「大阪市高速電気軌道」の版間の差分

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[[Image:OsakaMetro-logo.jpg|thumb|100px|ロゴマーク]]
 
'''大阪市高速電気軌道'''(おおさかしこうそくでんききどう、愛称:'''Osaka Metro'''(大阪メトロ))とは、[[大阪市営地下鉄]]が2018年4月1日に民営化されて誕生する予定の鉄道会社である。
 
'''大阪市高速電気軌道'''(おおさかしこうそくでんききどう、愛称:'''Osaka Metro'''(大阪メトロ))とは、[[大阪市営地下鉄]]が2018年4月1日に民営化されて誕生する予定の鉄道会社である。
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== 概要 ==
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{{出典の明記|date=2018-05|section=1}}
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{{See also|大阪市交通局#民営化に至った経緯}}
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[[地方公営企業]]である大阪市交通局を、大阪市の[[行政改革]]の一環として民営化するにあたり、同局が運営する地下鉄事業([[大阪市営地下鉄]])を承継する法人として、[[2017年]]([[平成]]29年)[[6月1日]]に設立された[[株式会社]]である\u003Cref name=\"mynavi170518\">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/article/20170518-a315/ |title=大阪市営地下鉄、民営化へ6月に準備会社 - 大阪市「都市交通局」7月に新設 | マイナビニュース |publisher=[[マイナビ]] |date=2017-05-18 |accessdate=2022-03-22}}\u003C/ref>。[[2018年]](平成30年)[[4月1日]]より同局から継承した高速軌道(地下鉄)8路線 129.9kmと中量軌道(AGT)1路線 7.9kmを運営している\u003Cref>{{PDFlink|[https://www.mlit.go.jp/common/001214453.pdf 大阪市交通局の株式会社化に伴う大阪市営地下鉄の事業譲渡に係る許認可について]}} - 国土交通省、2017年12月15日\u003C/ref>。大阪市営地下鉄事業の例規(大阪市交通事業の設置等に関する条例、昭和41年大阪市条例第60号)上の正式名称が「大阪市高速鉄道」であり、例規上の地下鉄路線名が「高速電気軌道第○号線」の呼称を用いていたことを踏まえ、社名を「大阪市高速電気軌道」とした。
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[[日本の地下鉄|日本国内の地下鉄事業者]]の民営化は、2004年(平成16年)に[[帝都高速度交通営団]](営団地下鉄)を民営化した[[東京地下鉄]](東京メトロ)に次いで2例目となる。地下鉄は交通局時代に[[大阪港トランスポートシステム]] (OTS) から運営を継承した区間を除く全線が[[軌道法]]に基づく軌道線、地下鉄のうちOTSから運営を継承した区間とAGT([[大阪市交通局南港ポートタウン線|ニュートラム]])の大半の区間は、[[鉄道事業法]]に基づく鉄道線として運営されている。
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2018年7月9日に発表した『Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画』では、売上高に占める非鉄道事業の比率を発表時の17%から27%へ引き上げることを目指すとし、[[夢洲]]に商業施設を建設するほか、遊休地で賃貸マンションやオフィスビルの建設といった不動産を開発するとしている\u003Cref name=\"keikaku_18-24\">[https://www.osakametro.co.jp/news/news/management/20180709_cyuki_keiei_keikaku.php Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画について] - 大阪市高速電気軌道、2018年7月9日発信、2022年3月21日閲覧\u003C/ref>\u003Cref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32770680Z00C18A7LKA000/ 「大阪メトロ、夢洲に観光客向け商業施設 中計を発表」]『[[日本経済新聞]]』朝刊2018年7月10日(関西経済面)2018年7月20日閲覧 \u003C/ref>。
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大阪市高速電気軌道は、『Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画』のp.16で、「大手鉄道事業者」との表現を使用しており\u003Cref>{{PDFlink|1=[https://subway.osakametro.co.jp/news/library/2018_2024_ckk/2018_2024_ckk.pdf#page=17 Osaka Metro Group 2018~2024年度 中期経営計画]}} - 大阪市高速電気軌道、2018年7月9日発信、2018年8月5日閲覧\u003C/ref>、事業規模も[[大手私鉄]]に匹敵している{{Efn|資本金は[[東急]]\u003C!--電鉄ではない-->\u003Cref>[https://www.tokyu.co.jp/company/outline/ 会社概要] 東急株式会社- 2019年11月1日閲覧\u003C/ref>のおよそ2倍。総[[営業キロ]]は[[小田急電鉄]]より長い\u003Cref>『{{PDFlink|[https://www.mintetsu.or.jp/activity/databook/pdf/19databook_p02-05.pdf 大手民鉄の素顔]}}』日本民営鉄道協会、2019年10月1日発行、pp.2-3\u003C/ref>。}}ものの、大手私鉄および[[準大手私鉄]]の認定条件である[[日本民営鉄道協会]]に加盟しておらず{{Efn|同様に、同社の労働組合も[[日本私鉄労働組合総連合会]](私鉄総連)への加盟をしておらず、引き続き[[全日本自治団体労働組合]](自治労)に加盟したままである。ただし同社子会社の[[大阪シティバス]]の労働組合は2020年に自治労を脱退し、私鉄総連に加盟している。}}、また[[国土交通省]]では、2018年4月時点において、同社を大手私鉄に含めるかどうかについて、「特に何も決まっていない」としている\u003Cref>[https://trafficnews.jp/post/80164 関西大手をごぼう抜き! 数字で見えた大阪メトロの実力] 乗りものニュース・2018年4月12日\u003C/ref>。なお、2021年4月時点では、国土交通省の「鉄軌道事業者一覧」においては、[[鉄道事業者#大手私鉄・準大手私鉄・中小私鉄の区分|中小民鉄(中小私鉄)]]に区分されている\u003Cref>{{WAP|pid=12295370|url=www.mlit.go.jp/statistics/details/content/001407145.pdf|title=鉄軌道事業者一覧|date=2022-05-05}}\u003C/ref>。大阪市交通局時代に正会員として加盟していた[[公営交通事業協会]]については特別会員として引き続き加盟している。その一方で、2019年6月に[[大阪商工会議所]]、翌7月に[[関西経済連合会]]にそれぞれ入会し、[[財界]]活動を始めている\u003Cref>2019年8月22日付『[[読売新聞]]』大阪本社版「関西経済」(地域経済面)\u003C/ref>。
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2019年3月期の連結売上高は1000億円を超え、日本の中小私鉄では[[遠州鉄道]]と[[静岡鉄道]]に次ぐ3位となり、翌2020年3月期には静岡鉄道を抜いて2位に浮上した。売上高1000億円超えの中小私鉄はこれらの3社しかない。
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2019年4月1日より[[バス・ラピッド・トランジット|BRT]]「[[いまざとライナー]]」の運行を自社が主体となって実施するため、暫定的に[[路線バス|乗合バス]]事業も行っている。2021年より[[デマンド型交通|オンデマンドバス]]の運行も開始した。これらバス事業は、運行を子会社の[[大阪シティバス]]に委託している。
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[[スローガン|コーポレートスローガン]]は「走り続ける、変わり続ける。」\u003Cref name=\"CI\">[https://www.osakametro.co.jp/company/corporate_identity/cat1/management_14296.php コーポレートアイデンティティー] - Osaka Metro\u003C/ref>
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=== 愛称 ===
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愛称およびブランド名は、国際化を見据えて[[ラテン文字|英字]]表記で「'''Osaka Metro'''」とした\u003Cref>{{Cite news |url=https://www.sankei.com/article/20180125-C3VY3XMI4VNY3FZYNXVZOP2SK4/ |title=「大阪・市営地下鉄新会社の愛称「Osaka Metro」に決定 外国人にもわかりやすく |newspaper=[[産経新聞|産経WEST]] |publisher=産業経済新聞社 |date=2018-01-25 |accessdate=2018-05-24}}\u003C/ref>。同社では「大阪市高速電気軌道」のほか「'''大阪メトロ'''」「'''大阪地下鉄'''」も[[商標]]登録しており(前者:第6017272号、後者:第6017271号)、「大阪地下鉄」の表記は乗車券類に記載される鉄道事業者の略称として使用し、「大阪メトロ」の表記は活用法を当初未定としていたが\u003Cref>{{Cite news |url=https://www.sankei.com/article/20170615-MTUSXYTF2VI6XH7VIOFENYK67Y/ |title=「大阪メトロ」などを商標出願 大阪市が来春の地下鉄民営化で活用検討 |newspaper=産経WEST |publisher=産業経済新聞社 |date=2017-06-15 |accessdate=2018-05-24}}\u003C/ref>、一部の乗車券や自社広告で使用されるようになっている。また、[[報道機関]]等においても、地名を分かりやすく示すため「大阪メトロ」の表記を用いる場合がある\u003Cref name=\"asahi20180401\">{{Cite news |url=https://www.asahi.com/articles/ASL305QN9L30PTIL00Y.html|title=大阪メトロ、きょう誕生 「市営」85年の歴史に幕|newspaper=[[朝日新聞デジタル]]|publisher=朝日新聞社|date=2018-04-01|accessdate=2018-04-01|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180401000104/https://www.asahi.com/articles/ASL305QN9L30PTIL00Y.html|archivedate=2018-04-01}}\u003C/ref>\u003Cref>{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/article/20180307-595621/ |title=「Osaka Metro」発足で、何が変わるのか? |publisher=[[マイナビニュース]] |date=2018-03-07 |accessdate=2018-04-06}}\u003C/ref>。
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=== 社章・シンボルマーク ===
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ロゴは、立体的な螺旋状で「メトロ」(Metro) の「M」と「大阪」(Osaka) の「O」を形成し、エネルギーや動力・推進力を表している。また、コーポレートカラーは青で、「安全・安心」「エネルギッシュな大阪の街」「走り続ける活力」をイメージしたものとなっている。このロゴは「'''moving M'''」と呼ばれる\u003Cref name=\"CI\" />\u003Cref name=\"Logo\" />。
