テイルズオブデスティニー2
テイルズ オブ デスティニー2 | |
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ジャンル | |
ゲーム: | |
ゲームジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | プレイステーション2 プレイステーション・ポータブル |
必要環境 | |
推奨環境 | |
ゲームエンジン | |
修正パッチ | |
開発元 | PS2:日本テレネット・ナムコ (現・バンダイナムコゲームス) PSP:アルファシステム |
発売元 | PS2:ナムコ PSP:バンダイナムコゲームス |
プロデューサー | |
監督 | |
キャラクターデザイン | いのまたむつみ |
メディア | PS2:DVD-ROM 1枚 PSP:UMD 1枚 |
プレイ人数 | 1〜4人(PS2) 1人(PSP) |
発売日 | 2002年11月28日(PS2) 2007年2月15日(PSP) |
稼動時期 | |
販売価格 | PS2:7,140円(税込) PSP:5,040円(税込) |
売上本数 | PS2:76万本 |
レイティング | CERO: 全年齢 |
インタフェース | |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | |
エンディング数 | |
セーブファイル数 | |
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■テンプレート使用方法 ■ノート |
『テイルズ オブ デスティニー2』 (Tales of Destiny 2) は、2002年11月28日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーション2用RPG。2007年2月15日にはプレイステーション・ポータブルに移植された。
目次
概要
テイルズオブシリーズのメインタイトル第4作目で、シリーズ第2作目の『テイルズオブデスティニー』の直接の続編。略称は「デスティニー2」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOD2」。テイルズ独特の固有ジャンル名は『運命を解き放つRPG』。
本作はテイルズオブシリーズ初のPS2作品であると同時に、初の続編作品でもあるが、前作『デスティニー』とは開発元が違うため、設定などに食い違いがみられる。このため、ストーリー面での評価は賛否が分かれる。
しかし、シリーズ中でも屈指のやりこみ要素を持った戦闘システムは、特に熟練者からの評価を今もって高いものにしている。(反面、初心者にとっては難易度が高めであると言える)
戦闘中の助言(または独り言)や勝利時の掛け合い、勝利ポーズの複数化、グレードシステムなど、本作で初めて導入され、後のシリーズ作品でも定番となっている要素もある。
ちなみに『テイルズオブエターニア』の英語版はなぜか『Tales of Destiny II』であり、その関係からか日本のTOD2の海外版は発売されていない(参照)。
2003年11月6日にはメガヒッツとして、2005年7月7日にはPS2 the Bestとして廉価版が発売された。
The 6th CESA GAME AWARDS FUTURE 優秀賞を受賞。
ストーリー
前作『デスティニー』から18年後の世界、スタンとルーティの息子カイルが主人公となる。ルーティは孤児院を運営しており、腕白な子供達に手を焼きつつも世話をしていた。カイルは、父スタンは数年前に家を出て冒険に旅立っていると聞かされていた。
ある日、独立した兄貴分であるロニが使命とともに孤児院に帰ってきた。孤児院の借金を返すため、ロニと共にカイルは300万ガルドの価値があるというレンズを取りに「ラグナ遺跡」へと向かう。遺跡で肝心のレンズを見つけるが、レンズは突然砕け散り、リアラという不思議な少女が現れた。
カイル達に冷たい態度を取るリアラ。カイルは英雄を探していると言うリアラに対し、自分がその英雄だと伝えるが、リアラはカイルは英雄ではないと言い残し去ってしまう。
カイルは英雄となるため、そしてリアラに自分が英雄であるということを証明するため、旅に出ることを決意する。
しかし、カイルはやがてその運命を、英雄と呼ばれることの重さやその責任を知ることになる。
そして、カイルは世界を救うかリアラを救うかの2択を迫られ、カイルは初めて英雄とは何なのか考える。
主題歌
- 曲名:key to my heart 3rd album『FAIRY TALE』収録
- 作詞:倉木麻衣、作曲:大野愛果、編曲:Cybersound/歌:倉木麻衣
- オリコン最高1位
システム
戦闘システム
本作の戦闘システムはトラスト&タクティカル リニアモーションバトルシステム (TT-LMBS) と呼ばれ、従来のLMBSには無かった新要素SPが大きな特徴である。SPの存在により、ただ攻撃を繰り返しているだけでは不利になることもあり、駆け引きが要求される。
TPとSP
テクニカルポイントとスピリッツポイント。本作の戦闘で重要な意味合いをなす2つのファクター。どちらも最大値は100で固定されており、戦闘中の行動や時間経過に拠って減少・回復する。味方キャラクターは敵キャラクターよりも右側にいる間、SPとTPの最大値と回復量が50%減少するため、本作では挟み撃ちは非効率的な戦法となっている。
