マールボロ (タバコ)

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マールボロ
画像 Marlboro black menthol japan.jpg
英語表記 Marlboro
種類 タバコ
発売 1904年
製造販売元 フィリップモリス
備考 モータースポーツのメインスポンサー
外部リンク marlboro.jp

マールボロ (Marlboro) は、フィリップモリスが製造するタバコブランド。現在世界でベストセラーのタバコのうちの1つ。マールボロ・マンのビルボード広告で有名。免税店など店舗によっては「マルボロ」の名称で販売されていることもある。

歴史

マールボロのパッケージ

ロンドンのフィリップ・モリス社はマールボロ、ケンブリッジ、ダービーといったタバコをアメリカ国内で販売するために1902年ニューヨークに子会社を設立した。

1924年に同社はマールボロを女性向けタバコとして「Mild As May」のキャッチフレーズで広告展開を行った。販売当初は、女性向けのタバコとして売り出したが、全くと言ってよいほど売れず苦戦を強いられた。実際広告で使われた当時のポスター等から、女性向けにキャンペーンをしていたのが確認出来る。パッケージ上部のデザインは、女性の魅力的な部分である唇をイメージしたもの[1]。吸い口が赤く着色されているのは口紅が付いても目立たないようにとの配慮であった。

第二次世界大戦中まで売り上げは伸びず、一時期市場から姿を消した。戦争の終わりまでにキャメルラッキーストライクチェスターフィールドといった三銘柄がタバコ市場における確固たる地位を確保していた。

1950年代にリーダーズ・ダイジェスト誌が、喫煙と肺癌の因果関係に関する一連の記事を公表し、フィリップモリスを始めとする多くのたばこ会社はパッケージへの注意書きとフィルター付きたばこの販売を始めた。フィルター付きの新しいマールボロは1955年に発売された。

1960年代の初めに男性向けのタバコとしてマーケティング戦略の大転換を行い、「マールボロ・カントリー」のキャッチフレーズとともに「マールボロ・メン」として知られている男性像を象徴したカウボーイを作り出した。これが、現在に続くマールボロ・ブランドの原点である。本来の仕事上、一日中、馬に跨って動物を相手にするカウボーイにとっては、火を使わない噛みタバコの方が人気なのだが、この宣伝効果によりカウボーイのタバコの代名詞になった。

マールボロの市場占有率は急上昇し、広告キャンペーン開始から8か月で5,000パーセント増加した。マールボロは大成功したカウボーイの広告表現を、1950年代以来現在まで継続している。

黒人迫害の歴史的背景がタイトルの中に隠されているとされ、逆さまにしてあることをするとそれを印象付ける絵が浮かび上がるとされているが、このような話はタバコのパッケージにはつきもので、一種の都市伝説である。 マールボロは全世界的に認知されているブランドであり、マールボロ1箱の効用は、他人と共有できている。このため、自国通貨への信頼度が低い国や地域では、マールボロが通貨の機能を果たすケースがある。これを俗にマールボロ本位制と呼ぶ。

商品名の由来

マールボロというブランド名の由来については諸説ある。

マールボロマン

長年当タバコ・およびフィリップモリスの広告塔「マルボロマン」として登場していたウェイン・マクラレンは、1992年に肺癌が原因で死去している。(1日30本、30年間喫煙していた)。また生前フィリップモリスの株主総会でタバコ広告を控えるよう主張したり、イギリスで製作されたTV番組「タバコ・ウォーズ」において、自身が広告塔になることによって多くの人を死に追いやったことを後悔していることを語った。

日本における販売

日本での製造・販売は1973年から。日本たばこ産業 (JT) 発足2年後の1987年からブランド展開がスタートした(新商品は平成になってからの商品が多かった)。2005年4月末をもってライセンス契約を終了し、以後はフィリップモリス社からの輸入販売となり、ヨーロッパで製造されている。また、JTが生産していたものと風味をあわせてあるためパッケージに「FOR SALE IN JAPAN」の記載がある。

