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冬樹の事は現在「冬樹」と呼び捨てにしているが、幼年時代は「フユくん」と呼んでいた(超劇場版2にて)。 | 冬樹の事は現在「冬樹」と呼び捨てにしているが、幼年時代は「フユくん」と呼んでいた(超劇場版2にて)。 | ||
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成績優秀、[[スポーツ]]万能のスーパーガールである(ただし成績については原作・アニメともにほとんど扱われない為、実質は設定が存在するのみである。しかし原作4巻で秋に成績が良かった為、お小遣いを15%ほどアップしてもらっていたのでそれなりに勉強はしっかりやっている事が分かる)。アニメではその噂が[[宇宙警察]]にさえも届いており、それを見込まれて仕事を頼まれた時もうまく成し遂げている(成功の報酬に正規の宇宙警察手帳を渡された事になっている)。 | 成績優秀、[[スポーツ]]万能のスーパーガールである(ただし成績については原作・アニメともにほとんど扱われない為、実質は設定が存在するのみである。しかし原作4巻で秋に成績が良かった為、お小遣いを15%ほどアップしてもらっていたのでそれなりに勉強はしっかりやっている事が分かる)。アニメではその噂が[[宇宙警察]]にさえも届いており、それを見込まれて仕事を頼まれた時もうまく成し遂げている(成功の報酬に正規の宇宙警察手帳を渡された事になっている)。 | ||
− | + | 運動嫌いな弟・冬樹(2011年以降は妹・冬樹)とは逆に、夏美は新しいスポーツにも積極的に挑戦し上達も早い。原作13巻で[[スキー]]を[[北城睦実|623]](アニメ版のサブローに当たる)にやり方を教えてもらった際、初心者なのにほぼ完璧にこなした。[[水泳]]では[[クロール]]50m28秒という記録を持ち([[自由形#50m自由形(長水路)|自由型50mの女子日本記録]]は25秒14)、[[二人三脚]]では地球人スーツMk-Iを着用したギロロと走って学園記録を更新。この優れた運動神経に裏打ちされた戦闘能力は彼をも上回ると見られ(ただし、アニメ第89話に登場したギロロの闘争本能の塊である「ギロッペ」よりは下回る模様)、[[ガルル小隊]]との戦闘の映像を見たケロン軍も夏美の戦闘能力に怯えを隠せずにいた。また、これによりケロン軍は当分はケロロ小隊に地球侵略を押し付ける形でまかせっきりにした。『出没!アド星ック天国』では「地球最強の生物」と紹介され、地球の観光スポットの第3位に選ばれた。 | |
なお、アニメ第113話でケロロが彼女の[[キック]]を受けると105[[重力|G]]の力がかかるという説明をしており、『出没!アド星ック天国』でも「夏美の破壊力は105G」と紹介されたが、誇張表現の一種と見られる。(105Gとは帰ってきたウルトラマンのスピンキックの数値である) | なお、アニメ第113話でケロロが彼女の[[キック]]を受けると105[[重力|G]]の力がかかるという説明をしており、『出没!アド星ック天国』でも「夏美の破壊力は105G」と紹介されたが、誇張表現の一種と見られる。(105Gとは帰ってきたウルトラマンのスピンキックの数値である) | ||
=== 性格 === | === 性格 === | ||
− | + | 性格は明るく活動的であるが、穏和な弟・冬樹(2011年度以降は妹・冬樹)とは逆に夏美は短気で怒りっぽい。また、たとえ自分に非があってもケロロが関係していれば彼のせいにしたり、理由もなくケロロにダメージを与えたり、理不尽にキレて機嫌が悪くなるとなんでも禁止してしまったりなど、非常に自分勝手で攻撃的気質が強い面が見られ、[[磔|磔刑]]や[[火刑|火あぶり]]などケロロたちへのお仕置きは度を越える事がある(だがアニメでは[[暴力]]シーンの規制のため磔刑はなくし、火あぶりは直接あぶられているシーンを見せていない)。その為ケロロに「[[ヒステリー]]」と認識される場合もあり、アニメ第106話で彼がとっさに夏美を宇宙人に見せかける為につけた名前は「ヒステリック星人」であった。しかし最近はケロロも家族の一員として認めてきている為か、拳骨程度で済ませることもある。 | |
