パルシステム
提供: Yourpedia
パルシステム生活協同組合連合会(パルシステムせいかつきょうどうくみあいれんごうかい)は、東京都新宿区に主たる事務所をおく日本の関東地方周辺の消費生活協同組合(消費生協)の連合会である。現在の加盟生協は10法人。加盟組合員総数約130万人。
概説[編集]
同じ関東地方周辺の生活協同組合の連合会である「コープネット事業連合」が、各都道府県加入者1位の生活協同組合を中心にしているのに対して、各都道府県加入者2位の中堅生活協同組合を中心とした組織である。ただし、事業地域である栃木県に会員生協がなく、会員生協がある福島県と2007年8月加盟の生協がある静岡県を事業地域に含めている。「パルシステム」は英語のpal(友達、仲間)とsystem(制度)を組み合わせた造語である。
最近は「パルシステムPB商品」と称する独自商品を多く販売している。一般のコープが主にスーパーとの競争のために低価格路線を追求するのに対して、パルシステム独自の基準に沿った添加物の少ない商品や減農薬・産直をコンセプトにしているのが特徴である。
イメージキャラクターの牛「こんせんくん」を使ったテレビコマーシャルの放送やラッピング車両[1]を走らせるなどして宣伝を行っている。
インターネットによる注文システムにも力を入れており、「オンラインパル」と称するインターネット注文登録者は2011年3月末付けで、37万人となっている。
沿革[編集]
- 1977年 - 「首都圏生活協同組合事業連絡会議」発足。
- 1987年 - 「首都圏コープ事業連合」に名称変更。
- 1990年2月9日 - 生活協同組合連合会首都圏コープ事業連合として法人改組。
- 2004年2月1日 - 牛をモチーフにした「こんせんくん」をキャラクターに設定し、「パルシステム」ブランドを強調した事業を開始する。
- 2005年9月 - 「パルシステム生活協同組合連合会」に名称変更。
食の安全への取り組み[編集]
福島第一原子力発電所事故による放射性物質へのパルシステム対応方針には、「暫定規制値の見直しを政府に求めるとともに、できる商品群から自主基準を定めます」とあり、東北・関東産の食品を第三者機関に委託して調べている。自主検査の結果はウェブサイトにて公表している。[2]
加盟生協[編集]
- 生活協同組合パルシステム東京(本部:東京都新宿区)※旧称:生活協同組合東京マイコープ
- 生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ(本部:神奈川県横浜市)
- 生活協同組合パルシステム千葉(本部:千葉県船橋市)※旧称:生活協同組合エル
- 生活協同組合パルシステム埼玉(本部:埼玉県蕨市)※旧称:生活協同組合ドゥコープ
- 埼玉県勤労者生活協同組合(ユーアイコープ)(本部:埼玉県川口市)
- 生活協同組合パルシステム茨城(本部:茨城県水戸市)※旧称:生活協同組合ハイコープ
- 生活協同組合パルシステム山梨(本部:山梨県甲府市)※旧称:生活協同組合コープやまなし
- 生活協同組合パルシステム群馬(本部:群馬県高崎市)
- 生活協同組合パルシステム福島(本部:福島県いわき市)※旧称:いわき市民生活協同組合
- 生活協同組合パルシステム静岡(本部:静岡県駿東郡長泉町)(2007年8月加盟)
脚注[編集]
- ↑ 電車では東武30000系電車、東武8000系電車に2006年から2007年までラッピングを施していたほか、バスでは西武バスおよび国際興業バスにおいてラッピング車が存在している。
- ↑ 放射性物質の食品汚染への対応について