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この[[ロゴタイプ|ロゴ]]の作成をしたのは[[色部義昭]]([[日本デザインセンター]]){{Efn|[[ジェイアール東日本企画|JR東日本企画]]関西支社がプロデュースに関与。}}で、そのCIデザインは2018年の[[グッドデザイン賞]]や[[日本グラフィックデザイナー協会|JAGDA]][[亀倉雄策]]賞などを受賞している\u003Cref>[https://www.g-mark.org/award/describe/48092?token=KwRWFTLmRa ブランディング (Osaka Metro)] Good Design Award 2018(2019年12月15日閲覧)\u003C/ref>\u003Cref>{{Cite web|和書|url=https://www.jagda.or.jp/awards/kamekura/21/|title=第21回亀倉雄策賞受賞者決定のお知らせ|website=日本グラフィックデザイナー協会|date=2019-02-21|accessdate=2023-11-11|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190307173856/https://www.jagda.or.jp/awards/kamekura/21/|archivedate=2019-03-07}}\u003C/ref>。
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社章は、大阪市の市章「[[澪標]]」に「電」の文字を組み合わせたマークで、1908年([[明治]]41年)頃より使われ始め、1923年([[大正]]12年)10月1日(大阪市電気局発足日)に正式に局章として制定されたものを継承しており\u003Cref>{{Cite web|和書|date=2015-08 |url=http://www.jametro.or.jp/upload/subway/hgOQmnRuFOfo.pdf#page=42 |author=大阪市交通局 |title=大阪市営地下鉄のマーク |work=SUBWAY 日本地下鉄協会報 第206号 |format=PDF |publisher=[[日本地下鉄協会]] |accessdate=2019-04-04 |pages=39-40}}\u003C/ref>\u003Cref name=\"Logo\">{{Cite web|和書|title=報道発表資料 地下鉄新会社の愛称・ロゴが決まりました |url=http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/toshikotsu/0000424391.html |publisher=大阪市 |date=2018-01-25 |accessdate=2019-08-07 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20190404015606/https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/toshikotsu/0000424391.html |archivedate=2019-04-04}}\u003C/ref>、職員の着用する制帽の帽章も大阪市交通局時代のものを継続使用している。
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{{See also|大阪市交通局#局章・ロゴマーク}}
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\u003Cgallery>
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Osaka Metro logo.svg|ロゴ
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Osaka Metro logo 2.svg|moving M
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OMTB logomark.svg|社章
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\u003C/gallery>
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== 歴史 ==
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* [[2017年]]([[平成]]29年)
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** [[6月1日]]:市営地下鉄民営化に向けた準備会社として大阪市高速電気軌道株式会社を大阪市の全額出資で設立\u003Cref name=\"mynavi170518\" />。
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** 7月1日:市営交通事業の廃止後、交通局がこれまで担ってきた地下鉄・バス等の市内交通に関する交通政策の企画立案・推進、総合調整の業務を主に担当する都市交通局を設置\u003Cref name=\"mynavi170518\" />。
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* [[2018年]](平成30年)[[4月1日]]:大阪市交通局が廃止され、同局から譲り受けた地下鉄・中量軌道(ニュートラム)事業の運営を開始\u003Cref name=\"asahi20180401\" />。これに合わせて私鉄各線との[[ICOCA]]による連絡[[定期乗車券|定期]]、[[バス_(交通機関)|バス]]との[[乗車カード#ICカード乗車券|IC]]連絡定期などを発売開始\u003Cref>{{Cite press release|和書|title=ICカードによる連絡定期券の発売開始について |publisher=大阪市高速電気軌道 |date=2018-01-26 |url=http://www.osakametro.co.jp/general/eigyou/price/20180126_icrenrakuteikiken_tadentetsu.html |accessdate=2022-09-11|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180524081739/http://www.osakametro.co.jp/general/eigyou/price/20180126_icrenrakuteikiken_tadentetsu.html |archivedate=2018-05-24}}\u003C/ref>\u003Cref>{{Cite press release|和書|title=地下鉄・バスIC連絡定期券等の発売開始について |publisher=大阪市交通局 |date=2018-01-26 |url=http://www.jametro.or.jp/upload/member_news/EZBUxFZtYqge.pdf |accessdate=2022-03-22}}\u003C/ref>。
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* [[2019年]](平成31年 / [[令和]]元年)
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** 3月27日:大阪市高速電気軌道と[[大阪シティバス]]の運行情報を閲覧できるアプリ「Osaka Metro Group運行情報アプリ」を配信開始。
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** 4月1日:[[今里駅 (Osaka Metro)|地下鉄今里]] - 長居西二丁目間、地下鉄今里 - [[大阪阿部野橋駅|あべの橋]]間で[[バス・ラピッド・トランジット|BRT]]「[[いまざとライナー]]」の試験運行開始。大阪市高速電気軌道が運営主体となるため、この日より暫定的にバス事業者としての事業を開始する。運行は関連会社の大阪シティバスに委託。
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** 6月中旬以降:[[Osaka Metro御堂筋線|御堂筋線]]、[[Osaka Metro谷町線|谷町線]]、[[Osaka Metro四つ橋線|四つ橋線]]、[[Osaka Metro中央線|中央線]]、[[Osaka Metro堺筋線|堺筋線]]において、[[弱冷房車]]を順次設定\u003Cref>{{Cite press release|和書|title=「弱冷車」を設定します |publisher=大阪市高速電気軌道 |date=2019-06-01 |url=https://subway.osakametro.co.jp/news/news/subway/20190601jyakureisha.php |accessdate=2019-06-03}}\u003C/ref>(市営地下鉄時代を通して初。ただし堺筋線に乗り入れる[[阪急電鉄|阪急]]車両および中央線に乗り入れる[[近畿日本鉄道|近鉄]]車両では既に設定あり)。
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** 12月10日:日本の鉄道としては初めてとなる[[顔認識システム|顔認証]]による[[改札]]実験を、2020年9月末まで実施\u003Cref>[https://www.asahi.com/articles/ASMD93RLGMD9PLFA001.html 「国内初」顔認証改札機は可能か 大阪メトロが実験開始] 朝日新聞デジタル(2019年12月9日)2019年12月15日閲覧。\u003C/ref>。
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* [[2022年]]4月:全133駅中108の地下駅舎を[[武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律]](国民保護法)に基づく[[避難施設]]に指定。当年に発生した[[2022年ロシアのウクライナ侵攻]]も背景\u003Cref>{{Cite web|和書|url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20220421-OYT1T50219/ |title=日本の地下駅300超、有事の避難施設に指定…地上から浅くミサイルには弱く |publisher=読売新聞 |date=2021-04-21|accessdate=2022-04-21}}\u003C/ref>。
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== 路線 ==
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2018年4月に大阪市交通局から承継した、以下の地下鉄8路線と、「[[Osaka Metro南港ポートタウン線|ニュートラム]]」と称する[[自動案内軌条式旅客輸送システム|AGT]]1路線を運営しているほか、2019年4月からは「[[いまざとライナー]]」と称するBRT路線を2路線運営している。
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地下鉄の[[軌間]]は全て[[標準軌]]であるが、電気・集電方式は路線ごとに「[[直流電化|直流]]750V [[第三軌条方式]]」「直流1500V [[架空電車線方式]]」に分類される。[[Osaka Metro長堀鶴見緑地線|長堀鶴見緑地線]]・[[Osaka Metro今里筋線|今里筋線]]は[[リニアモーターカー#鉄輪式|鉄輪式リニアモーター駆動方式]]である。
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地下鉄の一部は大阪市外にも路線を延ばしており、8路線のうち、御堂筋線は[[吹田市]]・[[堺市]]、谷町線は[[守口市]]・[[八尾市]]、中央線は[[東大阪市]]、長堀鶴見緑地線は[[門真市]]にも駅がある。また、御堂筋線は[[江坂駅]]経由で[[北大阪急行電鉄]][[北大阪急行電鉄南北線|南北線]]、堺筋線は[[天神橋筋六丁目駅]]経由で[[阪急電鉄]](阪急)[[阪急京都本線|京都本線]]および[[阪急千里線|千里線]]、中央線は[[長田駅 (大阪府)|長田駅]]経由で[[近畿日本鉄道]](近鉄)[[近鉄けいはんな線|けいはんな線]]と、それぞれ[[直通運転|相互直通運転]]を行っている。
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<!-- 色は、正式な色を使用しているので、変更しないでください。 -->
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{|class="wikitable sortable" style="font-size:90%"
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|-
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!class="unsortable" style="width:1.1em"|色
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!記号
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!data-sort-type="number"|路線番号
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!路線名
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!class="unsortable"|区間
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!class="unsortable"|備考
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!data-sort-type="number"|キロ程
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!data-sort-type="number"|駅数
