力強化をベースにした社会人力養成プログラム
質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)[編集]
- 採択1件
- 2006年
- 歴史文化を踏まえた環境総合教育の拠点形成~地域と国際を結ぶフィールド実践による主体形成~
新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム[編集]
- 採択1件
- 2007年
- 学生みずから発信する「自分史」作成支援~社会のなかでの自己活用力養成プログラム~
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
運動部[編集]
- いわゆる体育会運動部は國學院大學体育連合会(体連)を組織している。体育連合会には合氣道部・硬式野球部・少林寺拳法部・軟式野球部・モーターボート水上スキー部 ・居合道部・ゴルフ部・水泳部・バスケットボール部・ラグビーフットボール部・空手道部・サッカー部・吹奏楽部・バドミントン部・陸上競技部・キックボクシング部・射撃部・スキー部・バレーボール部・レスリング部・弓道部・柔道部・ソフトテニス部・フェンシング部・ローバースカウト隊・剣道部・重量挙げ部・卓球部・ボウリング部・ローラーホッケー部・硬式テニス部・準硬式野球部・ドリル競技部・ボクシング部・ワンダーフォーゲル部の35団体が加盟している。
- 國學院大學硬式野球部は東都大学野球連盟に加盟している。2010年秋期リーグ戦では、創部80年目にして初優勝を飾った。
- 陸上競技部は過去5回東京箱根間往復大学駅伝競走に出場しており、第87回東京箱根間往復大学駅伝競走で初めてシード権(次回大会の予選免除)を獲得している。
- スポーツ応援には國學院大學全學應援團が登場することもある。
文化部[編集]
文化部は文化団体連合会(文連)を組織している。
かつては早稲田大学につぐ革マル派の都内第二の拠点校であったが、早大から革マル派が掃討されたことにより、現在は國學院大學が革マル派の都内第一の拠点校となっている。同じく神道系で、学生運動がまったく存在しない皇學館大学とは好対照をなしている。
サークルの掛け持ちは容認されている。
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
- 卒業生や教員などのOB・OGのことを院友(いんゆう)と呼ぶ。また、院友会という同窓会組織があり、神道界や教育界やマスコミ界などにおいて影響力とコネクションを有する。渋谷キャンパスに隣接した院友会館は國學院大學の卒業生(院友)や関係者から寄せられた浄財で建設され運営されている。
大学関係者一覧[編集]
施設[編集]
キャンパス[編集]
渋谷キャンパス[編集]
- 文学部、経済学部、法学部、神道文化学部の全学年(一般教養科目の一部を除く)及び大学院、法科大学院が使用する。
- JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線、東京地下鉄半蔵門線・銀座線・副都心線 渋谷駅より徒歩約10~15分
- 東京地下鉄半蔵門線・銀座線・千代田線 表参道駅より徒歩約15分
- JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京地下鉄日比谷線 恵比寿駅より徒歩約15分
- 2002年から創立120周年を記念して再開発が行われた。2006年6月に若木タワー(地下1階・地上18階建て)、2008年6月に学術メディアセンター(AMC)、2009年9月に3号館が完成し、再開発事業は完了した。
横浜たまプラーザキャンパス[編集]
その他[編集]
- 1995年に新日本製鐵跡地へ相模原キャンパスを開設したが、2001年にほぼすべての校地を青山学院大学に売却。現在はテニスコートなどの施設がある程度で、サークルで使用されるほかは学生の利用はほとんどない。
- 厚生寮
- 叢隠寮(神奈川県箱根町)
- 蓼科寮(長野県立科町)
対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
- 首都圏西部大学単位互換協定会加盟
- 横浜市内大学間学術・教育交流協議会加盟
- 山手線コンソーシアム加盟
- 横浜市青葉区内六大学連携協定締結(横浜青葉区)
国学院大学・カリタス女子短期大学・玉川大学・日本体育大学・桐蔭横浜大学・横浜美術大学
研究機関との連携[編集]
- コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所
- セインズベリー日本藝術研究所
地方自治体との協定[編集]
- 島根県教育委員会
- 1. 学術資料館研究事業「出雲地域における祭祀遺跡に関する学術調査」
- 2.伝統文化リサーチセンター研究事業「モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践」(文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業)
- 3.島根県古代文化センター「基礎研究:考古学から見た地域間交渉調査、及び祭礼行事調査」
- 北秋田市教育委員会
- 横浜市青葉区
- 横浜市青葉区内六大学連携協定締結
系列校[編集]
姉妹校[編集]
- 学校法人日本大学
- 國學院大學と同じく皇典講究所に日本大学の前身である日本法律学校が創設されたという経緯がある。また、國學院大學学長が代わった際や日本大学総長・理事長が代わった際には相手の大学へ挨拶に行くという行事があり、お互い姉妹関係にあることを認めている。
関係校[編集]
栃木市に所在する以下の学校法人および教育機関は1963年に國學院大學から分離独立しており、現在は別学校法人による運営となっている。
附属学校[編集]
学校法人國學院大學が経営している系列校はそれぞれが独立しており、附属学校という扱いではないため系列校でまとめている。