- TP
- TPはシリーズお馴染みの、術技使用のパワーソースとなる値。前述通り、本作では最大値が100で固定されており、レベルアップしても増えることは無い。代わりにTP軽減と言うパラメータが存在し、これが高いほど術技の使用に要するTPが少なくなる。また、時間経過や通常攻撃を当てることなどで回復し、時間経過による回復はTP回復という値が高いほど早くなる。
- SP
- SPはキャラクターの精神力や集中力を表す値。SPが一定値以下になると命中率や回避率が低下してしまい、0に近い状態で攻撃を繰り出すと逆にこちらがダメージを受けてしまう。武器攻撃を繰り出したり、マジックガードやバックステップといった行動を取ることで減少し、時間経過や敵の攻撃をガードすることなどで回復する。TP同様、SP軽減、SP回復という、消費量や回復量に関係するパラメータが存在する。
エンチャント
術技に特殊効果を付加するシステム。セットしておけば自動発動する「アームドエンチャント」と、任意で発動する「アクションエンチャント」の2種類が存在し、各術技にはアームドエンチャントとアクションエンチャントを1つずつセットすることができる。
エンチャントを術技にセットするには、その術技に蓄積されたポイントをセットしたいエンチャントに割り振る必要がある。このポイントはその術技の使用回数とイコールであり、使用回数の多い術技ほどより多くのポイントを必要とする高性能なエンチャントをセットできる。尚、種類によってはSPやTPの消費が必要なものもある。
術技形態
本作の術技は、技は「特技」「奥義」の2段階、術は「下級」「中級」「上級」の三段階に分けられる。本作では全てのプレイヤーキャラクターが術と技の両方を修得するが、前衛タイプのキャラは術は中級までしか修得せず、逆に後衛タイプのキャラは技は特技までしか修得しない。
また、特定の術技からの連携でのみ発動できる術技も存在する。それらの術技には「追加特技」「秘奥義」「追加晶術」「具現結晶」の4種類があり、それぞれ特定のアクションエンチャントをセットした特技、奥義、下級・中級晶術、上級晶術からの連携で発動できる。
スピリッツブラスター
本作では各キャラクターにブラスターカウントと呼ばれる非表示のパラメータが設定されている。ブラスターカウントは敵にダメージを与えたり敵からダメージを受けることなどで蓄積し、一定値以上に達したキャラクターはスピリッツブラスターという状態になる。(一人でもスピリッツブラスターになっていると、ほかのキャラクターは敵味方問わずスピリッツブラスターにはならない)スピリッツブラスター中のキャラクターは敵の攻撃に仰け反らなくなる他、SPが100で固定され減らない、TPの回復速度や術の詠唱速度が上昇するなどの恩恵を受けることができる。また秘奥義が使いやすくなり攻撃力も上昇し、具現結晶も使えるようになる。(秘奥義はSP回復力、軽減力が上がればスピリットブラスターにならなくても使うことはできるが、具現結晶とナナリーの秘奥義はこの状態限定)スピリッツブラスターは一定時間で解除され、ブラスターカウントは0に戻る。
GRADEシステム
戦闘終了後、戦闘内容の良し悪しに応じてGRADEというポイントが加算(または減算)される。ポイントが増減する要因は様々で、たとえば連続でコンボ・チェインを決めるなど華麗な戦いを演じればポイントが加算され、逆にメンバーが戦闘不能になったり、アイテムを大量消費するなど無様な戦いを演じると減算される。プラスおよびマイナスの上限は難易度によって異なり、難易度が高いほど増減幅も大きい。1週目のストーリーでは特に意味を成さないが、2周目のストーリーを始める際に「グレードショップ」という画面が現れ、ポイントを支払うことで「HP増加」「アイテムを持てる数を増やす」「持ちガルド引継ぎ」など、2周目のプレイを有利に進められるようになる。なお、有利なものだけではなく、「HP減少」「経験値半減」など、あえて不利にすることでやり込みを目指すプレイヤー用の特典も用意されている。ちなみにGRADEの合計はプレイ中には見ることが出来ず、グレードショップに入ったときにのみ確認できる。このシステムは後の作品や過去作のリメイクなどにも適用されている。
スクリーンチャット
ファンタジア(PS版)で好評だったフェイスチャットが進化し、キャラクターの立ち絵を基本にまるでアニメのような会話ややりとりをする。本作ではパターンもかなり多く、ビジュアルノベルゲーム並みのボリュームがある。
キャラクター
パーティーキャラクター
カイル・デュナミス
- (Kyle Dunamis)
- 15歳、身長160cm、体重55kg。
- 声:福山潤(幼少時代:嶋方淳子)
- 本作の主人公。前作の主人公・スタンとヒロイン・ルーティの息子。
- 世界を救った偉大な英雄である父親スタンに憧れていることもあり、半ば盲目的なまでに英雄志願の念が強い。後先考えず無鉄砲に突き進んでしまうこともしばしばある。スタンと同様に極めて寝起きが悪く、立ったまま寝たりすることもある。また礼儀正しさもスタン譲りで、ロニのように特に親しい仲間を除けば、年長者などには敬語を使う場面が多い。
- 「神の眼の騒乱」の首謀者とされるヒューゴとは祖父と孫の関係(=ジューダスの甥)であるが、本人はいっさいそのことを知らされずに育てられたため、性格はよく言えば無邪気かつ熱血漢、悪く言えば非常に単純で無知なところがある(開発者によると、あえて馬鹿っぽく見えるように演出したとのこと)。基本的に自己中心的な性格ではないのだが、物事をつい自分の価値観のみで考えてしまう傾向も見られる。