この攻撃的気質はケロロに対して見せる事が多く、また呼称についても[[ケロロ小隊]]隊員は基本的に名前で呼ぶのに対して、ケロロの事だけは「'''ボケガエル'''」と呼んでいるのもこの性格の現れであると考えられる(なお、第1話でケロロの名前を知らない時からこの呼称を使っており、その呼び方が夏美の中で定着したと思われる。ただしアニメ第17話Aパートで1度だけ「ケロロ」と呼んだことがある)。この他、「バカガエル」「クソガエル」「オバケガエル」「エロガエル」「侵略ガエル」と呼ぶなど「[[カエル]]」を呼び名に入れたり、ケロン人を「匹」で数えてカエル扱いしたりする事がある。 | この攻撃的気質はケロロに対して見せる事が多く、また呼称についても[[ケロロ小隊]]隊員は基本的に名前で呼ぶのに対して、ケロロの事だけは「'''ボケガエル'''」と呼んでいるのもこの性格の現れであると考えられる(なお、第1話でケロロの名前を知らない時からこの呼称を使っており、その呼び方が夏美の中で定着したと思われる。ただしアニメ第17話Aパートで1度だけ「ケロロ」と呼んだことがある)。この他、「バカガエル」「クソガエル」「オバケガエル」「エロガエル」「侵略ガエル」と呼ぶなど「[[カエル]]」を呼び名に入れたり、ケロン人を「匹」で数えてカエル扱いしたりする事がある。 |
2015年3月12日 (木) 14:55時点における版
日向 夏美(ひなた なつみ)は、吉崎観音作の漫画『ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空の人物。
アニメ版の声優は斎藤千和。なお、第1話・第2話においてEDのクレジットが「斉藤千和」となる誤りがあったが第3話以降・DVD版では修正されている。
目次
人物
ケロロの居候している日向家の長女で、冬樹という弟がいる。(2011年度以降も放送してたら妹)
12月2日生まれでいて座(原作者の誕生日と同じ)。吉祥学園中等部3年生(原作での設定。アニメでは2年A組)。
一人称は基本的に「私」で、原作での振り仮名は「あたし」。アニメでの振り仮名は主に「わたし」(第119話Bパートより)。ただし原作第42話・アニメ第171話Aパートでは「俺」と言ったことがある。好きな色は水色。
パートナーはギロロ。
弟・日向冬樹(2011年度以降なら妹・日向冬樹)
上記のように、夏美には冬樹という弟が一人いる(詳細は日向冬樹を参照)。この姉弟には対照的な面(具体例は下記に記述)がいくつかあり、たまに喧嘩もするが総じて姉弟の仲は良好である。(2011年度以降なら姉妹)
冬樹の事は現在「冬樹」と呼び捨てにしているが、幼年時代は「フユくん」と呼んでいた(超劇場版2にて)。
外見・体格
髪の色は赤でツインテールにしており、アニメでは2ndシーズンになってから髪が短くなった。これは原作でも同じである。描写も初期の物と現在の物とではかなり違う。初期は先端がほぼ纏まっていたが物語が進むにつれて少しずつ変化していき、現在では毛先が3つに分かれていて長さも大分短くなっている。この事は原作1巻から順番に読んでいくと分かる。また10巻以降からの物と1巻の物と見比べると違いが分かる。しかしクルルによって大人になった時は髪の毛が腰ぐらいにまで伸び、髪型もこめかみの辺りの一部しかツインテールにしておらずツーサイドアップになっていた。瞳の色は茶色で、父親似らしい。
身長は158cm、体重は48kg(『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』より)。スリーサイズはB80・W56・H80(アニメではこの設定が規制されている。ただしナレーターに暴露されかけた事はある)。