日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれる場合が多い。メンソールのものはマルメンと略称される。地方の年配のたばこ店などでは「マルボーロ」と、佐賀のお菓子の丸ぼうろと同一発音で呼称する場合がある。他にもパッケージの色から「金マル(マル金)」(マールボロ・ライト→マールボロ・ゴールド・オリジナル)、「赤マル」(マールボロ)、「黒マル」「ブラメン」(マールボロ・ブラック・メンソール)、などと稀に呼ばれる。 また、「マールボロ・ライト・メンソール」はマルメンライト(さらに縮めてマルメラ)と呼ばれることが多い。

マールボロ・ライト・メンソールは、日本たばこ協会の発表した平成20年度紙巻たばこ販売実績で外国たばこでは首位である(全体では7位)。また、ブランド全体では日本市場で第2位の販売量を誇るブランドであり、2008年には250億本を超える売上を記録し、フィリップ モリス インターナショナル(アメリカと中国を除く)において最もマールボロの販売本数が多い国である。

製品一覧

国内現行販売製品(フィリップモリス製造)

製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売地域 備考
マールボロ 440円 20本 2005年5月1日 12mg 1.0mg 全国 スイス製
マールボロ・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 12mg 1.0mg 全国 スイス製
マールボロ・ミディアム・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.7mg 全国 オランダ製
マールボロ・ブラック・ゴールド・ボックス 440円 20本 2009年7月13日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製
マールボロ・ゴールド・オリジナル 440円 20本 2005年5月1日 6mg 0.5mg 全国 スイス製[3]
マールボロ・ゴールド・オリジナル・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 6mg 0.5mg 全国 オランダ製[3]
マールボロ・ゴールド・オリジナル・100's・ボックス 440円 20本 2006年2月1日 6mg 0.5mg 全国 オランダ製[3]
マールボロ・ゴールド・ウルトラ・ボックス 440円 20本 2006年8月1日 4mg 0.4mg 全国 オランダ製[4]
マールボロ・フィルタープラス・ワン・ボックス 440円 20本 2008年11月17日 1mg 0.1mg 全国 スイス製
マールボロ・メンソール 440円 20本 2005年5月1日 12mg 0.8mg 全国 スイス製
マールボロ・メンソール・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 12mg 0.8mg 全国 スイス製
マールボロ・ライト・メンソール 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.6mg 全国 スイス製
マールボロ・ライト・メンソール・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製
マールボロ・ライト・メンソール・100's・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.7mg 全国 オランダ製
マールボロ・ウルトラライト・メンソール・KS・ボックス 440円 20本 2005年7月25日 4mg 0.3mg 全国 オランダ製
マールボロ・ブラック・メンソール・ボックス 440円 20本 2008年8月4日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製
マールボロ・ブラック・メンソール・ワン・ボックス 440円 20本 2009年6月1日 1mg 0.1mg 全国 オランダ製
マールボロ・アイス・ブラスト・ボックス 440円 20本 2010年7月12日 8mg 0.6mg 全国 メンソールボール内蔵/オランダ製
マールボロ・アイス・ブラスト・ファイブ・ボックス 440円 20本 2012年7月 5mg 0.4mg 全国 メンソールボール内蔵/オランダ製
マールボロ・アイス・ブラスト・ワン・ボックス 440円 20本 2012年7月 1mg 0.1mg 全国 メンソールボール内蔵/オランダ製
マールボロ・ダブル・バースト・ファイブ・ボックス 450円 20本 2013年5月20日 5mg 0.4mg 全国 メンソールボール(2個)内蔵/オランダ製
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8 440円 20本 2012年5月14日 8mg 0.6mg 全国 スーパースリム/ポーランド製・ウクライナ製
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・1 440円 20本 2012年5月14日 1mg 0.1mg 全国 スーパースリム/ポーランド製・ウクライナ製

※マールボロ・ライト・メンソールとマールボロ・ウルトラライト・メンソールは、2010年のパッケージリニューアルでパッケージ側面・底面及びカートンの英語表記がそれぞれMENTHOL LIGHTS、MENTHOL ULTRA LIGHTSとなった。このため日本語表記と英語表記に違いが生じている。

