畑健二郎

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畑 健二郎(はた けんじろう、男性 10月19日 - )は、日本漫画家福岡県福岡市出身。血液型A型。代表作は『ハヤテのごとく!』。

略歴[編集]

出生地の福岡市で育った後、小学4年生の頃に兵庫県芦屋市へ転居。兵庫県立芦屋南高等学校(現・兵庫県立国際高等学校)在学中にアニメーターを目指しスタジオジブリの入社試験を受けるも、主張しすぎという理由から面接で落とされる。大学受験の勉強はまったくしていなかったが、当時ライトノベルに影響を受けており、小説の試験科目のあった大阪芸術大学芸術学部に入学。

その後、富士見書房ファンタジア長編小説大賞に長編小説を2度投稿するも2度とも落選してしまい、半年間大学に行かず漫画を仕上げる[1]小学館から『かってに改蔵』のアシスタントの話が入り、在籍していた大阪芸術大学芸術学部文芸学科を中退して上京する。第1話から久米田康治のアシスタントとして働く(『改蔵』第1巻第1話の1ページ目のジャングルジムを描いたのは畑である。弟弟子の前田君とともに『かってに改蔵』の中に度々登場していた。また時期は不明ながら、武内直子のアシスタントをしていた事もある。漫画賞の受賞歴は無し。

2002年に小学館『少年サンデー特別増刊R』において「神様にRocket Punch!!」でデビュー。以降『少年サンデー』系列雑誌で読切りや短期連載を発表する。2004年に『週刊少年サンデー』本誌において読切「ハヤテの如く」が掲載されるが、同作品中のゲームファンド ときめきメモリアル(ときメモファンド)についての記述に事実と異なる不適切な点があるとしてコナミから抗議を受け、小学館が謝罪するという事態を引き起こす。しかしその騒動をものともせず、同誌にて2004年45号より設定を引き継いだ『ハヤテのごとく!』の連載を始め、2008年10月現在も継続中である。同作品はテレビアニメ化もされ(第2期制作も決定している)、今や畑の代表作となっている。なお、このアニメ版ではコナミがスポンサーになっている。またこの読切り作品は問題箇所を修正した上で、2007年に発行された同作品の公式ガイドブックに掲載されている。

『週刊少年サンデー』公式サイト内の“まんが家バックステージ”を毎週休まず更新し続け(2006年GW合併号以降は合併号の週も更新している)ており、2位以下に圧倒的な差を付けた更新回数記録を持つ。

『週刊少年サンデー』2007年40号の巻末コメントによれば、長門有希のモノマネが得意とのこと。

現在の居住地は東京都以外明かされていないが、仕事場は東京都練馬区に構えている。

作風[編集]

執筆する漫画作品はそのほとんどが同一世界(もしくは類似する平行世界)上の出来事としてストーリーが組まれており、『ODORU LEGENDシリーズ』のような自筆他作品間の“ハイパーリンク”が各所に仕込まれている。一見サブキャラに見えるキャラクターにも重厚な裏設定として「そのキャラクターを主人公とした別漫画」が用意されている場合がある。

師・久米田と同じく、「ギャグは身近な人がボケた方がおもしろい」を信条とし、アニメなどのサブカルチャーを元としたマニアックな単語を多くしている。 読者に対するサービス精神も旺盛で、コミックスではオマケページをかなり充実させている。

「まんが家は読者がひくくらいの事をしなくてはダメだ」という尊敬する漫画家の言葉に従い、『ハヤテのごとく!』のキャラクターの一人に女装の主人公(ハヤテ)として“綾崎ハーマイオニー”を誕生させた。(原作9巻の巻末ページより)

作品リスト[編集]

  • 神様にRocket Punch!!(2002年、少年サンデー特別増刊R)
  • 電神ソフィア(2003年2月号、少年サンデー超増刊)
  • 海の勇者ライフセイバーズ(2003年7 - 11月号、少年サンデー超増刊)
  • ハヤテの如く(2004年10号、週刊少年サンデー
  • ハヤテのごとく!(2004年45号 - 、週刊少年サンデー)
  • げんしけん第9巻 特装版 別冊付録 漫画寄贈(2006年)

イラスト[編集]

師匠[編集]

久米田康治 - 久米田の『週刊少年マガジン』に移籍以降も交流は続いており、“まんが家バックステージ”においても師匠への敬愛ぶりが窺える。しかし講談社漫画賞授賞式やその二次会(生前葬)にはサイン会などによる多忙で出席できなかった。にも拘らず「井上麻里奈(『ハヤテ』アニメ版の橘ワタル役ほかを演じる声優で、久米田の『さよなら絶望先生』アニメ版でも木津千里役を演じている)さんに言われたから」という理由で約1年ぶりに久米田に連絡をとった(訪問しようとしたらしいが、原稿の締め切りに追われていたらしく、門前払いを食らってしまった)。

家族[編集]

母親の畑律子は茶道家であり、筆字に長けている。それもあって『ハヤテのごとく!』単行本のオマケコーナーでの題字を書いている。同じくテレビアニメ版でも、各話のサブタイトルの後ろに書かれている題字・第5話以降の「次回予告」の題字・「執事通信」の題字も書いているが、かなり大変らしい(英語版でも同様に“RITSUKO HATA(MOTHER)”名義で書いている)。

また、セガソニックチーム)のゲーム『ファンタシースターオンライン』、『ファンタシースターユニバース』でプランナーを務めた畑信太郎は実兄である。

エピソード[編集]

  • 林原めぐみのファンであり、関連した小ネタを作品中で用いることが多い。例としては『ハヤテのごとく!』で、ヒロインの三千院ナギがカラオケで歌った唄(第5巻第7話)など。また師匠の久米田康治も『勝手に改蔵』の中(第22巻第10話)で、そのことをネタにしたことがある。
  • スタジオジブリの採用試験に応募し、鈴木敏夫による面接試験を受けた経験を持つ。
  • かってに改蔵』では第一話からアシスタントに参加し、1ページ目のジャングルジムの作画を担当した。
  • また『かってに改蔵』においては作中の小ネタ(とりわけオタクネタ)や虎馬ウォーカー(読者投稿ページ)を担当した。またアキハバラマップの作成に多大な貢献をした。
  • 2006年1月15日大阪ドームで開催された第23回次世代ワールドホビーフェア以降、第27回までの同イベントにて毎回サイン会を行なっていた(全て応募ハガキによる抽選)。
  • 熱烈な『月刊OUT』読者(通称:アウシタン)であったことを本人自ら暴露している。
  • 本編より未来を舞台とした番外編を『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』にたとえがちである。
  • 『ハヤテのごとく!』の主人公・綾崎ハヤテの不憫な設定は、畑自身が「(子供の頃から)『世界名作劇場』が好きすぎであったため」と同作コミックスやインタビュー等でコメントしている(特に『フランダースの犬』が好きらしい)。その一方、『不思議の国のアリス』のストーリーをおぼろげにしか知らなかったり、続編『鏡の国のアリス』の存在についてノーコメントなど極端らしい。
  • 高校時代にはアニメイト三宮店に通い詰めており、その縁もあって後に三宮店から『ハヤテ』単行本第14巻のアニメイト特典イラストカードのリクエストを貰っている。
  • 本人が『ハヤテのごとく!』内で一番好きなキャラはアニメ版全話に出てくる人物らしい。(サンデー王国のサイン会のトークショーにて発言)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 「STUDIO VOICE」2006年9月号

外部リンク[編集]

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