國母和宏
こくぼ かずひろ | |
---|---|
國母 和宏 | |
[[File:||]] | |
別名 | |
生誕 | |
死没 | |
住居/墓地 | |
国籍/民族等 | |
教育/出身学校 | |
職業/雇用者 | スノーボードライダー |
活動期間 | |
活動拠点 | |
給料/純資産 | |
身長/体重 | |
著名な実績 | |
肩書き | |
任期 | |
前任/後任 | |
政党/所属 | |
敵対者 | |
宗教 | |
配偶 | |
子供 | |
親 | |
親戚 | |
コールサイン | |
受賞 | |
署名 | |
[[File:|128px|]] | |
公式サイト | |
その他 | |
補足: | |
テンプレートを表示 |
國母 和宏(こくぼ かずひろ、1988年8月16日 - )は、日本のプロスノーボードライダー。チームミナミ所属。東海大学札幌キャンパス(旧北海道東海大学)国際文化学部地域創造学科健康スポーツコース在学。
来歴
北海道石狩市出身。4歳でスノーボードを始め、多くの最年少記録を更新。11歳でプロ資格を取得。石狩市立花川中学校在学中の14歳の時、USオープンで日本人初の2位入賞を果たした[1]。登別大谷高校在学中の2005年にFISワールドカップサースフェー大会( スイス)で初優勝。2006年、トリノオリンピック( イタリア)ハーフパイプ日本代表に選出され出場したが、最終順位23位で予選敗退。
2007年スノーボード世界選手権で銀メダルを獲得。同年のアジア冬季競技大会男子ハーフパイプで優勝。[2]その後プロ転向し、日本国外の大会でもNEW ZEALAND OPENなどタイトルを獲得。2009年冬季ユニバーシアードでは骨折明けながらも男子ハーフパイプおよび男子ビッグエアーの2種目で金メダルを獲得した[3]。同年11月16日に3歳年上の女性と学生結婚する[4]。2010年1月、X Gamesで3位入賞[5]。
2010年バンクーバーオリンピック( カナダ)スノーボード・ハーフパイプ日本代表となり、予選第2組で2位となり決勝進出し、決勝では1回目で転倒、2回目は手をつくが、8位入賞する[6]。
人物
トリノオリンピック( イタリア)ハーフパイプの日本代表に選ばれた時の記者会見で、同じハーフパイプ代表の成田童夢を馬鹿にした発言をしたり(成田は後述の問題に関して「同じスノーボーダーとして許せない」と言う趣旨の発言を行い、当人との関係も険悪だった事も暴露した[7])、チーム内で仲間外れにした上に[8]選手村の壁を破るなど生活態度が悪く非難を浴びた。競技は23位で予選落ちする[9]。
2007年11月20日、難病である慢性活動性EBウイルス感染症を患った友人のプロスノーボーダーの治療のため『ダゼ募金「荒井daze善正君を救う会」』の立ち上げに加わり、海外の撮影や大会の合間を見つけては病院に顔を出した。國母は病床のdazeに対し、ワールドカップやトレーニングで毎年訪れるスイスの高山の氷河が年々減少していることなどを語り、「(バンクーバー五輪で)メダルを取ったら、氷河保全の活動に寄付をしたい」といった希望を打ち明けていた[10]。 7-SAMURAI[11]。というスノーボードクラブで、同人活動を行う。
服装・発言問題
2010年2月9日、スノーボード・ハーフパイプ日本代表としてバンクーバーに向かう際、日本選手団公式スーツを崩し、腰パン・ネクタイ緩め、またブレザーの前は閉めず、シャツの裾も出し、更にはドレッドヘアに鼻ピアス、サングラスという独特のスタイルで成田空港に現れ、「結果よりも内容。(滑りを見て)格好いいと思ってもらえればいい。最近のスノーボードはすげぇダセえから」と持論を展開し、そのままバンクーバーに向けて出国した[12][13]。公式ユニホームの着こなしに対し、日本オリンピック委員会(JOC)の日本選手団公式服装着用規定[14]を乱した上に、出国の様子を見た人々から全日本スキー連盟に抗議が殺到。JOCは日本代表選手団団長の橋本聖子を通じスノーボード監督の萩原文和に厳重注意、國母は選手村入村式出席を自粛した[15][16][17]。2月10日、ハーフパイプ陣の記者会見にて「気持ちは何も変わっていない。自分にとって五輪はスノーボードの一部で、特別なものでない。」「自分の滑りをすることしか考えていない」と意気込みを語り、服装の乱れについても「反省してまーす。」と発言した[18][19]。しかしこの際に舌打ちしつつ「チッ、うっせーな」と述べる[20][21]。