母親・秋のグレートなプロポーションを受け継いだ為か、セクシーボディの持ち主としても有名である(山裏帝明談)。原作1巻で夏美は自分の胸を見て「また育ったかな?」と言っていた事から、日々そのスタイルは成長を続けている模様。実際にクルルの「オトナノカイダンノボル銃」で大人に変身させられた時、そのプロポーションは秋と肩を並べ、周りが注目するほどである。しかし彼女は胸が大きいことで運動しにくくなると言っており、逆にコンプレックスになっている様子。
知力・体力
成績優秀、スポーツ万能のスーパーガールである(ただし成績については原作・アニメともにほとんど扱われない為、実質は設定が存在するのみである。しかし原作4巻で秋に成績が良かった為、お小遣いを15%ほどアップしてもらっていたのでそれなりに勉強はしっかりやっている事が分かる)。アニメではその噂が宇宙警察にさえも届いており、それを見込まれて仕事を頼まれた時もうまく成し遂げている(成功の報酬に正規の宇宙警察手帳を渡された事になっている)。
運動嫌いな弟・冬樹(2011年以降は妹・冬樹)とは逆に、夏美は新しいスポーツにも積極的に挑戦し上達も早い。原作13巻でスキーを623(アニメ版のサブローに当たる)にやり方を教えてもらった際、初心者なのにほぼ完璧にこなした。水泳ではクロール50m28秒という記録を持ち(自由型50mの女子日本記録は25秒14)、二人三脚では地球人スーツMk-Iを着用したギロロと走って学園記録を更新。この優れた運動神経に裏打ちされた戦闘能力は彼をも上回ると見られ(ただし、アニメ第89話に登場したギロロの闘争本能の塊である「ギロッペ」よりは下回る模様)、ガルル小隊との戦闘の映像を見たケロン軍も夏美の戦闘能力に怯えを隠せずにいた。また、これによりケロン軍は当分はケロロ小隊に地球侵略を押し付ける形でまかせっきりにした。『出没!アド星ック天国』では「地球最強の生物」と紹介され、地球の観光スポットの第3位に選ばれた。
なお、アニメ第113話でケロロが彼女のキックを受けると105Gの力がかかるという説明をしており、『出没!アド星ック天国』でも「夏美の破壊力は105G」と紹介されたが、誇張表現の一種と見られる。(105Gとは帰ってきたウルトラマンのスピンキックの数値である)
性格
性格は明るく活動的であるが、穏和な弟・冬樹(2011年度以降は妹・冬樹)とは逆に夏美は短気で怒りっぽい。また、たとえ自分に非があってもケロロが関係していれば彼のせいにしたり、理由もなくケロロにダメージを与えたり、理不尽にキレて機嫌が悪くなるとなんでも禁止してしまったりなど、非常に自分勝手で攻撃的気質が強い面が見られ、磔刑や火あぶりなどケロロたちへのお仕置きは度を越える事がある(だがアニメでは暴力シーンの規制のため磔刑はなくし、火あぶりは直接あぶられているシーンを見せていない)。その為ケロロに「ヒステリー」と認識される場合もあり、アニメ第106話で彼がとっさに夏美を宇宙人に見せかける為につけた名前は「ヒステリック星人」であった。しかし最近はケロロも家族の一員として認めてきている為か、拳骨程度で済ませることもある。
この攻撃的気質はケロロに対して見せる事が多く、また呼称についてもケロロ小隊隊員は基本的に名前で呼ぶのに対して、ケロロの事だけは「ボケガエル」と呼んでいるのもこの性格の現れであると考えられる(なお、第1話でケロロの名前を知らない時からこの呼称を使っており、その呼び方が夏美の中で定着したと思われる。ただしアニメ第17話Aパートで1度だけ「ケロロ」と呼んだことがある)。この他、「バカガエル」「クソガエル」「オバケガエル」「エロガエル」「侵略ガエル」と呼ぶなど「カエル」を呼び名に入れたり、ケロン人を「匹」で数えてカエル扱いしたりする事がある。
