清水一家

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六代目清水一家(しみずいっか)は、静岡県静岡市清水区に本拠を置く暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の2次団体。構成員は約200人(準構成員を含めると400人以上)。


歴史

1966年に解散した五代目清水一家[1]の幹部[2]だった美尾尚利が、独立組織として美尾組(みおぐみ)を結成した。1982年、三代目山口組若中・黒澤 明が率いる黒澤組の舎弟として山口組の傘下に入った。その2年後の1984年、山口組分裂の混乱の中、黒澤が引退し黒澤組が解散されると、美尾が黒澤組副組長・前田和男(前田組組長。後に黒誠会会長、五代目山口組若頭補佐)と共に四代目山口組若中に引き上げられ、美尾組は2次団体に昇格した。

その後、山一抗争の際一和会(会長・山本 広)系組織と抗争事件を起こした。

2002年10月、初代組長・美尾が病気引退。それに伴い、五代目山口組組長・渡辺芳則の命名とされる五菱会(ごりょうかい)に改称し、若頭・高木康男陣内組組長・陣内唯孝)が会長に就任した。

しかし、その直後から傘下闇金融組織の摘発が始まり、2003年8月11日には出資法違反の疑いで指名手配されていた会長側近の闇金融組織統括経営者・梶山 進逮捕。会長・高木も同年11月20日に組織犯罪処罰法違反の疑いで指名手配され、6日後の11月26日に逮捕された。

2003年11月、闇金融事件の捜査が山口組総本部にまで及んだことなどから、二代目美尾組に改称した。高木は2006年2月に出獄し、数ヶ月後には総本部当番責任者に起用された。

2007年2月28日、高木が清水次郎長を起源とする清水一家の名跡を復活させるため、6代目を継承[1][3][4][2]し、六代目清水一家に改称した。これに対し、静岡県警察は3月26日、管轄する清水警察署に「六代目山口組六代目清水一家壊滅対策本部」を設置した[5][6]

歴代総長

清水一家

美尾組・五菱会

  • 初代(~2002年) - 美尾尚利(五代目山口組若中、旧黒澤組舎弟)
  • 二代目(2002年~) - 高木康男

美尾組が清水一家を継承すると決定してから、清水区の住民からは「暴力団の町と誤解される」といった戸惑いと反対の声が上がっている(2007年12月18日の中日新聞夕刊記事から)。

最高幹部