國母の言動について、國母が在学している東海大学は、2月12日に「國母選手に対する本学の見解について」で見解を示し、服装や記者会見について國母の言動に「誠に遺憾」とし、大学側として國母に対し日本代表として模範となる行動を取るべきであり、今後とも学生への教育・指導に努めると述べる[22]。
その後、國母の所属する東海大学の監督である相原博之が謝罪のために現地入りする[23]。また全日本スキー連盟から國母のオリンピック競技への参加を辞退させる意向が伝えられたものの、橋本聖子団長の判断で「競技をしないで帰国することは逆に無責任になる」として競技に参加し、開会式は欠席する[24]。この問題は日本国外の報道機関も報道する[25]。東海大学は、札幌キャンパスでの応援会を中止すると発表した[26]。2月15日公式練習後の試合会場での即席会見ではマウスピースを入れたまま答えたため、一部マスコミからマナーが欠けていると批判が起きた[27]。
この問題に対し山本徳郁[28]、ヒロミ[29]、テリー伊藤[30]、堀江貴文[31]などは國母を擁護する。
この問題は国会でも言及され、2月15日に衆議院予算委員会でこの問題について自民党の衆議院議員下村博文が取り上げると、文部科学大臣の川端達夫は「代表の服装としては全く適切ではなく極めて遺憾。一緒にいたコーチが服装について指導せず、記者会見も本当に反省している態度では無く、皆の期待を受けて日本代表して参加している自覚が著しく欠けていた」と答弁する[32]。
服装・発言問題その後
2月16日、自民党参院幹事長の谷川秀善は、会見で國母について言及。「スポーツ選手は個性があり、國母選手の一見乱れた服装もやむを得ない」とし、「選手を怒るのはかわいそうだ」と擁護。監督にも責任があるとした[33]。
また、東海大学出身、巨人軍監督の原辰徳は、「まだ若い。新たな目標を見つけて前に突き進むでしょう。世界の8位はすごいと思う」と東海大の後輩にあたる國母に対しエールを送った[34]。
2月21日、スノーボード・ハーフパイプ日本代表チームが競技を終え帰国。國母の公式スーツの着こなしは、シャツ出し、腰パンもなく改善されていた。報道陣の取材に応じた國母は、「最後まで応援してくれた人に感謝してます」「自分のスタイルを変えずに、そのままいきたい」といつものふてくされたような口調で答え、「スノーボード界の流れはこれで確実にいい方にいくと思う」と満足げだった[35]。
國母により競技への関心が集まった事で、「メジャーといえないスノーボード界全体にスポットライトが当たった」ことや、「プロ選手の待遇改善の起爆剤になるのでは」として、國母を擁護する者もいる。[36]。
脚注
- ↑ http://jp.ibtimes.com/press/article.html?id=7746
- ↑ 日本オリンピック委員会 () 日本オリンピック委員会 第6回アジア冬季競技大会(2007/長春)日本代表選手団入賞者 [ arch. ] 2009-04-29
- ↑ 日本オリンピック委員会 () 日本オリンピック委員会 第24回ユニバーシアード冬季競技大会(2009/ハルピン)日本代表選手団入賞者 [ arch. ] 2009-04-29
- ↑ スポニチ Annex () スポニチ Annex 国母“学生結婚”してた!夫人と激励会に出席 [ arch. ] 2009-02-06
- ↑ スノボXゲーム:国母和宏が3位の健闘毎日新聞2010年1月30日
- ↑ また悪態!国母、メダル及ばず8位 SANSPO.COM
