Angel Beats!
Angel Beats! | |
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ジャンル | |
テレビアニメ:Angel Beats! | |
原作 | 麻枝准 |
総監督 | |
監督 | 岸誠二 |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | |
シリーズ構成 | |
脚本 | 麻枝准 |
キャラクターデザイン | 平田雄三 |
メカニックデザイン | |
音楽 | ANANT-GARDE EYES 麻枝准 |
アニメーション制作 | P.A. Works |
製作 | Angel Beats! Project |
放送局 | CBCほか(放送局参照) |
放送期間 | 2010年4月 - 予定 |
話数 | 全13話予定 |
その他 | |
コピーライト表記 | ©VisualArt's/Key/</br>Angel Beats! Project |
関連番組 | |
*麻枝准の殺伐RADIO | |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『Angel Beats!』(エンジェルビーツ)は、麻枝准の原作による2010年4月より放送予定のテレビアニメ作品である。また、電撃G's magazineではこれを原作とした前日譚となる小説『Angel Beats! -Track ZERO-』(挿絵はごとPが担当)が連載されている。
本作の関連番組に、公式サイトで配信しているWEBラジオ『麻枝准の殺伐RADIO』があり、原作の麻枝がパーソナリティを務めている。
目次
概要
本作はもともと、Key・アニプレックス・電撃G's magazineの合同プロジェクトであり、シナリオライターの麻枝准が原作を手がけるオリジナルアニメーションとして、アニプレックスのプロデューサー、鳥羽洋典が中心となって企画された。今回、シリーズ全話の脚本を麻枝が自ら担当し、キャラクター原案はKey所属の原画家であるNa-Gaが手がける。これは両者ともテレビシリーズ初挑戦となる。タイトルは当初『Angel Beats Minimal Player』であったが、長すぎるため没となり、現在の形になった。
電撃G's magazine11月号にて、アニメーション制作会社がP.A. Works、監督が岸誠二であることが発表された。P.A. Worksについては、同社の手がけた『true tears』を鳥羽と麻枝が共に気に入っていたことから、注目していた製作会社であり、岸については、「ギャグを大事にしたい」という麻枝の要望と、若手スタッフの多いP.A. Worksの現場をまとめ、牽引のできる人物、ということから抜擢された。また、岸監督作品ではおなじみとなった音響監督の飯田里樹も参加しているが、今作は音響に限らず脚本会議の段階から制作に関わっている。
後述でも記しているが、本作のテーマは『人生』であり、月刊ニュータイプ2009年12月号のインタビューによると「人生は素晴らしい」ということを全編に押し出すとのこと。同インタビューでは「音楽と映像のシンクロ」もテーマの一つとして示している。また、劇伴のテーマとしてミニマル・ミュージックが挙げられており、公式ホームページにて公開されている各プロモーションビデオではミニマル・ミュージックに合わせて映像が展開されている。アニメーションの劇伴としてミニマル・ミュージックが採用されることは稀であり、麻枝のアニメに対する挑戦的な姿勢が窺える。
ストーリー
本作のテーマは『人生』。
物語の舞台は「死後の世界」。主人公は原因不明の死を遂げた記憶喪失の少年・音無。彼は死後の世界にある学校で神に反逆する少女・ゆりと出会う。
突然の環境の変化に戸惑う音無。果たして彼はこの戦いの中でどのような道に進むのか。
少年少女たちの運命に立ち向かう物語が今、始まる。
世界観
物語は死後の世界の学園が舞台の中心であり、神への復讐を目的とする『死んだ世界戦線』と、世界の秩序を守る死後の学園の生徒会長『天使』を主軸に物語は進んでいく。死後の学園は、「心の整理をする場所」として存在しており、未練が無くなった者は成仏してしまう。肉体の損傷によって死に至る事は無いが、痛みなどの感覚は現実世界と何も変わらない。
登場人物
主要人物
- 音無(Otonashi)
- 声 - 神谷浩史
- 本作の主人公で少年のような姿をしている。生前の記憶を失っており自分がなぜ死んだのか、何が起こってるのかよく分からない状況にある。
- 死後の世界での『死んだ世界戦線』と天使との戦いに巻き込まれる。この急変した環境で彼が進むべき道とは…
