大鳥居駅
大鳥居駅(おおとりいえき)は、東京都大田区にある京浜急行電鉄空港線の駅である。西口は西糀谷三丁目、東口は羽田一丁目にあるが、駅所在地は西糀谷となっている。駅番号はKK13[1]。
歴史
- 1902年(明治35年)6月28日 - 蒲田 - 稲荷橋間開通と同時に開業[2]。
- 1985年(昭和60年) - 地下化工事を着工[3]。
- 1988年(昭和63年)1月 - 下り方(穴守稲荷寄り)に約160m移動[4]。
- 1993年(平成5年)3月 - 1988年以前の位置に戻る[4]。
- 1994年(平成6年)
- 1997年(平成9年)11月23日 - ホームが地下化される[3]。当初改札口は1か所のみだった。
- 2002年(平成14年)11月28日 - 東口改札口が開業し、従来の改札口は西口と改称される。
- 2010年(平成22年)5月16日 - ダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる。
駅構造
8両編成対応の相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。ホームは西北西から東南東に向けて延びている。駅舎・改札は西口および東口が独立して地上に設置されており、両ホームとそれぞれの改札は階段およびエスカレーターで連絡している。2010年12月には西口コンコースとホームを連絡するエレベーターが設置された[6]。
2012年10月21日のダイヤ改正で、日中と土休日夜間の品川方面のエアポート急行は快特へ格上げされ、また横浜方面のエアポート急行が10分間隔での運行となっている。このため、当該時間帯に当駅から都営浅草線新橋方面へ乗車、または品川・都営浅草線方面から当駅で下車するには、京急蒲田駅で横浜方面からのエアポート急行に乗換えが必要となる。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■空港線 | 羽田空港方面 |
2 | 京急蒲田・横浜・品川・新橋方面 |
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は26,957人である[7]。近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年 | 9,660 | [8] |
1991年 | 9,484 | [9] |
1992年 | 9,337 | [10] |
1993年 | 9,937 | [11] |
1994年 | 10,499 | [12] |
1995年 | 10,571 | [13] |
1996年 | 10,603 | [14] |
1997年 | 10,405 | [15] |
1998年 | 10,441 | [16] |
1999年 | 9,984 | [17] |
2000年 | 10,118 | [18] |
2001年 | 10,304 | [19] |
2002年 | 10,964 | [20] |
2003年 | 11,913 | [21] |
2004年 | 12,485 | [22] |
2005年 | 12,805 | [23] |
2006年 | 13,315 | [24] |
2007年 | 13,546 | [25] |
2008年 | 13,575 | [26] |
2009年 | 13,458 | [27] |
2010年 | 13,665 | [28] |
2011年 | 13,516 | [29] |
2012年 | 13,340 | [30] |
駅周辺
駅は環八通りと産業道路の交点(大鳥居交差点)の下に立地する。環八通りは当駅以西では空港線の南側、以東では同じく北側を並行している。以前は大鳥居交差点は丁字路を二つ連続させた形状になっていて、交差点を横断する踏切が渋滞や交通事故の原因となっていたが、1997年に駅およびその前後の区間が地下化され、交差点も通常の十字路に改良された。駅周辺にはマンションなどが増加している。
- 大田区役所羽田特別出張所
- 大田区役所大田東地域行政センター
- 大田区立浜竹図書館
- 大田区立羽田図書館
- 東京都立つばさ総合高等学校
- 東京都立城南職業能力開発センター大田校
- 萩中公園
- 大田萩中三郵便局
- 大田西糀谷三郵便局
- 大田東糀谷郵便局
- 首都高速道路1号羽田線・神奈川1号横羽線 羽田出入口
- ワタミグループ本社(東側地上駅舎に直結、大鳥居京急第一ビル。)
- セガ本店
- トーショー本社
- 東横イン羽田空港1・2
このほか、飲食店(ファミリーレストランなど)や商店が多く立地する。
路線バス
最寄りのバス停留所は、環八通り及び産業道路にある大鳥居となる。以下の路線が乗り入れ、京浜急行バス(京急)と羽田京急バス(羽田京急)によって運行されている。なお、路線の詳細は京浜急行バス大森営業所・羽田京急バス東京営業所を参照。
- 森11系統:大森駅行、羽田空港国際線ターミナル行(羽田京急)(早朝・深夜のみ)
- 森21系統:大森駅行、羽田空港行、六間堀経由羽田車庫行(羽田京急)
- 森23系統:大森駅行、羽田車庫行(羽田京急)
- 蒲30系統:蒲田駅行、羽田空港国際線ターミナル行(羽田京急)
- 蒲31系統:蒲田駅行、羽田空港行(羽田京急)
- 蒲33系統:蒲田駅行、六間堀経由羽田車庫行(羽田京急)
- 蒲35系統:蒲田駅行、東糀谷六丁目行(羽田京急)
- 蒲36系統:蒲田駅行、森ヶ崎行(京急)
- 川76系統:川崎駅行、森ヶ崎行(羽田京急)
- 蒲95系統<蒲田シャトル>:蒲田駅行、羽田空港行(羽田京急)
- 番号なし:羽田車庫行、大森東五丁目行、森ヶ崎行(羽田空港)
その他
東急多摩川線を延伸する形で蒲田駅より蒲蒲線が当駅まで敷設され、空港線と連絡する計画がある。しかし線路幅(ゲージ)が異なるなどの問題がある[31]。
駅名の由来
隣の駅
脚注
- ↑ 京急線全駅にて駅ナンバリングを開始します、京浜急行電鉄報道発表資料、2010年6月25日、2014年11月8日閲覧
- ↑ 京急電鉄(2008)、p.54。
- ↑ 3.0 3.1 京急電鉄(2008)、p.40。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 京急沿線情報満載!京急まちWeb大鳥居駅、京浜急行電鉄公式ホームページ、2014年11月8日閲覧
- ↑ 京急電鉄(2008)、p.45。
- ↑ 「平成22年度 鉄道事業設備投資計画」京浜急行電鉄公式サイト報道発表資料、2010年5月17日
- ↑ 京急まちweb 駅別1日平均乗降人員
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)227ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)233ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 蒲蒲線#計画を参照。また、整備計画素案の概要に詳しい情報が記載されている。
参考文献
- 『京急グループ110年史 最近の10年』 京浜急行電鉄、2008年。