小平駅
小平駅(こだいらえき)は東京都小平市美園町一丁目にある、西武鉄道の駅である。駅番号はSS19。
新宿線と拝島線が乗り入れている。拝島線は当駅が起点であるが、拝島線からは新宿線西武新宿駅方面へ直通する列車が多数運行されている。
以前は隣の萩山駅で拝島線と交差する多摩湖線西武遊園地駅方面からの列車の大多数も、拝島線を経由して当駅まで乗り入れていたが、2013年3月16日のダイヤ改正により当駅からの多摩湖線直通列車は大幅に削減された(詳細は後述)。
年表[編集]
- 1927年(昭和2年)4月16日 - 開業。
- 1928年(昭和3年)11月2日 - 当駅のすぐ西側に多摩湖鉄道小平駅開業。
- 1929年(昭和4年)4月頃 - 多摩湖鉄道小平駅が本小平駅(もとこだいら)に改称[1]。
- 1949年(昭和24年)11月15日 - 本小平駅を統合。
- 1967年(昭和42年)11月7日 - 小平-萩山間複線運転開始[2]
- 1968年(昭和43年)2月11日- 橋上駅舎使用開始[2]
- 1972年(昭和47年)1月1日 - 手小荷物取扱廃止[2]
- 1993年(平成5年)7月30日 - 自動改札機使用開始。
- 1998年(平成10年)3月17日 - 駅舎階段横エレベーター使用開始、きっぷうりばを全面改修・改装。
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線の地上駅で、橋上駅舎を有する。新宿側の上下線間に8両編成まで対応する引き上げ線があり、所沢・拝島側で新宿線と拝島線の線路は平面交差している。その北側には拝島線上り線から下り線への片渡り線もあり、10両編成の電車がここを通過して4番ホームへ直接進入する。2011年現在のダイヤでは、下り本川越方面電車と拝島方面電車は主に当駅で接続する。上り本線電車と拝島線からの電車は当駅または田無駅で接続する。
2006年(平成18年)12月、下り線ホームに待合室が設置された。
各ホームと改札内コンコースとの間は、階段のほかエレベーター・エスカレーターにより連絡している[3]。このほか、南口・北口地上部と改札階を連絡するエレベーターも設置されている[3]。
トイレは改札内コンコース部に立地し、多機能トイレを併設する[3]。
のりば[編集]
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■拝島線 | - | 萩山・拝島・西武遊園地方面 | |
2 | ■新宿線 | 下り | 所沢・本川越方面 | |
3 | ■新宿線 | 上り | 高田馬場・西武新宿方面 | 拝島線方面からの電車 |
4 | ■新宿線 | 上り | 高田馬場・西武新宿方面 | 本川越方面からの電車 |
- 当駅で乗務員を交代することが多い。
- 奇数番線に拝島線方面に出入りする列車が、偶数番線に新宿線本川越方面へ出入りする列車が発着し、当駅で終日所沢・本川越方面の電車と拝島方面の電車が相互接続を行う。なお、拝島線からの当駅止まりの列車は3番線に到着する。
- 2013年3月16日実施のダイヤ改正で、多摩湖線のワンマン運転区間が拡大し、当駅に発着する多摩湖線の列車は平日・土休日ダイヤ共に折り返しが西武新宿発着の列車のみに限られる。この為、上記の列車以外で当駅から八坂・西武遊園地方面へ向かう場合は、1駅先の萩山駅で乗換えが必要になる。
利用状況[編集]
2011年度の1日平均乗降人員は36,533人で[4]、西武鉄道全92駅中25位である[5]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通りである。
年度 | 1日平均乗車人員 | ||
---|---|---|---|
新宿線 | 拝島線 | 出典 | |
1992年 | 14,378 | 2,852 | [6] |
1993年 | 14,142 | 2,926 | [7] |
1994年 | 14,400 | 3,027 | [8] |
1995年 | 14,642 | 3,085 | [9] |
1996年 | 14,551 | 3,164 | [10] |
1997年 | 14,414 | 3,345 | [11] |
1998年 | 14,132 | 3,405 | [12] |
1999年 | 14,115 | 3,413 | [13] |
2000年 | 14,058 | 3,458 | [14] |