- 巨大レンズから現れたリアラに運命を感じ、リアラの英雄になることが自らの望む英雄に繋がると考え、リアラを追って旅に出る。当初は、自分が「スタンの息子」としか見られていないことに気づかないほど未熟だったが、旅を続けるうちに、『英雄』と呼ばれることの責任、『英雄』になる重さを知ることになる。
- 姓はロニと同じデュナミス(資質の意味)だが、血の繋がった兄弟ではない。それは、スタンらがデュナミス孤児院に預けられた子供達と平等になるようにと考えたからである。
- シリーズの主人公で唯一魔神剣(魔神拳)が使えない。
- アビスの予約特典テイルズオブファンダム外伝で、「あなたは英雄じゃない! ただの○○だ!」がネタにされた。
リアラ
- (Reala)
- 16歳(外見上)、身長155cm、体重41kg。
- 声:柚木涼香
- 本作のヒロイン。ラグナ遺跡の巨大レンズから現われた不思議な少女。シリーズでは数少ない姉さん女房ヒロイン。
- レンズのペンダントを用いて、晶術では治療不可能な深い傷を治療したり、難破しかけた船を浮遊させたりなど、様々な奇跡を起こすことができ、エルレイン同様に「聖女」と呼ばれている。
- カイルらと会った当初は英雄探しで頭がいっぱいだったこともあり、周囲にそっけなかったが、仲間になると、好奇心旺盛で明るく、一方で責任感が強く、一人で考え込んでしまう性格であることがわかる。そして、自分の考えよりも自分の英雄であるカイルの主張を優先する。また、歴代テイルズのヒロインよりも主人公へのアプローチがかなり積極的であり、「私とデートしたくないんだ。」などと言ってカイルをデートに誘うほどの相思相愛ぶりを見せる。
- 正体は人々を『完全なる幸福』に導くため、10年後の未来でフォルトゥナが創造した『二人の聖女』の一人で、フォルトゥナの化身である(生物学的には人間と相違ない身体)。ゆえにフォルトゥナの消滅は、彼女の死を意味している。旅の終わりでは、カイルと再び出会える『運命』を信じ、自らのその悲しき『運命』を受け入れるようになっていく。
- 前述した性格の豹変振りがネタとして扱われ、アンソロジー(ギャグ系漫画)などでは、したたかで二面性のある「悪女」と化すこともある。
- TORやPS2版TODではカイルとリアラをモチーフにした「マウスチューマウス」が登場する。また、TOAに彼女の人形が登場する。
ロニ・デュナミス
- (Loni Dunamis)
- 23歳、身長180cm、体重75kg。
- 声:関俊彦(幼少時代:雪乃五月)
- カイルの兄貴分で、アタモニ騎士団に所属している青年。
- 美女を見つければナンパすることを常としているが、振られまくっており、「ふられマン」と呼ばれることすらある。しかし実際は年相応の思慮深さを持ち、無鉄砲な行動を取るカイルにブレーキをかける保護者的存在でもある。過去に孤児院で起きたスタンの死について負い目を感じているため、カイルに対してはある意味過剰とも言える優しさを見せる。
- ジューダスにからかわれたり、ナナリーに絞められたり、ハロルドの実験の材料にされるなど、パーティメンバーの中では、極度のいじられキャラであり、他サイトのギャグ系アンソロジー小説や漫画では、今ややられ役兼つっこみ役が定着している。なお、お化けが苦手という一面もある。
- TOAにデュナミスの名を持つ武器が登場する。
ジューダス
- (Judas)
- 16歳、身長159cm、体重48kg。
- 声:緑川光
- 常に怪物の頭蓋骨の形をした仮面をかぶり、顔を隠している不思議な少年。
- 口数は少ない冷めた皮肉屋であるが、その心中には仲間のことを思いやる優しさを秘めている。また、熱血さも混じっており、クールな面はそのままに、スタンやカイルに引けを取らない強い心の持ち主でもある。その年齢や体格からは想像もつかないほどの剣技の技量や過去の騒乱などの知識を持っている一方で、好き嫌いがある(プリンが好物で、ニンジンとピーマンが苦手)など子供っぽい一面もある。
- 名前はカイルに付けられたものである。ちなみに「ジューダス」は裏切り者を意味するユダの英語読みである。
- その正体は18年前の騒乱時に他のソーディアンマスターらを裏切りヒューゴ側についた王国客員剣士のリオン・マグナスで、バルバトス同様にエルレインの力によってカイルらの時代に蘇った。なお、彼の仮面はTOLやPS2版TODのアイテムとして、TORで防具屋の展示品(名前が若干変わっている)として登場している。
- 本編ではルーティの弟だということは明かさない(明かそうとしたがやめた)が、漫画版ではロニが知っていた。
- PSP版では「アクアラビリンス」にリオン・マグナスの幻体が出現する。
ナナリー・フレッチ
- (Nanaly Fletch)
- 19歳、身長162cm、体重49kg。
- 声:川上とも子
- ホープタウンで狩猟などをして生計を立てている女戦士。10年後の未来で仲間に加わるキャラクターで、「現代(カイル達の時代)」のナナリーは9歳の少女である。
- 弓の腕に関しては百発百中の腕を持つ。姉御肌で面倒見がよく、パーティー内ではその料理の腕前から料理を担当することが多い。その反面、口数の減らないロニに対してはどうしても素直になれず、暴力的とも言える態度を取ることが多い。サブミッション系の体術を得意とするがロニ以外には(敵にも)使わない。カイルの見解では、ロニとナナリーは「基本的にロニがナナリーを怒らせているので黙っていればお似合い」とのこと。