上記の通りかなりの攻撃的気質から、小学生の頃は弟(冬樹)のピンチ救済を方便として喧嘩三昧に明け暮れていた為、「女ジャイアン」・「デビル・サマー」と呼ばれ、周囲の生徒たちに恐れられていた(冬樹も夏美が怖くて泣いていた。しかし彼がキレた時に見せる表情にはさすがの彼女も顔を青褪めさせ、「私でも止められない」と慌てふためく)。
このように好戦的な性格の夏美だが、その一方ママっ子で寂しがり屋・非常に怖がりな面もある。ケロロに関しても何だかんだ言って冬樹と同じくらいかそれ以上に心配をしている。ケロロなりに頑張っている点は認めており、彼がガルル中尉に記憶を抹消されかけた時も「アイツなりに頑張っていたのに、記憶まで役目まで奪うなんてひどすぎる」と涙ながらに訴えるなど、家族の一員として見ているというような発言も見られる。また、この前述のアニメ版では大尉になったケロロに物凄い剣幕で喝を入れるように泣きながらビンタを食らわしている。
ケロロが家出した時や、買ったばかりのバイクで山奥まで行って帰られなくなった時には心配していないように見えて本当は心配で仕方がない表情を見せており、ケロロを山奥で見つけた際にはほっとした表情を見せていた。さらに最近では心配していることが露骨に表れている表現もある。たとえば原作12巻でケロロが病気(ただの夏バテであった。アニメでは5月に放送された為、五月病である)になった時、「アイツが、嘘よ…。」と呟いて沈んだ表情をしていた。
他にも、アニメ第134話Aパートでケロロが宇宙ノド風邪にかかった時に「心配した」と言っており、またアニメ第154話でのゼゼゼットトトソ戦の時に内緒でケロロ達が応戦して大敗して戻ってきた際には「このボケガエル!何が死ぬかと思ったよ!心配させて…」と言って涙ぐんでいた。それ以外でもケロロと和やかにしている様子が原作とアニメ両方でたまに見られ、アニメ第195話Bパートでは旅館内での卓球勝負でケロロと好勝負を繰り広げ、日向家に帰宅した後は冬樹に「卓球の決着はつけないのか」と聞かれた際に、「もういい」「あれは温泉でやるから意味がある」とケロロと意気投合し「ねー!」と声を合わせていた。原作第126話でぬいぐるみの愛らしさを侵略に利用しようとして、クルルの「N(ぬいぐるみ)・コーティング」を受けぬいぐるみの姿になったケロロを、「抱き心地いい」「キモカワイイ」と大層気に入っていた。
ケロロが時々言う正論には悔しい表情を見せながらも認める部分もある。さらにケロロの父が地球にお見合い相手の写真を持って来た際に、ケロロが咄嗟に夏美を結婚相手に決めていると出任せを言った際には彼に合わせてあげたこともある。その時にケロロの父に共鳴をして欲しいといわれた際は見事に共鳴して見せた。その時の掛け声は「ナツナツナツナツ…」である。弟である冬樹もケロロと共鳴した事がある。
オカルト否定派だが、星座占いは信じやすい性格。またかなりの霊感体質で心霊体験も経験しているが、恐れからか頑なに否定している(冬樹はオカルト肯定派だが、星座占いはあまり信じておらず、霊感体質は全く無い)。アニメ開始当初は幽霊ちゃんが本筋に絡んでくるたびに倦怠感(霊障)に襲われていた。主に肩が重たくなる等が多い。
地球防衛線としての夏美
ケロン軍に「地球軍最終防衛ライン・コードネーム723(ナツミ)」とされており(アニメではコードネーム「ナナフタサン」・通称「ナツミ」)、武力闘争の面で地球の平和を担っている。ケロロ達と共に生活しているが、一応はケロン人を「侵略者」という事で常に警戒している(どこかへ出掛ける作戦の場合は監視・妨害を理由に付いていっては遊んでいる事もある)。さらにイベントや街中などでケロロらと会うと、「何かたくらんでいる」と決め付けて干渉しようとする事も多い。このことをギロロやタママに注意された事がある。弟の冬樹が交渉・駆け引きを通じた穏便な対応をとる場合が多いのに対し、夏美は原作の9巻にて温泉がらみでルービックキューブを渡した件などの例外を除けば武力による強硬な対応を取る(簡単に言えば、武力制裁のようなもの)場合が多く、ケロロの部屋に殴り込みをかける光景はおなじみである。
