内原駅
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内原駅(うちはらえき)は、茨城県水戸市内原町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)常磐線の駅である。
昼間以外の時間帯は、友部駅から乗り入れる水戸線の列車も利用可能である。
年表[編集]
- 1889年(明治22年)1月16日 - 水戸鉄道(初代)の駅として開業。
- 1892年(明治25年)3月1日 - 水戸鉄道が日本鉄道に営業譲渡。
- 1906年(明治39年)10月31日 - 日本鉄道が国有化。国有鉄道の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる。
- 1993年(平成5年)3月 - みどりの窓口営業開始[1]。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 貨物列車の設定廃止。
- 2006年(平成18年)3月8日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」およびSuica対応自動改札機導入、みどりの窓口は営業終了。
- 2012年(平成24年)2月23日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」営業終了。
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。2つのホームは跨線橋で繋がっている。
2006年(平成18年)3月8日に、自動改札機が導入された。同日に「もしもし券売機Kaeruくん」が導入(これに伴いみどりの窓口は閉鎖)されたが、2012年(平成24年)2月23日をもって、「もしもし券売機Kaeruくん」は営業を終了した。
2013年(平成25年)4月1日より、JR水戸鉄道サービスが駅業務を受託する業務委託駅となる。
駅舎は北側のみであるが、水戸寄りのホームからすぐのところに踏切があり、線路をまたぐ南北の移動は比較的容易である。駅前広場が非常に狭かったため、北口再開発事業の一環で周辺の道路と共に駅前広場が整備され、2013年4月より供用開始した[2]。
のりば[編集]
1・2 | ■常磐線(下り) | 水戸・日立・いわき方面 |
---|---|---|
2・3 | ■常磐線(上り) | 友部・土浦・上野方面 |
■水戸線直通 | 笠間・下館・小山方面 |
- 2番線は上下兼用の待避線であるが、使用頻度はあまり多くない。
利用状況[編集]
2012年度の一日平均乗車人員は2,490人である。2000年代前半は1,500人と少なかったが、近傍にイオン水戸内原ショッピングセンター(現・イオンモール水戸内原)が2005年に開業して以降、増加に転じている。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 1,569 |
2001 | 1,529 |
2002 | 1,507 |
2003 | 1,453 |
2004 | 1,402 |
2005 | 1,866 |
2006 | 2,163 |
2007 | 2,293 |
2008 | 2,333 |
2009 | 2,262 |
2010 | 2,142 |
2011 | 2,213 |
2012 | 2,490 |
貨物取扱[編集]
- 臨時車扱貨物のみを取り扱っており、そのため貨物列車の設定はない。
- 2000年(平成12年)まで専用線発着の車扱貨物を取り扱っており、貨物列車の設定があった。専用線が駅西側にある太平洋セメント水戸サービスステーションの貨車用荷役設備へ続いており、ここまでセメントを輸送するために小名浜駅から貨物列車が運行されていたが、同年3月7日限りで廃止された。
駅周辺[編集]
周辺は旧・東茨城郡内原町の中心市街地である。駅北側には国道50号内原バイパスが通っており、ロードサイド店舗が多く進出している。
- 水戸市役所内原支所
- イオンモール水戸内原
- 内原郵便局
- ケーズデンキ水戸内原店
- ツルハドラッグ水戸内原店
- ファッションセンターしまむら内原店
- 洋服の青山水戸内原店
- コナカ水戸内原店
- うなぎ斎藤
路線バス[編集]
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
71 | 内原支所前・内原駅 | イオンモール水戸内原 | 茨城交通 | ||
71 | イオンモール水戸内原 | 茨城交通 |
付記[編集]
- 当駅から友部駅にかけて上下線が大きく分離している。これは、1944年(昭和19年)から1948年(昭和23年)まで内原操車場があったためである。長らく空き地だったが、現在はJR野球グラウンド、日本レストランエンタプライズ (NRE) 直営農場があり、2005年(平成17年)には電留線が設けられ、2006年(平成18年)3月18日より水戸駅の電留線を移転し、「内原電留線」として稼動しており、水戸駅・友部駅発着の列車の出入庫がある。2014年には空き地に出力4.2MWの大規模太陽光発電設備を建設することが決まった[3]。
- 太平洋戦争終戦まで駅周辺の内原には満蒙開拓青少年義勇軍内原訓練所があり、数か月の基礎訓練を受けた後、満州へ出発する隊員を乗車させるための開拓義勇軍専用ホームがもう1面存在し、跨線橋も現在のものより1スパン長かった。ホーム撤去後、跨線橋も撤去され石岡駅に移設された。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
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- ↑ JR時刻表1993年2・3月号
- ↑ カタクリで彩る憩いの場 内原駅北口広場が完成 - 2013年4月3日 茨城新聞ニュース
- ↑ 常磐線友部・内原間に大規模太陽光発電設備を設置しますPDF 東日本旅客鉄道プレスリリース 2014年4月2日