緑園都市駅
緑園都市駅(りょくえんとしえき)は、神奈川県横浜市泉区緑園二丁目にある相模鉄道いずみ野線の駅である。駅番号はSO32。
年表[編集]
- 1976年(昭和51年)4月8日 - 開業。
- 1997年(平成9年) - 関東の駅百選に選出される。選出理由は「一般からのアイデアで展望台、ギャラリー、庭園などを設置したおしゃれな駅」。
- 1999年(平成11年)2月27日 - 快速の運転が開始され、当駅が停車駅となる。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。2004年に各ホーム中央部とコンコースを連絡するエレベーターが基設置された。
将来的には島式ホーム2面4線の待避設備を持つ駅となるように設計されており、そのための用地も確保されている。この場所をキョウチクトウなどの樹木が植えられている庭園のほか、一部が展望台や保線用機器の待機場所として活用している。夏には赤や白の花弁を有するキョウチクトウが開花してホームを彩る。
のりば[編集]
1 | ■■いずみ野線 | いずみ野・湘南台方面 |
2 | ■■いずみ野線 | 二俣川・横浜・大和・海老名方面 |
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗降人員は26,114人である[1]。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員推移は下記のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員[2] |
---|---|---|
1998年 | 11,222 | |
1999年 | 11,810 | |
2000年 | 12,072 | |
2001年 | 12,645 | |
2002年 | 25,903 | 12,789 |
2003年 | 26,123 | 13,000 |
2004年 | 26,310 | 13,111 |
2005年 | 26,498 | 13,311 |
2006年 | 26,288 | 13,246 |
2007年 | 26,488 | 13,339 |
2008年 | 26,874 | 13,513 |
2009年 | 26,853 | 13,510 |
2010年 | 26,671 | 13,398 |
2011年 | 25,953 | 13,047 |
2012年 | 26,114 | 13,128 |
駅周辺[編集]
いずみ野線沿線のニュータウンの中心地域として開発された。駅の立地する場所が周辺一帯で最も標高が低く、駅を挟んで東側・西側はともに斜面となっている。基幹道路(都市計画道路)の「中田さちが丘線」が街を南北に貫いており、駅前広場を中心として機能的に主要道路を配置している。また、幹線道路および準幹線道路では電線の地中化を実施している[3]。
東側は高層マンションのサン・ステージ緑園都市、西側は一戸建を中心に開発されている。大学の誘致にも成功しているほか、1990年(平成2年)には原広司設計による相模鉄道の美術館「相鉄ギャラリー」が開設されジャンルを問わない展示が行われていたが、2014年(平成26年)3月30日閉館となった[4][5]。他にも奇抜な外観の建物として、駅周辺には山本理顕により設計されたコンクリートを露出させた独特の外観を有する建物がいくつかある(下記のアムニスなど)。
駅の西側、池の谷地区には横浜市の最終処分場の一つである神明台処分場があり、駅開業前の1973年(昭和48年)より埋め立てが行われている。埋め立ての終わった敷地のうちの一部はグラウンドとして市民に開放されている。
- フェリス女学院大学 緑園キャンパス
- 神奈川県立横浜緑園総合高等学校
- 横浜市立緑園東小学校
- 横浜市立緑園西小学校
- 緑園都市駅前郵便局
- 戸塚カントリー倶楽部
- 緑園都市ショッピングプラザ相鉄ライフ
- 相鉄文化会館
- 相鉄ギャラリー(4階・2014年3月30日閉館)
- アムニス
- 東京個別指導学院 緑園都市教室
- 神明台最終処分場
バス路線[編集]
最寄り停留所は、駅東側にあるロータリ上にある緑園都市駅である。以下の路線が乗り入れ、神奈川中央交通、横浜神奈交バス、相鉄バスにより運行されている。相鉄バスの運行路線は本数が極端に少ない。
- 旭18系統:希望ヶ丘駅行(相鉄) 平日・土曜各1本のみ
- 旭19系統:二俣川駅南口行(相鉄) 平日・土曜各1本のみ
- 東10系統:東戸塚駅東口行(神奈中)
- 戸09系統:戸塚駅東口行(神奈中、横浜神奈交)
- 弥01系統:弥生台駅行(神奈中)
駅名の由来[編集]
緑あふれる快適な街をイメージして、「緑園都市」と名付けられている。
駅開業後に街の造成工事が始まり、1986年(昭和61年)には戸塚区(当時)岡津町の一部が駅名を採って緑園一丁目 - 七丁目となった。
なお、計画時における仮称は「子易」であった[6]。
ドラマの撮影[編集]
その他[編集]
- 日本初のブラウン管ディスプレイを採用したタッチパネル式の自動券売機が1987年より設置されていたことがある[7][8][9]。現行のタッチパネル式自動券売機とは大幅に仕様が異なるもので、本格実用化は見送られている。
- 飯塚雅弓の「かさぶたの恋」という歌の歌詞に緑園都市という言葉が登場する。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 相鉄グループHP「相鉄乗降人員」
- ↑ 横浜市統計ポータル:鉄道・バス・タクシー
- ↑ 緑園都市住宅地についてPDF (緑園都市コミュニティ協会)
- ↑ 相鉄ギャラリー閉館のお知らせ(相鉄グループ:相鉄ギャラリー公式ページ)
- ↑ 相鉄ギャラリー閉館のお知らせPDF (相鉄ギャラリー 2014年2月21日)
- ↑ 鉄道ピクトリアル1973年11月号
- ↑ 人文社「駅の旅物語 関東の駅百選」
- ↑ 関東の駅百選「貼りつぶし」:緑園都市(相模鉄道いずみ野線)(ゲイムマンのダイスステーション 2002年3月30日掲出)
- ↑ 相鉄線のページ:駅、車両施設(フフフのページ)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 相模鉄道 緑園都市駅
- 相鉄Style(相鉄スタイル) 緑園都市駅 - 相鉄沿線口コミ情報サイト
- 相鉄ギャラリー (2014年3月30日閉館)