日向家と地球の平和は、強硬派の軍人(?)夏美と穏健派の外交官(?)冬樹の微妙なコンビネーションとバランスによって保たれていると言えるかもしれない。
しかしナメクジのようなヌルヌル系は非常に苦手であり(なぜかカタツムリは平気らしい。理由は可愛いからだとか)、これを顔に付けられただけでも気絶するほどである。この為、8巻でナメクジを人工進化させた「ウェットルマン(アニメではウェットルキング)」を前にした時には手も足も出なかった。これにより原作8巻であったように、ヌルヌルした物を利用した武器で応戦すれば簡単に倒せるかも知れない。
ただし、彼女を恐れずにケロロらが本気で侵略しようと動き出せば彼女は無力同然なのかもしれない。彼女は原作6巻で「彼ら(ケロン人)の扱いは手慣れた」とか、「自分がいれば地球はもう大丈夫」だとかの発言をしていたが、これは彼女はケロロ達ケロン人の本当の力や恐ろしさを知らないがゆえの発言であり、原作10巻ではガルル小隊による地球侵略のテキパキとした任務の遂行、原作13巻でのケロロ達のこれまでにない本気の侵略(実際はエイプリルフールにちなんだ嘘)に手も足も出せないという状態で半ばあきらめを伺わせる発言をしていた。
吉祥学園での夏美
前述の通り成績優秀・スポーツ万能であるため後輩たちの憧れの的になっており、学校での人気は非常に高くファンクラブも存在するほどである。運動部を中心に勧誘が絶えないが、多忙な母・秋の代わりに家事をしなければならないので部活動には所属していない。本人は思い切り部活がしたいとのこと(原作2巻より)。
また、バレンタインデーになると後輩の女子たちが夏美にチョコレートを渡したがるが、受け取ってくれないので冬樹に代わりに渡してもらう。しかし夏美はいかなる手段にせよ「バレンタインデーに夏美にチョコを渡す」という行為自体納得していないようである。またその一方、アニメでは芋碁理恵やモグ子のように対抗意識を持つ生徒も存在する。
「吉中の護衛神」(きっちゅうのガーディアン)の異称を持ち、その噂は他校にも知れている。
人間関係
ギロロが夏美に対して惚れている(経緯はギロロ初登場時、彼のトラップをすべて無傷で突破した上その後の戦闘でもギロロに勝ち、以来彼は夏美を「地球の女ソルジャー」と見なして惚れる)が、夏美自身はそのことに気がついていない様子。ただしいつも何かあるとギロロが助けてくれるため好感を抱いている。そのため、パートナーとしては仲は良好である。アニメ第85話(原作第35話)にてケロロと入れ替わった時には「あんただけが頼り」と言っている。
また東谷小雪も夏美のことが好きであり、同性愛といってよいほどである。夏美自身はこのことに対してはかなり困惑した表情を見せる。
しかし超劇場版でも小雪やギロロの思いを感じないなど、恋愛に対してかなり鈍感なようである(この辺りは姉弟共通)。
夏美は623(アニメではサブロー)に対して強い憧れを抱いており(アニメではこの傾向がより顕著に見られる)、『623の俺ラジオ』を好んで聞いている。アニメでは623=サブローということが隠されているため、夏美は623とサブローが別人だと思い込んでおり、このラジオに「ナッチー」というラジオネームでハガキを応募している。このハガキは実際に読まれた事が何度かあるが、これが読まれる直前に何かしらトラブルが起こって結局聞けないことが多い。アニメ第74話ではケロロが「ガンプラ大好きっ子」というラジオネームで応募しそれが頻繁に読まれた為、夏美のハガキが一時読まれなくなった事があった。その後ギロロの協力(?)で読んでもらう事が出来た。
クラスメートの師走五月・霜月弥生や小雪と仲が良く、一緒に行動することが多い。
その他のエピソード
- 焼き芋が好物らしく、これに関係するエピソードは数多い。またテレビゲームも好きなようで、ゲームで遊んでいる描写が時々登場する。