- 過去に弟ルーを亡くしており、そのとき救える命を救えなかったことをいまだに後悔しており、それが今の彼女の面倒見がいい性格を作り上げている。しかし、その弱い部分を背負っている部分もあり、旅の途中で過去と向き合うことになる。
- 公式サイトでは「軍馬を操る、非アタモニ陣営の女戦士」と紹介されているが、ゲーム本編にそれらの設定は存在しない(取扱説明書では別の紹介文に置き換えられている)。
- TOAの闘技場に登場する。
ハロルド・ベルセリオス
- (Harold Belserius)
- 23歳、身長149cm、体重35kg。
- 声:平松晶子
- 地上軍大佐(中佐とする資料も存在)。ソーディアンを発明した天才科学者で、マッドサイエンティスト。
- 物事を「面白いか、否か」で考えており、仲間に加わったのも「カイル達についていけば面白そう」という理由から。科学に関しては天才的だが、単純な性格でそれ以外は全くの子どもである。ハロルドという名は自称(彼女の部屋にある小物にはいくつかの名前が記されている)で、ハロルドという名前にしておけば、後世の人間が男と勘違いすると思い、面白がってこの名前を名乗っている。その思惑は成功したらしく1000年以上経った今でも男として歴史上に名を残す。パーティーメンバーの身体(特にロニやジューダス)を使って実験を行うことがあり、時に料理に薬品を混入するため、仲間には彼女の料理は危険視されている。ちなみに彼女曰く「女の勘はカオス理論をも超える」そうだ。
- 彼女はやがて自分を襲う悲劇を知ることになるが、それを受け止め進んで行く。
- 初対面の敵との戦いでメンバーに彼女が居る状態、且つスペクタクルズが1個以上あると戦闘開始直後に「勝手にスペクタクルズ」で敵のデータを採取する。
- TOAにて彼女の人形が登場する。
- PS2版TODには彼ら6人の装飾品がアイテムとして登場する。
アタモニ神団(フォルトゥナ神団)
- エルレイン (Elrane)
- 27歳相当、身長160cm、体重43kg。
- 声:榊原良子
- 現アタモニ神団の指導者となっている女神官。信者からは『聖女』と呼ばれ崇められている。
- リアラ同様フォルトゥナによって創造された『二人の聖女』であり、リアラ以上の力を持っている。
- 彼女はひたすらに人々の幸福を求め、カイルらと衝突することになり、結果として、彼女は歪んだ形でその思いを成就させようとする。
- フォルトゥナ (Fortuna)
- 声:島津冴子
- 人々の「幸福になりたい」という思念がレンズに蓄積し、具現化された神。
- 実現化したものの、完全な形で降臨しなかったため、それを実現させるために自分の分身となるリアラとエルレインを創造した。名前の意味は「運命」もしくは「運命の女神」だが、最終的にエルレインの意思に同意し、カイル達と敵対することになる。
- 漫画版では不完全な状態で降臨したために暴走しやむなく一行と対決、という設定に変更された。
- サブノック (Sabnock)
- 声:長嶝高士
- ゲーム序盤にカイル一行と対峙する謎の剣士。エルレインの配下である。
- 性格はその渋い台詞から武人肌な人物だと思われる。獣の頭を模した兜をかぶり、「オセ」という白豹のようなモンスターを従えている。戦闘ではオセに後方から術などで援護させ、自身は前方で剣技や術を繰り出す戦法をとる。ちなみに、サブノックが先に倒れるとオセはさっさと撤退するという薄情な行動を見せる。
- PSP版では「アクアラビリンス」に精神体として現れる。
- 名前の由来はソロモン72柱の魔神の1柱、50の軍団を率いる地獄の大侯爵「サブナック」から。
- 彼をはじめ、TOD2のボスはほぼ全て悪魔の名前が使用されている。
- ちなみに「オセ」もソロモン72柱の魔神の1柱である。
- ダンタリオン (Dantalion)
- 声:長嶝高士
- 改変現代にて、ダイクロフトに突入したカイルらを迎え撃ったエルレイン配下の老神官。リアラを神団の意見に賛同させようと説得を試みるが、すでに彼女とエルレインの溝が深まっていることに気づきそれを断念する。
- 中級晶術の使い手で戦闘では弓使い型の敵「セージ」を二人連れ、彼女らに前衛を守らせ自身は後衛で術を放ってくる。
- PSP版では「アクアラビリンス」に精神体として現れる。
- 名前の由来はソロモン72柱の魔神の1柱、36の軍団を率いる大公爵「ダンタリオン」から。
- ガープ (Gaap)
- 声:菅原淳一
- ダンタリオン、サブノックと同様にエルレインに仕える戦士。サブノックやダンタリオンと比べるとカイル達と衝突する回数が多いが、直接戦うのは他の2人と同じく一回のみ。
- 戦闘開始直後に変身する際、カイルとロニを戦闘メンバーに入れると、変身のことを変態(正しい使い方は「変体」である)というロニに対してつっこむカイルのやり取りを見ることができる。ここにナナリーが加わると、さらにもう一セリフ追加される。
- 戦闘では変身した姿に合わせてか、突風やレーザーなど、特殊な技を繰り出してくる。比較的終盤に対峙する敵のため、強さは他の2人を遥かに凌ぐ。
- 名前の由来はソロモン72柱の魔神の1柱、60の軍団を率いる地獄の貴公子「ガープ」から。
四英雄(ソーディアンマスター)