- ゆり(Yuri)
- 声 - 櫻井浩美
- 死後の世界で『死んだ世界戦線』という神に抗う組織のリーダーを務める少女で愛称は「ゆりっぺ」。
- 性格は勝気で口よりも手が先にでるタイプ。死んだ世界の学校で音無と出会い、組織に誘い込もうとする。
- 理不尽な運命を突きつけられた当てつけに、戦線を率い、神の使いである天使と日夜戦いを繰り広げている。
- CGにシルバーのM92(拳銃)を持った姿が多く描かれている。
- 天使(Tenshi/Angel)
- 声 - 花澤香菜
- 死後の世界にある学校の生徒会長を務める少女。
- 感情の変化が苦手で何を考えてるのか良く分からないところがある。
- 超人的な身体能力を有し、腕からハンドソニックという光子状の刃を伸ばす事が出来る。
- 死後の世界の秩序を守る生徒会長という立場と、その特殊な能力から、『死んだ世界戦線』より天使と呼称される。固有の名前があるかは不明。
- ユイ(Yui)
- 声 - 喜多村英梨 / 歌 - LiSA
- 『死んだ世界戦線』所属で、歌によって相手の注意をひきつける陽動部隊『Girls Dead Monster』(通称『ガルデモ』。詳細は後述)のアシスタントを務める少女。
- アシスタントを務める傍ら、自身もガルデモの大ファンで、自らもギター片手にストリートライブで活動する。
『死んだ世界戦線』メンバー
ゆりっぺがリーダーを務める「死んだ世界戦線(SSS)」は、理不尽な人生を与えた神に反抗するために生まれた組織。戦線のメンバーは学校のものとは異なる制服を着ており、肩には「rebels against the god」と刺繍されたワッペンをつけている。このワッペンの文字を直訳すると「神への反逆者」という意味になる。
- 日向(ひなた)
- 声 - 木村良平
- 戦線のムードメーカーで明るい性格の少年。何も分からず戸惑っている音無に色々と教えてくれる頼れる友人のような男である。
- 前日譚『Angel Beats! -Track ZERO-』では主人公。死んでることには気づいておらず、見知らぬ学校の屋上で一人戸惑う。やがて、意外な形でゆりと出会い、自分の置かれている状況を知ることになる。詳細は「外伝小説」の項を参照。
- ゆりに「ゆりっぺ」の愛称を付けたのは彼である(それまで彼女は愛称がなかった)。ちなみに彼の母親の名前も「ゆり」であり、母親の名前を呼び捨てにするのを嫌ったために、とっさに名づけたのが「ゆりっぺ」である。
- 高松(たかまつ)
- 声 - 水島大宙
- メガネをかけた男で誰にでも丁寧な物腰で接する優等生のような人物。戦線の参謀役で戦闘にはあまり出ずに情報収集や状況確認といったことに専念しているようだ。何かある秘密を持ってるらしいが果たして…?
- 野田(のだ)
- 声 - 高木俊
- 一匹狼のような性格の少年。戦線の作戦実行班の一人であり、長柄の武器「ハルバード」を使って戦う。音無には何かと突っかかったり、ゆりっぺ以外の指示に従わないなど面倒な奴の印象を受けるが、公式プロフィールによるとゆりっぺに心酔してるらしい…?
- 椎名(しいな)
- 声 - 斎藤楓子
- 戦線の戦闘員でありくノ一のような印象をうける少女。小太刀を両手につけている。無駄なことを口にしない性格だが、女の子らしくかわいいものが好きという面があるとかないとか。
- 遊佐(ゆさ)
- 声 - 牧野由依
- 戦線のオペレーターを務める少女で戦闘中の変化する状況をゆりっぺにつたえる。冷静沈着な性格でその鋭い発言でツッコミ役も兼任…?
- 藤巻(ふじまき)
- 声 - 増田裕生
- ガラの悪い性格で「不良少年」や、「やさぐれたあんちゃん」といった表現が似合う男。武器も長ドスや木刀を好んで使う。音無たちとは同年代らしい。
- TK(てぃーけー)
- 声 - マイケル・リーバス
- バンダナを目元まで巻いている男。恐らく戦線のメンバーであるが本名、年齢、素性や素顔などといったことは全て不明で一番謎の多い男。日本語でしゃべれるが怪しい英語のような言動であり、公式サイトプロフィールでも「ドンストップザダンシン!」といった言葉があがっている。今後の彼の謎の動向に注目である。
- 松下(まつした)
- 声 - 徳本英一郎
- ガタイがいい体型の男で通称「松下五段」。柔道の達人でありその姿からは音無達より年上の印象を受けるが、同年代のようである。強大な力をもつ天使にも得意の柔道で立ち向かうのであろうか…?
- 大山(おおやま)
- 声 - 小林由美子
- その姿、性格、身体能力が恐ろしく平凡な少年。これといった特技はなくオペレーションの時には誰にでも分かるような状況をわざわざ言うだけの空気的な存在である。公式ホームページでは「ある意味おいしいメンバー」と表現されているが…?