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!方式<ref group="※" name="electric">「第三軌条」は直流750V 第三軌条方式、「架線」は直流1500V 架空電車線方式、「鉄輪式リニア」は直流 1500V 架空電車線方式(鉄輪式リニアモーターカー)のこと。なお、AGTの南港ポートタウン線は三相交流 600V・側方接触式および三線剛体架線方式。</ref>
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|-
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|style="background-color:#e5171f"|&nbsp;
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|style="text-align:center"|[[File:Osaka Metro Midosuji line symbol.svg|22px|M]]
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|style="text-align:center"|1号線
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|data-sort-value="みどうすじ"|[[Osaka Metro御堂筋線|御堂筋線]]
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|[[江坂駅]] (M11) - [[中百舌鳥駅]]<ref group="※">旅客案内上は「なかもず駅」表示。</ref>(M30)
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|style="text-align:center"|<ref group="※">江坂駅から[[北大阪急行電鉄南北線]]の[[千里中央駅]]まで直通運転。</ref>
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|style=\"text-align:right\"|24.5 km
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|style=\"text-align:right\"|20
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|第三軌条
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|-
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|style=\"background-color:#522886\"|&nbsp;
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|style=\"text-align:center\"|[[File:Osaka Metro Tanimachi line symbol.svg|22px|T]]
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|style=\"text-align:center\"|2号線
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|data-sort-value=\"たにまち\"|[[Osaka Metro谷町線|谷町線]]
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|[[大日駅]] (T11) - [[八尾南駅]] (T36)
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|style=\"text-align:center\"|
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|style=\"text-align:right\"|28.3 km
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|style=\"text-align:right\"|26
 +
|第三軌条
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|-
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|style=\"background-color:#0078ba\"|&nbsp;
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|style=\"text-align:center\"|[[File:Osaka Metro Yotsubashi line symbol.svg|22px|Y]]
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|style=\"text-align:center\"|3号線
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|data-sort-value=\"よつばし\"|[[Osaka Metro四つ橋線|四つ橋線]]
 +
|[[西梅田駅]] (Y11) - [[住之江公園駅]] (Y21)
 +
|style=\"text-align:center\"|
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|style=\"text-align:right\"|11.8 km
 +
|style=\"text-align:right\"|11
 +
|第三軌条
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|-
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|style="background-color:#019a66"|&nbsp;
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|style="text-align:center"|[[File:Osaka Metro Chuo line symbol.svg|22px|C]]
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|style="text-align:center"|4号線
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|data-sort-value="ちゅうおう"|[[Osaka Metro中央線|中央線]]
 +
|[[コスモスクエア駅]] (C10) - [[長田駅 (大阪府)|長田駅]] (C23)
 +
|style="text-align:center"|<ref group="※" name="OTS">中央線コスモスクエア駅 - [[大阪港駅]]間および南港ポートタウン線コスモスクエア駅 - [[トレードセンター前駅]]間は大阪市高速電気軌道が[[鉄道事業者#第二種鉄道事業者|第二種鉄道事業者]]、[[大阪港トランスポートシステム]]が[[鉄道事業者#第三種鉄道事業者|第三種鉄道事業者]]。</ref><ref group="※">長田駅から[[近鉄けいはんな線]]の[[学研奈良登美ヶ丘駅]]まで直通運転。</ref><ref group="※">2024年度に[[夢洲駅]] - コスモスクエア駅間 (3.2km) が開業予定。同区間は大阪市高速電気軌道が第二種鉄道事業者、大阪港トランスポートシステムが[[鉄道事業者#第一種鉄道事業者|第一種鉄道事業者]]。</ref>
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|style="text-align:right"|17.9 km
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|style="text-align:right"|14
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|第三軌条
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|-
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|style=\"background-color:#e44d93\"|&nbsp;
 +
|style=\"text-align:center\"|[[File:Osaka Metro Sennichimae line symbol.svg|22px|S]]
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|style=\"text-align:center\"|5号線
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|data-sort-value=\"せんにちまえ\"|[[Osaka Metro千日前線|千日前線]]
 +
|[[野田阪神駅]] (S11) - [[南巽駅]] (S24)
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|style=\"text-align:center\"|
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|style=\"text-align:right\"|13.1 km
 +
|style=\"text-align:right\"|14
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|第三軌条
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|-
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|style="background-color:#814721"|&nbsp;
 +
|style="text-align:center"|[[File:Osaka Metro Sakaisuji line symbol.svg|22px|K]]
 +
|style="text-align:center"|6号線
 +
|data-sort-value="さかいすじ"|[[Osaka Metro堺筋線|堺筋線]]
 +
|[[天神橋筋六丁目駅]] (K11) - [[天下茶屋駅]] (K20)
 +
|style="text-align:center"|<ref group="※">天神橋筋六丁目駅から[[阪急京都本線]]の[[京都河原町駅]]および[[阪急千里線]]の[[北千里駅]]まで直通運転。</ref>
 +
|style="text-align:right"|8.1 km
 +
|style="text-align:right"|10
 +
|架線
 +
|-
 +
|style=\"background-color:#a9cc51\"|&nbsp;
 +
|style=\"text-align:center\"|[[File:Osaka Metro Nagahori Tsurumi-ryokuchi line symbol.svg|22px|N]]
 +
|style=\"text-align:center\"|7号線
 +
|data-sort-value=\"ながほりつるみりょくち\"|[[Osaka Metro長堀鶴見緑地線|長堀鶴見緑地線]]
 +
|[[大正駅 (大阪府)|大正駅]] (N11) - [[門真南駅]] (N27)
 +
|style=\"text-align:center\"|
 +
|style=\"text-align:right\"|15.0 km
 +
|style=\"text-align:right\"|17
 +
|鉄輪式リニア
 +
|-
 +
|style=\"background-color:#ee7b1a\"|&nbsp;
 +
|style=\"text-align:center\"|[[File:Osaka Metro Imazatosuji line symbol.svg|22px|I]]
 +
|style=\"text-align:center\"|8号線
 +
|data-sort-value=\"いまざとすじ\"|[[Osaka Metro今里筋線|今里筋線]]
 +
|[[井高野駅]] (I11) - [[今里駅 (Osaka Metro)|今里駅]] (I21)
 +
|style=\"text-align:center\"|
 +
|style=\"text-align:right\"|11.9 km
 +
|style=\"text-align:right\"|11
 +
|鉄輪式リニア
 +
|-
 +
|style="background-color:#00a0de"|&nbsp;
 +
|style="text-align:center"|[[File:Osaka Metro Nanko Port Town line symbol.svg|22px|P]]
 +
|style="text-align:center"|<!--番号なし-->
 +
|data-sort-value=\"なんこうポートタウン\"|[[Osaka Metro南港ポートタウン線|南港ポートタウン線]]
 +
|コスモスクエア駅 (P09) - 住之江公園駅 (P18)
 +
|style="text-align:center"|<ref group="※" name="OTS"/>
 +
|style="text-align:right"|7.9 km