- スタン・エルロン (Stan Aileron)
- 声:関智一
- 主人公カイルの実父。「ディムロス」の元マスター。享年24。
- 神の眼の騒乱の後、ルーティと結婚し、カイルをもうける。
- 十数年前、ロニとカイルを庇い、バルバトスによって殺害された。ロニやルーティは「スタンはカイルが生まれた後、遠くへ冒険の旅に出た」と偽り、カイルにそのことを隠している。カイルは彼の顔もまともに憶えていないが、「信じること、信じ続けること、それが本当の強さだ」の言葉は受け継いだ。
- ゲームでは死に方が主人公とは思えないあっけなさ過ぎるものであったが、小説や漫画ではそうはならず、結果的に普通にやり合えば負けることは無かったかのように描かれている。
- 漫画版では、神の眼の前でカイルとの夢のタッグ(他の仲間は手が出せない状況)で見事バルバトスを倒した。また、漫画版ではリーネに彼の墓が安置されている。
- ルーティ・カトレット (Rutee Kartret)
- 声:今井由香
- 主人公カイルの実母。「アトワイト」の元マスター。36歳。
- 「神の眼」を巡る騒乱の後、スタンと結婚し、カイルを出産。結婚に際して、義妹リリスから目覚まし奥義「死者の目覚め」を伝授された。
- クレスタの街でデュナミス孤児院を経営し、腕白な子供達に手を焼きつつも多くの孤児達を育てている。相変わらず勝気で母性に溢れており、「肝っ玉母さん」を地で行っているが、たまに繊細な心が表れる。
- PSP版では息子を試すため18年前の装備(アトワイトも所持しているがレプリカの可能性が高い)で闘技場に参戦。現役時代さながらの俊敏な動きを見せる。
- フィリア・フィリス (Philia Philis)
- 声:井上喜久子
- 「クレメンテ」の元マスター。37歳。
- 現在ではアタモニ神団の本部でもあるストレイライズ大神殿で、司祭兼研究員をしている。かつてはスタンに想いを寄せていたが、彼のルーティへの想いに気づき、身を引いた。
- 本作では高潔さはそのままに、前作のような慌てっぷりは殆ど無くなりとても落ち着いた感じの女性となっている。そのためか一部の信者からは聖女と称えられている。
- PSP版ではウッドロウと共に18年前の装備(クレメンテも所持しているがレプリカの可能性が高い)で闘技場に参戦。卓越した晶術の扱いはいまだ健在であり、手製のボムによる援護もこなす。
- ウッドロウ・ケルヴィン (Woodrow Kelvin)
- 声:速水奨
- 現ファンダリア国王。「イクティノス」の元マスター。41歳。
- 賢王と称えられる名君であり、領民・臣下からの信頼は絶大。そのため、先の動乱の後、ファンダリア中から集められたレンズを王室で保管することとなった。とても気さくな人物だが、年齢のせいか幾分疑り深くなっている。
- 最初はカイルを自分の息子、もしくはスタンの息子のように思っていたが、歴史改変を食い止めた後は成長した一人の男として見ている。
- PSP版ではフィリアと共に18年前の装備(イクティノスも所持しているがレプリカの可能性が高い)で闘技場に参戦。技量は全く衰えていないようで剣、弓、晶術と多様な攻撃を得意とする。
ソーディアンチーム
- ディムロス・ティンバー (Dymlos Tinbar)
- 声:置鮎龍太郎
- ソーディアン・ディムロスの人格のオリジナルにして初代マスター。
- 地上軍の特攻隊長兼中将。基本的には熱血突撃馬鹿だが、指揮官としての責務を忘れるような真似はしない。アトワイトとは恋人。「必ず生きて帰って来てくれ」が彼の口癖であり、彼を慕う部下も多い。髪の色は紺色だが小説版『テイルズ オブ デスティニー 天地戦争編』(著:祭紀りゅーじ イラスト:橋本正枝 電撃文庫)では赤毛でラフなスタイルで、戦うことが出来るという理由で軍に入った戦争狂である(デスティニーでの断片的な設定を元に本作発表前に書かれたものであり、登場人物は本作とはまったくの別人とも言える)。
- アトワイト・エックス (Atwight Eks)
- 声:宇和川恵美
- ソーディアン・アトワイトの人格のオリジナルにして初代マスター。
- 衛生兵長で、階級は大佐。ラヴィル・クレメンテの主治医でもある。ディムロスとは恋人。バルバトスは彼女に恋愛感情を抱いていたらしく「俺の女になれ!」と言ったこともある(当然彼女は断わっている)。小説『天地戦争編』では水色の髪で割と露出の高い服装をしていた。
- ちなみに初期設定ではハロルドではなく彼女が仲間になる予定だったらしい(ロニが一度「彼女が俺を求めて仲間になってしまう」という都合の良い夢物語を口走ったことがあるので、この設定はこちらに差し替えられたと考えられる)。
- ピエール・ド・シャルティエ (Pierre de Chaltier)
- 声:石川英郎
- ソーディアン・シャルティエの人格のオリジナルにして初代マスター。
- 階級は少佐。チームの他の面々に対する劣等感にさいなまれており、日記に不平不満を書き連ねている。
- ラヴィル・クレメンテ (Laville Clemente)
- 声:八奈見乗児
- ソーディアン・クレメンテの人格のオリジナルにして初代マスター。
- 天地戦争初期から闘い続けている。温厚な性格である反面で、周囲の反応を押しきって自ら前線に打って出る血気盛んな一面もある。
- イクティノス・マイナード (Igtenos Minarde)
- 声:松野太紀
- ソーディアン・イクティノスの人格のオリジナルにして初代マスター。
