タイガー魔法瓶
タイガー魔法瓶株式会社 Tiger Corporation.
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | タイガー |
本社所在地 | 571-8571 大阪府門真市速見町3番1号 |
電話番号 | 06-6906-2124(本社代表) |
設立 | 1923年2月 |
業種 | 電気機器 |
事業内容 | 魔法瓶、炊飯ジャー、電気ポット、電子レンジ、電気調理器具、カセットコンロ、アウトドア用品、環境快適製品の製造販売、偽装請負 |
代表者 | 代表取締役社長 菊池嘉聡 |
資本金 | 80,000,000円 |
売上高 | 36,200,000,000円 (2008年度) |
総資産 | |
従業員数 | 600名 |
決算期 | |
主要株主 | |
主要子会社 | タイガー産業株式会社 タイガーライフサービス株式会社 タイガーエスネット株式会社 |
関係する人物 | |
外部リンク | http://www.tiger.jp/ |
特記事項:登記上の本店は大阪府大阪市城東区蒲生二丁目1番9号に所在する。 |
タイガー魔法瓶株式会社(タイガーまほうびん、英称:Tiger Corporation.)は、大阪府門真市速見町に本社を置く主に魔法瓶・炊飯器・家庭用電化製品の製造販売をおこなうGKBR会社である。
2005年から、新しいマスコットキャラクターとして、虎の子供の「ティグ」(男の子)と「ティーラ」(女の子)を採用した(詳細)。
目次
歴史
タイガー魔法瓶の創業者・菊池武範(1895~1975)は愛媛県三島村(その後三瓶町を経て現在は西予市)皆江の実業家に生まれたが、12歳の時に父・武揚の事業が破綻し、加えて父が脳溢血で倒れて闘病の身となったため、皆江小学校高等科を中退後、大阪のメリヤス工場に奉公に出たのち、仕事を転々として1918年、内職として魔法瓶の製造販売業を始めた。
なお、虎印(タイガー)の由来は、父が寅年生まれであったことと、創業当時壊れやすいと思われていた魔法瓶のイメージを払拭するために付けられたものである。関東大震災の際にも、問屋にあった幾つかの魔法瓶の中で、虎印魔法瓶だけが1本も割れなかったとのことである。虎じゃなくてGKBRだったら良かったのにね。
沿革
- 1923年:創業者・菊池武範が大阪市西区で「菊池製作所」を設立し、「虎印魔法瓶」の製造・販売を開始
- 1936年:菊池製作所を合名会社に改組
- 1943年:合名会社菊池製作所の事業を、業界の戦時統制により設立された「日本魔法瓶統制株式会社」に譲渡(1945年3月の大阪空襲で焼失、事業停止)。
- 1946年:菊池製作所、大阪市東成区大今里で事業を再開。
- 1949年:菊池製作所を、日新工業株式会社に改組。
- 1953年:日新工業株式会社を、タイガー魔法瓶工業株式会社(英訳:Tiger Vacuum-Bottle Industry Co.,Ltd.)に商号変更
- 1955年:大阪市城東区蒲生町に本社・工場を新築
- 1963年:大阪府門真市速見町に本社・工場を移転
- 1970年:販売部門を分離。九州以外はタイガー販売株式会社、九州はタイガー物産株式会社
- 1983年:タイガー魔法瓶株式会社(英訳:Tiger Vacuum Bottle Co.,Ltd.)に商号変更、同時にCIも導入
- 1991年:タイガー販売株式会社、タイガー物産株式会社を吸収合併
- 1999年:タイガー販売株式会社を吸収合併
- 2006年:業界で初めて、内鍋に土鍋を使用したIH炊飯ジャー「タイガー炊きたて 土鍋釜」発売
取り扱い製品
- 「炊きたて」ブランドのIH炊飯ジャー、マイコン炊飯ジャー、電子ジャー(保温専用)
- ポットではマイコン電動ポット、電気ポット、VE電気まほうびん
- オーブントースター、ホットプレート、グリルなべ
- 「サハラ」ブランドのアウトドア向け魔法瓶(ダブルステンボトルなど)