 +
|style="text-align:right"|10
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|AGT<ref group="※" name="electric"/>
 +
|}
 +
[[File:Wide-Area Map of Osaka City Subway.png|thumb|300px|地下鉄・ニュートラム広域路線図]]\u003C!-- 低解像度画面で表が潰れるのを回避するため路線図の下に配置。-->
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{{Reflist|group=※}}
 +
上表の'''色'''欄で示した[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は路線図などで使われている。
 +
 +
=== ラインカラー ===
 +
このラインカラーは[[大阪市営地下鉄]]時代の[[1975年]]([[昭和]]50年)に導入されたが、色分けには以下のようにある程度意味づけされているとされている。ただ、公式に由来が決まっているのは長堀鶴見緑地線と今里筋線の2路線のみで、色分けの根拠についての正式な資料が残っている訳ではなく、あくまでも推測であり、それがいつしか巷間で定着したものである。
 +
* 御堂筋線 - 大阪の「大動脈」ということで[[赤]]([[えんじ色]])。
 +
* 谷町線 - 沿線に[[四天王寺]]など寺が多いため高僧の[[袈裟]]の色から[[紫]]([[京紫]])。
 +
* 四つ橋線 - 御堂筋線に対し「静脈」であり、また海寄りを走ることから[[青]]([[縹|縹色]])。
 +
* 中央線 - [[大阪城公園]]の側を通ることから同公園の木々をイメージした[[緑]]。
 +
* 千日前線 - 夜の[[繁華街]]の下を通ることから[[ネオンサイン|ネオン]]をイメージした[[桃色]]([[紅梅色]])。
 +
* 堺筋線 - 相互直通運転を行う[[阪急電鉄]]に合わせて[[茶色]](ビビッドブラウン)。
 +
* 長堀鶴見緑地線 - [[花博記念公園鶴見緑地|鶴見緑地]]で開催された[[国際花と緑の博覧会]]のテーマカラーである[[黄緑]]([[萌黄|萌黄色]])。
 +
* 今里筋線 - 朝に東から昇る太陽の様な暖かさをイメージした色[[オレンジ色|ゴールデンオレンジ]](柑子色)。
 +
* 南港ポートタウン線 - 海と空を模した水色([[セルリアンブルー]])。
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 +
== 運賃 ==
 +
=== 普通運賃 ===
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大人普通運賃(小児は半額・端数は10円単位で切り上げ)[[鉄道駅バリアフリー料金制度|鉄道駅バリアフリー料金]]10円を含む。2023年(令和5年)4月1日改定<ref>{{Cite web|和書|url=https://subway.osakametro.co.jp/news/news/other/20220826_barrierfree_fare.php|title=バリアフリー料金加算後の運賃について【2023年3月10日追記】|publisher=大阪市高速電気軌道|date=2022-08-26|access-date=2023-03-31}}</ref>。
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{|class="wikitable" style="text-align:center"
 +
|+運賃
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|-
 +
!区数!!運賃(円)
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|-
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|1区 ( - 3 km)||190
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|-
 +
|2区 (3 - 7 km)||240
 +
|-
 +
|3区 (7 - 13 km)||290
 +
|-
 +
|4区 (13 - 19 km)||340
 +
|-
 +
|5区 (19 km - )||390
 +
|}
 +
* 第1種[[身体障害者手帳]]・第1種[[療育手帳]]・12歳未満の第2種身体障害者手帳または第2種療育手帳所持者は、介護人と一緒に乗車する場合に限り、本人・介護人とも5割引。
 +
* 大阪市発行の[[福祉乗車証|無料乗車証]]所持者は[[無料]]。
 +
運賃は対距離区間制であり、最短経路のキロ程に属する区数で算出される。梅田3駅([[梅田駅 (Osaka Metro)|梅田駅]]・[[東梅田駅]]・[[西梅田駅]])と[[心斎橋駅]]・[[四ツ橋駅]]は運賃計算上、相互に同一駅として取り扱う。
 +
 +
梅田3駅で改札を出て乗り換える場合、ICカードの場合は、ICカードの残額が乗車駅から乗換駅までの運賃に満たなければチャージ(入金)しないと乗り換えることができず、きっぷの場合はその額面が乗車駅から乗換駅までの運賃に満たない場合は、その乗換駅までの運賃と原乗車券の額面との差額を精算しなければ乗り換えることができない。また、ICカード・きっぷともに30分以内に乗り換えなければ運賃が通算されない(30分を超えると運賃計算がそこで打ち切られ、その駅からまた新たに乗車したものとして運賃計算される)\u003Cref>{{Cite web|和書|title=梅田3駅(梅田・東梅田・西梅田駅)の改札外乗継について|Osaka Metro |url=https://subway.osakametro.co.jp/guide/fare/various_fares/transit_umeda/noritugi_3.php |website=Osaka Metro |accessdate=2020-05-13}}\u003C/ref>。
 +
 +
御堂筋線・中央線・今里筋線・南港ポートタウン線は[[営業キロ]]がそのままキロ程となるが、その他の路線は御堂筋線または中央線が並行する区間に対して、営業キロに所定の縮減または加算を行った特定キロ程が定められている。特定キロ程が設定されている区間は以下の通り。
 +
{|class="wikitable"
 +
|-
 +
!路線!!特定キロ程設定区間
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|-
 +
|谷町線||東梅田駅 - [[天王寺駅]]
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|-
 +
|四つ橋線||西梅田駅 - [[大国町駅]]
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|-
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|千日前線||[[阿波座駅]] - [[谷町九丁目駅]]
 +
|-
 +
|堺筋線||[[南森町駅]] - [[動物園前駅]]
 +
|-
 +
|長堀鶴見緑地線||[[西長堀駅]] - [[森ノ宮駅]]
 +
|}
 +
 +
ICカードまたは[[回数乗車券|回数カード]]で地下鉄と大阪シティバスを乗り継いだ場合は、100円が割引される<ref>[https://subway.osakametro.co.jp/guide/fare/various_fares/transit/noritugi_5.php バスとバス、バスと地下鉄の乗り継ぎについて] - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)</ref>。また、ICカードで地下鉄といまざとライナーを乗り継いだ場合は、160円が割引される<ref>[https://brt.osakametro.co.jp/guide/fare/fare/price.php 運賃(いまざとライナー)] - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)</ref>。
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 +
=== 定期券 ===
 +
定期券は、途中で改札を出ない場合には指定経路外を通り抜けて乗車することができる\u003Cref>{{Cite web|和書|url=https://subway.osakametro.co.jp/guide/libray/unsoyakan/ryokaku_eigyokisoku_20200325.pdf |title=大阪メトロ 旅客営業規則 第67条(4) |accessdate=2020-05 |publisher=}}\u003C/ref>。
 +
 +
御堂筋線の混雑緩和対策として、御堂筋線梅田駅 - 大国町駅間と四つ橋線西梅田駅 - 大国町駅間を発着または経由する定期券は、券面表示にかかわらず御堂筋線と四つ橋線それぞれの対応駅で乗降が可能である\u003Cref>[https://subway.osakametro.co.jp/guide/fare/various_fares/transit_midosuji_yotsubashi/noritugi_4.php 定期券利用による御堂筋・四つ橋線相互利用について] - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)\u003C/ref>。
 +
 +
=== カード乗車券 ===
 +
Osaka Metro・大阪シティバス全線にて利用できる。ただし大阪シティバスは大阪シティバスの規則等で定める路線を除く。
 +
* 1日乗車券「[[エンジョイエコカード]]」:大人820円(土日祝620円) - 鉄道駅バリアフリー料金含む。
 +
** 「OSAKA 1day pass」・「OSAKA 2day pass」・「OSAKA 海遊きっぷ」: 沿線の公共施設で割引を受けられる\u003Cref>{{Cite web|和書|url=https://subway.osakametro.co.jp/guide/page/waribiki_ichiran.php |title=1日乗車券「エンジョイエコカード」と「OSAKA 1day pass」「OSAKA 2day pass」「OSAKA 海遊きっぷ」等の提示割引施設一覧 |publisher=Osaka Metro |accessdate=2020-01}}\u003C/ref>。
 +
* 回数カード:3,000円(3,300円分利用可能)
 +
* 共通全線定期券:持参人一名有効(1か月:17,220円、3か月:49,100円、6か月:93,000円) - 鉄道駅バリアフリー料金含む。
 +
 +
== 車両 ==
 +
{{See also|大阪市営地下鉄#車両}}
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2023年6月に400系が中央線に登場するまで、民営化後の新形式は存在せず、新製車両も交通局時代から増備が継続されている車両のみであった。2020年7月には関西の大手私鉄に先駆け、営業用車両の全車[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]化を達成した\u003Cref>[https://railf.jp/news/2020/07/12/200000.html 御堂筋線10系1113編成が緑木検車場へ] - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2020年7月12日\u003C/ref>。
 +
 +
=== 現有車両 ===
 +
{|class=\"wikitable\"
 +
|-
 +
!style=\"width:5em;\"|系列!!画像!!摘要
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局20系電車|20系]]
 +
|[[File:Osaka Subway 2607 at Kujo Station.JPG|160x120px]]
 +
|中央線で使用(かつては谷町線でも使用されていた)\u003Cbr />第三軌条方式
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局20系電車#新20系(21 - 25系)|新20系]]
 +
|[[File:Shin20.jpg|160x120px]]
 +
|style=\"line-height:130%\"|21系:御堂筋線用\u003Cbr />22系:谷町線用\u003Cbr />23系:四つ橋線用\u003Cbr />24系:中央線用\u003Cbr />25系:千日前線用\u003Cbr />第三軌条方式
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局66系電車|66系]]
 +
|[[File:大阪市営66系電車.jpg|160x120px]]
 +
|堺筋線で使用\u003Cbr />[[架空電車線方式]]
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局70系電車|70系]]
 +
|[[File:Osaka subway New70.jpg|160x120px]]
 +
|長堀鶴見緑地線で使用\u003Cbr />架空電車線・[[リニアモーター]]式
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局80系電車|80系]]
 +
|[[File:OM80 Imazatosuji8101.jpg|160x120px]]
 +
|今里筋線・長堀鶴見緑地線で使用\u003Cbr />架空電車線・リニアモーター式\u003Cbr />(画像は今里筋線用)