- 情報将校で、階級は少将。部屋に恋人の写真を飾っている。冷静な理論派である。ディムロスとは性格が合わないとされているのだが、本作では特に諍いの場面は無い。後のマスターであるウッドロウが「空気王」と呼ばれる一方で、ギャグ・アンソロジーの一部で「影が薄いキャラ」として描かれている。
- カーレル・ベルセリオス (Karell Belserius)
- 声:飛田展男
- 23歳。ハロルドの双子の兄で、ソーディアン・ベルセリオスの初代マスター。
- 天才的な軍師でもある。階級は中将。ディムロスとは苦楽を共にする親友同士。穏やかで優しく妹想いな性格である。小説『天地戦争編』では主人公。だが髪の色は黒で、性格もゲーム版とは全く持っての正反対で、自分も他人も信じられず、アトワイトを「いけ好かない博愛主義者」という冷たい感じの男である。
その他のキャラクター
- バルバトス・ゲーティア (Barbatos Goetia)
- 32歳、身長187cm、体重82kg。
- 声:若本規夫
- 『英雄』を恨み、『英雄』と称される者をことごとく殺害しようとする狂戦士。鍛え抜かれた肉体に戦斧を携え、凄まじい力を誇る。
- その正体はエルレインの力で蘇った、天地戦争時代の地上軍の軍人。後にソーディアンチームに選抜されたディムロスと並ぶ優れた戦士だったが、その冷酷且つ残忍な性格からくる凄惨な戦いぶりのためにディムロスのように「英雄」と讃えられることは無く、ディムロスへの対抗心から地上軍を裏切り、ディムロスに拠って処刑された。「英雄」を憎んでいるのはそのためだが、それは「英雄」に見合うだけの力量を持ちながら「英雄」と称えられることなく果てた無念の裏返しであり、その感情は嫉妬や逆恨みに近い。「英雄」の座を渇望するその姿は前半のカイルに通ずるものがある。
- 味方キャラクターがアイテムを使う、回復晶術を使うなどの行動を起こすと、非常にインパクトのあるセリフと共にカウンター攻撃を行ってくる。また、晶術の一つ一つに「灼熱の〜」「殺戮の〜」といった枕詞を付ける傾向があり、その点でも他のキャラクターと一線を画している。戦闘難易度を上げるとカウンター攻撃の条件がさらに増え、様々な行動に対してカウンターを行ってくる。圧倒的な強さを持つにも拘らず序盤で戦うことになるため、シリーズでも指折りのビギナーキラーとして知られている。
- 巷では、担当声優・若本規夫がアニメ『サザエさん』の穴子さんの声も担当しているために「穴子」と呼ばれたり、1戦目にて敗北した時のセリフが「今日の俺は紳士的だ、運がよかったな」であるために「紳士」とも呼ばれたりしている。
- 担当声優である若本の熱演も手伝い、ナムコの『記憶に残る敵』のアンケートで第2位にランクインし、第三回人気投票ではD2キャラとしてはジューダスに続いて2位である(ジューダスは前作のリオンと同一人物なので、ある意味パーティキャラ全員を差し置きD2一の人気キャラとなっている)。その後、PS2版TODでは隠しボスとして、PSP版の特典DVDの「ビバ☆テイルズオブ」では書き下ろしのグラフィック(主人公達を差し置いて)でサプライズゲストとして登場するなど、その濃いキャラクターぶりを遺憾なく発揮している。過去にアトワイトに「俺の女になれ!」と迫ったことがあったが、さすがにふられてしまった。
- PSP版では「アクアラビリンス」に精神体として登場し、計5回戦うことになる。5回目の戦いでは、前述のサブノック、ダンタリオンと組んでいる。
- 名前の由来はソロモン72柱の魔神の1柱、30の軍団を率いる伯爵「バルバトス」と魔道書「ゲーティア」から。
- ミクトラン
- 声:堀川りょう
- 天上人の王で天上軍の総司令官。
- クーデターで空中都市の全権力を掌握し、地上に対して暴政を働いたことが天地戦争の契機となる。彼の死によって戦争は終結するが、前作『デスティニー』にて千年のときを経て復活する。前作ではラスボスとして登場したが、今作では登場場面はわずかで、あるイベントで登場しすぐに死亡する。この死亡時に魂をソーディアン・ベルセリオスに移したものと推定されている。
- マグナディウエス
- 声:千葉一伸
- アクアヴェイルにある迷宮の主で闘神で、何らかの理由で封印されている。彼を倒すとなぜかジョニー・シデンが現れ、「ジョニーの楽器」を渡される。
- リムル
- 声:雪乃五月
- ノイシュタットの闘技場のチャンピオンである女の子。戦うことが大好き。
- カイルのみ彼女と戦う権利がある。母親はスタンの妹リリス・エルロン、つまりカイルの従姉弟にあたる。親譲りの強さを持つ。
- 漫画版ではリーネで会い、カイルと一戦交える。
- リリス
- 声:沢口千恵
- スタンの妹、カイルの叔母。年齢は35歳。
- 潜在能力は兄にも優るとも言われた猛者。低血圧で朝寝坊のひどい兄を起こすため、鍋をおたまで打ち鳴らす「死者の目覚め」を開発した。結婚して、リーネ村で穏やかに暮らしている。夫はなぜか名前すら登場しないのだが、ファンの間では第一候補としてバッカスが挙げられている。ちなみに彼は本作には登場しない。
- 若い頃はブラコン気味のお兄ちゃん子であったが、現在それは影を薄めている。料理が非常に得意で、偏食で味にうるさいジューダスすら満足させた。
- ルー・フレッチ
- 声:鉄炮塚葉子
- ナナリーの弟。