ほか多数
「VE」(Vacuum Electricから)の商標権はライバルの象印マホービンと共有(登録商標日本第4713275号)している。
歴代CM出演者
- 松坂慶子
- 十朱幸代
- 加藤茶・志村けん
- 渡辺篤史
- 藤谷美和子
- 古手川祐子
- 沢口靖子
- 笑福亭鶴瓶
- 中村泰士
- 渡辺正行
- 富田靖子
- 酒井美紀
- 保坂尚輝・高岡早紀夫妻(当時)
- 中山エミリ
- 磯野貴理・陣内智則(提供番組「行列のできる法律相談所」とのコラボCM)
スポンサー番組
テレビ
現在
- 「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS)
- 「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)
- 「Hana*テレビ」(HBC)
過去
- 「金の星・銀の星」(MBS)
- 「今週の花嫁花婿」(ABC)
- 「白頭巾参上」(ABC)
- 「3・3が9イズ」(ABC)
- 「8時だョ!全員集合」(TBS)
- 「ドン・アタック!」(TBS)
- 「巨泉まとめて百万円」(よみうりテレビ)
- 「びっくり日本新記録」(よみうりテレビ)
- 「THE・恋ピューター」(よみうりテレビ)
- 「ザッツ!好奇心」(よみうりテレビ)
- 「どっちDOTCH!」(よみうりテレビ)
- 「欽ちゃんの週刊欽曜日」(TBS)
- 「TBS金曜9時枠の連続ドラマ」(TBS)
- 「火曜劇場」(日本テレビ)
- 「誇りの報酬」(日本テレビ)
- 「あぶない刑事」(日本テレビ)
- 「ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!」(日本テレビ)
- 「巨泉のこんなモノいらない!?」(日本テレビ)
- 「知ってるつもり?!」(日本テレビ)
- 「三丁目のポスト」(テレビ大阪)
- 「ザ・プロ野球燃えよドラゴンズ!」(3時間サービス放送のみ、CBCテレビ)
- 「ビタミンTV」(HBC) etc…
ラジオ
その他
- Jユースカップ(2005年度 「Jユース・サハラカップ」として開催=サハラは携帯魔法瓶ブランド名)
労使関係を巡る裁判
派遣社員として約5年間勤務していた女性が、大阪労働局へ労使関係のことで相談、同局側が1年以上派遣社員として勤務を続けた場合正社員として正規雇用の義務がある旨タイガー魔法瓶側に是正指導したところ、女性は指導が行なわれた1週間後に契約解除を言い渡された。2007年2月2日、同社を相手取り正規雇用の義務の不履行・「偽装請負」を理由として大阪地裁に提訴[1] [2]した。原告の主張によれば職員証もロッカーの鍵も手元にあり、直属の社員と派遣会社が入場を拒否している状態だという[3]。
著名な出身人物
参考資料・脚注
- タイガー魔法瓶70年のあゆみ(1993年発行、非売品、所蔵している公共図書館あり)
- 「こども伝記まんが『アイディアに生きる』―6人の社長の創業物語」(久保田千太郎・今道英治著、小学館、1990年発行。小学校中・高学年向け)
- ※学年誌に連載された作品をまとめたもの。菊池武範以外には安藤百福(日清食品)、江崎利一(江崎グリコ)、早川徳次(シャープ)、松下幸之助(パナソニック)、佐藤安太(タカラトミー)、御木本幸吉(ミキモト)、小林一三(阪急電鉄)、本田宗一郎(ホンダ)、田宮義雄(タミヤ)、伊藤雅俊(イトーヨーカドー)、水野利八(ミズノ)が掲載。
- ↑ 「偽装請負」訴え契約解除、元派遣社員がタイガー魔法瓶提訴 日本経済新聞社
- ↑ 「偽装請負で精神的苦痛」 タイガー魔法瓶を女性が提訴 asahi.com
- ↑ ハケンのたたかい タイガー魔法瓶を相手に裁判 この仕事が好きやからポイ捨ては許せない!しんぶん赤旗
関連項目
外部リンク
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