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局30000系電車|30000系]]
 +
|[[File:Osaka Subway 31901F 20110913.jpg|160x120px]]
 +
|御堂筋線・谷町線で使用(画像は御堂筋線用)\u003Cbr />第三軌条方式
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局30000系電車#中央線仕様車(30000A系)|30000A系]]
 +
| [[File:Osaka Metro 30000系32651F.jpg|160x120px]]
 +
|中央線で使用\u003Cbr />第三軌条方式\u003Cbr/>2022年7月22日運行開始\u003Cref>[https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20220719_30000akei_debut.php 中央線に27年ぶりの新造車両「30000A系」が7月22日にデビュー!万博開催期間中の輸送力増強を目的に順次導入します] - 大阪市高速電気軌道、2022年7月19日\u003C/ref>。2025年の[[2025年日本国際博覧会|大阪・関西万博]]の開催期間中に必要な輸送力を確保するため、6両編成10本60両が導入された\u003Cref name=\"osakametro20211209\">[https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20211209_400kei_30000Akei_dounyu.php 新型車両400系と新造車両30000A系を中央線に導入します] - 大阪市高速電気軌道、2021年12月9日\u003C/ref>。万博終了後は谷町線に転用される\u003Cref name=\"osakametro20211209\" />。
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局200系電車 (新交通)|200系]]
 +
|[[File:Newtram201-14F-2018-11-25.jpg|160px]]
 +
|南港ポートタウン線用AGT車両
 +
|-
 +
|[[Osaka Metro400系電車|400系]]
 +
|[[File:Osaka_Metro_400.jpg|160x120px]]
 +
|中央線で使用\u003Cbr />第三軌条方式\u003Cbr/>2023年6月25日より運行開始\u003Cref>{{Cite press release|title=中央線新型車両400系が2023年6月25日(日曜日)から運行を開始します!|publisher=大阪市高速電気軌道|date=2023-04-25|url=https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20230425_400kei_unkoukaishi.php|language=ja|access-date=2023-06-27}}\u003C/ref>\u003Cref>{{Cite news |title=25年万博へ新車両「400系」出発式 大阪メトロ |newspaper=産経新聞 |date=2023-06-25 |url=https://www.sankei.com/article/20230625-ZEBXSYQX3FLLFMRYEPJTHRHMZE/ |access-date=2023-06-27 |publisher=産経新聞社}}\u003C/ref>。2025年の大阪・関西万博開催に伴う輸送力増強、および老朽化した20系と他線に転用する24系の置換を目的として導入\u003Cref name=\"osakametro20211209\" />。
 +
|}
 +
*
 +
 +
=== 過去の車両 ===
 +
{{Main2|交通局時代に在籍した車両|大阪市営地下鉄#過去の在籍車両}}
 +
{|class="wikitable"
 +
!系列!!画像!!摘要
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局10系電車|10系・10A系]]
 +
|[[File:Osaka-metro-Series10A.jpg|160x120px]]
 +
|御堂筋線で使用<br />10A系は10系をVVVFインバータ制御へ改造したもの<br />[[第三軌条方式]]
 +
|-
 +
|[[大阪市交通局100系電車 (新交通)#100A系|100A系]]
 +
|[[File:New Tram 101-20 at Port Town-nishi Station.JPG|160px]]
 +
|南港ポートタウン線用AGT車両
 +
|}
 +
 +
== 関連事業 ==
 +
鉄軌道・バス事業のほか、[[駅ナカ]]、[[リテール]]事業として、[[エキモ|ekimo]]、[[コワーキング|コーワキングスペース]](ON the UMEDAほか、グループ企業の大阪地下街が管理運営)等の運営も行っている。
 +
 +
都市開発(不動産)事業として、商業ビル(天神橋筋六丁目ビルほか)、「Metrosa(メトローサ)」ブランドによる賃貸住宅、「METRISE(メトライズ)」ブランドによる住宅販売などを行っている。
 +
 +
== イベント ==
 +
* 2018年8月にOsaka Metro初のタイアップイベントとして、『[[劇場版ポケットモンスター みんなの物語]]』とのタイアップで「Osaka Metro ポケモンスタンプラリー」を開催した\u003Cref>[https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/_14647.php Osaka Metro初の大型タイアップイベント「Osaka Metro ポケモンスタンプラリー」を開催します] - 大阪市高速電気軌道、2018年7月25日\u003C/ref>。
 +
* 交通局時代の2000年代より開催されていた「おおさか市営交通フェスティバル」は、2018年より「Osaka Metroフェスティバル」と改称して継続している。
 +
 +
== その他 ==
 +
* 2019年3月16日・17日、大阪市高速電気軌道公式サイトの英語版[[ホームページ]]において、「[[Osaka Metro堺筋線|堺筋線]]」を「Sakai [[筋肉|muscle]] line」と、「[[天下茶屋駅|天下茶屋]]」を「World Teahouse」と訳すなどのような[[自動翻訳|自動翻訳ソフト]]による誤訳が指摘されたため、同月18日よりしばらくOsaka Metroの英語・[[中国語]]・[[韓国語]]・[[タイ語]]版ページが閉鎖されていた\u003Cref>{{Cite web|和書|title=堺筋だけやない、天下茶屋は… 大阪メトロのサイト誤訳:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASM3M32R5M3MPTIL006.html |website=朝日新聞デジタル |accessdate=2019-06-02}}\u003C/ref>。
 +
 +
== 関係会社 ==
 +
* [[大阪シティバス]] - 大阪市交通局のバス事業([[大阪市営バス]])の事業譲渡を受けたバス運営会社。現在は子会社。
 +
* [[大阪メトロサービス]] - [[大阪市交通局協力会]]の事業譲渡を受けた企業。主にOsaka Metroでの物販、IC[[乗車カード]]「[[PiTaPa]]」事業を手掛ける。
 +
* 大阪メトロアドエラ - 大阪メトロサービスの[[広告代理店|広告事業]]を分離・独立した企業(2021年4月1日業務開始)\u003Cref>[https://www.osakametro-adera.jp Osaka Metro ADERA]\u003C/ref>\u003C!-- Webサイトも業務開始当日より運用開始(東京メトロのメトロアドエージェンシーにあたる企業を大阪メトロでも設立) -->。
 +
* [[大阪地下街]] - 大阪市の主要地下街の運営会社。
 +
 +
== 関連項目 ==
 +
* [[民営化]]
 +
* [[東京地下鉄]](東京メトロ) - 大阪市高速電気軌道と同じく、地下鉄運営事業者([[帝都高速度交通営団]])の民営化により発足した。
 +
* [[手塚プロダクション]] - Osaka Metroの取組みを紹介する2018年11月開始のポスター「ニュースなMetro」に[[手塚治虫|手塚]]キャラクターが登場。
 +
* [[本田翼]] - Osaka Metro初のCMイメージキャラクター\u003Cref>{{Cite press release|和書|url=https://subway.osakametro.co.jp/news/news/20181122_cmstart.php?_ga=2.66211814.994583725.1542928563-557128037.1522531050 |title=本田翼さん出演!Osaka Metroの初めてのTVCMがスタートします |publisher=Osaka Metro |date=2018-11-22 |accessdate=2019-01-06 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20181123065846/https://subway.osakametro.co.jp/news/news/20181122_cmstart.php?_ga=2.66211814.994583725.1542928563-557128037.1522531050 |archivedate=2018-11-23}}\u003C/ref>。
 +
* [[奥山清行]] - 元Osaka Metroチーフデザインオフィサー{{Efn|2023年2月10日に辞任\u003Cref>{{Cite web|和書|url=https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20230210_cdo_jinin.php|title=Osaka Metro Group のCDOの辞任について|website=Osaka Metro|date=2023-02-10|accessdate=2023-08-14}}\u003C/ref>。}}。
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== 脚注 ==
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{{脚注ヘルプ}}
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=== 注釈 ===
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{{Notelist}}
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=== 出典 ===
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{{Reflist|2}}
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== 外部リンク ==
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{{Commonscat}}
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* {{Official website|https://www.osakametro.co.jp}}
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* {{Twitter|osakametroofcl|Osaka Metro【公式】}}
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* {{Twitter|osakatransport|Osaka Metro 運行情報}}
 +
* {{Twitter|burariwalk|ぶらりウォーク}}
 +
* {{Facebook|osakametro|Osaka Metro}}
 +
* {{YouTube|user=osakakotsu|Osaka Metro公式チャンネル}}
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{{日本の地下鉄}}
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{{スルッとKANSAI}}
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{{ICOCA}}
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{{DEFAULTSORT:おおさかしこうそくてんききとう}}
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[[Category:大阪市高速電気軌道|*]]
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[[Category:大阪市交通局]]
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[[Category:大阪市西区の企業]]
 +
[[Category:2017年設立の企業]]
 +
[[Category:日本の軌道事業者]]
 +
[[Category:日本の鉄道事業者]]
 +
[[Category:近畿地方の乗合バス事業者]]<!--委託しているもののJR東日本がBRTとして乗合バス事業者のカテゴリが貼られているのと同様な理由で貼付-->
 +
[[Category:日本の地下鉄]]
 +
[[Category:日本の地方公企業]]<!--一部民間資本である第三セクター鉄道がCategory:公企業に分類されていることとの整合性-->
 +
  