- 不治の病にかかった少年で、フォルトゥナ神団の救いを受けずにホープタウンで生活を送り、死亡する。彼の墓はホープタウンの外れに存在している。しかし、エンディング時にある条件をクリアすることによって助けることが出来る。
用語
- レンズ
- およそ1018年前に落下してきた巨大彗星の核だった物質の破片。エネルギーの発生装置としての性質を持ち、18年前までは人々の生活に密着した欠かせないものだったが、第二次天地戦争以降は世界的にレンズを危険視する風潮が広まり、現在はほとんど需要は無い。テイルズオブデスティニー#レンズ参照。
- 天地戦争
- 空中都市と地上による戦争。およそ1018年前に起きた第一次天地戦争と、18年前に起きた第二次天地戦争の2つがある。第一次天地戦争に関してはテイルズオブデスティニー#天地戦争を参照。
- 第二次天地戦争は、1018年前の第一次天地戦争でかろうじて生き延びていた空中都市の支配者ミクトランが引き起こしたもの。ミクトランはオベロン社の総帥ヒューゴ・ジルクリストを操って「神の眼」を奪い空中都市を復活させたが、スタン・エルロンをはじめとするソーディアン・マスター達によって倒され、戦争は再び地上の勝利に終わった。
- ソーディアン
- 使い手の人格を投射した高密度のレンズ「コアクリスタル」をはめ込んだ剣。意思を持つ剣。第一次天地戦争の時に地上軍の切り札として開発され、第二次天地戦争においても地上軍の戦力として活躍した。
- 開発された6本のソーディアンのうち、第二次天地戦争にてディムロス・アトワイト・イクティノス・クレメンテは神の目破壊によってコアクリスタルが消滅、ベルセリオスはコアクリスタルが破損した状態でベルクラントごと海中へ落下したため、残された刀身がどうなったかは不明。シャルティエのみ、神の目破壊に使用されなかったため現存の可能性は存在する。テイルズオブデスティニー#ソーディアン参照。
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
地理・前作との地理の違い
本作は前作(PS版デスティニー)の騒乱後を描いており、前作の地理とは多少違う部分が存在する。
現代
この項目では元々の時間軸である現代の地理を説明する。
- セインガルド
- 前作と比べると、騒乱後の被害が一番目立つ地域と言える。首都は壊滅し、大多数の町が消滅してしまった。
- ダリルシェイド
- 本作では首都ではなく古都として扱われている。町の機能は壊滅しており、難民が後を絶たない状況となっている。
- アイグレッテ
- ダリルシェイドの壊滅に伴い、ストライレイズ大神殿の近くに新しく誕生した都市。現在の首都である。エルレインによる力のせいか騒乱後に技術が進歩したためか、ダリルシェイドと比べると幾分近未来的な構造である。下町にはいろいろな商品が揃ったバザーもある。
- クレスタ
- 本作の主人公であるカイル、ロニ、そして母であるルーティの育った町。セインガルド内において唯一、神の眼の騒乱後に壊滅しなかった町と言える。ちなみに、この町の近くには空中都市の1つだったクラウディスがラグナ遺跡として登場している。
- ハーメンツ
- アルメイダ
- これらの町に関しては騒乱時に町ごと壊滅(あるいは住民がアイグレッテに移住)、本作では登場していない。ちなみに、アルメイダの近くにハーメンツヴァレーというダンジョンが登場する。
- フィッツガルド
- 前作に比べるとあまり変化のない国だが、ノイシュタットとリーネを繋ぐ街道が濃い霧に覆われてしまったのが一番の変更点と言える。
- ノイシュタット
- 前記の通りあまり変化は無いものの、公園が無くなったり闘技場が小さくなる(PS版では大きな闘技場だったが、PS2版では本作同様に狭い)など、前作と比べると規模が小さくなり、貧富の差がなくなった。
- リーネ
- 前作でもスタンが平凡に暮らしていたためか、殆ど変化は無い。マギーの畑も健在であり、種や肥料のバリエーションが豊富になっている。
- ファンダリア
- 各国の中で唯一、完全に復興した国家と言える。前作同様、王政のままである。
- ハイデルベルグ
- 騒乱後の復興に伴い、都市を2つに分けている。騒乱を題材とした資料館を境に城側が新都市、反対側が旧都市である。
- スノーフリア
- こちらも騒乱後に復興を遂げた町である。港としての機能もちゃんと残っている。
- サイリル
- ジェノス
- この町に関しては騒乱後に壊滅、もしくはハイデルベルグへ移住したものと思われる。また、サイリルの近くには地上軍の拠点跡地が登場する。
- カルバレイス
- 被害こそ少ないものの、前作と比べると活気が少々落ちた部分がある。
- カルビオラ
- アタモニ神団の活発化により、首都ではなく神殿のみの聖地となった。町としての機能は全く無い。
- チェリク
- 前作と比べると港町ではなく、水上の町となった。
- ホープタウン
- 騒乱後の地殻変動によってオアシスが生まれ、そこに生まれた町。ナナリーとルーの故郷でもある。OPを見れば分かるが、他の町と比べると活気は幾分大きい。
- ジャンクランド
- 本作ではこの町は登場しない。恐らく、住民がホープタウンへと移住したためと思われる。その代わりとしてトラッシュマウンテンというダンジョンが登場、少々ながら入り口に町の面影が見える。
- アクアヴェイル
- 前作から統一に成功し、1つの町となった。町の風景に関しては「和風」「中華風」などが存在したが、この町では「和風」と固定された。隠しダンジョン「アクアラビリンス」があるのもここ。本作では関連性は全く無い。前作でシデンとモリュウを繋いでいた洞窟も本作には登場しない。