- じゃんけんは感心するくらい弱い(アニメ第28話Aパートより。挿入歌『ギロロの一番長い日』でも触れられている)。また運動は得意な反面、絵はあまりうまくない・気持ちが先行してうまく話せない・ネーミングセンスが非常に悪い・芝居はド下手など、文化系にも乏しい。芝居が下手なことに関連し、思ったことが表情にすぐ出てしまう(つまり、ポーカーフェイスが苦手)為、幼少の頃から冬樹とのトランプ勝負では不利になることが多く、よほど幸運な場合でもなければまず勝てない。
- アニメでは挿入歌である『ギロロの一番長い日』をよく鼻笛で吹く。(特に風呂場でのシーンで吹くことが多い。)
- 小さい頃は非常に泣き虫な性格だった(アニメ第94話より)。その為『ジンセイガニドアレバ銃』で幼少時代にされた夏美を見たケロロが「このままでいて欲しい」と漏らした程である。(この辺りも幼少時代はやんちゃだった冬樹とは対照的である)だが、冬樹とのトランプ勝負でいつも負けていたことに腹を立てて彼を叩くなど、幼少の頃から意外と乱暴な性格だったのかもしれない。
- 携帯電話は、原作13巻ではNTTdocomoのNEC端末・N701iかN701iECOを使用している。超劇場版2ではSH903iTVに似たものを使用していた(色はピンク。ただし超劇場版2公開時はピンクは未発売である。 原作ではケロロが使用していた)。
- お笑いはピン芸人が好き。
コスプレ・変身
- 春麗もどき
- 原作に2回登場しているが、1回目が単に服をまとっていたのに対して2回目では髪型まで本人に似せていた。
- 大人姿の夏美
- ケロロが土井中海岸に出掛けようと持ち掛けるが、秋に「子供と宇宙人だけで行かせられない」と反対された為、クルルの「オトナノカイダンノボル銃」によって変身させられた時の夏美。以後、どこかへ出掛ける時には頻繁に大人に変身させられる事になる。
- 秋の凄いプロポーションを受け継いでいる為、彼女と同じくらいにかなりスタイルの良い体型になっている。髪の毛も中学生の時より長くなり、ツインテールも側頭部のこめかみ辺りにしかしていない。夏美自身はこの姿はかなり恥ずかしがっていて否定的な発言をしている。原作で土井中海岸で行われた美女水着コンテストに参加した際には銃の効果が切れて元に戻った為に水着が脱げてしまい、かなり恥ずかしい思いをした事がある。
- スキーに行った際にもこの姿で行った。そこでは必ず変態男たちの餌食になりかけるが、必ずギロロに助けられている。
- ウェンディ・ダーリング
- アニメ第29話Aパートで、演劇部の助っ人として演じた役。元々芝居音痴だった彼女はすももやラビー、そしてケロロの協力で何とか本番にこぎつけるが、舞台でサブローを見た途端に全てが吹っ飛んでしまい、文楽人形のような怪しげな動きになってしまった。
- 鬼娘/雷様
- 「鬼娘専用変身銃」で変身させられた夏美。なぜか電流を操れ、空も飛べる。又、語尾に「~だっちゃ」と付く(アニメでは飛行能力と口癖は削減されている)。原作では鬼娘、アニメでは雷様。その姿は『うる星やつら』のラムを想像させる。
- スーパー723
- 原作とアニメで登場が異なる。スーパーマンのパロディ。
- 原作では地球侵略を企むケロロ達を懲らしめるため623にデザインしてもらったが、彼がケロロ側に寝返った事から行動不可になりあっさり捕まった。
- アニメでは第21話でケロロ小隊のプロモーションビデオの中でケロロ達に倒されるという役柄(CG)で初登場し、第70話ではケロロ小隊の地球侵略シミュレーションの一環で想定される事態の1つとして登場した。
- 竜之介
- 原作第42話でクルルの発明したスゴロクの「高橋留美子先生ごめんなさい」のコマに止まった途端に、「うる星やつら」の藤波竜之介に変身させられた(「海が好き」のTシャツ着用)。その際にタママとクルルから「男だったんだ」と言われ、「俺は女だーっ!!」と叫び殴り倒した。冬樹にも「いつの間に男に?」と言われている。
- 七人のナツミ
- 前述同様、スゴロクで「七人のナナ」の如く7人に分裂させられた姿。様々な動作をしていた。
- キューティハニー(?)