国内販売終了製品(フィリップモリス製造)

製品名 価格 本数 発売年 販売終了年 タール ニコチン 備考
マールボロ・FSK 20本 12mg 1.0mg
マールボロ・ボックス・14's 210円 14本 1996年 12mg 1.0mg
マールボロ・ブレンド・No.27 320円 20本 2007年3月1日 2007年11月 13mg 1.0mg セブンスター対抗銘柄
マールボロ・ミディアム 440円 20本 2005年5月1日 2012年7月 8mg 0.7mg スイス製
マールボロ・ホワイト・ゴールド・ボックス 320円 20本 2009年7月13日 2010年5月 5mg 0.4mg 静岡県限定/オランダ製
マールボロ・ゴールド・ワン・100's・ボックス 440円 20本 2010年4月1日 2010年12月 1mg 0.1mg 宮城県限定
マールボロ・アイスミント・KS・ボックス 440円 20本 2007年7月9日 2012年7月 6mg 0.5mg ドイツ製
マールボロ・ワイド・ボックス 330円 20本 2007年 2008年6月 10mg 0.8mg セブンイレブン限定/ドイツ製
マールボロ・ワイド・メンソール・ボックス 330円 20本 2007年 2008年6月 8mg 0.7mg セブンイレブン限定/ドイツ製

国内販売終了製品(日本たばこ産業製造)

製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売終了年月 備考
マールボロ 300円 20本 1973年9月15日 12mg 1.0mg 2004年4月30日 [5]
マールボロ ボックス 300円 20本 1989年5月15日 12mg 1.0mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ 100's 280円 20本 1986年5月1日 12mg 1.0mg 1990年5月
マールボロ 100's ボックス 280円 20本 1992年6月2日 12mg 1.0mg 1995年12月
マールボロ ミディアム 300円 20本 2001年4月2日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ミディアム ボックス 300円 20本 2000年4月3日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ライト 320円 20本 1987年11月1日 6mg 0.5mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ライト ボックス 300円 20本 1989年10月1日 6mg 0.5mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ライト 100's ボックス 300円 20本 1994年6月2日 6mg 0.5mg 1997年4月 [6]
マールボロ メンソール 300円 20本 1997年7月1日 12mg 0.8mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ メンソール ボックス 300円 20本 1995年11月1日 12mg 0.8mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ライト メンソール 300円 20本 1998年4月1日 8mg 0.6mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ライト メンソール ボックス 300円 20本 1993年11月1日 8mg 0.6mg 2005年4月30日 [5]
マールボロ ライト メンソール 100's ボックス 300円 20本 2001年10月1日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [5]

モータースポーツ

F1

F1にはジョー・シフェールの個人スポンサーとして参入し、1970年代初頭よりBRMマクラーレンアルファ・ロメオスクーデリア・フェラーリといったチームのメインスポンサーを務めてきた。マクラーレンとはロン・デニス率いるプロジェクト4の参画を仲介するなど長年にわたり密接な関係を築いていたが、1996年に撤退した。以降はフェラーリと密接な関係にあり、2006年タバコ広告の規制を受けてブリティッシュ・アメリカン・タバコ (BAT) と日本たばこ産業 (JT) がF1から撤退した後も、両社との紳士協定を破って支援活動を継続した[7]

マールボロの実際のパッケージカラーは赤であるが、テレビ・写真などを通した際、重みを持った色調に変わってしまう(特にテレビでは赤が、黒っぽくつぶれてしまう)ため、かつては、三角形の傘のデザイン(マールボロ・シェブロン)に「蛍光ががった朱色」に近い赤が塗色されていた(これはタバコに限らず、どのようなスポンサーでも同様)。また、1980年代以降イギリスドイツフランスなどではタバコ広告が禁止されており、各国で行われるレースやイベントの際は、マールボロ・シェブロンをし、"Marlboro"のロゴをバーコード風に処理したり、ロゴそのものを消して白地にしてしまう、チーム名を代わりに記載(マクラーレンの場合は「McLAREN」)する等、イメージ広告的な方法を採っていた。