 
[[カテゴリ:日本の鉄道事業者]][[カテゴリ:日本の軌道事業者]][[カテゴリ:2017年設立の企業]]
 
[[カテゴリ:日本の鉄道事業者]][[カテゴリ:日本の軌道事業者]][[カテゴリ:2017年設立の企業]]

2024年2月6日 (火) 06:47時点における最新版

大阪市高速電気軌道株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 Osaka Metro、大阪メトロ、大トロ
本社所在地  
大阪府大阪市西区九条南1丁目12番62号(交通局本局庁舎)
電話番号
設立 2017(平成29)年6月1日
業種 陸運業
事業内容
代表者
資本金 8750万円
売上高
総資産
従業員数 5名
決算期
主要株主 大阪市 100%
主要子会社
関係する人物
外部リンク
特記事項:
ロゴマーク

大阪市高速電気軌道(おおさかしこうそくでんききどう、愛称:Osaka Metro(大阪メトロ))とは、大阪市営地下鉄が2018年4月1日に民営化されて誕生する予定の鉄道会社である。

概要[編集]

大阪市交通局#民営化に至った経緯 も参照 地方公営企業である大阪市交通局を、大阪市の行政改革の一環として民営化するにあたり、同局が運営する地下鉄事業(大阪市営地下鉄)を承継する法人として、2017年平成29年)6月1日に設立された株式会社である\u003Cref name=\"mynavi170518\"> (2017-05-18) 大阪市営地下鉄、民営化へ6月に準備会社 - 大阪市「都市交通局」7月に新設 マイナビ 2017-05-18 [ arch. ] 2022-03-22 \u003C/ref>。2018年(平成30年)4月1日より同局から継承した高速軌道(地下鉄)8路線 129.9kmと中量軌道(AGT)1路線 7.9kmを運営している\u003Cref>大阪市交通局の株式会社化に伴う大阪市営地下鉄の事業譲渡に係る許認可についてPDF  - 国土交通省、2017年12月15日\u003C/ref>。大阪市営地下鉄事業の例規(大阪市交通事業の設置等に関する条例、昭和41年大阪市条例第60号)上の正式名称が「大阪市高速鉄道」であり、例規上の地下鉄路線名が「高速電気軌道第○号線」の呼称を用いていたことを踏まえ、社名を「大阪市高速電気軌道」とした。

日本国内の地下鉄事業者の民営化は、2004年(平成16年)に帝都高速度交通営団(営団地下鉄)を民営化した東京地下鉄(東京メトロ)に次いで2例目となる。地下鉄は交通局時代に大阪港トランスポートシステム (OTS) から運営を継承した区間を除く全線が軌道法に基づく軌道線、地下鉄のうちOTSから運営を継承した区間とAGT(ニュートラム)の大半の区間は、鉄道事業法に基づく鉄道線として運営されている。

2018年7月9日に発表した『Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画』では、売上高に占める非鉄道事業の比率を発表時の17%から27%へ引き上げることを目指すとし、夢洲に商業施設を建設するほか、遊休地で賃貸マンションやオフィスビルの建設といった不動産を開発するとしている\u003Cref name=\"keikaku_18-24\">Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画について - 大阪市高速電気軌道、2018年7月9日発信、2022年3月21日閲覧\u003C/ref>\u003Cref>「大阪メトロ、夢洲に観光客向け商業施設 中計を発表」日本経済新聞』朝刊2018年7月10日(関西経済面)2018年7月20日閲覧 \u003C/ref>。

大阪市高速電気軌道は、『Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画』のp.16で、「大手鉄道事業者」との表現を使用しており\u003Cref>Osaka Metro Group 2018~2024年度 中期経営計画PDF  - 大阪市高速電気軌道、2018年7月9日発信、2018年8月5日閲覧\u003C/ref>、事業規模も大手私鉄に匹敵している [1]ものの、大手私鉄および準大手私鉄の認定条件である日本民営鉄道協会に加盟しておらず [2]、また国土交通省では、2018年4月時点において、同社を大手私鉄に含めるかどうかについて、「特に何も決まっていない」としている\u003Cref>関西大手をごぼう抜き! 数字で見えた大阪メトロの実力 乗りものニュース・2018年4月12日\u003C/ref>。なお、2021年4月時点では、国土交通省の「鉄軌道事業者一覧」においては、中小民鉄(中小私鉄)に区分されている\u003Cref>テンプレート:WAP\u003C/ref>。大阪市交通局時代に正会員として加盟していた公営交通事業協会については特別会員として引き続き加盟している。その一方で、2019年6月に大阪商工会議所、翌7月に関西経済連合会にそれぞれ入会し、財界活動を始めている\u003Cref>2019年8月22日付『読売新聞』大阪本社版「関西経済」(地域経済面)\u003C/ref>。