- 前述同様、スゴロクで変身させられた姿。キューティハニーらしき衣装を着ていた。
- 怪盗モアピーチサマー
- モア・桃華とともに「ビーナスの降臨」を盗むために結成された。キャッツアイのパロディ。
- 魔法少女
- アニメ第87話Bパートにて変身ステッキで変身した夏美。服装はおジャ魔女どれみのパロディ。
- ダークサマー
- アニメ第86話でイベンタ星人の具現化マシンを使いケロロが強制的にコスプレさせた夏美。バンパイア(吸血鬼)王女にして(この設定はおそらく夏美役の斎藤千和が出演したアニメ『月詠 -MOON PHASE-』のパロディと思われる)、プロフェッサー・フユキング(日向冬樹のコスプレ・変身の項目参照)の妹という設定。
- 羊飼い
- アニメ第87話Bパートで、ジュリー人が作り出した「『不思議の国のアリス』を模したモアの世界」に登場した時の姿。ガンプラを灰にされ暴れる黒いウサギ(ケロロ)を一瞬で鎮めてしまう。
- 忍者装束
- アニメ第93話Aパートに登場。この回は「基地におびき寄せた夏美を敵に見立てて撃退する軍事訓練」を行ったのだが、このとき夏美を援護しに現れた小雪が彼女をこの格好にした。この回にはクルルが夏美の顔に自分の顔を投影した「クルル夏美」も登場する。
- 第163話Aパートにも再登場し、小雪とともにラジオ奥東京内を駆け巡る事になった。
- 幼児化
- カララ(アニメではタルル)に「ジンセイガニドアレバ銃」で撃たれて子供にまで戻ってしまった夏美。この時期は現在と違ってかなり泣き虫だった模様。アニメではツインテールがより短くなっていた。
- 名犬ナッチー
- アニメ第99話で登場。「ボケガエル(ケロロ)より犬の方がいい」と言ったのをケロロに聴かれ、逆ギレした彼に人間を犬に変える「ハイパーコードレスリード」を仕掛けられ犬に変身した夏美。前髪が残り、ツインテールが耳になっている。
- ケロロは「犬にされた人間が人間の姿で写り、それを撮影する事ができる」というコントローラーの特性を使って夏美の恥ずかしいシーンを撮影しようとするが、彼女が犬の衝動を全て自制してしまったため計画は失敗。それどころかサブローと出会った事で夏美は(犬として)かなり良い目をみていた。モデルはコリーか。
- パワード夏美(KLL-00723-GT)
- 変身チョーカーによって夏美専用スクール水着型パワードスーツを着用した状態の夏美の事。凄まじいスピードと破壊力を持つが、バーサーカーモード(元ネタは『機動武闘伝Gガンダム』のノーベルガンダムと思われる)に突入すると理性を失い制御不能になってしまう(アニメのみ)。
- 原作でのパワードスーツの名前は「地球人「夏美」専用専守防衛型強化服(ポコペンじんなつみせんようイージスがたパワードスーツ)」といい、ガルル小隊との戦いでギロロが夏美に渡したのが初登場だった。また、彼が変身チョーカーを渡した時に「俺達がいなくなった後でどうしても我慢できない事があったらそいつを使え」と言っていたが、この台詞は『帰ってきたドラえもん』でのび太がウソ800を見つけた場面のパロディと思われる。
- スクール水着をベースにしているのは、裸に近い格好のほうがよりパワーを引き出しやすい為とされている。このスーツについているオペレーションシステムは、あらかじめプログラミングされていたというよりむしろケロロ小隊の、頭脳がコピーされている。