2010年4月、フェラーリのバーコード風デザインがマールボロのロゴを連想させるサブリミナル効果の疑いがあると報道されると[8]、バーコードの代わりに赤ベタに白枠のデザインへと変更した[9]。2011年のシーズン途中にはチーム名からも「マールボロ」が外されたが、ブランド名を出さずとも広告効果が望めることから、スポンサー契約は2015年まで延長されている[10]。フェラーリのマシンの全広告スペースはフィリップモリスが取得しており、その一部分を他のスポンサーに貸し出すという、特殊なスポンサーの仕方を行っている。2012年度にはF1スポンサー中最高の推定63億円を拠出したとされ[11]、この額はHRTチームの年間総予算に匹敵する[11]

その他

インディカー・シリーズではCART時代の1990年から2009年まで、ペンスキー・レーシングのスポンサーを務めていた。世界ラリー選手権 (WRC) ではランチアトヨタ三菱プジョーといったマニュファクチャラーの活動を支援した。

WGPではヤマハ系ワークスチームを支援し、ジャコモ・アゴスチーニ率いる「チーム・アゴスチーニ」やケニー・ロバーツ率いる「チーム・ロバーツ」のメインスポンサーを務めた。MotoGPではドゥカティのメインスポンサーである。こちらもフェラーリと同様に2011年シーズンからカウルのバーコードが排除されている。

MWCT

この他にも過去にはチームだけでなく、ドライバー/ライダー個人をパーソナルスポンサーとして支援する「Marlboro World Championship Team」(MWCT)と呼ばれるプログラムを展開していた。支援ドライバーはレーシングスーツとヘルメットに「Marlboro」のロゴを着けた。[12]また、F3のメジャーイベントであるマスターズF3の大会スポンサーとなったり、フランスのミニテルにおいて「Marlboro Racing Service」(MRS)と呼ばれるモータースポーツ情報の提供サービスを行っていたこともあり[13]、マールボロのモータースポーツ界における高い貢献度は業界関係者の多くが認めるところである。

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 zippo Marlboro Adventure Team 1996 (GET THE GEAR 1996) 1995年製造 - 商品解説(2012年5月22日閲覧)
  2. marlboro.jp内のPRODUCT(2009.12.19閲覧)
  3. 3.0 3.1 3.2 2011年3月頃まで「マールボロ・ライト(ボックス/100's・ボックス)」
    デザイン変更は2010年8月頃だが、当初は販売名がライトのままで、側面に「LIGHTS」の表記があった。
    (宮城県では2009年10月頃より現行デザインに先行切り替え)
  4. 2011年3月23日まで「マールボロ・ウルトラライト・KS・ボックス」
  5. 5.00 5.01 5.02 5.03 5.04 5.05 5.06 5.07 5.08 5.09 5.10 2005年5月1日からPM社より製造・販売。
  6. 1997年4月一時販売終了。2006年2月1日からPM社より製造・販売。
  7. 柴田久仁夫 「F1ロゴの値段」『F1速報PLUS』Vol.26、イデア、2012年、41頁。
  8. [1]
  9. [2]
  10. フェラーリ、フィリップモリスとの契約を2015年末まで延長 - F1-Gate.com(2011年6月11日)
  11. 11.0 11.1 「F1 Team Budgets 2012」『F1速報PLUS』Vol.26、イデア、2012年、50.58頁。
  12. 代表的なドライバーとして、アンドレア・デ・チェザリスが居るが、彼の父親はフィリップモリス重役であったため、特に重厚な支援がされていた為、レースにおける成績が悪くてもレースシート喪失という事態には一切縁がなかった。1993年にティレルチームに片山右京がスポンサーとして持ってきたJTとバッティングしてしまったため、この時だけはヘルメットにのみロゴを掲出している。
  13. ちなみにMRSには日本からもすがやみつるが記事を提供していたことで知られる

外部リンク