- ↑ Serch China2010年2月12日付 成田選手が国母選手に「同じスノーボーダーとして許せない」
- ↑ 「男子ハーフパイプ―精神面のサポート不足/チームの団結も欠如」(2006年2月13日、日本経済新聞夕刊、14頁)。ただし当記事中では「日本チーム内には残念なことに仲間はずれすら存在した。ストレスに耐えきれなくなった選手が近場の喫茶店で時間をつぶしているようでは、心の準備もままならない」との記述があるのみで具体的な選手名を挙げていない。しかし一方でZAKZAK(2010年2月17日)は、日経の当該記事を引用し紹介した中で、その具体的選手名について「喫茶店にいたのは童夢で、そうさせたのは国母」との指摘を、関係者の話として掲載している。
- ↑ 弱い上にだらしなく選手村での生活態度すらも悪かったスノーボードHP陣 - 時事通信社2006年2月9日
- ↑ 国母の隠された素顔「氷河保全の活動に寄付」(スノーボード) ― 夕刊フジ
- ↑ ― [セブンサムライ オフィシャルサイト ]
- ↑ スノボ国母ドレッドヘアに鼻ピアスで出発 - バンクーバー五輪 スノーボード : nikkansports.com
- ↑ 公式ユニホームなのに…国母“腰パン”で出発(スノーボード) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
- ↑ 日本選手団公式服装着用規定「(着用の規定)第2条 日本選手団に認定された者(以下「選手団」という)は、自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」
- ↑ 連盟に抗議電話…国母“腰パン”に厳重注意(スノーボード) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
- ↑ 時事ドットコム:服装の乱れで国母に注意=JOC、本人に自覚促す〔五輪・関連〕
- ↑ 五輪スノーボード:国母が入村式欠席 服装を注意され - 毎日jp(毎日新聞)
- ↑ 反省した?国母「五輪はスノボーの一部で特別なものでない」
- ↑ 国母「反省してま~す」自粛、謝罪も相変わらず ― スポニチ Sponichi Annex 2010年2月12日
- ↑ 国母「チッ、うるせーな」で抗議殺到 ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
- ↑ Serch China2010年2月12日付 成田選手が国母選手に「同じスノーボーダーとして許せない」
- ↑ 國母選手に対する本学の見解について | 東海大学ニュース | ニュース | 東海大学
- ↑ “腰パン王子”国母に事実上の懲罰!開会式欠席 ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
- ↑ あわや出場辞退!国母 橋本聖子会長に救われた ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
- ↑ 『国母騒動』海外メディアもこぞって報じる - バンクーバー冬季五輪 - SANSPO.COM
- ↑ スノボ国母、東海大が応援会中止
- ↑ 関係者が注意しなきゃ…国母 今度はマウスピース会見
- ↑ 【Sports Watch】国母の服装問題に、山本KID「くだらん」
- ↑ くだらねぇな|ヒロミオフィシャルブログ『時遊人』powered by アメブロ
- ↑ 「カメラが腐る」スノボ国母会見 現場記者が嘆いた理由
- ↑ 「国母騒動はイジメ」 ホリエモンが服装原理主義批判
- ↑ 国母選手の服装問題、文科相も苦言 「代表として適切でない」 NIKKEI NET(日経ネット)
- ↑ 「一見乱れた服装もやむを得ない」「いい青年だ」(スポニチ)
- ↑ 目標を見つけて前に突き進むでしょう。世界の8位はすごいと思う」-夕刊フジ
- ↑ [1]
- ↑ [2]