Girls Dead Monster
「ガールズデッドモンスター」とは『死んだ世界戦線』所属の陽動部隊で通称『ガルデモ』。メンバーは岩沢、ひさ子、入江、関根の4人。
一見、ガールズバンドの印象をうける部隊だが目的は戦線のオペレーション発動時にゲリラライブをし、音楽によって敵の注意を引き付ける(あるいは惹きつける)ことであり、前述の通り陽動が主な任務。
同時にオペレーションに無関係な一般生徒を安全な場所まで誘導(または釘付けに)することもこの部隊の役割。そのため常に高度な音作りが要求される。
因みに、このガルデモのライブシーンのロトスコープを担当したのは実際のガールズバンド『朱雀』である。
- 岩沢(いわさわ)
- 声 - 沢城みゆき / 歌 - marina
- ガルデモのリーダーを務める少女でボーカルとリズムギターを担当。バンドの作詞・作曲も彼女によるもの。普段は物静かな性格だが「自分の思いは歌で語る」というミュージシャン魂を持ち、ライブではその歌声とギターで聞くものを惹きつける。
- ひさ子(ひさこ)
- 声 - 松浦チエ
- ガルデモのサブリーダー的存在で姉御肌。担当はリードギター。サバサバした性格の少女で戦線の男子メンバーと共に麻雀をたしなむことも。ちなみに麻雀では強運の持ち主らしい。
- 入江(いりえ)
- 声 - 阿澄佳奈
- ガルデモ所属の少女で担当はドラム。死人であるにも関わらず幽霊や怪談が苦手。そのためか、後述の関根にオモチャにされている。しかし、演奏の時は肝がすわり頼れるドラマーとなる。
- 関根(せきね)
- 声 - 加藤英美里
- ガルデモ所属の少女で担当はベース。みんなの驚く顔が大好きで何かとイタズラをするトラブルメーカー。演奏にもそれが表れ突然アドリブを入れたりする。そのたびにひさ子に怒られるが全く懲りてない。
その他
- チャー
- 声 - 東地宏樹
- 伸ばし放題のヒゲに老けた顔の男。戦線メンバーが使う武器の製造引き受ける『ギルド』という謎の集団の古株。その印象と古株という立場から想像もつかないが音無やゆりっぺ達と同年代のようだ。
スタッフ
- 原作・脚本:麻枝准
- 監督:岸誠二
- キャラクター原案:Na-Ga
- キャラクターデザイン・総作画監督:平田雄三
- 音響監督:飯田里樹
- 音楽:ANANT-GARDE EYES、麻枝准
- 企画プロデューサー:鳥羽洋典
- アニメーション制作:P.A.Works
- 製作協力:Key、アニプレックス、電撃G's magazine、P.A.Works
- 製作:Angel Beats! Project
主題歌
- オープニングテーマ
- 『My Soul, Your Beats!』
- 作詞・作曲:麻枝准、編曲:ANANT-GARDE EYES、歌:Lia
- エンディングテーマ
- 『Brave Song』
- 作詞・作曲:麻枝准、編曲:ANANT-GARDE EYES、歌:多田葵
- 挿入歌
- 作詞・作曲:麻枝准、歌:ユイ(LiSA)
- 作詞・作曲:麻枝准、歌:岩沢(marina)
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC) | 2010年4月2日 - | 金曜 26時00分 - 26時30分 | TBS系列 | 制作局(共同) |
関東広域圏 | TBSテレビ (TBS) | 金曜 26時25分 - 26時55分 | |||
近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | 2010年4月3日 - | 土曜 25時58分 - 26時28分 | 制作局(共同)</br>アニメシャワー第1部 | |
富山県 | チューリップテレビ (TUT) | 2010年4月4日 - | 日曜 25時45分 - 26時15分 | ||
福岡県 | RKB毎日放送 (RKB) | 2010年4月7日 - | 水曜 26時55分 - 27時25分 | ||
全国放送 | BS11 | 2010年4月17日 - | 土曜 23時30分 - 24時00分 | BSデジタル放送 | ANIME+枠 |
WEBラジオ
麻枝准の殺伐RADIO を参照
漫画
- Angel Beats! The4コマ 僕らの戦線行進曲♪
こもわた遙華作画。『電撃G's magazine』2009年12月号より連載開始。現在連載中。
- Angel Beats! オフィシャルコミック
浅見百合子作画。『電撃G's magazine』2010年5月号より連載開始予定。 Angel Beats!の前日譚であるAngel Beats! -Track ZERO-を含めたストーリー重視のコミック。
外伝小説
- Angel Beats! -Track ZERO-
『電撃G's magazine』2009年11月号より連載。全7話の予定。 原作者の麻枝准によるAngel Beats!の前日譚となる小説。挿絵はごとP。
主人公は日向となっており、死んだ世界戦線が結成されるまでの経緯を綴っている。また、各話のタイトルには実在する楽曲が元ネタとして存在する。
- 第1話 「二人のロケット」
- 第2話 「Navy Blue」
- 第3話 「メルトダウン」
- 第4話 「COLD SUMMER」
- 第5話 「Man Like Creatures」
- 第6話 「バイ・マイ・サイ」
関連項目
参考文献
- 『電撃G's magazine』2009年11月号・2010年2月号、3月号(アスキー・メディアワークス)
- 『月刊ニュータイプ』2009年12月号(角川書店)
外部リンク
- 公式サイト
- 公式サイト(CBC)
- 公式サイト(MBS)
- 公式サイト(TUT)※音量注意
- 公式Twitter(@AngelBeats_SSS)- Twitter
- Angel Beats! 開発日記 - 麻枝による本作の制作状況などを話題としたブログ
- Angel Beats! 制作戦線 - 本作の制作担当「マツジュン」による、現場状況を中心としたブログ
- 朱雀公式HP - ガルデモのライブシーンのロトスコープを担当したガールズバンド
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