- このパワードスーツの武器デザインはカトキハジメデザインであるが、原作者である吉崎氏がカトキ氏のファンである事から彼に直接デザインの依頼を行って実現したものである。バーサーカーモードに関しても、元ネタであるノーベルガンダムがカトキ氏のデザインでありそれに絡ませたネタである可能性が高い。また、アニメにおける初登場の回(第38話)の絵コンテはカトキハジメが担当していた。
- 原作の14巻でもガルル中尉が持って来た「炭水化物系植物外来種地球変異体YMO-104号」という芋形の化け物を倒す為に登場した。
- ナマコ
- アニメ第100話で『サザエさん』のパロディをした時に、ワカメのパロディで登場した夏美。
- 夏美姫
- アニメ第126話で夏美が妄想した世界の中の彼女。
- 夏美ヴァイパー
- アニメ第138話で某ヴァイパーの代役として強制的に変身させられ、「ケロロ小隊ショー」に参加させられたときの姿。このショーによって夏美は変装なしで外を歩けなくなるほどの人気者になった。
- ギロロの着ぐるみ
- アニメ第154話で商店街から人々を避難させる為に夏美が着た着ぐるみ。宇宙人に扮して、ケロロの着ぐるみを着た冬樹・タママの着ぐるみを着た桃華とともに空から現れた。
- パワードスーツ
- アニメ第166話Bパートで、メカニウエットルキング2に追い詰められた夏美を救うべくギロロが投げ込んだヘルメットで変身した姿。「怒り」の感情で発動し、これが強くなればなるほどパワーアップしていく。
- 元ネタは『電人ザボーガー』と思われ腰の部分に取り付けられた機関砲(元ネタは同じく電人ザボーガーのストロングザボーガー形態時の武装「ストロング・バズーカ」?)を使う事で、遠距離からの攻撃が可能となっている。ぬめりに対して接近戦を行う事の出来ない夏美にもってこいのアーマー。ただし、暴走したナメクジ人間(メカニウエットルキング2の実体)には全く通用しなかった。
- 社長秘書
- アニメ第177話Bパートに登場。侵略作戦シミュレーション「ペコポン一のガンプラ男」内での夏美。ガンプラ会社の社長・ギロヤマの秘書。当初はアルバイトの毛路論を訝しげに思っていたが、功績を上げる彼と仲良くなり最後は結婚する。また結婚式直前にお互い一目惚れだったと明かした。
- 冷蔵庫
- アニメ第185話Aパートで、ロボボの機械化光線を浴びて冷蔵庫と一体化した夏美。なぜか目と眉毛が機械化せずに残っていた。冷蔵庫ゆえか、お腹を冷やしてしまったようである。
- プリンセス=夏美
- 『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』においてプリンセス衣装を身にまとった夏美。メールが夏美の着ていた水着をメアボールによって再構成したもの。頭に着けているティアラには水圧に押し潰される事なく水中で呼吸できるようになる効果がある。
- お夏
- アニメ第219話の『武者ケロ弐の巻』登場した(211話の『壱の巻』でもラストに少し登場している。)夏美そっくりの村人。お爺の病気を治す為の薬代を稼ぐ為に、桶狭間海岸での御笑い合戦に参加しようとしている所で武者ケロ小隊と出会った。武者ケロ曰く「夏美殿から番長オーラを取り除いた感じ」
関連項目
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