2019年3月期の連結売上高は1000億円を超え、日本の中小私鉄では遠州鉄道静岡鉄道に次ぐ3位となり、翌2020年3月期には静岡鉄道を抜いて2位に浮上した。売上高1000億円超えの中小私鉄はこれらの3社しかない。

2019年4月1日よりBRTいまざとライナー」の運行を自社が主体となって実施するため、暫定的に乗合バス事業も行っている。2021年よりオンデマンドバスの運行も開始した。これらバス事業は、運行を子会社の大阪シティバスに委託している。

コーポレートスローガンは「走り続ける、変わり続ける。」\u003Cref name=\"CI\">コーポレートアイデンティティー - Osaka Metro\u003C/ref>

愛称[編集]

愛称およびブランド名は、国際化を見据えて英字表記で「Osaka Metro」とした\u003Cref> (2018-01-25) 「大阪・市営地下鉄新会社の愛称「Osaka Metro」に決定 外国人にもわかりやすく 産経WEST 産業経済新聞社 [ arch. ] 2018-05-24 \u003C/ref>。同社では「大阪市高速電気軌道」のほか「大阪メトロ」「大阪地下鉄」も商標登録しており(前者:第6017272号、後者:第6017271号)、「大阪地下鉄」の表記は乗車券類に記載される鉄道事業者の略称として使用し、「大阪メトロ」の表記は活用法を当初未定としていたが\u003Cref> (2017-06-15) 「大阪メトロ」などを商標出願 大阪市が来春の地下鉄民営化で活用検討 産経WEST 産業経済新聞社 [ arch. ] 2018-05-24 \u003C/ref>、一部の乗車券や自社広告で使用されるようになっている。また、報道機関等においても、地名を分かりやすく示すため「大阪メトロ」の表記を用いる場合がある\u003Cref name=\"asahi20180401\"> (2018-04-01) 大阪メトロ、きょう誕生 「市営」85年の歴史に幕 朝日新聞デジタル 朝日新聞社 arch. 2018-04-01 2018-04-01 \u003C/ref>\u003Cref> (2018-03-07) 「Osaka Metro」発足で、何が変わるのか? マイナビニュース 2018-03-07 [ arch. ] 2018-04-06 \u003C/ref>。

社章・シンボルマーク[編集]

ロゴは、立体的な螺旋状で「メトロ」(Metro) の「M」と「大阪」(Osaka) の「O」を形成し、エネルギーや動力・推進力を表している。また、コーポレートカラーは青で、「安全・安心」「エネルギッシュな大阪の街」「走り続ける活力」をイメージしたものとなっている。このロゴは「moving M」と呼ばれる\u003Cref name=\"CI\" />\u003Cref name=\"Logo\" />。

このロゴの作成をしたのは色部義昭日本デザインセンター[3]で、そのCIデザインは2018年のグッドデザイン賞JAGDA亀倉雄策賞などを受賞している\u003Cref>ブランディング (Osaka Metro) Good Design Award 2018(2019年12月15日閲覧)\u003C/ref>\u003Cref> (2019-02-21) 第21回亀倉雄策賞受賞者決定のお知らせ 2019-02-21 arch. 2019-03-07 2023-11-11 \u003C/ref>。

社章は、大阪市の市章「澪標」に「電」の文字を組み合わせたマークで、1908年(明治41年)頃より使われ始め、1923年(大正12年)10月1日(大阪市電気局発足日)に正式に局章として制定されたものを継承しており\u003Cref>大阪市交通局 (2015-08) 大阪市交通局 大阪市営地下鉄のマーク PDF SUBWAY 日本地下鉄協会報 第206号 日本地下鉄協会 2015-08 39-40 [ arch. ] 2019-04-04 \u003C/ref>\u003Cref name=\"Logo\"> (2018-01-25) 報道発表資料 地下鉄新会社の愛称・ロゴが決まりました 大阪市 2018-01-25 arch. 2019-04-04 2019-08-07 \u003C/ref>、職員の着用する制帽の帽章も大阪市交通局時代のものを継続使用している。 大阪市交通局#局章・ロゴマーク も参照 \u003Cgallery> Osaka Metro logo.svg|ロゴ Osaka Metro logo 2.svg|moving M OMTB logomark.svg|社章 \u003C/gallery>

歴史[編集]

路線[編集]

2018年4月に大阪市交通局から承継した、以下の地下鉄8路線と、「ニュートラム」と称するAGT1路線を運営しているほか、2019年4月からは「いまざとライナー」と称するBRT路線を2路線運営している。

地下鉄の軌間は全て標準軌であるが、電気・集電方式は路線ごとに「直流750V 第三軌条方式」「直流1500V 架空電車線方式」に分類される。長堀鶴見緑地線今里筋線鉄輪式リニアモーター駆動方式である。

地下鉄の一部は大阪市外にも路線を延ばしており、8路線のうち、御堂筋線は吹田市堺市、谷町線は守口市八尾市、中央線は東大阪市、長堀鶴見緑地線は門真市にも駅がある。また、御堂筋線は江坂駅経由で北大阪急行電鉄南北線、堺筋線は天神橋筋六丁目駅経由で阪急電鉄(阪急)京都本線および千里線、中央線は長田駅経由で近畿日本鉄道(近鉄)けいはんな線と、それぞれ相互直通運転を行っている。

記号 路線番号 路線名 区間 備考 キロ程 駅数 方式[※ 1]
  M 1号線 御堂筋線 江坂駅 (M11) - 中百舌鳥駅[※ 2](M30) [※ 3] 24.5 km 20 第三軌条
  T 2号線 谷町線 大日駅 (T11) - 八尾南駅 (T36) 28.3 km 26 第三軌条
  Y 3号線 四つ橋線 西梅田駅 (Y11) - 住之江公園駅 (Y21) 11.8 km 11 第三軌条
  C 4号線 中央線 コスモスクエア駅 (C10) - 長田駅 (C23) [※ 4][※ 5][※ 6] 17.9 km 14 第三軌条
  S 5号線 千日前線 野田阪神駅 (S11) - 南巽駅 (S24) 13.1 km 14 第三軌条
  K 6号線 堺筋線 天神橋筋六丁目駅 (K11) - 天下茶屋駅 (K20) [※ 7] 8.1 km 10 架線
  N 7号線 長堀鶴見緑地線 大正駅 (N11) - 門真南駅 (N27) 15.0 km 17 鉄輪式リニア
  I 8号線 今里筋線 井高野駅 (I11) - 今里駅 (I21) 11.9 km 11 鉄輪式リニア
  P 南港ポートタウン線 コスモスクエア駅 (P09) - 住之江公園駅 (P18) [※ 4] 7.9 km 10 AGT[※ 1]
ファイル:Wide-Area Map of Osaka City Subway.png
地下鉄・ニュートラム広域路線図
\u003C!-- 低解像度画面で表が潰れるのを回避するため路線図の下に配置。-->
  1. 1.0 1.1 「第三軌条」は直流750V 第三軌条方式、「架線」は直流1500V 架空電車線方式、「鉄輪式リニア」は直流 1500V 架空電車線方式(鉄輪式リニアモーターカー)のこと。なお、AGTの南港ポートタウン線は三相交流 600V・側方接触式および三線剛体架線方式。
  2. 旅客案内上は「なかもず駅」表示。
  3. 江坂駅から北大阪急行電鉄南北線千里中央駅まで直通運転。
  4. 4.0 4.1 中央線コスモスクエア駅 - 大阪港駅間および南港ポートタウン線コスモスクエア駅 - トレードセンター前駅間は大阪市高速電気軌道が第二種鉄道事業者大阪港トランスポートシステム第三種鉄道事業者
  5. 長田駅から近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅まで直通運転。
  6. 2024年度に夢洲駅 - コスモスクエア駅間 (3.2km) が開業予定。同区間は大阪市高速電気軌道が第二種鉄道事業者、大阪港トランスポートシステムが第一種鉄道事業者
  7. 天神橋筋六丁目駅から阪急京都本線京都河原町駅および阪急千里線北千里駅まで直通運転。

上表の欄で示したラインカラーは路線図などで使われている。

ラインカラー[編集]