改変現代
この項目ではストーリーを進めていく中で登場する、改変された現代の地理を説明する。また、都市の名前は全て1000年前の天地戦争時代と同じものである。なおこの世界では、エルレインは神であり太陽や空気のような存在。
- 蒼天都市ヴァンジェロ
- 町全体が青いドームに包まれている。町の中も青を基調としたデザイン。存在位置は史実現代のクレスタ近郊。
- 紅蓮都市スペランツァ
- こちらも町全体が赤いドームに包まれており、赤を基調としたデザイン。2階にはこの世界の地図がある。
- 位置は旧ジェノスに近い。
- 黄昏都市レアルタ
- 位置はハイデルベルグに近い。町全体が黄色いドームに包まれている。各都市の中で一番大きく、資料館がある。
- 光のほこら
- 標高の高い山の上に建つ、ダイクロフトへ繋がるほこら。ベルクラントからレンズエネルギーを放射し、ここで分散させて各都市にエネルギーを供給している。
- ダイクロフト
- この世界の首都に値する都市。選ばれた特権階級の人物のみが光のほこらを通じてこの都市に移動することができる。大量のレンズが保管されている。
- なお地名ではないが、破壊されたラディスロウの残骸らしきものが墜落しているのを見ることが出来る。
プレイステーションポータブル版
2007年2月15日、PSPへの移植版が発売された。以下にその変更点を挙げる。
- 中断セーブのデータが、PS2版ではロード後に消滅したが、PSP版では維持されるようになった。これにより事実上いつでもどこでもセーブができるようになっている。
- 新たな敵キャラクターの追加。それにより手に入るアイテムも追加されている。
- 一部の敵キャラクターの能力が変更された。
- グレードショップの内容が豊富になった。
- 一部の必殺技の使用条件が緩和された。
- 秘奥義・具現結晶のカットインが新規のものに差し替えられた(グレードショップでPS2バージョンに戻すこともできる)。また、一部のボスキャラにカットインが追加された。
- ゲーム中のイラストを鑑賞できる『イラスト本』のほか、すべてのムービーを鑑賞できるモードが追加。
その他、細かいバグや誤字脱字が修正されている。
サウンドトラック
- 「テイルズ オブ デスティニー2」オリジナル・サウンドトラック
ドラマCD
- テイルズオブデスティニー2 第1巻
- テイルズオブデスティニー2 第2巻
- テイルズオブデスティニー2 第3巻
- テイルズオブデスティニー2 第4巻
- テイルズオブデスティニー2 第5巻
漫画
- テイルズ オブ デスティニー2
内容は本編に忠実。ただし場所やイベントが一部カットされたり、脚本や設定の変更もいくつか存在する。
小説
著:結城聖 イラスト:いのまたむつみ・松竹徳幸 全3巻 スーパーダッシュ文庫
- テイルズ オブ デスティニー2 (1) 〜英雄を探す少女〜 ISBN 4086301091
- テイルズ オブ デスティニー2 (2) 〜二人の聖女〜 ISBN 4086301148
- テイルズ オブ デスティニー2 (3) 〜運命の果てに〜 ISBN 4086301180
- テイルズ オブ デスティニー2 蒼黒の追憶 上 ISBN 4757713231
- テイルズ オブ デスティニー2 蒼黒の追憶 中 ISBN 4757714572
- テイルズ オブ デスティニー2 蒼黒の追憶 下 ISBN 4757715137
- 「そうこくのとき」。ジューダス、およびリオン・マグナスに係わりを持つ人々のエピソードを描いた番外編。
- テイルズ オブ デスティニー2 朱鷺色の風 ISBN 4757715781
- ナナリーに焦点を当てた番外編。
関連書籍
- テイルズ オブ デスティニー2 オフィシャルガイドブック ISBN 4757713533
- テイルズ オブ デスティニー2 オフィシャルガイドブック-新装版-ISBN 9784757734845
- テイルズ オブ デスティニー2 ガイドブック(Vジャンプ編集部) ISBN 4087792064
- テイルズ オブ デスティニー2 ザ・マスターガイド「PSP版」ISBN 9784840238137
関連項目
- NAMCO x CAPCOM - スタン、ルーティ、リオン(イベント)、ジューダスのみ出演
外部リンク
本編(マザーシップタイトル) | ファンタジア(キャラ) - デスティニー(キャラ) - エターニア - デスティニー2 - シンフォニア - リバース - レジェンディア - アビス(キャラ) - イノセンス - ラタトスクの騎士 - ヴェスペリア | ||
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外伝(エスコートタイトル) | なりきりダンジョン - なりきりダンジョン2 - サモナーズリネージ - なりきりダンジョン3 - レディアントマイソロジー - ファンダムVol.1 - ファンダムVol.2 - テンペスト | ||
テイルズオブモバイル、その他 | タクティクス - ブレイカー - コモンズ - タクティクス外伝 - ヴァールハイト - エターニアオンライン | ||
関連項目 | 術技形態 - テイルズスタジオ - テイルズリング - The Best of Tales | ||
登場する名前 | 漆黒の翼 | ||