2001年 | 14,195 | 3,370 | [15] |
2002年 | 14,208 | 3,364 | [16] |
2003年 | 14,470 | 3,626 | [17] |
2004年 | 14,444 | 3,671 | [18] |
2005年 | 14,255 | 3,756 | [19] |
2006年 | 14,238 | 3,707 | [20] |
2007年 | 14,601 | 4,049 | [21] |
2008年 | 14,827 | 4,258 | [22] |
2009年 | 14,707 | 4,263 | [23] |
2010年 | 14,370 | 4,373 | [24] |
駅周辺[編集]
小平市の代表駅であり、主に南口側に商業施設が多く立地する。市役所など官公庁施設の多くは1.2km離れた多摩湖線青梅街道駅周辺に集積している。また駅も市域の北西端に位置し、100mほど西側に東村山市との市境がある。
南口[編集]
- ルネこだいら(小平市民文化会館)
- 小平市立仲町公民館
- 小平市立仲町図書館
- 小平市美園地域センター
- 東京都立小平高等学校
- 東京都住宅供給公社小平窓口センター
- 東京スター銀行小平支店
- 西友小平店
- 東京都道230号小平停車場小川新田線
- 多摩湖自転車道 - 駅付近 200 m 程度はロータリーに取り込まれているため分断されている。
東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の新小平駅は、小平駅からではなく青梅街道駅からの徒歩連絡となる。
北口[編集]
- 都立小平霊園1948年に完成。駅北西300m。駅から霊園正門までの沿道には石材店が軒を連ねお彼岸の中日には多くの乗降客がある。
- 小平市立大沼公民館・小平市立大沼図書館
- 小平市大沼地域センター
- 多摩済生病院
- 小平駅前郵便局
- 東京都道227号小平停車場野中新田線(東京街道)
- 山崎製パン武蔵野工場
駅北口周辺は道幅が狭いうえに人通りが多い。そのため、駅北口ロータリーの設置が計画され。さらにそこから東京街道と交差し、東京都道5号新宿青梅線新青梅街道の柳窪交差点付近まで道路を敷設する市道小平3・4・19号線が小平市の第三次事業計画による優先整備路線に選定され、住民に対するアンケート調査を実施している。
バス路線[編集]
駅南口ロータリーに小平駅南口(西武バス、銀河鉄道)、小平駅前(東京都交通局)停留所があり、以下の路線が乗り入れ、東京都交通局、西武バス、銀河鉄道により運行されている。
- 寺61:学園東町経由国分寺駅北入口行
- 寺62:松が丘住宅入口経由国分寺駅北入口行(平日日中のみ)
- 武17:昭和病院・花小金井駅南口経由武蔵小金井駅行
- 武20:学園東町経由武蔵小金井駅行
- 小平営業所行
- 梅70:東大和市駅・武蔵村山市役所・青梅駅経由青梅車庫行
- 小平市コミュニティバス:津田公民館・図書館方面循環
- 銀河鉄道小平国分寺線:小平団地西・中央大学付属高校中学校経由国分寺駅入口行
隣の駅[編集]
- 西武鉄道
- ■新宿線
- なおかつては、花小金井駅との間に東小平駅が存在した。
- ■拝島線
- ■臨時特急停車駅
- ■急行・■準急・■各駅停車(拝島線内はいずれも各駅に停車)
- 花小金井駅(新宿線)(SS18) - 小平駅 (SS19) - 萩山駅 (SS30)
脚注[編集]
- ↑ 市史編さんこぼれ話No.10 多摩湖線 本小平駅のなりたち/東京都小平市
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『写真で見る西武鉄道100年』ネコ・パブリッシング、2013年、236頁
- ↑ 3.0 3.1 3.2 小平駅 駅構内マップ - 西武鉄道
- ↑ 「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.4 2007年度 - 2011年度 新宿線・拝島線・西武園線・国分寺線・多摩湖線・多摩川線PDF - 西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2011(平成23)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
関連項目[編集]