このラインカラーは大阪市営地下鉄時代の1975年昭和50年)に導入されたが、色分けには以下のようにある程度意味づけされているとされている。ただ、公式に由来が決まっているのは長堀鶴見緑地線と今里筋線の2路線のみで、色分けの根拠についての正式な資料が残っている訳ではなく、あくまでも推測であり、それがいつしか巷間で定着したものである。

運賃[編集]

普通運賃[編集]

大人普通運賃(小児は半額・端数は10円単位で切り上げ)鉄道駅バリアフリー料金10円を含む。2023年(令和5年)4月1日改定[4]

運賃
区数 運賃(円)
1区 ( - 3 km) 190
2区 (3 - 7 km) 240
3区 (7 - 13 km) 290
4区 (13 - 19 km) 340
5区 (19 km - ) 390
  • 第1種身体障害者手帳・第1種療育手帳・12歳未満の第2種身体障害者手帳または第2種療育手帳所持者は、介護人と一緒に乗車する場合に限り、本人・介護人とも5割引。
  • 大阪市発行の無料乗車証所持者は無料

運賃は対距離区間制であり、最短経路のキロ程に属する区数で算出される。梅田3駅(梅田駅東梅田駅西梅田駅)と心斎橋駅四ツ橋駅は運賃計算上、相互に同一駅として取り扱う。

梅田3駅で改札を出て乗り換える場合、ICカードの場合は、ICカードの残額が乗車駅から乗換駅までの運賃に満たなければチャージ(入金)しないと乗り換えることができず、きっぷの場合はその額面が乗車駅から乗換駅までの運賃に満たない場合は、その乗換駅までの運賃と原乗車券の額面との差額を精算しなければ乗り換えることができない。また、ICカード・きっぷともに30分以内に乗り換えなければ運賃が通算されない(30分を超えると運賃計算がそこで打ち切られ、その駅からまた新たに乗車したものとして運賃計算される)\u003Cref> () 梅田3駅(梅田・東梅田・西梅田駅)の改札外乗継について|Osaka Metro [ arch. ] 2020-05-13 \u003C/ref>。

御堂筋線・中央線・今里筋線・南港ポートタウン線は営業キロがそのままキロ程となるが、その他の路線は御堂筋線または中央線が並行する区間に対して、営業キロに所定の縮減または加算を行った特定キロ程が定められている。特定キロ程が設定されている区間は以下の通り。

路線 特定キロ程設定区間
谷町線 東梅田駅 - 天王寺駅
四つ橋線 西梅田駅 - 大国町駅
千日前線 阿波座駅 - 谷町九丁目駅
堺筋線 南森町駅 - 動物園前駅
長堀鶴見緑地線 西長堀駅 - 森ノ宮駅

ICカードまたは回数カードで地下鉄と大阪シティバスを乗り継いだ場合は、100円が割引される[5]。また、ICカードで地下鉄といまざとライナーを乗り継いだ場合は、160円が割引される[6]

定期券[編集]

定期券は、途中で改札を出ない場合には指定経路外を通り抜けて乗車することができる\u003Cref> () 大阪メトロ 旅客営業規則 第67条(4) [ arch. ] 2020-05 \u003C/ref>。

御堂筋線の混雑緩和対策として、御堂筋線梅田駅 - 大国町駅間と四つ橋線西梅田駅 - 大国町駅間を発着または経由する定期券は、券面表示にかかわらず御堂筋線と四つ橋線それぞれの対応駅で乗降が可能である\u003Cref>定期券利用による御堂筋・四つ橋線相互利用について - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)\u003C/ref>。

カード乗車券[編集]

Osaka Metro・大阪シティバス全線にて利用できる。ただし大阪シティバスは大阪シティバスの規則等で定める路線を除く。

車両[編集]

大阪市営地下鉄#車両 も参照 2023年6月に400系が中央線に登場するまで、民営化後の新形式は存在せず、新製車両も交通局時代から増備が継続されている車両のみであった。2020年7月には関西の大手私鉄に先駆け、営業用車両の全車VVVFインバータ制御化を達成した\u003Cref>御堂筋線10系1113編成が緑木検車場へ - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2020年7月12日\u003C/ref>。

現有車両[編集]

系列 画像 摘要
20系 160x120px 中央線で使用(かつては谷町線でも使用されていた)\u003Cbr />第三軌条方式
新20系 160x120px 21系:御堂筋線用\u003Cbr />22系:谷町線用\u003Cbr />23系:四つ橋線用\u003Cbr />24系:中央線用\u003Cbr />25系:千日前線用\u003Cbr />第三軌条方式
66系 160x120px 堺筋線で使用\u003Cbr />架空電車線方式
70系 160x120px 長堀鶴見緑地線で使用\u003Cbr />架空電車線・リニアモーター
80系 160x120px 今里筋線・長堀鶴見緑地線で使用\u003Cbr />架空電車線・リニアモーター式\u003Cbr />(画像は今里筋線用)
30000系 160x120px 御堂筋線・谷町線で使用(画像は御堂筋線用)\u003Cbr />第三軌条方式
30000A系 160x120px 中央線で使用\u003Cbr />第三軌条方式\u003Cbr/>2022年7月22日運行開始\u003Cref>中央線に27年ぶりの新造車両「30000A系」が7月22日にデビュー!万博開催期間中の輸送力増強を目的に順次導入します - 大阪市高速電気軌道、2022年7月19日\u003C/ref>。2025年の大阪・関西万博の開催期間中に必要な輸送力を確保するため、6両編成10本60両が導入された\u003Cref name=\"osakametro20211209\">新型車両400系と新造車両30000A系を中央線に導入します - 大阪市高速電気軌道、2021年12月9日\u003C/ref>。万博終了後は谷町線に転用される\u003Cref name=\"osakametro20211209\" />。
200系 160px 南港ポートタウン線用AGT車両
400系 160x120px 中央線で使用\u003Cbr />第三軌条方式\u003Cbr/>2023年6月25日より運行開始\u003Cref> (2023-04-25) 中央線新型車両400系が2023年6月25日(日曜日)から運行を開始します! ja 大阪市高速電気軌道 [ arch. ] \u003C/ref>\u003Cref> (2023-06-25) 25年万博へ新車両「400系」出発式 大阪メトロ 産経新聞 産経新聞社 [ arch. ] \u003C/ref>。2025年の大阪・関西万博開催に伴う輸送力増強、および老朽化した20系と他線に転用する24系の置換を目的として導入\u003Cref name=\"osakametro20211209\" />。

過去の車両[編集]

交通局時代に在籍した車両参照

系列 画像 摘要
10系・10A系 160x120px 御堂筋線で使用
10A系は10系をVVVFインバータ制御へ改造したもの
第三軌条方式
100A系 160px 南港ポートタウン線用AGT車両

関連事業[編集]

鉄軌道・バス事業のほか、駅ナカリテール事業として、ekimoコーワキングスペース(ON the UMEDAほか、グループ企業の大阪地下街が管理運営)等の運営も行っている。

都市開発(不動産)事業として、商業ビル(天神橋筋六丁目ビルほか)、「Metrosa(メトローサ)」ブランドによる賃貸住宅、「METRISE(メトライズ)」ブランドによる住宅販売などを行っている。

イベント[編集]

その他[編集]

関係会社[編集]

関連項目[編集]

[7]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. 資本金は東急\u003C!--電鉄ではない-->\u003Cref>会社概要 東急株式会社- 2019年11月1日閲覧\u003C/ref>のおよそ2倍。総営業キロ小田急電鉄より長い\u003Cref>『大手民鉄の素顔PDF 』日本民営鉄道協会、2019年10月1日発行、pp.2-3\u003C/ref>。
  2. 同様に、同社の労働組合も日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)への加盟をしておらず、引き続き全日本自治団体労働組合(自治労)に加盟したままである。ただし同社子会社の大阪シティバスの労働組合は2020年に自治労を脱退し、私鉄総連に加盟している。
  3. JR東日本企画関西支社がプロデュースに関与。
  4. (2022-08-26) バリアフリー料金加算後の運賃について【2023年3月10日追記】 大阪市高速電気軌道 2022-08-26 [ arch. ]
  5. バスとバス、バスと地下鉄の乗り継ぎについて - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)
  6. 運賃(いまざとライナー) - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)
  7. 2023年2月10日に辞任\u003Cref> (2023-02-10) Osaka Metro Group のCDOの辞任について 2023-02-10 [ arch. ] 2023-08-14 \u003C/ref>。

外部リンク[編集]

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